こんにちは!大変ご無沙汰しています!

秋葉原店のきーちゃん@eear_kiichan   です。

前回の更新が2021年の夏だったとは・・・

 

 

さて、本日最初の1枚はこちら!

昨年末にスヌーピーミュージアムに行きました。

以前六本木にあった時に何度も訪れていたのですが、

ミュージアムが町田にお引越ししてからは初めて!

素敵な空間でした。皆様も是非足を運んでみてくださいね!

 

 

さて、本題はこちらです↓

 

本日ご紹介するのは・・・

SHANLING M30

 

■メーカー製品情報はコチラ

執筆時の新品のお値段はなんと¥449,900-!!

とにかく巨大で、ポータブルとは言い難い存在感。

モジュラー・システム デスクトップHi-Fiプレイヤー 、

とメーカーページでは謳われております。

 

 

私が思う、SHANLING M30 の魅力はこちらの3点!

①驚きの臨場感!

②入出力端子の多さ!

③独自OSでストレス無い操作感!

 

 

これまで当ブログでご紹介させていただいた

SHANLINGさんのプレイヤーはこちらです。

■第40回 SHANLING M2の巻

■第46回 SHANLING M1の巻

■第54回 SHANLING M3s の巻

■第56回 SHANLING M0 の巻

 

以前どこかのブログでご紹介した気もしますが、ここで改めて、SHANLING(シャンリン) について少し説明します。

SHANLING(シャンリン)は1988年にHiFiステレオパワーアンプの製造を皮切りにオーディオ製品の開発をスタートさせました。ブランド設立より約30年の歴史の中で多項目に渡る特許技術使用資格を獲得すると共に、ラインナップの製品を製造しています。

それでは早速、付属品から確認していきましょう!

 

 

 

付属ケース

 

どこか旅行にでも行けそうな、ガッチリとしたキャリングケース。

ヘッドホンのケースでこのような立派なケースを偶に見たことはあっても、プレイヤーのケースでここまでの物は私は初めて見ました!

鍵が付いているので、安心感がありますね。

お値段は中古でも35万越えの超高級機ですからね!

鍵はしっかりとかけて持ち歩きましょう!

 

 

 

キャリーケースの中を開けると・・・

 

ドライバーセット(マイナス/H2.5/H3六角ドライバー)や、

USB A to Type Cケーブル

メタルビット(取り外し器具)2個吸盤、写真には写っていませんが、クリーニングクロス作業用手袋も付属品に含まれています。

モジュール分解ガイドが付いているので、使い方はしっかり確認してくださいね。

 

 

 

 

外観

筐体:約213mm x 約50mm  x 約258mm 

ディスプレイ: 4.7 inch 1280*720 HDスクリーン

単体で置いても大きさは分かりにくいかもしれません。

 

 

 

 

ということで、毎回恒例となっています、こちらの大きさ比較をご覧ください↓

iPhone 7との比較

これで音楽を再生すると思うと、先ずは大きさに圧倒されてしまいそうですね。

iPhone7を横に置けば、その存在感がより伝わるはず!

 

 

 

重量:約3㎏

見た目通りの重さ!といったところでしょうか。
運ぶ際は両手でしっかり持って運んでくださいね!付属品に手袋もありますし!
測ることは出来ていませんが、キャリーケースも見た目通りにそれなりに重さがあるので、運ぶ際には十分注意してくださいね。 

 

また、M30の筐体シャーシは航空機グレードのアルミニウム合金で出来ており、CNCフライス(アルミ板を切り抜く機械)によって精密に加工されたこの筐体は、信号の混線やノイズの干渉を効果的に抑制するそうです。

 

 

前面

写真が見づらくてごめんなさい!

 

左から、

バランス接続

XLRバランス端子

4.4㎜バランス端子

3.5Proバランス端子

2.5㎜バランス端子

シングル接続

3.5㎜シングルエンド端子

6.35㎜シングルエンド端子

 

電源ボタン/ボリュームノブ(ゴールドの部分)

 

 

 

背面

見て下さい、この入出力端子の多さ!

