こんにちは!e☆イヤホン名古屋大須店修理担当のマロンです!

↑作業させていただいたカスタマイズ品などアップしているのでよかったらフォローお願いします!

 

 

突然ですが皆様、SONYのMDR-CD900STというヘッドホンはご存知でしょうか?

 

 

 

プロの音楽、音響制作の現場や数多くのレコーディングスタジオでも愛用されている

モニターヘッドホンの代名詞!

アーティストのレコーディングやプロモーションの動画などでもよく見かけます。

 

YouTubeの「THE FIRST TAKE」動画なんかでも使用されていますね。

 

 

とても有名な機種なので、愛用されている方も多くいらっしゃるかと思います。

かくいう私も私物として1台所有しています。

 

そんな900STユーザーの皆様、

各種パーツの消耗や劣化、破損などはしていませんか?

 

長く使用しているとどうしてもパーツは消耗していきます。

特に内部パーツの劣化は外側からは気付きにくいので注意が必要です。

消耗したパーツをそのままにしておくと、音質の劣化や故障の原因に繋がります。

特に音質の劣化はモニターヘッドホンとしては致命的なので、定期的な点検、パーツの交換を推奨いたします。

 

しかし「パーツの交換って実際どうすればいいのかわからない」「どんなパーツがあるのかわからない」という方もいらっしゃるかと思います。

 

ご安心ください!

e☆イヤホンクリニックではMDR-CD900STの修理/カスタマイズを承ることが可能です。

お任せあれ!

 

今回はSONY MDR-CD900STの各種パーツ及びe☆イヤホンクリニックでの専用メニューついてご紹介させていただきます!

 

まずはヘッドホン本体の状態をチェック!

外部パーツ消耗具合の確認

 

イヤパッドやハウジングなど、外側から見えるパーツに関しては見た目で確認可能です。

特にイヤパッドやヘッドバンドのレザー部分は直接肌に触れるため、劣化しやすいです。

 

 

内部パーツ消耗具合の確認

内部パーツに関してはイヤパッドを外す、もしくはハウジング部分の分解が必要です。

 

イヤパッドは内側を外へ引っ張りながら外側の淵を外していくとうまく外せます。

 

黒いウレタン素材の円形の部品が「ウレタンリング」

ウレタンリング周辺に貼られている白い紙様の部品が「前面レジスター」と呼ばれる内部パーツです。

 

ウレタンリングが汗や湿気により加水分解され気付けばボロボロに…。

前面レジスターもウレタンリングの劣化と共に汚れていきます。

 

↑どんどん劣化してこうなります…。恐ろしい…。

 

さらにプラスドライバーを使ってネジを開けます。

 

この際、ネジを落としてドライバーユニット内部に入らないようにご注意ください。

ドライバーユニットは磁気を帯びているので、小さなネジ等の金属パーツは吸い寄せられてしまうことがあります。

(ご自身での分解作業が不安な場合はe☆イヤホンクリニックの方で点検させていただきますので、お気軽にご相談ください!)

 

中央に入っているスポンジの様な部品が「ミクロングラス」と呼ばれる内部パーツです。

 

こちらも経年劣化により変形し、徐々に機能を失っていきます。

 

 

これらの内部パーツはそれぞれハウジング内部で音を調整する役割があります。

劣化すると当然音質に影響がでます。

 

e☆イヤホンで取り扱いのあるCD900ST用パーツ一覧

実際に分解してパーツごとに並べてみました。

 

①イヤパッド

②ヘッドバンド

③ハウジング(L)

④ハウジング(R)

⑤前面板

⑥ドライバーストッパー

⑦ハンガー(L)

⑧ハンガー(R)

⑨ハンガーフタ(L)

⑩ハンガーフタ(R)

⑪ブッシング

⑫プラグ付きコード

⑬ドライバーユニット

⑭ウレタンリング

⑮前面レジスター

⑯ミクロングラス

⑰スライダー(L)※MDR-CD900STに元々付いているスライダーは折りたたみ不可

⑱スライダー(R)※MDR-CD900STに元々付いているスライダーは折りたたみ不可

⑲スクリュー(黒ネジ)

 

これらのパーツは全て個別に交換が可能です!

 

e☆イヤホンクリニックでのMDR-CD900STの修理/カスタマイズご依頼

e☆イヤホンクリニック MDR-CD900ST専用メニュー

 

・純正パーツの交換 作業料¥3,000-(税込) + パーツ代

はんだ付けを行わない純正パーツの交換に関してはパーツ代のみ頂戴いたします。

 

・ヘッドバンド内部配線交換 作業料¥5,500-(税込)

内部配線のケーブル代込みのお値段です。

 

 

修理メニューとは別にカスタマイズを目的としたカスタマイズメニューもございます。

 

・スライダー部分の折りたたみ化 作業料¥3,000-(税込) + パーツ代

折りたたみ可能なスライダーパーツに交換いたします。

 

https://twitter.com/eear_maron/status/1600315212389027841?s=20

 

 

・ケーブル着脱化

3.5mm3極ジャック取り付け 作業料¥5,000-(税込)

3.5mm4極(グランド分離)ジャック取り付け 作業料¥8,000-(税込)

本体側にジャックパーツを取り付けるカスタマイズです。

※残った純正コードのヘッドホン側(6.3mmプラグが付いていない側)にプラグを取り付ける場合は別途作業料¥2,000-(税込) + パーツ代を頂戴いたします。

 

 

※上記作業料は2023年8月25日現在の価格です。

 

MDR-CD900STに関して

e☆イヤホンクリニックで修理できない箇所はございません!!!

お困りの方は是非e☆イヤホンクリニックにお任せください!

 


いかがでしたでしょうか?

今回は「e☆イヤホンクリニックでMDR-CD900STの純正パーツ交換をしてみよう!」と題しまして、

MDR-CD900STの点検方法とe☆イヤホンクリニックのCD900ST専用メニューをご紹介させていただきました。

参考にしていただければ幸いでございます!

 

以上、名古屋大須店のマロンがお届けしました。

 

 

バックナンバーはこちらからどうぞ。

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