qdcはいいぞ!オーダーメイドイヤホン入門におすすめ!DEBUT を作ってみた!
イヤホン・ヘッドホン専門店『e☆イヤホン』のはまちゃんです!!
本日の記事は、
qdc 『DEBUT-CS』と『DEBUT-CL』のご紹介!
目次
- qdc DEBUT-CS/DEBUT-CL
- DEBUT-CS/DEBUT-CLの注目ポイント
- カスタムIEMをつくってみた!
- パッケージ・付属品
- 本体デザインについて
- 装着してみた!
- 音質レビュー
- 試聴機(ユニバーサル)との違い
- まとめ:こんな人にオススメ!
qdc DEBUT-CS/DEBUT-CL
『DEBUT』は、数多のミュージシャンやクリエイターをプロの現場でサポートするqdcブランドのイヤモニを、より多くのユーザーへ届け、そして体感していただくために新規開発したコンセプトモデルであり、真のプロユース・エントリー・カスタムIEM(インイヤーモニター)です。
▼qdc DEBUT-CS e☆イヤホン オンラインストア価格 ¥55,000– (税込)
▼qdc DEBUT-CL e☆イヤホン オンラインストア価格 ¥55,000– (税込)
2025年3月28日発売!
qdc とは?

qdcは、中国深センに本拠を置くカスタムIEMブランドです。軍や警察向けにオーディオデバイスの研究を行ってきた同社の技術や知見を活かしIEMを開発。その卓越した設計・技術により、中国プロフェッショナル・オーディオ市場において、ステージモニター用カスタムイヤーモニターとしては70%を超えるシェアを誇ります。
DEBUT-CS/DEBUT-CLの注目ポイント
【Along with your Experience】新たな経験へ導く真のプロユース・エントリー・カスタムIEM
「DEBUT」は、数多のミュージシャンやクリエイターをプロの現場でサポートするqdcブランドのイヤモニを、より多くのユーザーへ届け、そして体感して頂くために新規開発したコンセプトモデルであり、真のプロユース・エントリー・カスタムIEM(インイヤーモニター)です。
DEBUTの専用ロゴには、これからさらに一歩踏み出し、新たな世界へデビューして欲しいという意味が込められています。 [Along with your Experience]のスローガンの元に新規開発されたqdc DEBUTは、あなたを新たな経験へ導く真のプロユース・エントリー・カスタムIEMです。
※DEBUTロゴの選択はDEBUT専用となります。
サウンドクリエイター向けStudioユースの「DEBUT-CS」
『DEBUT-CS』は、各帯域の主張を抑え、カスタムIEMならではの利点を活かし、細かいサウンドチェックにフォーカスしたStudioユースのチューニングを採用しています。
カスタマイズド10mmシングルフルレンジダイナミックドライバー
心臓部となるドライバーには、特別にカスタマイズされた10mm径シングルフルレンジダイナミックドライバーを搭載。物理真空DCマグネトロンスパッタリング技術を使用して製造された、高剛性かつ軽量で変形しにくいチタンコート振動板を採用。さらにデュアル磁気回路とトリプルキャビティ構造によって、優れた音の直進性と過渡特性(トランジェント)を実現し、幅広い再生周波数レンジと全域でディップのない滑らかなサウンド、サブベースまでモニターできる深い低域再生を実現しています。そして50Ωのインピーダンスは、プロユースを想定し、ピークやノイズを抑えつつ音量調整がしやすいサウンドを実現すると共に、感度を高めています。
プロユースを考慮したケーブルと付属品
ケーブルにはニュートラルなサウンドの4芯銀メッキ銅を採用。120cmでケーブル被膜にブラックカラーのTPEを使用し、癖がつきにくく優れた取り回しを実現しています。プラグ部は、ワイヤレス受信機との接続のしやすさと抜けにくさを考慮した、L字のモールドタイプを採用。そして、ケーブルを衣服に固定するためのケーブルクリップ、6.35mm標準への変換プラグ、持ち運びやすいコンパクトなセミハードタイプキャリングケースが付属します。
※コネクター部は、ケーブル互換性が高いカスタムIEM Flat 2pin(0.78mm)と、2pinコネクターをモールドで覆い耐久性が高く汗にも強いプロユースのqdc 2pinの2タイプから選択可能です。
※ケーブルはDEBUT専用で120cmのBlackカラーのみとなります。
DEBUTオリジナルパッケージ
DEBUTは、必要最小限にまとめコンパクト化したオリジナルパッケージを採用しています。パッケージの大型化による配送料の増加などのコストをカットし、デザインと所有感の両立を図った必要最低限にすることで、業務用途としての製品自体にコストを割り振ることでより質を高めています。
カスタムIEMをつくってみた!
カスタムIEMは インプレッション(耳型)採取 → 機種選定 → デザイン選び の順番で進んでいきます。
インプレッション採取
インプレッションはe☆イヤホン秋葉原店6階に併設している秋葉原補聴器「リスニングラボ」で行いました!
インプレッションの方法には口を閉じたまま採取する方法や、割りばしをくわえるやり方などいろいろな方法があります。
※メーカーによって指定の採取方法がある場合もありますので事前に確認してください。
qdcは「バイトブロック」という方式を推奨しています。
デザイン選び
※デザインサンプルの展示の様子
インプレッションが終わったら次はデザイン選びです!店舗にはデザインのサンプルが置いてあるのでその中から好きなデザインを選びます。
パッケージ・付属品
実際に到着したパッケージはこちら!

