イヤホンの先っちょのゴムを変えると、音質やフィット感、遮音性が良くなるかも!!?
イヤホンヘッドホン専門店e☆イヤホンのかじかじですこんにちは。
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今回はイヤホンを買うと一緒についてくる先っちょのゴムの部分「イヤーピース」についてご紹介します。この部分を変えるだけで、音もフィット感も変わるので、今お持ちのイヤホンがよく落ちるとか、もう少し低音が欲しいと思われている方におすすめですよ!
イヤーピースとは?
イヤホン本体についている先っちょのゴムのような物のことを指します。イヤーチップ、イヤーパッドと呼ばれることもあります。イヤーピースはイヤホンと耳を密閉させ周りの音を遮断しながら、イヤホンから出ている音を歪みなく耳に伝える役目があります。イヤホンの付属でS/M/Lの3サイズが同梱していることが多く、耳の大きさに合わせてサイズを変更すると、より密閉され正確にイヤホンの音を耳に伝えやすくなります。
また、付属のイヤーピースから他社のイヤーピースに交換すると、イヤーピースの素材の違いや厚み、口径の広さによって遮音性や音質が変化します。今使っているイヤホンが、低音が少し物足りないとか、高域が刺さるからもう少し抑えたいなと思うことがあれば、イヤーピースを別の種類に買い換えることによって解決できるかもしれません。
イヤーピースの種類
イヤーピースには大きく分けて「シリコンタイプ」と「フォームタイプ」の2種類あります。それぞれタイプ別にメリット・デメリットをご紹介します。
シリコンタイプ
メリット
・フォームタイプに比べて音はクリア
・バリエーションが多い
・種類によってSSやLL等のサイズがある
・耐久性が高い
・水洗い出来る
デメリット
・フォームタイプと比べると密閉感が弱い
・フィット感が合わない場合がある
シリコンで作られているため、耐久性が高く水洗いも可能で、長期間使用できます。しかし、しっかりとサイズ選びをしないと耳にフィットしない可能性がありますので、自分の耳にあったイヤーピースを選ぶ必要があります。
フォームタイプ
メリット
・低域の押し出しが強くなる
・フィット感が良い
・遮音性が高い。
デメリット
・耐久性が低い
・水洗い出来ない
・中高域の音が減衰しているように聴こえる
低反発性の素材で、本体を押しつぶしてから耳に挿入することによって、耳の中で元の形状に戻り、耳にぴったりフィットするようになるイヤーピースです。フィット感と密閉感が高く、遮音性も向上します。
この低反発の素材によって、音がすこし中低域寄りになります。お持ちのイヤホンが少し高域が強いとか、低域が弱いと感じる場合には、こちらのフォームタイプを使うことによって、ちょうど良い音質に変わるかもしれません。反面、もともと低域の強いイヤホンを使っている場合は、音が少しこもった印象にかわるかもしれません。
その他に耐久性がシリコンタイプに比べて弱く、水洗いができません。定期的にイヤーピースの取り換えが必要です。
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イヤーピースの選び方
イヤーピースがイヤホンに装着できるか
イヤホンごとにノズル径(イヤーピースを差し込むところ)が異なり、全て同じサイズのイヤーピースが対応しているわけではないため、イヤホンに合わせたイヤーピースを購入する必要があります。
シリコンタイプのイヤーピースであれば、「SHURE」や「Westone」など特別に細いノズル径でなければ、大体のイヤホンは使えることが多いですが、フォームタイプのイヤーピースだと専用のサイズのものでないと、素材的に伸縮しないものが多く、サイズをきちんと合わせないと、イヤホンに装着できないということもあります。
特にコンプライのTシリーズ、Tsシリーズはサイズ選びがシビアになりますので、必ずイヤホンに合うかどうか確かめてから購入を検討するようにお願いします。
コンプライについてはこちらの記事をご覧ください。
コンプライ対応表はこちら!(PDF)
フィット感は合うか
イヤーピースの最大の目的は「フィット感」を高めることです。フィット感を高めることによって、イヤホンが耳から落ちる確率を軽減したり、イヤホンから出ている音を正確に耳に伝えることもできるので、フィット感は重要です。付属のイヤーピースですと、シリコンタイプのS,M,Lの3サイズしか入っていないことが多く、どれを使っても耳にフィットしないということがよくあります。そこで他社製のイヤーピースを買い足すことによって、MSサイズやSSサイズ、低反発のフォームタイプなど自分の耳に合ったイヤーピースを見つけ出すことができます。
こちらの記事も参考になりますので、ぜひご覧ください。
充電ケースに入るか(完全ワイヤレスイヤホンを使用している場合)
完全ワイヤレスイヤホンを使っている場合、イヤホンのノズルにも、自分の耳にもぴったりフィットしたとしても、充電ケースに収まらない場合は充電できず運用できなくなります。完全ワイヤレスイヤホン向けに制作されているイヤーピースもございますが、そのイヤーピースを使っても充電ケースにおさまらない場合がございます。
