こんにちは!たっちゃん(@eear_tatchan)でございます!!
僕が髪を切ったことをまだ名古屋大須店スタッフの誰も気づけずにいます。
本日よりオーダー開始になりました!
新カスタムIEMメーカー
中国深センのカスタムIEMメーカー
“qdc”
■ About Shenzhen Qili Audio Application Co., Ltd. (qdc)
Shenzhen Qili Audio Application., Ltd.(qdc) は、 中国深センに て 10 年以上、 軍や警察向けにアプリケーションやオーディオデバイスの研 究を行ってきたメーカーです。
香港城市大学を修士課程修了後、 無線 周波数の設計やオーディオアプリケーション技術のエキスパートとして 20 年 以上、 製品の研究開発および企業マネジメントを行ってきた Zengfeng Li 氏が代表を務めています。
現在は音楽業界からの支援を受け、 バラン スド ・ アーマチュアドライバー採用したカスタム IEM の開発に努めており、
既に中国でのプロフェッショナル ・ オーディオ市場では、 ステージモニター用 のカスタム IEM として 70%のシェア率を誇るまでに成長し、 本国では高い 信頼と名声を獲得しています。
■ 高性能な開発機器とそれを扱える優秀な人材を抱え、 常にテクノロジーを革新させる企業姿勢
カスタム IEM の開発環境として、無響室の設置、 ブリュエル ・ ケアー (B&K)社の音響 ・ 振動計測用 PC ハードウェアやソフトウェアの導入、
電気信号や音響に詳しい専門家との共同開発など、 多額の投資を行 い、 常に技術革新を求める企業姿勢が強みです。
■ 音楽業界からの支援を受け、 著名なサウンドエンジニアやミュージシャンが音作りに参加
qdc 社が開発するカスタム IEM は、 マーケットからのリサーチは勿論、 音 楽業界からの協力も得て、 現場で本当に使えて信頼されるカスタム IEM の開発を積極的に行っています。
中でも Shaogang Jin 氏 は、 中国でも著名なサウンドエンジニアで、 北京オリンピックではチーフサ ウンドエンジニアを務め、 中国好声音中国浙江衛視の音楽オーディション 番組 「Voice of China」 ではサウンドディレクターを務めるなど、
業界 で活躍しているエンジニアですが、 qdc 製品の音作りに大いに関わってい るメンバーの一人です。
その他にも、 ミュージシャンの 「Luo Chen」 氏 や北京でも名の通る有名レコーディング ・ スタジオで技術を学び、
2008 年にはオリンピックのメイン公式曲のレコーディングを任された 「Mengyang Lin」 氏など、 名だたる実力者たちがイヤホンの音作りに 参加しています。
以上が代理店であるミックスウェーブ様からの案内でした。
ステージ用のカスタムIEMで中国では70%以上のシェアがあるというのはすごいですね!
それだけ中国では有名で信頼のあるメーカーということですね。
では今回取り扱うことになった3機種をご紹介いたします!
まず1つ目!
8CS
Studio Series
8 Driver Custom IEM
バランスド ・ アーマチュア型(BA 型)
「8CS」 は、 レコーディングエンジニアやプロデューサーなどプロフェッショナルの現場で使用されることを目 的に開発されたカスタム IEM です。
バランスド ・ アーマチュア(BA)ドライバーを 8 基搭載しています。
この 8SC は、 qdc として初のプロフェッショナル ・ マーケット向けのカスタム IEM で、 中国で最も実力 がある 5 人のサウンドエンジニアの内の一人、 サウンド ・ エンジニア 「Luo Chen」 氏によってチューニ ングが施されたモデルです。
ドライバー:バランスド ・ アーマチュア(BA 型)
ドライバー構成:8 ドライバー Low x 2, Mid x 2, High x 4
周波数特性:20Hz -20kHz
入力感度:112dB @ 1mW
インピーダンス:22Ω
イヤホン端子:qdc 社独自の 2pin 端子
ケーブル長:約 122cm
入力端子:3.5mm ミニ端子
聴いてみた!
実際に聴いてみると、
「凄さが分かりづらい」という印象を受けました。
「凄さが分かりづらい」ということはすなわち
極めて普通ということだと僕は思います。
帯域のバランスも低音から高音にかけて満遍なく出力していて、
どの帯域も過不足のない理想的なバランス。極めて平均。
音の線の太さも細くもなく、太くもなく。極めて平均。
音の立ち上がりや余韻も普通です。キレッキレでもなければ響き重視でもない。
解像度的には、どの楽器(帯域)も分離感がよくそれぞれのパートが見渡せる程の高解像度。
ですがその解像度自体も主張は少なく長時間のモニタリングもこなせるようにしていると思います。聴き疲れはしづらいかと。
このあたり前のような理想的なサウンドを聴いたのはなんだか久々な感じがします。
約20万円のカスタムIEMですがこの素晴らしさは是非じっくりと店頭で聴いていただきたいなと思います。
「普通が1番!」そんな言葉を思わせるカスタムIEMだと思いました。(飲み物で言うと富士の天然水。)
はい次!