qdc DEBUT-CS

qdc DEBUT-CL
付属品は以下の通りです。
- DEBUTケーブル
- ケーブルクリップ
- 3.5mm to 6.35mm変換プラグ
- セミハードキャリングケース(黒)
- クリーニングツール
本体デザインについて
DEBUT-CS
シェルカラーは両側半透明タイプの098
フェイスプレートは右がMicaのY07、左もMicaのY08
完成品がこちら!

DEBUT-CS 右側

DEBUT-CS 左側
デザインのテーマ「幽霊」
テーマは「幽霊」です。実体のないような、揺らめくようなデザインのカスタムIEMがいいんじゃないかなと思って、フェイスプレートは「Mica」のY07とY08を指定しました。柄はランダムになるので、偶然性を楽しみたいデザインですよね。かなりかっこよく仕上げていただいたと思います!素敵!
DEBUT-CL
右は透明の020、左は不透明タイプの037を選択
フェイスプレートはシェルと同じく、右は透明の020、左は不透明タイプの037を選択しました!
こちらが完成品!
とても透明度が高い!
デザインのテーマ「明暗」
どちらかはマットブラックとフルクリアにしたいと思っていました。フルクリアはいつ見てもいいもんですね。ドライバーがよく見える!どう配置されてるのかしっかり見える!うれしい!一方で、フルクリアがあるなら、対照的に完全に何も見せない筐体にしたかった!明・暗 で作りたい!びしっとメリハリが出たと思います!
装着してみた!
DEBUT-CSを装着するとこんな感じです。