ネットショップでイヤーピースを購入する際は、必ずイヤーピースが充電ケースに干渉しないか確認してから購入するようにお願いします。e☆イヤホンであれば、店頭にて自由にイヤーピースを試せますので、近隣にe☆イヤホンがある方は、ぜひ店頭にてお確かめください。
ここからは、おすすめのイヤーピースをイヤホンタイプ別(完全ワイヤレスイヤホン、有線イヤホン)にご紹介させていただきます。
完全ワイヤレスイヤホンにおすすめのイヤーピース
比較的イヤーピースの高さが浅めに作られているモデルが多く、充電ケースにいれても干渉しにくいものが多いです。しかしお使いの完全ワイヤレスイヤホンによっては、干渉する可能性もありますので、購入前に一度お店で装着するか、問い合わせて確認するなど注意が必要です。
SednaEarfit XELASTEC
SednaEarfit XELASTECは熱可塑性エラストマーという素材で制作されたイヤーピース。耳に装着すると体温によって耳の形に添って徐々に変形していき、自分の耳にぴったりフィットしてくれるイヤーピースです。表面が滑り止めのような素材で、社会現象にもなっている「完全ワイヤレスイヤホンの落下」の危険性を大幅に防ぐことができるイヤーピースです。
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COMPLY TrueGrip
完全ワイヤレスイヤホン向けに作られた、フォームタイプのイヤーピース。低反発の素材で作られており、お持ちの完全ワイヤレスイヤホンのフィット感をさらに向上してくれます。音質に関しては高域が減衰しているように聴こえ、中低域が厚めの音に変化します。使っているイヤホンが高域がきついとか、もう少し低音が出て欲しいと思った時にはこちらのイヤーピースを試すと、ちょうどいい音に変わるかもしれないです。
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COMPLY Truly Wireless Pro
完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースに干渉しないよう作られた、フォームタイプのイヤーピース。イヤーピースの笠の部分がかなり浅めに作られているため、浅めのフィット感になります。上記の「TrueGrip」でケースに干渉する、高音がこもりすぎる、密閉感が強すぎるといったことがあれば、こちらのイヤーピースを試してみると改善されるかもしれません。
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SpinFit CP360
医療用グレードのシリコンが採用された、完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーピース。シリコンの質が良く、耳にぴたっと密着してくれますが、耳に圧力がかからない設計になっており、長時間つけていても不快感がなく快適に音楽を聴けます。さらにイヤピースの軸がくるくる回る構造で、耳の穴の形に合わせてしっかりと奥まで挿入できます。音質はやや中高域寄りにクリアなサウンドにしてくれます。
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AZLA SednaEarfit Short
SednaEarfitシリーズは788名の耳形を分析し、設計されたシリコンタイプのイヤーピース。音の表現力に注力したイヤーピースであり、イヤホンの音の性質を、できる限り忠実に表現します。完全ワイヤレスイヤホン向けにも設計されており、通常の「SednaEarfit」より充電ケースに干渉しにくい仕様になっています。
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【8/16発売】完全ワイヤレスイヤホン専用イヤーピース「SednaEarfit Short」「SednaEarfit Light Short」登場!【#AZLA】
AZLA SednaEarfit Light Short
同じくAZLAより「SednaEarfit Light」 を完全ワイヤレスイヤホン用に設計したモデル「SednaEarfit Light Short」。通常の「SednaEarfit」との違いとして 、傘の部分をより柔らかくし、耳への負担を軽減させています。長時間イヤホンを装着していても疲れにくい仕様になっているので、装着感で選ぶとすればこちらの「SednaEarfit Light Short」がおすすめです。
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【8/16発売】完全ワイヤレスイヤホン専用イヤーピース「SednaEarfit Short」「SednaEarfit Light Short」登場!【#AZLA】
有線イヤホンにおすすめのイヤーピース
