ONKYOのゲーミングブランド『SHIDO』担当の方に熱く語って頂きました。
日本橋PR部のかわちゃんです。
皆様「eスポーツ」はご存知でしょうか。eスポーツとは簡潔に言うとビデオゲームを使った競技。ゲームをスポーツとして捉えた時の名称です。
世界各国、もちろん国内でも対戦型のゲーム大会は開催され最大級の大会の優勝チームの賞金はなんと約12億円も贈られる大会も。
厳しい闘いを勝ち抜いた優勝者には名声だけではなく莫大な賞金が贈られるため、ゲームで勝つことを職業とする「プロゲーマー」も存在します。文字通りまさにスポーツですね。
プロのスポーツ選手が勝つためにこだわる物といえば、もちろん競技をするための道具。
現在、ゲームで勝つための道具、周辺機器「ゲーミングデバイス」は様々なメーカーや製品が発売され非常に大きい市場へと成長いたしました。マウスやマウスパッド、モニターなど様々な種類のゲーミングデバイスが存在する中で重要なデバイスの一つがゲーミングオーディオです。
Photo by Glenn Carstens-Peters on Unsplash
なぜかというと、スコアを伸ばすことにおいてとっても重要だなと感じた要素はズバリ「音」。
特に、FPSやTPSなどのシューティングゲームはプレイされる方にとっては当たり前のことかもしれませんが、銃声や足音の方向、ゲームの種類にもよりますがグレネードの跳ねる音やリロードしている音などの細かい音をしっかりと聞き分けることにより対戦相手が大体どこにいるか、どういう状況なのか相手と顔を合わせる事無くノーリスクで把握できます。
ゲーミングオーディオ機器を選ぶメリットとしては、先程述べたようにかなり重要である情報源である「音」に特化。例えば銃声や足音、爆発音の方向などをより細かく聞き取りやすく、定位をつかみやすいように専用のチューニングしてある点です。
今回の記事でご紹介をさせて頂くのは、多々のメーカーがひしめく中、突如彗星の如く現れた「SHIDO」。
元はゲーミングブランドでなく、老舗の「オーディオブランド」であるONKYOが手がけるブランドです。国内でも日に日にeスポーツ人口が増え盛り上がる一方、ゲーミングデバイスは海外のメーカーが多く寂しいなと思っていた矢先に、国内のメーカーが参入と聞いて日本人の自分としても嬉しいニュースであります。
SHIDO
大注目のONKYOゲーミングヘッドホンです!サンプルのみで試聴はできませんでしたが、イヤパッドの阿吽や黒×金のカラーリングなどビジュアルだけでもとてもワクワクしました!
伊達の兜を連想する三日月マーク🌙もポイントで使われておりクールでした。#CES2019 #eイヤホン #ONKYO pic.twitter.com/uf4W1mQT8m— イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン (@e_earphone) 2019年1月10日
先日ラスベガスで開催されたCES 2019でプロトタイプのゲーミングヘッドセットとUSBコントロールアンプを発表し大きな話題を呼びました。
この度なんと、そのSHIDOブランドの方に製品についてアツく語って頂ける機会を頂きました!
というわけで
ONKYO BASEにやって来ました
オーディオメーカー「ONKYO」のショールーム「ONKYO BASE」。
様々なオンキヨー・パイオニア製品がオシャレなディスプレイとともに展示されています。
展示の仕方がとにかく綺麗。
そこでドンッとひときわ目をのがSHIDOブース。
そこでかっこよく展示されていたのが……、
CESで発表された2製品!初めて実機を手に取ることが出来たのでPRスタッフ一同大興奮です!
そして今回インタビューさせて頂くのがSHIDOのセールス、マーケティング担当の宇野さん。
SHIDOというブランドが目指している物やどんな製品を開発しているのかアツく語って頂きましょう!
今日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
では、まずゲーミングのブランドをONKYOさんが、このタイミングで始められる経緯をお聞かせください。
経緯としては、昨年の春夏ぐらいからプロジェクトとしてゲーミングデバイスの企画が始まっていました。ゲーミングデバイスの問題解決、課題解決を行うブランドです。
eスポーツ市場がどんどんと成長していく中、日本のメーカーとしてプレイヤーの方に手助けができないという事で立ち上がりました。
というのがこのタイミングで立ち上げたという理由の一つになります。
この「SHIDO」というブランド名には、どういった意味が込められているのでしょうか?
「武士としての道義」を表す士道という言葉に由来します。
日本のブランドして海外市場へ展開していく際に、日本らしいブランドネームの方が良いのではないかという事で命名しました。
オーディオブランドが手がけるゲーミングデバイスとしての強みはなんでしょうか。
オーディオメーカーとして70年間音作りを行ってきたノウハウがゲーミングデバイスに宿るというのは大きな強みかと思います。
またヘッドホンなどを長年開発したオーディオメーカーとしての技術を活かした装着感や使用感もゲーミングデバイスという形でゲーマーの方にも届けると言うアプローチのブランドです。
逆に、今まで手がけてきたオーディオ製品とは違った部分などはありますか?
