みなさまこんにちは。
本日初ブログを書かせていただきます、
秋葉原店スタッフ うすきちと申します！
普段は中古コーナーでうろうろしております。
イヤホンも好きですが、個人的にはヘッドホンが大好きなので、
ついつい集め続けて、自分の部屋の壁は現在こんな感じ( ﾟдﾟ)
と、普段は専らヘッドホンユーザーの私ですが、
今回ご紹介させていただきますのはイヤホンの愛機、
Heir Audio Heir IEM 8.0です！(｀・ω・´)
Heir AudioといえばカスタムIEMでお馴染みのメーカーですが、
各モデル、ユニバーサルモデルも出しております！
その中でも、8ドライバを積む欲張りなこの機種を語らせていただきますー。
Q.この機種を選んだ理由はなんですか？
家では主にヘッドホンを使っていて、イヤホンに関しては、
RHA MA750やATH-CKS1000といったダイナミック型を好んで使っていました。
そのうち、BA型のイヤホンも使ってみたいと思い、探し始めたのが最初でした。
個人的に好きな音はドンシャリ傾向にありますが、その中でも
①低音の迫力感
ただただ低音が出ていればいいというわけでもなく、
低域の中でもドラム・ベースと個々に表現する解像度をもち、
質量感もありながら、潰れたりブーミーになりすぎないものであること。
②解像度と音場の広さ
普段はアニソン・ロック・エレクトロ・トランスと、
音の情報量が多い楽曲を聴く事が多いので、
全域における解像度と、
広い音場で縦横無尽に音を描き分けてくれる機種であること。
この2点を重要視して機種選定しました。
そして、これらを兼ね備えた中でも、
耳に残る音を出してくれたのがHeir8.0でした。
Q 同時に検討した機種はありますか？
音が似通っているという機種ではありませんが、
聴く楽曲とのマッチングはUniqueMelodyのMACBETHもかなり良かったです。
というか、おそらく多くのジャンル・多くの楽曲に対して柔軟に鳴らすのは、
MACBETHの方だと思いました。
ダイナミック型の腰の据わった低域、BA型のハキハキした輪郭と、
完成度の高いハイブリッド型だなぁと感じました。好きです！
しかし、私はHeir8.0の鼓膜を震わす超重量級な低音と、
圧倒的な音の密度に魅せられてしまったので、
オールラウンダーというよりは個性派な方を選びました。
Q.どれくらいこの機種を使用していますか？
購入したのが４月頃だったので、４ヶ月ほどになりますね。
イヤーピースも試行錯誤等して落ち着いてきたので、
次はリケーブルを試してみようかなぁと思っていたんですが、
色々試した結果、純正ケーブルでの完成度が高いため、
しばらくはこのままで使っていこうと思っています。
Q この機種をどんな人におすすめしたいですか？
我こそは低音が好きだ！という方に、是非！
かなり独特な音作りで、万人受けするというタイプのイヤホンではありませんし、
ジャンルもかなり選ぶと思います。
ですが、その音の情報量の多さと密度と迫力は、
ハマればドハマリして手放せない魅力に取り憑かれると思います…！
個人的には、EDM、ダブステップやエレクトロ、グリッチホップといった、
音の重厚感と立体感を感じられる楽曲とのマッチング性はすごく高く、
まるでクラブで聴いているかのような迫力のある重低音を聴かせてくれます。
実際、私が試聴に使い、購入を決めた一曲がこちらです。
【What the Funk / maozon】
鼓膜を震わすキック、うなる肉厚なベース、
縦横無尽に飛び回るシンセ。
それでありながら解像度を犠牲にしない。
最高に音に酔えました。
Q.実際にこの機種を使ってみてどうでしたか？
まず最初に、イヤーピースのフィット感に悩まされるところがありました。
悩まされたからこそ、色々なイヤーピースを試す楽しさも教えてくれましたね。
今はNOBUNAGA Labsさんのダブルフランジで落ち着いています。
音は低域のアタック感強くなるので、
より個性派な感じになってます。攻めてます。
音については、最初こそ低域の量感に圧倒されるばかりでしたが、
聴き慣らしていくうちに、改めて全域における音の濃厚さ、
それらを破綻させずにまとめる全体バランスの良さと、
８ドライバという多ドライバのパワーを実感しています。
満足度 ★★★★★ 5.0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
高音の質 ★★★★★ 5.0
中音の質 ★★★★☆ 4.0
低音の質 ★★★★★ 5.0
細やかさ ★★★★☆ 4.0
迫力 ★★★★★ 5.0
音場 ★★★★★ 5.0
遮音性 ★★★★★ 5.0
音漏耐性 ★★★★★ 5.0
■レビュー
全体的に音の情報量は多く、あたたかみのある音です。
どんなジャンルでも濃密な音で鳴らしてくれます。
また、音場は広いため、音の濃密さを余すところ無く存分に表現してくれます。
おすすめポイントは、やはり圧倒的な量感を誇る低音ですね。
アタックはしっかりしつつ、その余韻は広い音場全体に響き渡ります。
そんな低音に圧されがちになってしまうためか、
若干中域・ヴォーカル域は引っ込み気味には感じられますが、
解像度は保っています。
このあたりはイヤーピースで結構質感が変わるので、
是非とも試してみていただきたいですね。
Spinfitなんかをつけると低域はタイトになり、
引っ込んでいた中域が明瞭感を増します。
高域は鋭く、スピード感と伸びがありますので、
女性ヴォーカルは刺さり気味に感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、
シンバル・金管楽器の音は、金属質な質感の表現も見事で、
明瞭でスカッと抜けが良いです。
ジャンルの相性としては、BPM130くらいまでのEDM系楽曲、
ジャズファンクといったベースのグルーヴ感を思いっきり感じられる楽曲、
男性ヴォーカルのロックといったものが合うかなーと感じます。
ドンシャリ傾向ではあるものの、全体の音は暖かめであるため、
ハードコアやメタルといったソリッド感やスピード感を重視する楽曲では
少し重く感じてしまうかもしれません。
全体的に重さとメリハリのあるパワー系の音になるので、
長時間使っていると聴き疲れしてしまうかもしれませんが、
この音の洪水感、是非とも1度体験していただきたいですね。
Heir Audioの他モデルも、なかなか尖った個性を持つモデルばかりですので、
ご来店の際はぜひとも全モデルを聴いてみていただきたいです〜！
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました！
明日は名古屋店より、PLENUEおぢさんこと、いぺさんがご登場です！
PLENUEユーザーの皆様、必見ですよー！！！！
以上、秋葉原店のうすきちがお送りいたしました！(・∀・)ﾉｼ
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