こんにちは!e☆イヤホン名古屋大須店修理担当のマロンです!

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皆様プラグの交換ってどんなときに必要だと思いますか?

 ・プラグ付近の断線修理

 ・アンバランスケーブルのバランス化カスタマイズ

 ・ストレートプラグからL型プラグへの換装 etc…

理由は様々ですが、e☆イヤホンクリニックではどれも等しくプラグ交換の作業が必要になります。

 

そんなとき「プラグの交換と言っても、どのプラグに交換するのが一番いいの?たくさん種類があってどれを選べばいいかわからない。」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

そこで!

今回は「プラグパーツの選び方」と題しまして、パーツを選ぶ際のポイントをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。よろしくどうぞ。

 

 

プラグの交換による修理/カスタマイズ

 

・アンバランス端子への交換 作業料¥4,000- + パーツ代

 ↑イヤホン/ヘッドホン本体と着脱可能なケーブルの場合 追加¥1,000-

一般的なステレオミニプラグ(3.5mm3極プラグ)、その他アンバランス接続を目的としたアンバランス端子への交換をいたします。

 

・リモコンマイク付きケーブルのプラグ交換 作業料¥4,000- + パーツ代

リモコンマイク付きケーブルのリモコンマイク機能をプラグ交換後も使用できる状態で交換いたします。

 

・バランス端子への交換 作業料¥7,000- + パーツ代

2.5mm4極プラグ、4.4mm5極プラグ、その他バランス接続を目的としたバランス端子への交換をいたします。

 

※作業料は2023年8月4日現在の価格です。

 

プラグ交換のパーツを選ぶポイント

目次▼

①対応経(使用可能なパーツであるかどうか)

②メッキの違い(音質の違い)

③ピンの材質の違い(音の解像度の違い)

④形状の違い(使用環境に合わせて)

⑤価格/見た目の違い(コストパフォーマンスやデザイン性)

⑥おまかせプラグのご紹介

 

 

①対応経

 

プラグパーツの仕様には「対応経」というものがあります。

実際にプラグ交換作業をする際、そもそもケーブルがプラグパーツの穴を通すことができなければプラグを交換することはできません。

 

 

プラグ交換をするケーブルの太さに対して、プラグパーツの対応径は範囲内であるかどうかを最初にチェックしてみてください。

太いケーブルほど、使用可能なプラグパーツを選びます。

※対応経は余裕を持ってお選びください

 

 

②メッキの違い

 

プラグに施されたメッキの素材によって音質に違いが生まれます。

各メッキにはそれぞれ音質傾向がありますが、実際の音質にはメッキの素材以外にも様々な要因が絡むので、あくまで目安の1つとしてお考えください。

今回はメジャーな金メッキ、銀メッキ、ロジウムメッキの3種類のメッキの特徴をご紹介します。

 

・金メッキ

・量感のある中低域

・柔らかめの音

・癖が少ない

 

・銀メッキ

・伸びやかな中高域

・シャープな音

・音の立ち上がりが速い

 

・ロジウムメッキ

・伸びやかな中高域

・硬めの音

・解像度が高い

 

交換前のプラグと同じ種類のメッキを選ぶのもよし。

違うメッキに変えて音質の変化を楽しむのもよし。

ご自身の音の好みと相談して決めましょう。

 

 

③ピンの材質の違い

 

メッキの下の素地の部分。例えるならプラグの骨の部分……でしょうか。

このピンの材質は一般的には真鍮(黄銅)が使われることが多いです。身近なものだと5円玉の材質も同じく真鍮(黄銅)です。

 

一方でOFC(高純度無酸素銅)純銅と呼ばれる材質も普及するようになってきました。

「OFCとは?」的な内容を説明しようとすると、話がやや脱線してしまう気がするので、

ここでは難しい説明は割愛しますが、要するに「OFC=不純物が少ない高純度の銅=ノイズが少なく高解像度な傾向の材質」といった認識で大丈夫です。

 

ちなみにOFCと純銅では少し意味が違ってきます。

・OFC 純度99.96%以上

・純銅 純度99.9%以上

つまりOFCも純銅の基準には当てはまりますが、より高純度であることがわかりますね。

非常に高性能ですが、その分価格は張る点に注意です。

 

音の解像度を重視するのであれば、OFC ≧ 純銅 > 真鍮(黄銅)の順番でお選びください。

 

 

④形状の違い

 

プラグそのものの形状にも様々な違いがあります。

使用環境や用途、好みの使用感によってどの形状が一番合っているのか決めていきましょう。

 

 

・ストレート型プラグ ・L型プラグ

 

プラグの形状として一番大きい違いはここだと思います。

ストレート型かL型のどちらにするかの基準ですが、

ケーブルにできるだけ負荷がかからない方を選ぶことをおすすめします。

 

↑プラグ根本付近に負荷がかかってしまっているNG例

 

プラグの根本は一番負荷がかかりやすく、断線の原因になりやすいです。

根本の部分が極力曲がらない状態を自然に維持できるかできないかという点で、プラグの形状は重要だと言えます。

 

例えばポケットやポーチに入れてケーブルがまっすぐの状態での使用を想定するならストレート型。

カバンの中に端末を横向きに入れたり、横向きのスマホゲームで持ち手との干渉を避けることを想定するならL型といったイメージでしょうか。

 

・遊び部分(プラグカバーとジャック挿入部分の間)の有無

 

iPhoneやAndroid端末で使用を想定する場合、スマホケースとの干渉も気をつけましょう。

遊び部分がないと、ケースによってはプラグが干渉して挿入できない可能性があります。

またケーブル着脱可能なヘッドホンなどで、本体側のプラグ挿入部分が窪みの奥に配置されている場合があります。

この形状のヘッドホンはプラグに遊び部分がないと奥まで刺さらない可能性があります。ご注意ください。

 

・大きさ、太さ、重さ

プラグには大きいもの、小さいもの、太いもの、細いもの、重いもの、軽いものと多種多様です。

小さくて軽いものはコンパクトで扱いやすかったり、大きくて太いものは重厚感がありケーブルが高見えします。

形状によって使用感が変わってくるので、お好みに合わせてお選びください。

 

 

⑤価格/見た目の違い

 

もちろん価格や見た目で選ぶのもありです。

安くて音がいいコストパフォーマンスに優れたプラグも数多く販売されています。

価格だけで音の良し悪しは決まるものではありません。

どうぞご安心ください。

またケーブルとの組み合わせで見た目がかっこいいプラグを見つけたりと、デザイン性を重視するのもプラグ選びの醍醐味です。

 

 

⑥おまかせプラグのご紹介

 

ここまで「プラグパーツの選び方」をご紹介してまいりましたが、

とくにこだわる必要がない場合は「おまかせプラグ取り付け」がおすすめです。

 

オヤイデ電気「P-3.5 GH4(ステレオミニプラグ)」

 

e☆イヤホンクリニックでのプラグ交換作業に限り、

上記のパーツを使用して作業料 + パーツ代¥500-で作業実施いたします。

※アンバランス端子交換のみ対応、はんだオプション選択不可

パーツ代が少しお得になるので、是非ご活用ください。

 


いかがでしたでしょうか?

今回は「プラグパーツの選び方」をご紹介させていただきました。

少しでもパーツ選びの参考にしていただければ幸いです!

 

以上、名古屋大須店のマロンがお届けしました。

 

 

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