大阪日本橋本店のリリーです!こんにちは!

 

ありきたりな話題ですが、皆さん、GWはいかがでしたか?

海に行ったり、動物園に行ったり、実家でのんびり過ごしたり、

はたまた海外で過ごしたりなんかしちゃったりして!!あらやだ!

いいですねー、羨ましいですねー。

私ももう少し暑くなったら、川遊びとか森林浴に行きたいです。

泳げないんですけどね、、、。

 

そして前回の情熱ブログを書いた後に、お客様から「読んだよ」と

お声掛けを頂いて、とても嬉しかったです、、、。本当にありがとうございます。

 

こちらが前回の記事になります↓

【情熱!日本橋スタッフBLOG】第1回 イヤホンの “ベント” ってなに?? 【連載!】

【情熱!日本橋スタッフBLOG】第2回 知っとくといいかも?な周波数特性について【連載!】

 

第1回はベント、第2回は周波数特性について説明させていただきました!

 

そして記念すべき第3回目のテーマがこちら!

「アンプの”級”ってなに??」

 

皆さん、アンプはご存知でしょうか?

ふわっとは理解しているけど、よく分からないという方も多いのではないでしょうか?

 

アンプは、簡単に言うと増幅機の事です。

私達が普段聴いている音楽は、

 

音楽データDAC(デジタルからアナログへ変換する変換機)アンプイヤホン

 

と、この一連の流れを経て、初めて聴けるようになります。

その時に、デジタルからアナログに変換された音楽データは音が小さいままです。

それを、聴ける大きさまで増幅させてくれるのが今回のテーマに出てくるアンプなのです!とても重要な役割ですね!

 

そして今回のテーマの中でもう一つ、気になる単語が出てきました。

こちらのQP2Rの商品説明の欄にも書いてあるA級動作のアンプ。

 

「アンプはわかるけど、A級?なにそれわかんない。難しそう。読むのやーめぴ」

 

あかーーーーんッッ!!

 

気持ちはものすごく分かるのですが、それはダメです。

一緒に頑張りましょう!

それではさっそく本題に参ります!

アンプのA級、B級とは一体なんなのでしょうか!むむっ!

 

「クラス分けとは・・・?」

 

”級”とついていますが、等級でランク付けをしているのではなく、増幅の仕方の違いによって分類しています!

つまりA級だからといって優れているという事ではないんですね、お肉のランクのように!

 

A級アンプとは

 

 

音の歪が無く、原音に忠実です。

一つのトランジスタで駆動しているアンプ、もしくは真空管アンプなどが分類されます。

シンプルな構造になっており、非常に繊細な音を出すのが得意で、

A級アンプでしか表現できないような音があります。

 

しかし、ひずみなく美しい音色を出せる反面、

ずっと電流を流して動作させ続けないといけません。

このため、電力消費や発熱が多いというデメリットを抱えています。

また、上記の通り効率自体はよくないため、

大音量を出すのも不得手な構造と言えますね。

 

【A級アンプの商品はこちら!】

 

真空管のヒーターがほんのり灯る美しいガラス筐体はエレガントな雰囲気を醸し、手元に置くヘッドホンアンプならではの喜びを演出します。

 

ーースケルトンがめちゃめちゃかっこいいですね!

インテリアとしても活躍してくれそうです!

 

 

解像度が高くクリアなサウンドが特長のAKGヘッドホンとのマッチングは抜群です。さらに16Ωから600Ωまで幅広いインピーダンスのヘッドホンに対応しています。

 

ーーA級アンプなのに発熱が少なく、

サイズもお父さんのお弁当箱ぐらいなので省スペースです!

