【どんなメーカー？】qdcを深堀【名古屋大須店舗通信】

どうもナマステ。e☆イヤホン名古屋大須店のムーさんです！

先月ふと思い立って10年ほど使用していた財布をコインケースに新調しました。これまで「コンパクト<収納性」で長財布を気に入って使用していましたが、キャッシュレスを使うようになってからは、変わる事が無いと思ってた「長財布最強ゥ!↑↑」という考え方が逆転して自分でも驚きました。

さぁそんな話はさておき、今回は僕が担当する名古屋大須店舗通信の6回目!

今回のテーマは、「qdcを深堀」です!

qdcは、e☆イヤホンにて2016年から取り扱い開始となり、今までにカスタムIEM（オーダーメイドイヤホン）と既製品のイヤホン（以下ユニバーサルイヤホン）を合わせて60機種以上も発売してる中国のイヤホンメーカーです。

e☆イヤホンをご利用頂いてる方にとって知る人ぞ知る「qdc」。改めて歴史や過去に発売した製品を振り返ってみましょう。

qdcの紹介

■Shenzhen Qili Audio Application Co., Ltd. (qdc)

Shenzhen Qili Audio Application., Ltd.(qdc) は、元々は中国深センにて10 年以上、軍や警察向けにアプリケーションやオーディオデバイスの研究を行ってきたメーカーです。

e☆イヤホンでは、2016年6月17日に「8CH」、「8CL」、「8CS」の３種類のカスタムIEMがオーダー開始となったのが始まりです。いずれのイヤホンもバランスド・アーマチュア型ドライバー（以下BA型ドライバー）を片耳に8基搭載し、それぞれチューニングによって、「8CH」であれば、

・８・・・片耳分のドライバーの数

・C・・・カスタムIEM

・H・・・ハイファイ（=原音忠実）

と、イヤホンの型番に意味が込められています。

因みに「8CL」であれば「L」はライブ・モニター用として、ライブステージやライブレコーディング・ミキシング向けに設計、「8CS」の「S」はスタジオ・モニター用として、スタジオレコーディング向けに設計されており、同じドライバー数であっても音質は違います。

最初のカスタムIEM3機種を発売後は、ユニバーサルイヤホンで「2SE」、「3SH」、「4SS」という3機種も同時発売しました。3機種の中でも特に「2SE」は、当時の日本国内代理店であるミックスウェーブとの共同開発によって日本市場向けに発売された事で、注目されていたイヤホンでもあります。（現在は生産終了）

2SE

以降もバランスド・アーマチュア型のみの構成のイヤホンだけに限らず、ダイナミック型ドライバー搭載の「Dmagic 3D-S」や、ハイブリッド型（=BA型とダイナミック型を複数混合）構成の「Hybrid Fusion-S」を発売。

既に中国でのプロフェッショナル・オーディオ市場では、ステージモニター用のカスタムIEMとして70％のシェア率を誇るまでに成長し、本国では高い信頼と名声を獲得しています。

イヤホンの魅力

次にqdcのイヤホンを語る上で欠かせない魅力として、特徴的な音質と、その綺麗なイヤホンの見た目、この２つについてお話しさせて頂きます。

【qdcのイヤホンの魅力その１：音質について】

Anole V6-Sの試聴機

qdcのイヤホンは、BAドライバーならではの繊細な音であり、特に女性ボーカルの歌声を息づかいや高音の伸びまで感じられ、綺麗に出すイヤホンが多い印象です。上で紹介したカスタムIEMのイヤホンもプロフェッショナル向けという事でご紹介をしましたが、音楽鑑賞など日常的に使用しても問題は無い音質です。全般的にはクールに淡々と、アーティストの意図する表現を忠実に出力するようなイヤホンが多いと思います。最近のイヤホンでは上でも紹介した「Dmagic 3D-S」や「Hybrid Fusion-S」など、ダイナミック型ドライバーを採用し、歌声の綺麗さと低音域の量感を兼ね合わせるようなイヤホンもあります。

【qdcのイヤホンの魅力その2：デザインについて】