おそらく皆さんが繋げてみたいであろう、あらゆるものにおいて、対応出来るのではないでしょうか。

拡大して詳しく見てみましょう。

 

 

背面左側拡大

左から、

・アナログ音声入力端子

・アナログ音声出力端子

・XLRバランス出力端子

 

 

背面右側拡大

そのまま下段に続いて、

・有線LANポート

・COAX IN(同軸デジタル入力端子)

・OPT IN(光デジタル入力端子) 

・ACアダプタ端子

 

有線LANポートの上段から、

USB-C端子:ファイルの転送と充電に使用(5V/2A)

USB端子:外付けストレージとの接続に使用

USB端子(AUDIO):USBオーディオ出力と外付けストレージとの接続に使用

USB-B端子:本機をUSB-DACとして利用する際に使用

 

 

 

右側面

左から、

・チューブモジュール(M30T)

M30の筐体の両側面には真空管を使用したバランス出力のため「チューブ(真空管)モジュール」がペアで備え付けられています。

・エンプティモジュール

↑その名の通り、空のモジュールです。全く別のモジュールを挿入することが可能です。
モジュールの交換によって、一体どんな音に変化していくのでしょうか。興味深いですね。2022年3月執筆時現在、まだ製品としては発売されていないようです。乞うご期待です!

 

ところで、これまで書いてきたものの・・・そもそも”モジュール”って、何でしょうか・・・こんな記事をここまで読んでくださっている方には、怒られてしまいそうですが、説明に困ってしまったので、今更ながら調べました!

 

調べた結果を自分なりにまとめると

・装置や機械、システムを構成する部品

・単体でも機能として成立している部品

・接合する部分は明確に決められているので、追加や交換が簡単な部品

というようなM30を構成しているパーツが、ここで言う【モジュール】ということです!

 

 

 

 

電源ボタン/スクリーンロック/ボリューム調節部拡大

まず悩むのは電源の入れ方かもしれませんね。

本体をコンセントに繋いだだけでは電源は入りません。

 

ACアダプターをコンセントに繋ぎ、このゴールドの部分を2秒間押し続けるとスクリーンが明るくなり電源が入ります
電源の立ち上がり方もかっこいいですので、是非ご試聴の際は見逃さずにご覧ください。

再度2秒間押し続けると、ディスプレイに 電源OFF 又は 再起動 を選択する画面が出てきます。

スクリーンロックは、デバイスの電源がONの状態で押すとかかります。解除も同様の動作です。

そして実はここ、ホイールになっています。時計回りに回すと音量が上がり、反時計回りに回すと音量が下がります

今 36 となっているのが現在のボリュームの数値です。連動して変わります。

 

 

 

左側面

四角いパーツがが2つ並んで埋め込まれていますね。

 

左から、

・エンプティモジュール

・チューブモジュール(M30T)

先程右側面でご紹介した通りです。

付属のモジュールと今後登場予定の様々なオプション・モジュールを交換することで、製品をグレードアップすることが可能な仕組みとなっています。

様々な可能性を秘めたこのM30、どんな進化を遂げるのか楽しみです。

 

 

上部

こちらの面にも、四角いパーツがが2つ並んで埋め込まれていますね。

上部から

・デジタルプレイヤーモジュール(M30C)

・DACモジュール(M30A)

 

 

 

デジタルプレイヤーモジュール部拡大

電源ON時のスクリーンです。デザインが高級感が漂ってきますね。

スクリーン下部に何やら英文がありました!

“Life is short, Play more.” ←直訳すると”人生は短いんだから、もっと遊ぼうよ!”という感じ・・・でしょうか?

ここでいうPlayは音楽を聴くことを言うのだと思いますが、沢山の音楽をこのM30で、沢山の方に味わっていただきたいと思います。

 

 

 

DACモジュール部拡大

■DACチップ:AK4497 x2

ここにも何やら筆記体の英文があります!是非実機を見に来てくださいね!

