Mr.Childrenのニューアルバム、REFLECTIONがもうすぐ発売(6/4)ですね。
皆さん、こんにちは、あーさーです。
前作[(an imitation) blood orange]が、2012年11月の発売だったので、2年7ヶ月ぶりとなります。今回のアルバムはなんと言っても、ハイレゾ版(USB)での販売があるという点ですね。
販売形式は2つ。
・REFLECTION{Naked} 限定版
- USBアルバム (CDではない)
- 96kHz / 24bit WAV 形式 (ハイレゾ) & 320kbps MP3
- 全23曲(111分)
・REFLECTION{Drip} 通常版
- CD
- 全14曲(67分)
- 未収録曲は、ダウンロードにて購入可能
USBアルバム版は脅威の全23曲111分!長い!
スタジオ・マスター・クオリティ(96kHz / 24bit)で収録される本作は、普段彼らがスタジオで聴いている音を再現しており、それに触れることで、四人の音楽に対する想いや情熱をありのままに感じることができる。
こう言われるとハイレゾで聴かざるをえないですね。
と、いうわけで「今さら聞けないハイレゾ入門第一弾」は、iPhoneでハイレゾを聴く方法、をご紹介します。
iPhoneでハイレゾを聴くために必要なものは、ハイレゾ楽曲以外に2つ。
・ハイレゾ対応アプリ
・ハイレゾ対応ポータブルアンプ(ポタアン)
です。
1.まずはアプリをダウンロード
iPhoneに標準インストールされているミュージックアプリではハイレゾを聴くことはできません。
まずは、ハイレゾに対応した音楽アプリをインストールする必要があります。
今回は、radiusのNe PLAYER(有料)をインストールすることにします。
Ne Playerはハイレゾかどうかが、視覚的に見やすいという利点があります。
ハイレゾ対応プレイヤーであれば、どのアプリでも構いません。Ne Playerの他に、ONKYO HF PLAYER などがあります。
インストールが成功すれば、画像のようなアイコンのアプリがインストールされていると思います。(僕のiPhone5の実際の画像です)
アプリのインストールができれば、iPhoneの画面からは、ひとまず離れます。
次は、パソコンでiPhoneに曲を転送します。
2.アプリへ曲を転送する。
アプリへの曲の転送はiTunesを利用します。
まず、パソコンとiPhoneをケーブルで接続し、iTunesを起動します。
PCとiPhoneが上手く接続されていれば、メニュにiPhoneのアイコンが表れます。(iTunes Ver 12.1.1.4)
これをクリック。
通常、音楽をiPhoneにインポートする場合は、
・「ミュージック」→「同期」
という手順となりますが、ハイレゾデータの場合は、
・「App」→「ファイル共有」
から、インポートします。
「ファイル共有」から、ハイレゾ対応アプリを選択すると、右欄にインポート済みのファイルが表示されます。初めての場合は、何も表示されません。
あとは、この右欄にドラッグ&ドラップでファイルをインポートすれば転送できます。
インポートが成功すると、リストにファイル名が追加されます。
転送はこれで終了です。容量の許す限り、好きなだけ曲をインポートしましょう。
3.アプリで音楽を聴く
ここまで来ると、アプリはあと一歩です。
はじめにiPhoneにインストールしたアプリを立ち上げます。
立ち上げたら、まず、ライブラリの更新を行います。
・フッター一番右端の「その他」をタップ。
・「その他」画面になりますので、メニュ下部「設定」をタップ
・「設定」の、「HDライブラリの更新」を行えばオッケーです。
ハイレゾファイルが上手く認識されていれば、画面上部2つのアイコンが出現しているはずです。
左のアイコンが
・通常の音楽ファイル・・・正確には、iTunesの同期を利用して転送した音楽
右のアイコンが
・ハイレゾファイル ・・・正確には、iTunesのファイル共有で転送した音楽
で、それぞれ聴きたい曲を選曲しながら聴きます。
実際に、ハイレゾファイルを再生すると、このような画面になります。
Ne Playerは実際に再生されている周波数帯域をリアルタイムで観測することができます。
上部グラフでは、「FLAC 96kHz」と表示され、実際に96khzの位置まで、周波数のグラフが動いているのが見て取れます。
通常楽曲を再生した場合です。
44.1kHzまでしか再生されていないのが、よくわかりますね。
これで、アプリの再生環境は整いました。
ここまでで、ハイレゾ楽曲の再生は行えますが、実は、ハイレゾでは再生されていません。
実は、iPhone自体がハイレゾ再生に対応していないために、ハイレゾ楽曲を再生しても、通常の音楽に変換されて出力されているのです。
もう一度、先ほどの画面を出します。
周波数帯域が2つ表示されています。これは、
上:楽曲の保有する周波数帯域
下:実際に出力されている周波数帯域
を表しています。
なので、データ的にはハイレゾなのですが、実際に出力されるとハイレゾではなくなっている、という状態なわけです。
iPhoneがハード的にハイレゾに対応していないがためです。
では、ハイレゾ出力するには、ハード的にハイレゾ対応させてやれば良いわけです。
そこで出てくるのが、ポタアンです。
4.ポタアンを接続する
▼radius AL-LCH21K ブラック【ポータブルDACアンプ】 ¥14,450-
iPhoneと直接接続(Lightningコネクター)し、96kHz / 16bit まで再生することができる、radiusのDAC付きポータブルアンプです。Lightningコネクターに接続するだけで、自動的に認識し、そのまま聴くことができます。便利!
実際に接続した画面です。下のグラフが96kHzまで出力されているのが見て取れます。接続している機器名も表示されていますね。(AL-LCH21。表示されるのはradius製品のみ)
▼Deff Sound DDA-LA20RC ¥14,220-
96kHz / 24bit まで対応のポタアン。
こちらDeff SoundのDDA-LA20RCだと、96kHz / 24bit まで対応していますので、REFLECTIONのハイレゾデータをあますところなく味わいたいならこちら。
DDA-LA20RCでも、96kHzまで再生できるのが確認できます。
(上下の周波数帯域がやや違うのは、表示上のタイムラグがある、とのこと)
これでバッチリオッケーですね!
番外.Ne Playerの嬉しい機能
Ne Playerはアップサンプリング機能がついていますので、ハイレゾ対応ポタアンがあれば、通常楽曲も96kHzにリアルタイム変換して出力してくれるのです。
設定は、
「その他」→「設定」→「アップサンプリング」をONにするだけ。
通常楽曲も、96khzに変換して出力してくれます。(再生に対応したポタアンが必要)
細かいところですが、Gain調節や左右のバランス調節などもできる、かゆいところに手が届く仕様が嬉しいですね!(イコライザー画面にて設定可能)
DSD再生(DOP / PCM)も可能で、いたれりつくせりなアプリです。
ぜひぜひ使ってみてください。
きっとんの記事も読んでね。
■【きいてみた】radius 新ハイレゾApp NePLAYER 【革命です…!】
iPhoneでのハイレゾ再生方法はお分かりいただけましたでしょうか。
これでミスチルのREFLECTIONもハイレゾで楽しめますね!
USB版「REFLECTION」の聴き方を動画でも紹介しております!
■ミスチルのハイレゾ!USBの「REFLECTION」をパソコンやiPhoneで高音質で楽しもう! – YouTube
以上、あーさーでした!
所属:IT部
愛機:
有線イヤホン:QDC Tiger
TWS:SONY WF-1000XM5
DAC/AMP:Fiio Q7
バイク:トライアンフ スラクストンR