MADOOと共同開発したプラナードライバーを搭載した「LUNA」をご紹介します!


 

こんにちは!e☆イヤホンのゆーでぃです!

 

今回はAstell&KernオリジナルのIEMの第3弾となる限定生産のプレミアムIEM「LUNA」をご紹介します!!

 

 

 

 

Astell&Kern LUNA e☆イヤホンオンラインストア価格 ¥445,500-(税込)

 

 

 

 

 

付属品について

 

 

・本体
・アルカンターラキャリングケース
・Acoustune AET07(イヤーピース) S,M,L
・ウレタンフォームイヤーピース1ペア
・Eletech BAROQUE(イヤーピース) S,M,L
・Eletech製Hi-FiグレードシルバーコートOCC+OCC 4芯ハイブリッドケーブル
 
 

 

 

イヤーピースについて

 

LUNAに付属しているイヤーピースで2つ特徴的なものがあります。

 

まずはAcoustune AET07

 

 

AET07はノズル開口部を可能な限り広く短く設計。

 

更にノズル軸部の硬度を高めに成形する事で、特に中高域の減衰を抑え、再生周波数全域における高い解像度と抜けの良さを実現しているイヤーピースになります。

 

もう一つがEletech BAROQUE

 

 

 

バロック時代の豪華で印象的な芸術スタイルからインスピレーションを得て、オーディオ体験を向上させ、より高いレベルのパフォーマンスと没入感を提供するように設計されたイヤーピースです。

 

 

 

 

ケーブルについて

 

 

付属しているケーブルはEletech製Hi-FiグレードシルバーコートOCC+OCCハイブリッドケーブルです。

 

高純度な信号伝送と高精度な音再生を実現したケーブルです。

 

使ってみた感想としてはやや太目なケーブルではありますが、とても取り回しがよく使いやすいです。

 

なにより絡まらないのが良かったです!

 

 

プラグカバーやスプリッターはアルミニウムの装飾がかっこいいしAKらしさがあってテンションが上がります!

 

 

デザインについて

 

 

LUNAはチタン製ハウジングを採用しています。

 

チタン製ハウジングは硬度と剛性によって共振を抑制し、優れたサウンド特性を得られます。

 

チタン製ハウジングを使ったイヤホンは沢山ありますが、どれも中高域が非常にきれいに出る製品が多いです。

 

 

チタン筐体はやや重く、12.3gでした。

 

 

ですが本当に美しいです!

 

独特なカーブを描いたデザインですが、月からインスピレーションを得た形状とのことで独特なデザインです。

 

かなり高級感があります。

 

 

 

少し珍しいのがコネクターが差し込み2pinであることです。

 

差し込み2pinのメリットとしては接続強度を高めつつ、汗などの侵入にも強いです。

 

そしてこのイヤホンは実は日本製で、IEM設計に深い専門知識を持つ熟練した職人によって巧みに作られています。

 

かなり高価なイヤホンなので安心感があるだけで買う側としては嬉しいですよね。

 

 

装着感について

 

 

装着感はかなり良かったです。

 

チタン筐体でやや重みはありますが、そこまで気にならないです。

 

2~3時間ほど装着していましたが、耳が痛くなったり疲れたりということもありませんでした。

 

 

ドライバーについて

 

 

LUNAには、平面駆動型ドライバーで有名なブランド「MADOO」と共同開発した新型ドライバー『片響(カタビキ)』を搭載しています。

 

『片響』とは、13mmサイズのユニポーラ・マイクロプラナードライバーのことです。

 

これは、ダイナミック型の特性を参考にしつつ、独自の磁気回路を採用していて、自然な音の響きにこだわって作られています。

 

振動板のハウジングはCNC加工のアルミ製で、軽くて高剛性。

 

さらに、超薄型フィルムにアルミパターンを印刷した振動板を使うことで、より軽量かつ高精度なサウンドを実現しています。

 

MADOOのプラナードライバー搭載イヤホンといえば「Typ821」、「Typ622」などがあげられますが、これらの製品に搭載しているドライバーと何が違うのか少し説明します。

 

LUNAに搭載されている「片響(KATABIKI)」と、MADOOのTyp821やTyp622で使われている「Ortho」というプラナードライバーですが、駆動方式が大きく異なります。

 

片響はユニポーラ型といって、片側(前面)だけに磁石がある構造です。一方、Orthoはプッシュプル方式(バイポーラ型)で、振動板の前後両方に磁石が配置されています。

 

Orthoのように前後から均等に駆動するタイプは、振動のバランスが取りやすくて、高域の透明感や繊細さに強みがあります。

 

ただ、磁石が小さくなる傾向があって、駆動にある程度パワーが必要になります。

 

一方の片響は、片側だけに磁石を使うぶん、より強力な磁石を使えるメリットがあります。

 

結果として、軽い振動板をパワフルに動かすことができ、反応が速くて、抜けのいい高音が出せるのが特徴です。

 

それに加えて、構造的に振動板全体を効率よく使えるため、低域も豊かに鳴らすことができるという利点もあります。

 

どちらの方式が上というわけではなくて、音のキャラクターや狙いによって選ばれるものです。

 

今回のLUNAでは、元気さや抜けの良さ、緻密さといった音を目指すために、片響が選ばれたということです。

 

 

サウンドについて

 

 

 

 

感想

 

 

 