 

 

 

 

メニュー画面

■ディスプレイ:6 inch 1920*1080 Full HDスクリーン

■OS: Android 7.1ベース・カスタムOS

 

このディスプレイサイズ感、使いやすいです!そして鮮明でとても見やすいです。

コンパクトであればあるほど、細かい場所のタッチが煩わしいですが、流石M30、そんなことは一切感じないプレイヤーだと私は思います。

冒頭でも説明した通り、M30はShanlingが独自にカスタマイズをしたAndroidベースのミュージックプレイヤー・システムをOSに採用しています。

操作感もスムーズで、安定性を感じました。また、対応するサードパーティ製のミュージックアプリを追加することも可能とのことです。

 

■対応ストリーミングサービス:Spotify / Tidal / Qobuz / Deezer / QQ Music

 

 

 

設定画面

1つ1つアイコンが大きくて操作はとてもスムーズです。

ここで個人的に注目して頂きたいのは ”Bluetoothが搭載されていること!“ です。

今の時代当たり前な感じもしますが、個人的な意見なので、皆さんもお気に入り箇所を見つけてほしいです。

やっぱりこのサイズ感を見て、お値段を知ってしまうと、敷居がお高い感じもしますし、どっしりと置かれた据え置きアンプかなと思ってしまいますが、もっと気軽に聴けるイメージを作ってくれるのが、Bluetooth接続かなと私は思いました。

 

■Bluetooth バージョン: 4.1

■対応コーデック

送受信:LDAC / SBC
送信のみ:LHDC / aptX HD / aptX

 

 

 

聴いてみた!

大変お待たせしました!やっと試聴する段階まで来ました!

が・・・

試聴ヘッドホンは決めたものの、SDカードに入れてある曲の聴き方がわからず困っていました。
あらら・・・一体これは・・・?そんな時に見つけたのがこれです!1番最初に付属品を紹介させていただいた際に、すっかり見落として撮影するのを忘れていました。ごめんなさい。
皆さんは何だかわかりますか?
正体は・・・microSDカードアダプターです!

 

 

 

microSDカードアダプター

↑この向きで挿し込みます。不器用なので、壊してしまわないか心配でしたが、奥までしっかり挿しこんでくださいね。
このように、ピッタリはまります!
これをそのまま本体裏側の、USB差込口に挿しこむだけ。楽曲がフォルダ内に表示されます。
凄く小さかったので一体何に使う部品だろうと思ってしまいましたが、この写真のような一般的に家電量販店で売られているもので問題はありません。
micro SDカードではなく、SDカードに楽曲が入れてある場合は、写真のようなアダプターの別途購入が必要になります。

 

 

試聴ヘッドホンに選んだのはこちら、

Victor HA-WM90

このヘッドホン、希少木材を使った“ヴィンテージウッドハウジング”が採用し、自然な音響効果を実現しているそうです。

天然木を使用しているので、各個体で外観が異なるところも素敵です。

お値段を見てこちらもビックリしましたが、一聴して納得!まずはお手持ちのプレイヤーで、普段とは格段に変化するであろう音質を味わってみてほしいです。

 

 

試聴楽曲は、毎回恒例、上原ひろみさんリトグリちゃんをメインに進めました。

まずは上原さんのピアノ楽曲レビューから。

ピアノの音の粒の繊細さは、これまで私が聴いたことのあるプレイヤーやヘッドホンを思い返してみても、過去に感じたことがないくらい高級感のある音だなと思いました。

低音から高音まで、打鍵した瞬間から音が消えるまでの空気感を余すところなく届けてくれる、そんな印象を持ちました。

ピアノソロは勿論ですが、バンドの中での上原さんのピアノも引き立たせてくれるような、個人的な意見ですがとても自分好みなプレイヤーです。

また、試聴に選んだヘッドホン、Victor HA-WM90が、元々自然な鳴りを意識したチューニングであり、そんなヘッドホンの特徴がM30によって非常に生かされているように感じました。

あ!余談になりますが、上原さんは、最近テレビドラマで主題歌を担当されていたりと、知らないうちに皆さんの耳にも上原さんのピアノの音が入り込んでいるかもしれません。

 

 

続いてリトグリちゃんの楽曲レビューです。

注目したいの定位感!そして臨場感が半端ないです!

