Float Runはいわゆる「ながら聴き」イヤホンです。ながら聴きのスタイルは様々に変化しており、耳にイヤホンを入れるタイプと、入れないタイプがあります。前者は骨伝導タイプやイヤーカフタイプが代表として挙げられます。
また、後者としてはSONY LinkBudsや、密閉型で耳を塞ぎつつ外音取り込み機能を使用して外の音を聞こえるようにするLinkBuds Sなどが挙げられます。
Float Runは前者に近い形で、耳の前にスピーカーが浮いたようなスポーツギアです。いわゆる首掛け式のスピーカーの方が近いように感じます。
Float Runを開封
パッケージ
パッケージはプラスチックフリーで紙製です。
Float Runパッケージ外観
本体がスタイリッシュに収まっています。
Float Run本体
ネックバンドの先端にスピーカーやバッテリーが収まっています。
重さを感じにくく、とても軽量です。
ネックバンド部分はとてもシンプルで柔軟性があります。
操作ボタンと充電端子は本体右側に集中しており、再生・停止、曲送り・戻しが出来ます。充電端子は汎用性の高いUSB-Type C
本体左側にはボタンや端子はありません。
装着してみる
本体前面から、耳掛け部分にかけて顔に触れていますが、それ以外は触れていません。
顔の傾斜に沿って変形しているため、装着時の安定感が増しています。
バッテリーや基板などの部品を後ろ側に配置することで重量バランスを最適化しています。
激しく動いてみる
こんなに激しく動いても全くズレたり落ちたりする気配がありません。
音質について
オープン型のイヤホン・ヘッドホンの特徴と違わず、音の広がりが特徴的です。イヤホンとしては大型な16mmドライバーを搭載しているためか、音が豊かでスケールが広いイメージです。どちらかというと中音域から高音域の音のきれいさが際立ちますが、非常に自然なスピーカーのような鳴り方です。
ライブ音源やオーケストラ音源などを聴くと、より音の広がりやスケールを感じられます。
耳が密閉されているわけではないので、密閉型の製品に比べると地鳴りのような音は感じにくいですが、ナチュラルでクリアな音が得意です。
骨伝導タイプとの違い
骨伝導タイプは、音量を上げると震えもあがって、音量を稼ぎにくい印象ですが、Float Runはスピーカーを耳の前に置いているような形状なので、それと比べて大きな音まで出すことが出来ます。
骨伝導タイプの進化もめざましいですが、スピーカーを詰んでいるFloat Runの方が明白にクリアなサウンドを感じられます。
運動時や仕事、家事をしながらなど使用するシーンは似ていますが、音の傾向は全く違います。
骨伝導は内側に音が流れてくるイメージとすると、Float Runは外側に流れていくイメージです。
音漏れについて
外側にスピーカーが配置されていますが、音漏れはかなり抑制されています。隣に人がいても、音楽を楽しめる音量でほとんど音漏れを感じさせません。よっぽど静かな環境で、よっぽど近距離に居なければまず気にならないでしょう。
スポーツシーンでのイメージ
密閉型のイヤホンでランニングなどをした際に、自身の足音が響いて聞こえるというお悩みをよく聞きます。
Float Runは耳を塞いでいないのでそういった問題が起きません。
また、耳を塞がない故に通気性が良く、耳の蒸れとも無縁です。
スペック
ヘッドホン部 | |
---|---|
型式 | オープンエアダイナミック |
ドライバーユニット | 16 mm |
質量 *2 | 33 g |
ヘッドホン部(その他) | |
電源 | DC3.7V : 内蔵充電式リチウムイオン電池 |
充電時間 | 約3時間(フル充電) |
充電方法 | USB type-C |
防滴・防水 | IPX4 |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大10時間 |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大10時間 |
電池持続時間(待受時間) | 最大200時間 |
Bluetooth | |
通信方式 | Version5.0 |
出力 | Bluetooth power class1 |
最大通信距離 | 見通し 約10m |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) |
変調方式 | FHSS |
対応Bluetoothプロファイル *3 | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
対応コーデック *4 | SBC, AAC |
付属品 | |
USBケーブル | USB type-C (約20cm) |
キャリングポーチ | ● |
保証書 | ● |
取扱説明書 | ● |
まとめ
快適な装着感と自然な聴き心地で、運動のお供に最適です。
耳を塞がないタイプのため、周囲の音に注意を払いながら使用でき、耳の部分が汗で蒸れないのがポイント。
運動時だけでなく、家事育児をしながらのリスニングもオススメ。
骨伝導タイプのイヤホンと相性が合わなかった方や、探し求めていたスポーツ用イヤホンにめぐり合えていない方はe☆イヤホンのお店で是非お試しください。
e☆イヤホンの何でも屋のケイティです!
▼愛機
カスタムIEM:AAW AXH
イヤホン:UM PRO30【redesign model】 SE425
ヘッドホン:SRH1540