たっくん
どもっ!!e☆イヤホン アンバサダーのたっくんです!

あれよあれよと、ポタフェスまであと2週間を切りました。

直前はいつも準備でバタバタしています(^^;

こんなとこに飛んでいきたい気分です…w

エコー・レイク

エコー・レイク

 アメリカに行った時に見た標高3,300M位にある湖です。空気がかなり薄かったですが、携帯の電源も入らず現実逃避するにはもってこいです(笑)

あと2週間でポタフェスです。現実逃避せず最後まで頑張りますので、ぜひご来場頂ければ幸いです。

さて、本題!

Lotoo PAWGold

Lotoo PAWGold

PAWGold

▼【ご予約受付中】Lotoo PAWGold e☆特価¥285,000-【12月19日発売予定】

Astell&Kernユーザーの僕もかなり気になるこの製品。

Lotoo

そもそも『Lotoo(ロトゥー)』『INFOMEDIA』という企業のオーディオブランドです。

INFOMEDIAは中国とアジアにおいてオーディオ・ワークステーションと放送用自動システムを提供する最大の企業です。世界で初めてパームサイズのソリッドステート・デジタル・レコーダーを開発し、さらに多くの革新的な新製品を非常に安価にリリースしています。

また、ポータブルテープレコーダー機材を開発し、憧れの機材となっている、スイスの『NAGRA』ブランドのポータブル製品をODMとして製造・開発を行ってきたメーカーでもあります。

サンプルの展示が始まっていますので、早速商品撮影してみました。

〜スペック〜
 材質    航空産業用アルミニウム合金
表示画面   1.8インチカラーOLED 160×128
通信ポート  USB3.0
出力ポート  2系統ヘッドホン端子(ミニ)(3.5mm)/ライン出力(3.5mm) 
 サイズ   60×104×25.4mm(W×H×D)
  重量     280g
バッテリー  2Whリチウムイオンポリマー電池/連続再生 約12時間
  メモリー   SDHC/SDXC(最大2TB)

なかなかのハイスペックな製品です。

早速使ってみました。

Lotoo PAWGold USB3.0コネクタ

Lotoo PAWGold USB3.0コネクタ

個人的にうれしいのはUSB3.0への対応。

ハイレゾ音源やDSDのデータの転送に役に立ちそうです。

また、画面を正面に見て左サイドに、ACアダプタ用の充電端子もあります。個人的には、AK240で慣れているので、USBケーブルによる給電だけでも良かった様な気もします。

Lotoo PAWGold SDカード

Lotoo PAWGold SDカード

SDカードはMicroではなく、通常のSDカードを使用します。

理論上ではSDXC 2TBまで使用できるとの事です。

セッティングの画面に、SDカードの読み取り速度がPAWGoldでの使用に適しているのか測定する機能も付いているので、使用しているSDカードの読み取り速度に問題があるかチェックする事ができます。

Lotoo PAWGold セレクター

Lotoo PAWGold セレクター

特徴的なセレクターはゼウスの息子『アポロ』をイメージしたそうです。

アポロは音楽などの芸能・芸術の神を始めとした、多岐に渡る能を持つ名高い神様だそうです。そんなアポロをイメージしているとの事なので、製品に自信を持っているのが伺えます。

ディスプレイにはサファイアガラスを採用しています。サファイアガラスと言えばiPhone6に搭載されるという噂が記憶に新しいですね。ダイヤモンドに匹敵する様な強度を持っているガラスで、傷に対する耐久性が非常に高いディスプレイとなっています。

Lotoo PAWGold ボリューム

Lotoo PAWGold ボリューム

ボリュームにはガードが付けられています。

必要な機能は本体上部に集約されているのが分かりますね。ボリュームに大きなガードが付けられており、誤動作を防止しています。

また、独特なボリュームのトルク感で、軽すぎず重すぎずのボリュームとなっています。

出力はステレオミニのヘッドフォン出力と、ラインアウトを搭載しています。ゲイン切り替え、ホールドも本体上部に取り付けられています。

PAWGold

PAWGold 展開

PAWGoldの展開写真。

本体がサイズの割に重量感があるのは、ボディパネルに航空産業用アルミニウム合金を使用しているからです。また、バッテリーが大型なのも見てわかりますね!

DACチップはバーブラウンの「PCM1792」を採用し、オペアンプにはTIの「LME49600」を、DSPにはADIのBlackfin 514 DSPを採用しています。

出力はステレオミニのヘッドフォン出力と、ラインアウトを搭載しています。

PAWGold ヘッドフォン端子のスペック↓

周波数特性:±0.06dB(20~20kHz)/±1dB(5~50kHz)
全高調波歪率:0.00058%@1kHz(20~20kHz,A-Weight,No Load)
ダイナミックレンジ:121dB@1kHz(20~20kHz,A-Weight)
S/N比:120dB(20~20kHz,A-Weight)
クロストーク:-119dB

歪み率がかなり抑えられています。スペックも聴感上の音質もどちらも大切にして作られているそうです。

PAWGoldとAK240

PAWGoldとAK240

 聴いてみた。

やはり気になるのはAstell&Kern AK240と比べてどうなの?という所です。個人的にもAstell&kernユーザーですし、AKシリーズは3機種使ってきました。

操作性でいえば、やはりまだまだAstell&kernに軍配が上がります。タッチパネルによる直感的な操作、洗練されたUIは簡単には超える事の出来ないレベルまで高められていると思います。発売以降、ユーザーの意見を取り入れ、ファームウェアのバージョンアップを繰り返し行ってきたので、操作感など総合的に見ても完璧に近い完成度を誇っていると思います。

PAWGoldは、操作感にはまだまだ改良の余地は残るものの、ボタンを押して約2秒で起動してしまう起動時間の速さ、ボタン操作に対する反応の良さはPAWGoldに軍配が上がると思います。UIの階層の深さや、決定や、戻るなどの直観的なわかりやすさが加われば、とても使いやすくなると思います。

Astell&kern AK240

Astell&kern AK240

全く別のアプローチで作られた音だと思う。

Astell&kern AK240では、多くの時間を良い音楽を聴いて過ごしてほしいという様な、いわゆるハイエンドオーディオ機器に共通する様なHiFi的なサウンドで、リスニングを意識したチューニングがされています。少し余韻があり、空気感や、雰囲気をしっかりと感じさせてくれます。

反対にPAWGoldは、とにかく直線的なサウンドで、余すことなく正確に音をモニタリングしたい方にお勧めできる製品です。AK240よりもキレのある音で、レスポンスが重視され、全体的に音圧が強く、音の芯が太い力強い音の印象です。スタジオやマスタリングに使用する様な、業務用機材の音の雰囲気に似ていると元エンジニアのスタッフも言っていました。

どちらのプレイヤーもハイレゾ音源はもちろん、DSDのネイティブ再生に対応しています。DSDの再生ではPAWGoldの方が、DSDフォーマットの音に相性が良いのか、よりDSDの高解像度な感じがうまく表現できていた印象です。

PCMの音源では、2機種の間に大きな解像度の差は感じられず、ポータブルオーディオデバイスの音質では最高峰の双璧ともいえる存在だと思います。イヤホンならAK240の方が印象が良く、ヘッドホンならPAWGoldのドライブ力で印象が良く…甲乙付け難い比較試聴でした…。

まだ、届いて数時間しかいじれていないので、また印象が変わるかもしれません。とりあえずファーストインプレッションと言う事で、今回の記事は締めさせて頂きます。

以上、たっくんでした!

PS.ポタフェスでバタバタの中、優れた2機種の聴き比べを行い、良い音に癒されていました(^^;