広がり過ぎず、定位感がある中でもまとまっている美しい音場感は、このM30だからこそ聴ける音なのではないかなと思います。

そして透き通るハーモニーとの相性がピッタリで、誰が聴いてもその心地良さに胸を打たれること間違い無し! そんな印象を持ちました。

また余談になりますが、リトグリちゃんは今3人体制で頑張っていますね。
芹那ちゃん、そして更につい先日、manakaちゃんも休養となってしまいました。

本当に本当に心配ですが、また5人のライブに行ける日を今から心待ちにしています。

 

このご時世、なかなかライブなどに足を運びにくかったり、そもそもライブ自体が自粛ムードなところもあり、ちょっと寂しい気分が続いている今日この頃ですが、

このM30を聴いていると、お家でじっくり一音一音を味わうことも、このご時世ならではの音楽鑑賞の楽しみ方かもと感じます。

是非皆さんもM30の臨場感あふれる魅力を体感しに、e☆イヤホン秋葉原店へ足を運んでみて下さいね。

(2022年3月執筆時現在は、4階中古フロアにて、中古在庫のご試聴が可能です。)

 

 

 

 

再生画面

楽曲を選択すると、このようなディスプレイになります。
ボリューム操作以外は、全てディスプレイ上で行います。

アルバムアートワークも綺麗に表示されていますね。やはりディスプレイが大きいので、ストレスフルな操作が可能です。

 

 

 

左右のバランスメーター

再生中はこのように左右のバランスを常時表示させることも出来ます。こういうの見てるの、私、好きです(笑)

 

 

 

■最大連続再生時間:

16時間(シングルエンド-シングルDAC)
13時間(バランス)

 

■対応ファイルフォーマットDSF / DFF / ISO / DXD / APE / FLAC / WAV
AIFF / AIF / DTS / MP3 / WMA / AAC / OGG
ALAC / MP2 / M4A / AC3 / M3U / M3U8

■対応音声形式 最大 768 kHz/32bit までの PCM
最大 11.2MHz までの DSD(ネイティブ再生)

 

■対応音声形式最大 768 kHz/32bit までの PCM
最大 11.2MHz までの DSD(ネイティブ再生)

 

 

 

EQ設定

EQは、写真内の設定が可能です。何か気になる設定はありますか?

今まで沢山のプレイヤーを見てきましたが、EQ設定でバレエドルチェというカテゴリーは初めて見ました!

dolce(ドルチェ):主にクラシック音楽用語で、”柔和に、柔らかく”という意味で使われますね。

EQ設定によって、聴き慣れた音楽も、新しい発見が生まれるかもしれません。是非色々な設定を楽しんでみてください。

 

 

EQ カスタム設定画面


自分の好きなようにいじりたい方、ご安心ください!
カスタム設定、勿論可能です。ディスプレイも大きくて快適ですし、普段はいじったことが無い、なんて方にも是非遊んでいただきたいなぁと個人的には思います。

 

 

 

 

さて、大事なのでもう一度書かせていただきます!

私が思う、SHANLING M30 の魅力はこちらの3点!

①驚きの臨場感!

②入出力端子の多さ!

③独自OSでストレス無い操作感!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

第69回 SHANLING M30 の巻 はいかがでしたか?
そして、このブログを最終回として、”連載 オーディオプレイヤーマスターへの道” は終了となります。約8年間続けられたのも読者の皆様のお陰です。本当にありがとうございました!以上、秋葉原店のきーちゃんがお送りしました。

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