qdcの新しいエントリー機種でハイブリッドドライバー搭載のUranusを聴いてみた


 

 

イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホンのPRスタッフのかわちゃんです。

今回はqdcの新しいエントリーイヤホンqdc Uranusの実際の使用感や音質に関して簡単にレビューいたします。

 

qdc Uranus

 

 

 

好評発売中!

 

 

qdcとは

 

 

メーカーについて簡単におさらいしておくと、qdcは中国のシリコンバレーと呼ばれる深センに本社を構えるカスタムIEMメーカーです。中国のプロオーディオ市場ではなんと7割を超える高いカスタムIEMのシェアを誇り、なんと軍や警察向けのミリタリーオーディオの開発までも行うという高い技術力を持ったメーカーです。

 

カスタムIEM以外にもユニバーサル型のイヤホンも数々リリースしています。中でもエントリーモデル「NEPTUNE」は国内でも一時期手に入れるのが非常に難しいぐらいの空前絶後の大ヒットを記録しました。

 

今回ご紹介をさせていただくUranusは高いコストパーフォーマンスを誇るNEPTUNEに次ぐ機種ということもあり、発表された時には非常に話題に。非常に注目度の高い製品ですね。

 

 

ハイブリッドドライバーを採用

 

 

今回ご紹介させていただくqdc Uranusは「1BA+1DDのハイブリッドドライバー」を採用しています。上位機種qdc Fusionのエッセンスを取り入れた優れた性能とのこと。

 

独立した音導管と音響空間が用いられ、搭載されているダイナミックドライバーのチューニングは特許取得済みの音響設計を施したというこだわりっぷりが伺えます。

 

 

 

 

詳しい製品の情報はこちらの記事をご参照ください。

【2/7発売】#qdc からハイブリッド型イヤホン『Uranus(ウラヌス)』登場!

 

 

 

 

外観

ではお次は製品の外観をチェックしていきましょう。

 

外箱。

 

 

パカッ。

 

 

 

イヤホン本体。とてもカッコいいですね。精度がかなり高く、透明度の高い綺麗なシェルで、非常に丁寧に作り込まれていると感じました。数々のカスタムIEMを手掛けるメーカーならではの高い工作精度ですね。

 

 

また、適度なシェルの厚みのおかげでしっかりとした印象で不安なくお使いいただけると思います。

 

 

カッコいいケースも付属します。しっかりとした印象で手触りも非常にいいのもポイント。単体販売して欲しいぐらいです。

 

 

通常型と2段フランジのイヤーピースがそれぞれ(S/M/L)の3サイズ付属します。個人的にqdcの2段フランジタイプのイヤーピースがかなりお気に入りで、しっかりとした装着感と遮音性が特徴。音質もよりダイレクト感が増すおすすめのイヤーピースです。

 

 

ステムは金属製

ケーブルはおなじみのqdc2ピンを採用しています。イヤホン側に出っ張りがあるタイプのおかげで汗や雨が侵入しにくく、ピン曲がりなどのトラブルも発生しにくい設計です。

 

 

非常にしなやかで取り回しのしやすいケーブルが付属します。皮膜はしっとりとした手触りで衣服と擦れてもタッチノイズが発生しにくいのが好印象。柔らかいので長時間装着していても不快にならず快適でした。

 

 

装着感は最高クラス。ハウジングは耳の形状に合わせてぴったりとハマり本体全体で圧力を分散させているような感覚。カスタムIEMに近い装着感で長時間使っても全く問題がなさそうです。

 

 

 

音質

 

 

SP2000 Copperで試聴しました

 

非常に繊細でしっかりとした分離感にも関わらず、柔らかく耳あたり良さを非常に上手く両立していると感じました。

 

この点はqdc製のイヤホンに共通している特徴だと感じているのが、Uranusにも上手く継承されていると思います。特に中域の透明感が高く上品。大人しく角のない滑らかな質感で非常に聞き心地のいい音質です。ボーカルは半歩下がって聴いているような印象で、圧迫感なく音のディテールを把握しやすいバランスになっています。

 

特にFKA twigsやAURORAのような神秘的な声質の女性ボーカルとの相性が素晴らしいく思わず聴き込んでしまいまいた。

 

 

 

 

高域はキメが細かくサラサラとした質感。音抜けがとてもよく壁を感じさせずしっかりと伸びます。また、キツさがほとんどなく音量を大きめに聴いても刺さりが無いマイルドな味付けでした。

 

低域も非常に滑らかな質感。しっとりとした深みを感じられる上質な低域です。音の立ち上がりもそこそこ早いのでスピーディな楽曲を聴いたときも低域が潰れないのもポイント。キックは角の丸い柔らかな印象。量感は控えめで中高域を邪魔しないぐらいのバランスで上手くまとまっていると感じました。

全体的なバランスは低域と高域がほんのりと強調された印象。ハイブリッド機ですが音の繋がりの違和感がなく自然なのもポイントです

 

 

面白いと感じた点がどんな楽器でも「上品」な音になるというところ。ブルータルデスメタルやグラインドコアのような激しく暴虐なサウンドも、柔らかで聴き心地の良い音になってしまう不思議な魅力があるイヤホンだと感じました。

 

ややキラリとしており元気だったNEPTUNEと比較するとUranusはしっとりと大人しく聴かせてくれるタイプです。

分離感や中高域の精細さと輝き感はNEPTUNEの方が得意。滑らかさとレンジの広さ、自然さにおいてはUranusの方が上回っていると感じました。価格帯はよく似ている機種ですが、キャラクターは結構異なっているので聴き比べしてみるのも楽しいかもしれませんね。

 

 


 

 

 

 

ナチュラルで優しい音質が好きな方は飛びついてしまいそうな機種なのでは。これほど優れたビルドクォリティ、質感、デザインそして、素晴らしい音質にも関わらず価格は3万円台というお値段は正直バーゲンプライスです

初めて「いいイヤホン」をご検討のお客様。沼の入り口は開かれましたよ(パカッ)

 

 

e☆イヤホン全店で試聴機を展開予定なのでぜひ一度お試しください!

 

 

以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。

e☆イヤホンPRスタッフのかわちゃんがお送りいたしました。