 

【B級って?】

 

 

A級アンプとは対照的に、大出力で高熱効率なアンプです。

トランジスタを2つ搭載してそれぞれ交代で動作し、

より大きな出力、そして高効率に信号を出力します。(プッシュプル動作)

 

しかし、2つのトランジスタが切り替わるタイミングで

「クロスオーバー歪み」と呼ばれる耳障りな音が発生します。

これは構造上、仕方がないことですね。現代ではあまり商品として見かける機会がありません。

 

【AB級って?】

A級アンプとB級アンプのお互いの良いとこどりをしたアンプです。

 

入力が小さいときはA級に近い動作方式になり、

逆に大きいときはB級に近い動作に切り替わるようになっています。

 

歪を抑えつつ、大出力も可能という実用的な構造のため、

市販のアンプの多くで採用されているようです。

ただやはり音質面ではA級に敵わない所もあり、A級とB級の中間な位置づけです。

 

【AB級アンプの商品はこちら!】

 

 

出力と高音質を実現するためにTexasInstruments製「TPA6120A2」を用いたアナログアンプ方式を採用しています。

 

ーーかの有名なウン十万するSONYのプレイヤーもAB級なのです!

 

 

AB級アンプにもかかわらず、A級動作領域を拡大することで通常のヘッドホン・リスニング使用時ではA級で動作します。

 

ーーA級の良さを最大限に活かしつつ、A級の鳴らしきれないところはB級がカバーしてくれるという事ですね!

 

【D級って?】

消費電力が少なく、大きな音を出すこともできるアンプで、

PWM方式という回路を用いて、出力を調整する種類のアンプです。

トランジスタがスイッチングの動作をしているので、

デジタルっぽい動作となっており、エネルギーの変換効率が良いのが特長のアンプです。

 

A級やAB級に比べて小型で発熱も少ないので、

スマートフォンを始めとする多くのポータブル機器で採用されています。

小型ながらかなりパワーがあり、安価なものも多いく何かと身の回りに多いです。

 

構造については難しいので、かなりかみ砕いた説明をすると、

信号の大きさを、(パルスの周期は変えずに)パルス信号の幅で表しているアンプです。

このため、PWM(パルス幅変調)方式なのです。

しかし、パルス信号にしてしまっているので、

このままではアンプからオーディオ信号として出力できません。

実際のオーディオ信号というのは、ご存知の通り、20kHzくらいまでだったりします。

そこで、「ローパスフィルタ」をかけることで本来の信号を取り出すんですね。

 

ローパスフィルタの性能も関わってきますし、

原理上は高周波ノイズが発生しやすいので、アンプの設計にはかなり気を遣うようです。

 

【D級アンプの商品はこちら!】

 

 

Bluetoothレシーバーとして機能しつつ、2.5mm4極ジャックを搭載しているアンプです。

 

ーー優秀なポタアンで有名なEarstudioは小型なのでD級アンプなのですね!

 

 

アンプのまとめ

 

・それぞれ音の傾向が違う

同じヘッドホンやスピーカーを使っても、「A級っぽい」「デジタルっぽい」といった感覚がある。

・使い勝手が変わってくる

しっかり鳴らすためにパワーが必要なスピーカー(ウーファー)や高インピーダンスヘッドホンなどは、A級アンプだけでは熱効率が悪く向いていません。
そういったときにパワー重視のAB級やD級を組み込ませてあげるとコンパクトに且つ効率よくオーディオシステムを組むことができます。

外で聴く時はコンパクトじゃないと持ち運べないので、

D級アンプが活躍します!

 

アンプにも適材適所があるので、級を見ながらアンプを見てみると面白いと思います!

これからのアンプ選びにぜひ活用してみて下さい!

 


 

第三回「アンプの級ってなに?はいかがでしたか?

なかなか複雑でしたがなんとなくご理解いただけたでしょうか?

この記事を読んで少しでもアンプ気になる!ってなっていただけたら

本当に書いた甲斐があります、、、。

 

今回は少し長くなってしまいましたが、これからは要領よく、

スパッと説明できるようになっていく予定です!(笑)

今後もよろしくお願いします!

 

以上日本橋本店のリリーでした!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 


 

過去の記事もぜひ一読ください!!↓

【情熱!日本橋スタッフBLOG】第1回 イヤホンの “ベント” ってなに?? 【連載!】

【情熱!日本橋スタッフBLOG】第2回 知っとくといいかも?な周波数特性について【連載!】