DEBUT-CS 右

DEBUT-CS 左
DEBUT-CLを装着するとこんな感じです。

DEBUT-CL 右

DEBUT-CL 左
装着の感想
やっぱり、一般的なイヤーピースを使ったイヤホンと比べて、密閉感、遮音性がめちゃ高いです。自分の耳の形にそって制作されているので、バッチバチのフィット感です!
音楽を聴いていると、周囲の音がかなり遮断されます。電車やバスでの移動中に使うと、自分の世界に入り込み過ぎて、乗り過ごしちゃったりするのでご注意ください。作業に没頭したいとき、何かに集中したい時には特にいい感じだと思います。
音質レビュー
DEBUT-CS(スタジオ)の音
やや高音域が強めです。イメージとして絵の輪郭が強い、写真のコントラストが強いイメージかなと思います。かなりクオリティは高いように感じますが、とことん低い部分、とことん高い部分、というのはやや落ち着いている印象でした。聴き心地のバランスがめちゃめちゃいいです!僕自身はミュージシャンではないので、実際のところ演奏や歌唱にどのくらい影響があるのかはわからないんですが、イヤホン好きとしてはかなり高評価をしたい!
DEBUT-CL(ライブ)の音
CSと比べて、だいぶ太い低音を感じられる。好みとしては圧倒的にCLでした。でも、お客様やアーティストの方から支持されそうなのはSなんじゃないかなと思います。正直、全体的な印象は非常に似ていて、迫力重視かモニター重視かといった違いになると思います。モニターとしての中音域の高い解像度を持ち合わせつつ、低音が膨らんでいて、めちゃめちゃ好きです。プロミュージシャンが使うような製品クオリティの、リスニング版イヤホン、といった感じですね。
試聴機(ユニバーサル)との違い
実際に、e☆イヤホン秋葉原店で聴き比べをしてきました。ちなみに、店頭のデモ機には、「AZLA SednaEarfit Foamax」が装着されていました。フォームタイプで、高域の減衰が少なめの人気イヤーピースです。(僕も買いました)
画像をクリックすると詳細ページにリンクします。
まずは、『DEBUT-CS』スタジオユースモデルから聴き比べてみました。
解像度の高さ、分離の明瞭さ、はデモ機でも十分に感じられました。が、聴き比べるとカスタム版の方が明らかにクリアに感じられます。音の空間的な広がりも豊かに感じられ、低音から高音域にかけて、音の伸びやかさに違いがあるように感じられます。聴き比べるとデモ機は伸びきらず詰まったように聴こえます。いや、カスタム版が伸びてます。特に高域はより伸びると考えた方がいいかもしれません。全体的な音のシャープさのギアが一段違うように感じました。
次は『DEBUT-CL』ミュージシャン、PA向けライブユースモデルです。
デモ機を聴いていると、少しローが控えめに聴こえました。(何故?)中音域の印象はあまり変わらないように思います。聴き比べると、高音の部分は少しおとなしく感じます。比較すると、デモ機の方が押し出しが緩いように思えますね。カスタム版の方がグッと鮮やかで、積極的な印象です。全体的に明瞭でパワフル、エネルギッシュに感じました。
予想以上にオーダーメイドの効果がありました。やはり、イヤーピースの有無は大きな違いのようです。総じて、デモ機に比べて、カスタム版のほうが低音と高音の減衰が少なく、明瞭で幅広い音が聴こえやすい、ということを感じました。オーダーメイドイヤホンを作るときの参考になれば幸いです。
まとめ:こんな人にオススメ!
ユニバーサルタイプのモニターイヤホンからのステップアップに!
イヤーピースと組み合わせて使用する「ユニバーサルタイプ」のモニターイヤホンをご利用のミュージシャンの方へ!オーダーメイドのカスタムIEMのご購入をお考えではありませんか?もちろん、ユニバーサルタイプの良さもありますが、オーダーメイドでしか味わえないフィット感、高い遮音性を是非お試しいただきたいです!
1グループでインイヤーモニターを合わせたいアーティストの方
これはあくまでもご提案なんですが、例えば4人組のアイドルグループだとして、ライブのモニター用にオーダーメイドイヤホンが欲しい時、モニター環境を一定にしたい意図がある場合は、かなりおすすめなんじゃないかとおもいます。CS・CLは低音の出方に違いがあるものの、傾向が近く、同じ費用なので、グループ内の個々人様のお好みを考慮しつつ、ライブ用機材として導入しやすいのではないかと思いました。ご法人様単位のオーダーも大歓迎です。
ぶっちゃけ、音楽聴く用でもおすすめしたい。
全体的にややクールな印象がある qdc DEBUT の2機種。プロ用のイヤホンだから、といって候補から外すのはもったいない!どう使うのかは、お客様次第です!タイトな低音がお好みの方は是非試聴してみてください!カスタムIEMとしてはかなりお安い部類なので、カスタムIEMデビューとして、かなりありです!
高い解像度、シャープな描写力が魅力!有線イヤホンで迷うなら、いっそのことオーダーメイドしてしまうのもありな価格帯ですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
▼qdc DEBUT-CS e☆イヤホン オンラインストア価格 ¥55,000– (税込)
▼qdc DEBUT-CL e☆イヤホン オンラインストア価格 ¥55,000– (税込)
以上!
はまちゃんがご案内いたしましたー!
※記事中の商品価格・情報は掲載当時のものです。

メディアコンテンツ部 チーフクリエイター
e☆イヤホン東京秋葉原事務所に勤務!
身長180cm!
髪の毛は伸ばして寄付する、
へアドネーションしてます!
SNS・YouTube・ブログ等々担当してます!
あんまり知られてませんが、お料理するの好きです☆
【YouTube】
チャンネル
https://www.youtube.com/user/eearphone
店舗案内
秋葉原店 本館

ゲーミング AKIBA

大阪日本橋本店

名古屋大須店

仙台駅前店