8CH
HiFi Series
8 Driver Custom IEM
バランスド ・ アーマチュア型(BA 型)
「8CH」 は、 コンシューマー ・ マーケット向けにリスニング用途として開発されたカスタム IEM です。
バラ ンスド ・ アーマチュア(BA)ドライバーを 8 基搭載し、 音楽愛好家が楽しめるようなサウンドデザインと なっています。
ドライバー:バランスド ・ アーマチュア(BA 型)
ドライバー構成:8 ドライバー Low x 2, Mid x 2, High x 4
周波数特性:20Hz -20kHz
入力感度:112dB @ 1mW
インピーダンス:22Ω
イヤホン端子:qdc 社独自の 2pin 端子
ケーブル長:122cm
入力端子:3.5mm ミニ端子
付属品 IEM Cable, Carrying Case, Cleaning Tool, 保証書 (1 年間 )
聴いてみた!
一つ前に書いた8CSの後に聴きました。
なんとなくこのメーカーの音が分かってきたような気がします。
キングオブ“普通”=8CS様(勝手に命名)と比べると確かにリスニング向けというのが分かります。
音場は前後左右、奥へ広くなり、音の立ち上がりは早めで余韻の表現も爽やかで気持ち良いです。
帯域のバランスとしては8CSと同じように出っ張りもなければ引っこみもない、非常に良いバランスに仕上がっています。
すっきりとしたサウンドが聴いていてとても心地よく、「ずっと聴いていたくなる」サウンドになっています。
僕が現在オーダーしているVE6 X2によく似ていますがもう少し音場が狭く、少しだけ柔らかい音になったのが8CHだと思いました。
「青空の下で風に黒髪をなびかせている美少女」
というのが僕の印象でした。とっても爽やかで嫌味がありません。絵になる音です。
(飲み物で言うのであればサイダーという感じ)
3つ目!
8CL
Live Series
8 Driver Custom IEM
バランスド ・ アーマチュア型(BA 型)
「8CL」 は、 ライブパフォーマンスやライブレコーディング ・ ミキシングなど、 プロフェッショナルの現場で使 用されることを目的に開発されたカスタム IEM です。
バランスド ・ アーマチュア(BA)ドライバーを 8 基 搭載しています。
ドライバー:バランスド ・ アーマチュア(BA 型)
ドライバー構成:8 ドライバー Low x 2, Mid x 2, High x 4
周波数特性:20Hz -20kHz
入力感度:112dB @ 1mW
インピーダンス:22Ω
イヤホン端子:qdc 社独自の 2pin 端子
ケーブル長:122cm
入力端子:3.5mm ミニ端子
付属品 IEM Cable, Carrying Case, Cleaning Tool, 保証書 (1 年間 )
聴いてみた!
こちらも最初に紹介した8CSの後に聴きました。
お口直しにも持って来いなイヤホンですね8CS。普通すぎて優秀です。
さてさて、現場用のモニターとして作られたという8CLですが、聴いてなるほど。
8CS、8CHと比べるとドンシャリなサウンドになっているのがすぐにわかります。
ドラムやシンバルのリズム隊がかなり正確に再現されています。
音の立ち上がりも鋭くとても聴き取りやすいです。
ドンシャリと言えど現場用。ボーカルもしっかり聴こえているのでボーカリストでも安心ですね。
音場表現的には少し縦上下が狭くなった印象。とはいえ決して狭い訳ではありません。
これに関してもリスニングも楽しめるモデルかなと思います。結構王道な「良い音」というイメージです。
ファーストインプレッションでは8CLは「お!いいね!」と人気が出そうな予感。じっくり聴いても良いんですけどね。
仕事も遊びも趣味も「なんでも全力!」なカスタムですね。彼は。暑苦しくはないと思います。(飲み物で言うならコーラでしょうか。定番感。)
さあ、以上の3機種を聴いたわけですがざっくり言うと
リスニング用途なら8CHと8CLでOKかと思います。
でも、もしお店に立ち寄っていただいて時間があるのなら8CSを聴いていただきたいです。
そのぐらい8CSは普通です。普通が幸せだと気付いてくれたら嬉しいです(何言ってんだろ)。
さて、音質のレビューは以上です。
次はデザイン!
以下カラーチャートです…
カラーが多いうえにかなり綺麗ですよね!
カラーリングとしては、
左側シェル、右側シェル
左側フェイスプレート、右側フェイスプレート
の最大4色まで追加可能で
有料にてWoodデザインのフェイスプレートや
シェルやフェイスプレートに金色のラメや金箔を入れることのできるオプションもございます。
ロゴもセンターかボトム(フェイスプレートの下のほう)の位置と
カラーがゴールドかシルバーからお選びいただけます。
ケーブルの長さは約122cmで
ブラックかホワイトから選べますよ~。
かなり自由度が高いのですがオリジナルアートワークは受付ておりません!ごめんなさい!(要注意!)
とはいえWoodフェイスプレートの仕上がりはとても綺麗なのでオーダーする際は必ず見てくださいね!
ポタフェス2016 in 名古屋開催以前から注目のあった
新カスタムIEMメーカー“qdc”はいかがでしたでしょうか。
こちらの3機種は本日よりオーダー開始となります!
試聴やオーダーはe☆イヤホン
カスタムIEM専門店
大阪日本橋本店
名古屋大須店で可能です。
ぜひともご来店の際はお試しください!
カラーサンプルもございますよ~!
ではでは!名古屋大須店のたっちゃんがお送りいたしました!
(僕のVE6 X2はいつ届くのだろうか…)
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