社内はもちろんずっとオーディオを手がけてきた社員が大半なので、ゲーミングデバイスの開発となるとアプローチの仕方を変えなければならない。
なのでまずチームにゲームが好きな人を集めました。
製品を設計する際、例えばオーディオ用のイヤーパッドだと気密性や音質効果を重視して革素材などを採用していました。
しかし、今回はゲーム用途ということで、ゲーマーの方が長時間使用しても快適にお使い頂けるように非常に速乾性の高いサラサラとした手触りの特殊な素材を採用しました。
他にもオーディオ用のヘッドホンにはマイクも付属しませんし、そのような違いを意識しながらゲーマーの方にとって一番良い形は何かを模索しながら、製品開発を進めています。
ゲーミングデバイスはキラキラとした電飾が付いている物が多いですが、そこはあえてシンプルなデザインに仕上げてきたというのが面白いですね。
カラフルであったり光ったりという要素は本当にゲームをすることにおいて必要なのかな考えており、我々のブランドとしてはあえてそういった不得手な要素を採用するのではなく、必要だと考える要素だけを研ぎ澄ましていくことをデザインコンセプトとしています。
オーディオブランド的にはLEDやその周辺回路が重量や音質に対して悪影響を及ぼしかねないと考えているのであえてそういった設計はせずに、シンプルにゲームと向き合えるようなデザインを目指しています。
道具としての物づくりですね。
本当に必要だと思える要素だけを追求したものを提供したいです。たとえば、LEDイルミネーションはゲーム機器の文化ともいえる部分ですが、我々はその分野が得意なわけではありません。
不得手なことをやって、重量が重くなったり値段が高くなるようなことは避け、シンプルに仕上げ、多くのお客様のお手元に届く製品にしていきたいです。
価格帯についてはどのような考えで開発中なのでしょうか。
価格帯に関してはお客様が気軽に手にできるような価格帯を意識して製品を開発しています。想像からかけ離れた価格ということはないと思います。
同時に発表されたUSBコントロールアンプもゲーミングデバイスとしてリリースする製品なのでしょうか。
そうですね。
どういった点が持ち味の製品なのでしょうか。
小さいサイズの筐体にすることによって、机のどの位置に置いても大丈夫という特徴が一番の特徴です。
また、単純で分かりやすい操作感というのも意識して製品を設計しております。
我々が考えているのは、PCゲームをプレイされる方は音量の調節やイコライザーの調節を行います。その際ソフトウェア上でマウス使い一度画面を切り替えてマウスで操作する方が多いので、それに対する問題解決として設定する項目を物理的に外に出して瞬間的に操作できるのが特徴です。
最近のゲームは場面が目まぐるしく変化する作品が多いので、その状況に応じた操作をして頂けるという製品です。
機能に関してはまだ具体的には決定はしていないのですが、今考えているのはこういったイコライザー機能やゲーム音量の調整、ボイスチャットの独立したボリュームなどの実装を考えています。
サラウンド用のボタンが実装されているのも気になるポイントですね。
今お話できるのは、ヘッドセット単体ではサラウンドに対応しているわけではないのでUSBコントロールアンプでバーチャル7.1chの音を作成してヘッドセットに出力する、というイメージです。
一見オーディオメーカーがゲーミングデバイスに参入するとなると、音にこだわるのかなというイメージが先行してしまうのですが、それはもちろんのことですが非常にゲーミングデバイスとしての実用性もしっかりと考えられた製品だと感じました。
こういうのあったら嬉しいなという機能が盛りだくさんでゲーマーの視点から見てももちろん魅力的な製品になりそうですね。
ゲーマーが集まって話し合いを何度も繰り返し機能などを開発しているので、ただ単に作りましたという製品ではないです。
技術力を持ったゲーマーが集まったからこそという製品ですね。
発売までに様々なフィードバックを経て完成度の高い製品に仕上げていこうかと思います。
まだ公開されている情報が限定的ということでユーザー様も探り探りな所もあると思います。今、公開できる内容でユーザー様に一言頂けないでしょうか。
海外メーカーがひしめき合う中、日本のブランドとして製品を展開するという事は今後の国内のe-sportsを発展させてるという点でもとても重要なことだと思います。乞うご期待ください!
ありがとうございました!
老舗の国内ブランドの視点とゲーマーの視点の2つが合わさった開発の仕方は今までにはないアプローチの仕方で製品の完成が非常に楽しみ。
まだ発表していない新しい機能が搭載されるかもしれないとのことなので、今後の動向にも注目したいところですね。
この度は取材をさせて頂いてありがとうございました。
「SHIDO」の公式Twitter、Instagramも稼働中!
より良い製品を目指すための、ゲーマーの皆様の貴重なご意見を募集中とのことです。リプライやコメント、お待ちしております!
また、今回取材したONKYO BASEでは現在SHIDOの展示は行っていないのですが、非常にスタイリッシュな空間でオンキヨー・パイオニア製品に触れ合える楽しい空間なのでぜひ立ち寄ってみてください。
ONKYO BASE
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1丁目25番地4
以上、最後まで読んでいただいてありがとうございます。
日本橋PR部よりかわちゃんがお送りいたしました!
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日本橋本店PR部のかわちゃんです!写真を撮ることが大好きなので、写真を通してイヤホンヘッドホンの魅力をお伝えしていきたいと思います!よろしくお願いします(`・ω・´)b