皆様こんにちは!e☆イヤホン海外事業部のすずきです!!
第5回となるカスタムIEMメーカー紹介、今回はポーランド発「Lime Ears」をご紹介いたします!
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e☆イヤホンで取り扱いのあるカスタムメーカーでポーランドに拠点を置くメーカーは2社あり、うちの1社が今回ご紹介のLime Earsです。
Lime Earsはオーダーいただいたお客様から”完成品のクオリティが非常に高い”とご好評をいただくことが多いメーカーでもあります。
サウンドもデザインもどこか少し他のメーカーとは異なる雰囲気を持つ「Lime Ears」の魅力をご紹介いたします!
Contents/目次 *押すと各項目へ飛べます!
カスタムIEM(イヤモニ)とは?
Custom In Ear Monitor(カスタム・イン・イヤー・モニター)の略称で、イヤモニとも略されます。
ステージミュージシャンやサウンドエンジニアが正確なモニタリング(音響の観測)をする為、音の解像度や遮音性、装着感を追求したモニター用イヤホンのことを指します。
本来は、ミュージシャン・エンジニアの為の機材の1つでしたが、イヤモニ自体に高音質なモデルが多く、近年はリスニング用途で一般オーディオユーザーへの普及が進みました。
通常のイヤホンとの違いは、自分の耳型(インプレッション)を採取しそれを元にイヤホンを作成する一点物のオーダーメイド品であること。
耳型を元に製作する為、ピッタリとフィットする快適な装着感と高い遮音性を得ることが出来ます。
また、本体のカラーや仕様を自由に選択でき、世界に1つだけの自分専用のイヤホンを作ることが出来るのがカスタムIEMの最大の特徴です。
Lime Ears
Lime Earsはポーランド発のカスタムIEMメーカーです。
2010年頃より製造技術のテストや集中的な研究を行い、2012年より正式にイヤ―モニターの提供を始めました。
2人の代表によりスタートしたLime Earsは、音楽とオーディオの両ファンに支持され、世界中の何百人ものミュージシャン、オーディオファンにカスタムIEMを提供してきました。
Lime Earsは人として、チームとして、企業として成長を続け、常に新しい技術やソリューションを導入してきました。
2016年に発売したAether Rは、独自のサブウーファーチューニングテクノロジー(TrueSub™)を搭載したフラッグシップモデルで、数多くの好評レビューを獲得しました。
継続的に製品品質の改善・向上に取り組み、新しいソリューションをテストする私たちは、より最高の製品を創り出せると確信しています。
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製品の特徴
“スイッチオプション”の採用
Lime Earsは製品ラインナップの多くにスイッチオプションを採用しているメーカーです。
2021年7月にリリースされた「PNEUMA」を含む、全5機種中の4機種にスイッチを搭載しているという、他メーカーでは類を見ない割合の高さ。 わずかに低域を強調するスイッチを搭載することにより「明瞭で精細かつ自然な中高域を特徴に持つサウンド」と「鮮明な高域を伴うパワフルでパンチのあるベースサウンド」の2つの異なるサウンドキャラクターを獲得しました。
イコライザーによる調整と異なる点として、ネットワークで電気的に調整することで不要な歪みを抑えられるメリットがあります。
スイッチをOFFにした状態ではモニター機的な使い方を、ONにした状態ではノリ良いリスニング機のような使い方ができ、1つのイヤホンで2度楽しめるのがスイッチオプションの醍醐味です。
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アーティスティックなデザインオプション
Lime Earsの特徴の1つが、その特徴的なデザインオプションです。
幻想的で蠱惑的なデザインオプションは見る人の心を惹きつけることでしょう。 ソリッド(不透明)、トランス(透明)などの素材に問わず、繊細な色使いとカラフルでありつつ濁りのない美しいデザインはLime Earsならでは。 フェイスプレートオプション「Time machine」では、本物の時計のギアパーツを使用し、そのパーツたちを組み合わせる技術とセンスは一級品です。
Lime Earsの唯一無二のデザインは、ハンドメイド製品のカスタムIEMを持つことの”楽しさ”や”喜び”を最大限高めてくれることでしょう。
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e☆イヤホンスタッフの愛機をご紹介! |
モデル紹介
特に人気な3モデルをピックアップ!
音や製品の特徴についてご紹介致します!
