防水規格IPX1から7とはどのくらいの水に耐えられるのか?実際にやってみました!
防水のイヤホン、ヘッドホン、スピーカーなどの新製品が発表されると、何故か期待されるe☆イヤホンのはまちゃんです!
IPXとは?
電気機械器具の外郭による保護等級:
防水性能の指標は”IPX”で表される。本来”IP”の後に続く3文字目で防塵性能の指標を表すが、ここに”X”を入れて防塵性能での指標ではないことを表し、防水性能での指標としている。
水に対する耐性レベルについては、IPX0からIPX8までの9段階が存在し、IPX0は水に対する保護がない状態を表す。0-7まではそれぞれが規格によって試験方法が規定されている。IPX8は「IPX7より厳しい試験条件」という規定があるだけで試験条件は存在しないため、IPX8は実際にはメーカーの独自規格となる。
0級:特に保護がされていない
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
実際に試してみた
IPX1
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
まあ実際この程度の水では防水といった実感もあんまりわかないですね。一滴でも水滴がつくと駄目な製品ではない、といった感じじゃないでしょうか?
IPX2
鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
1との差はあまり無いんじゃないかと思います。1よりは強い、くらいのイメージ。
IPX3
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
水滴、が対象になる防水の規格の上位になるのかなと思います。雨にぬれても、大丈夫、かなー?くらいのイメージ。
IPX4
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
ここまでくるとしっかり防水の実感がわいてきますね。これなら雨でも多少は安心!
IPX5
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
4以上に強い水の圧。体感的には大雨です。この状況でイヤホン使おうとは思わない。ですが、汚れちゃったイヤホンをちょっと水で洗いたい、くらいの要求に耐えられそうです!
IPX6
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
強い噴流水とは?少なくとも僕はめちゃめちゃ寒かったし、めっちゃ痛かったです。防水されていないイヤホンだと、もう、ほとんど無理じゃないですか?
IPX7
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
水面下15cm~1mで、30分間沈んでいても大丈夫、というもので、常時水に使っていても大丈夫といったものではないのでご注意ください。ここまでくると、水滴とか、水流とかではなく、ちょっと方向性の違う規格になります。
いかがでしたか?
IPX4でも十分すごいし、IPX7とかはめちゃめちゃすごい、ということがおわかりいただけたでしょうか?
ちなみに、実験で使った Noble Audioの完全ワイヤレスイヤホン「FALCON」はIPX7。
初代FALCONは生産完了となってしまいましたが、さらにブラッシュアップされた「FALCON2」「FALCON PRO」が発売されました。
基本的にIPX7以外の水の影響による動作はメーカー保証の範囲外となりますので、あらかじめご了承ください。
以上!
はまちゃんがご案内いたしましたー!
※記事中の商品価格・情報は掲載当時のものです。