一音一音を繊細かつリアルに表現する描写力と、それを可能にする自然に広がる広大なサウンドステージと音の立ち上がりの良さ、解像度が高く中高域の繊細さが光るサウンド。

 

プラナードライバー×チタン筐体でなんとなくこんなサウンドだろうなと思っていましたが、それをはるかに超えてくるクオリティでした。

 

表の通りかなりバランスはいいです。ドライバーのところでも記述しましたが、プラナードライバー×チタン筐体の組み合わせですが、結構低域が出てきて元気なサウンドです。

 

プラナードライバーの特徴である音の立ち上がりの良さも相まってタイトでかなり迫力な低域が感じられます。

 

ですが、中高域の表現力と生っぽさも非常に素晴らしいものがあります。

 

中高域は非常に明瞭度が高く、抜けが良いです。

 

天井を感じることなく、どこまでも伸びていくので聴いていてかなり気持ちいいです。

 

しかもかなり自然に伸びていくので、繊細な表現も相まって非常に生っぽいです。

 

声の部分も非常に良くて、少し擦れた感じとか、空気を含んだ感じとか、かなり鮮明に聞き取ることが出来ます。

 

ドライバーもそうですが、チタン筐体の恩恵も受けていそうです。

 

付属しているEletech BAROQUEはかなり相性がよく、豊かな低域、自然な音の広がりをよりブーストしてくれたのでBAROQUEでの試聴をオススメします。

 

相性でいうと本当にいろんな楽曲との合いました。

 

強いて言うならメタル、ヘビメタはあんまり相性が良くなかったです。

 

JAZZも良かったですが、もう少し解像度が低くて、ウォーム系のサウンドの方が個人的には好きでした。

 

それ以外のポップス、ロック、クラシックなどは本当に良かったです。

 

個人的にはプラナードライバー搭載機の1つの完成形といっても差し支えないクオリティだと思います。

 

 

 

DAPとの相性

 

いろいろなDAPと組み合わせて使ってみたので、簡単に相性についてご紹介します。

 

Astell&Kern SP3000T Cooper

 

声の透明感、色っぽさがかなりいい。音の広がりもあって相性はかなりいい。

 

真空管によってほんのり温かい雰囲気がマッチした。

 

 

・NiPO N2

 

 

滑らかさが際立つ。

 

音数が多い楽曲を聞いた時もしっかり音を正確に拾っている。

 

かなりバランスよく聴こえる。

 

 

・iBasso Audio DX340

この中なら1番低域の量感が少なく聴こえる。

 

でも中高域の解像度、細やかさ、声の生っぽさはピカイチ。

 

音の広がりもこの中なら結構強く感じる。

 

 

・SONY NW-WM1ZM2

 

 

音の塊感が強く、中低域がやや強めに聴こえる。

 

LUNAの自然な音の広がりが少し損なわれているように感じる。

 

低域が欲しいという方には相性がいい。

 

 

・FIIO M17

 

 

M17はかなり出力が高く、かなりドライブ感はあるが、ここの帯域がいい!というのはあまりなく、バランスがとてもいい。

 

ESSだし刺さるかな?と思ったけど、意外と気にならなかった。

 

 

・SHANLING M8T

 

 

 

真空管搭載ということでボーカルの質感は透明感、色っぽさがあってかなりいい。

 

ただ、音数が多くなった時のスネアの音や打ち込み系の音が少しキツく感じる。

 

 

・Lotoo PAW GT2

 

今回試した中だと最も解像度が高く、かなり明瞭度が高い。

 

スネアの音が少しソリッドに聴こえるので、キツく感じる人もいるかも。

 

 

・Hiby Music R8 II

 

中高域の透明感が際立って聞こえる。

 

特に声が少し近くとても綺麗。

 

かなり相性いい。

 

 

・Astell&Kern PD10

どのDAPでもレスポンスの良さは感じていたが最もそれを感じる。

 

また、低域の量感がこの中なら最も多く、各DAPちょっと刺さりそうだなーと思う音や帯域があったが、PD10ではそれが全くない。

 

最も聴きやすい。

 

 

簡単にまとめたのが下の図です。

 

あくまで個人の主観によるものなので参考程度にご覧下さい。

 

ブランド 機種名 相性
Astell&Kern PD10
iBasso Audio DX340
HiBy Music R8 II
Astell&Kern SP3000T Cooper
NiPO N2
FIIO M17
SHANLING M8T
Lotoo PAW GT2
SONY NW-WM1ZM2

 

 

まとめ

 

ということでご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。 

 

簡単にまとめると 

・金額は高くてもとにかく音のいいイヤホンが欲しい方
・生っぽい、リアルな表現がするイヤホンが好きな方
・プラナードライバーのサウンドが好きな方
 こういった方におすすめ。

 

 非常に完成度の高い製品でした。

 

金額は確かに高いかもしれませんが、このイヤホンじゃないと味わえない抜け感の良さや生っぽさ、自然な広がりなどがあったので、買う価値は間違いなくあると感じました。

 

音も良かったですが、個人的には結構デザインが好きでした。

 

あの曲線は美しいですね。

 

しかも日本製ですから、それだけでちょっと心動きますよね。

 

この製品は限定品なので少しでも気なった方はお早めにお買い求めください!!

 

Astell&Kern LUNA e☆イヤホンオンラインストア価格 ¥445,500-(税込)

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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PRスタッフのゆーでぃがお送りしました。

 

※記事中の商品価格・情報は掲載当時のものです。

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