満を持して誕生した初のハイブリッドモデル
PNEUMAは「急いで作ることはしたくなかった」という見解の元、長い開発期間を経て誕生しました。
高い中高域の解像度を持ちつつも暖かみのあるどっしりとした低域で、どんな楽曲ジャンルにも合う万能機です。
ダイナミックドライバーに「Titanium Dynamic Driver」を採用することで、深くしっかりとした低域でありながらハイレスポンスで優れた低域解像度を誇ります。
Lime Earsらしさを感じる”中庸でニュートラルなサウンド”と”パワフルでジューシーなサウンド”は健在で、優しく包み込んでくれるようなサウンドに魅了されます。
本機もLime Earsの特徴であるスイッチオプションを搭載しており、低域レベルを2段階で調整することが出来ます。
これにより、イヤモニの利用シーンや楽曲ごとの低域調整ができ、より個々に合わせたリスニング体験を提供します。
「PNEUMAデザイン」と名付けられた目を惹くデザインは、PNEUMA専用のデザインオプションとして適用可能です。
全体に散りばめられた金箔のような素材は見る角度によって表情を変え、オリエンタルな雰囲気の中に和風らしさを併せ持つ唯一無二のデザインです。
また、PNEUMAは専用のプレミアムケーブルが付属します。
「PW AUDIO No.10」が標準で付属し、プラグタイプも(3.5mm/2.5mm/4.4mm)の3種類から選択可能。
高解像度でありつつタッチの柔らかいサウンドはPNEUMAのサウンドをより一層引き立てます。
「No.10」非常に柔らかくしなやかなケーブルで、サウンドと取り回しの良さの両面で優れたケーブルです。
自然で忠実なサウンドシグネチャモデル
旧フラッグシップモデル「Aether」が進化して帰ってきたのが「Aether R」です。
元々5BA構成のところ、低域用ドライバーを「1基→2基」へ変更し6BA構成とすることでより良い低域レスポンスを実現しました。
どの帯域でも刺さりや聴き疲れを起こす刺激が少なくニュートラルで爽やかなサウンドが特徴で、自然で誇張のない中高域は女性ボーカルなどの表現力に長けています。
スイッチオプションにより2段階の低域調整が可能で、OFFの状態では軽快でアタック感強めな小気味良い低域、ONの状態では僅かに低域の厚みと広がりが増したノリ良いリスニング寄りのサウンドへ変化します。
どこかを強調した音作りではなく、基本どんな楽曲にも合う万能さといつまでも聴いていられる聴き心地の良さを併せ持つLime Earsが誇る名機です。
↓ Aether Rに関連する記事はこちら!! ↓
“どっちがeでしょー” カスタムIEM対決!!ES60 vs Aether |
明瞭でパワフルなサウンドを持った4BAモデル
「Model X」はLime Earsの5周年記念モデルとして誕生しました。
4基のBAドライバーを搭載し、明瞭さと繊細な精度を維持しながらのパワフルなサウンドを目指しました。
Model Xには「Passive Acoustic Resonator(通称PAR)」を搭載しており、この技術によりBAドライバーの低域特性に変化をもたらします。
長さ、直径、容積を正確かつ精巧にチューニングすることで、ミッドレンジとローエンドの優れたレスポンスを引き出します。
搭載されたスイッチオプションとPARの相乗効果もあり、非常にパワフルでリスニングライクな低域が特徴です。
また、面白い特徴としてスイッチOFFの状態では一転、中高域寄りのフラットサウンドに切り替わります。
解像度の面では上位モデル比で少し粗さを感じますが、スカッと濁りなく綺麗に伸びる高域はModel Xの魅力の1つです。
スイッチのおかげで楽曲を選ばず、上位機種に勝るとも劣らない優秀な万能機です。
まとめ
ご紹介のモデル全て”スイッチオプション付き”という、中々見ることのない紹介ブログとなりました!
聴く楽曲やリスニングシーン、ステージ上でのモニタリングなど、利用環境に合わせて低域を調整出来るというのは非常に理にかなった設計で、ミュージシャン向けに数多くイヤモニを製作してきたLime Earsのこだわりや理念を感じます。
何より、1つのイヤモニに2つのサウンドキャラクタを持つのはちょっとお得な気持ちにも。
一級品なサウンドと美しいデザインを持つLime Earsカスタムをぜひお試しください!
それではまた「第6回」の紹介ブログでお会いしましょう!
以上、e☆イヤホン海外事業部スタッフの すずき がお送りしました!
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