有線イヤホン用にイヤーピースを購入する場合、完全ワイヤレスイヤホンのようにケースに干渉することがないので、選択肢が増えます。有線イヤホンだと高音質のモデルも多いため、フィット感と素材で細かな音の違いを感じやすくなってくるかと思います。
Hi-Unit EPS-001
4 ブランドのイヤーピース(M サイズ)を 1 ペアずつ揃えたセット製品です。付属内容は
・ALPEX 「AEC-202」
・Crystalline Audio 「クリスタルチップス」
・final 「Eタイプ」
・SpinFit 「CP145」
のこちらの4種類。それぞれ性質や素材が異なるイヤーピースなので、このイヤーピースセット1台で、様々な音を愛用しているイヤホンで体感できます。イヤーピース沼の初めの一歩目です。
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final Eタイプ
シリコンタイプの中でも、特に低音がでやすいイヤーピース。低音をもっと多くしたいけど、フォームタイプは苦手という方にはこちらがおすすめです。購入時に付属でイヤーピースケースがついてきたり、SHUREのイヤホンなどの細軸に対応させるためのアダプターがついていたり、L/Rが分かりやすいように、左右で軸の色を変えたりと、ユーザーに配慮したパッケージングとなっています。
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JVC スパイラルドット++
JVC独自規格「スパイラルドット」を採用。イヤーピースの内側にゴルフボールのボコボコした穴のような加工を施されており、この規格によってイヤーピース内の音の反射を拡散させて、音のにごりを抑えクリアなサウンドを伝えることができます。シリコンタイプの中では高めの価格設定ですが、音質は本物です。高級イヤホンをお持ちの方は、特に音の違いを感じやすいと思います。
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Comply T-400
フォームタイプを採用しているロングセラーのイヤーピース。低反発性が一番強く、押しつぶした後もゆっくりゆっくり元の形状に戻っていきます。この性質を利用して、押しつぶしてから耳に入れると、形が戻っていくときに耳にぴったりフィットするようになります。フィット感と密閉度はイヤーピースの中でトップクラス。音質は中低域に厚みがでやすくなるので、お使いのイヤホンの中低域が物足りないなと感じたときは、こちらの「T-400」を使うと、ちょうど良いチューニングに変わるかもしれません。
少しフィット感が合わない場合は、丸型のアジア人向けにフィット感を合わせた「TSシリーズ」がおすすめです。
AZLA SednaEarfit
SednaEarfitシリーズは788名の耳形を分析し、設計されたシリコンタイプのイヤーピース。音の表現力に注力したイヤーピースであり、イヤホンの音の性質を、できる限り忠実に表現します。先ほど紹介した「SednaEarfit short」より本体が長めで、安定したフィット感を得られます。
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その他のイヤーピースに関しては、「イヤーピースを片っ端から聴いてみた」という記事で、音質を含めた詳細レビューを掲載していますので、こちらもご覧ください。
番外編 オーダーメイドイヤーピース eA-R(エアラ)
eA-Rはハードタイプのアクリル製カスタムイヤーピースです。ユーザーひとりひとりの耳穴のかたちに合わせてオーダーメイドで作ることから、フィット感や遮音性が高いのが特長です。さらに、イヤホン本体のドライバーが発するサウンドをダイレクトに鼓膜へ届けられるため、組み合わせるイヤホン本来の性能を味わいつくせます。
愛機のポテンシャルを引き出したい方はもちろん、「耳の穴が小さい」「耳の穴が大きい」などの理由で市販のイヤーピースではフィットしづらい、外れやすいという方にもオススメです。
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イヤーピースはe☆イヤホンで試着できる
こちらのイヤーピースですが、お伝えした通り、一度試着してみないとフィット感が合うかどうか分からなかったり、イヤホン自体が対応していないことがあります。しかし、e☆イヤホンならこちらのイヤーピースも自由に試着できます。
以上おすすめのイヤーピースの選び方でした。
最後にまとめです。
イヤーピースの購入はこんな方におすすめ
・付属のイヤーピースではフィットしない
・もう少しだけ低音(または高音)が欲しい
・周りの音をもっと遮音したい
イヤーピース購入時の注意点
・イヤホンのノズル径によって装着できないイヤーピースがある
・完全ワイヤレスイヤホンはイヤーピースによって充電ケースに干渉してしまう
自分にあったイヤーピースを見つけて、素敵なイヤホンライフを送ってくださいね!
以上e☆イヤホンよりかじかじがお届けしました!