大人気ハイエンドイヤホン「ANDROMEDAシリーズ」5機種を徹底比較しました!
今回の記事を書いていてイヤホンを新調したくなりました、かじかじです。ANDROMEDAは一度でいいから買ってみたい・・・
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さあ今回お送りする内容はこちら、ANDROMEDAシリーズのチューニングが異なる5機種を聴き比べてみました!!
ANDROMEDAとは
米オレゴン州ポートランド発ALO audio社CEO Ken Ball(ケン・ボール)氏が2015年に立ち上げられたイヤホンブランド「Campfire Audio」の大人気ハイエンドイヤホンです。10万円を超える価格帯ながらも、発売当初は人気が高すぎて長期間品切れになったり、2018年のe☆イヤホン年間ランキングで、全有線イヤホンの中で売上ランキング1位に輝くほどの実力をもった大人気イヤホンです。
その後も素材違いや色違い、チューニング違いなど数々の限定バージョンが発売され、発表後すぐに完売してしまうほどの人気を博していました。
人気の理由はやはりその音質。他のイヤホンでは類を見ないほど高解像度で鋭い音が特徴で、ダイナミックレンジも広く、迫力・解像度・レスポンスの良さ、どれを取っても一級品のクオリティです。その音の評判はオーディオマニアの界隈だけにとどまらず、大人気ロックバンド「凛として時雨」のドラムス担当、e☆イヤホンアンバサダーであるピエール中野氏も愛用しているほど。
10万円以上するハイエンドイヤホンを購入する際に、必ず選択肢の一つとして入ってくる名機中の名機です。
今回のブログではそのANDROMEDAシリーズの中でも色違いや素材違いだけでなく、チューニングの異なるANDROMEDAをピックアップし、それぞれがどのような音質なのかをご紹介いたします。
ANDROMEDAを聴き比べてみた
試聴環境はこちらで統一しています。
試聴楽曲:TK from 凛として時雨 / katharsis ハイレゾ音源(FLAC 88.2kHz/24bi)
試聴DAP:FiiO M11Pro
音数が多く、電子音から高音ボーカル、ストリングスまで交えた楽曲「TK from 凛として時雨 / katharsis」こちらがANDROMEDAの寒色系の高解像度サウンドに合うため、比較試聴音源として選びました。また試聴DAPの「FiiO M11Pro」は音のクセが少なくフラットで、イヤホンの特性を存分に引き出すのにうってつけのDAPのため、M11Proを選びました。
高音や低音の質など、それぞれの項目を★5つを満点としレビューしておりますが、各モデルの相対的な評価となりますので参考程度にご覧ください。
ANDROMEDA(現行)
2019年6月のマイナーチェンジ以降の現行モデル。イヤホンの筐体だけでなく、付属のイヤホンケーブルやキャリングケースなどのアクセサリーもより洗練されたデザインへと変わりました。
ケーブルは「新型のLitz Wire Earphone Cable」が採用されており、その影響で初期モデルと比べるとやや音質が異なります。また筐体コーティングの変更により少し色味が変わりました。MMCXコネクタの改良、付属のケースの変更も加えられています。
-聴いてみた-
中音の質 ★★★★
低音の質 ★★★
細やかさ ★★★
迫力 ★★★★
音場 ★★★
遮音性 ★★★
音漏耐性 ★★★
シャープで高解像度系のサウンドで音の分離も非常に良好。高音域がきらびやかでキラキラとした鳴り方、しかし鋭すぎて耳に刺さるというわけではなく、刺さるギリギリ一歩手前だけど、音楽として楽しめる刺激は残しているような絶妙なチューニングです。迫力も現行モデルになってから少し増し、あらゆるジャンルに適応しやすくなりました。この機種を基準に他のANDROMEDAのレビューもご覧ください。
ANDROMEDA 旧型
こちらは現在、生産完了となっている旧型のANDROMEDA。ケーブルが旧型Litz Wire Earphone Cableのため、やや音質が異なります。
-聴いてみた-
中音の質 ★★★
低音の質 ★★★
細やかさ ★★★
迫力 ★★★
音場 ★★
遮音性 ★★★
音漏耐性 ★★★
ANDROMEDA S
「ANDROMEDA S」は世界に向けて限定2000台(日本向けは、その内400台)販売されるモデルです。ジュエリーのように輝く特注のステンレススティール筐体を採用し、ミッドレンジにはオリジナルモデル「ANDROMEDA」とは異なる、特別なチューニングが施されています。ケーブルは旧型Litz Wire Earphone Cableが付属。
-聴いてみた-
中音の質 ★★★★
低音の質 ★★★
細やかさ ★★★
迫力 ★★★★
音場 ★★★★
遮音性 ★★★
音漏耐性 ★★★
ANDROMEDAシリーズの中では一番ウォーム系のサウンドです。ただし他社のハイエンドイヤホンと比べるとシャープな音です。中低域に厚みがあり、音場がすこし広くなりました。ロックやポップスはもちろんのこと、オーケストラ、女性バラードもこなせるバランス型。小気味の良いジャズを聴くと相性抜群です。まさに大人のANDROMEDA。
ANDROMEDA Special Edition Gold
世界で1000台限定生産モデル(日本向け200台)。香港で開催された「Hong Kong High-End Audio Visual Show(香港オーディオショウ)」向けに企画開発されたモデルです。
唯一ドライバー構成が異なるANDROMEDA。こちらはLow x 4, Mid x 1, High x 2 の計7ドライバー構成です。さらに新たなクロスオーバーレス設計を採用しており、通常のANDROMEDAとは設計が大きく異なります。ケーブルは新型の「Litz Wire Earphone Cable」が採用されています。
-聴いてみた-
中音の質 ★★★★
低音の質 ★★★★
細やかさ ★★★★
迫力 ★★★★
音場 ★★★★
遮音性 ★★★★
音漏耐性 ★★★
ANDROMEDA MW10
日米限定モデル。Mix WaveとALO audioの10周年を記念したCampfire Audioの限定生産イヤホン。こちらのモデルは通常モデルと同様に5ドライバー構成ですが、フラグシップモデル「SOLARIS」に付属しているアップグレードケーブル「Super Litz Cable」を採用。
さらにクロスオーバーの再設計やCampfire Audioのイヤホンで初となる3Dプリンターによるセラミック製のアコースティックチャンバーを採用など、新しい技術が多く採用されています。
-聴いてみた-
中音の質 ★★★★
低音の質 ★★★★
細やかさ ★★★★
迫力 ★★★★★
音場 ★★★★
遮音性 ★★★
音漏耐性 ★★★
スペックで比較してみた
※拡大表示できます。
比較してみると「ANDROMEDA Special Edition Gold」と「ANDROMEDA MW10」のスペックが通常モデルと大きく異なります。ドライバー数だけで見ると「ANDROMEDA Special Edition Gold」が一番コストがかけられているように見えます。
しかし「ANDROMEDA MW10」はドライバー数は通常モデルと一緒ですが、新機構の3D プリンターで成型されたセラミック製のアコースティックチャンバーを採用されていたり、フラグシップモデル「SOLARIS」の高グレードの付属ケーブル「Super Litz Cable」を採用しており、ドライバー以外での高音質設計が施されています。
インピーダンスや感度は「ANDROMEDA Special Edition Gold」のみ高感度設計となっており、同じ音量で聴き比べした際も、少しだけ音量が大きく聴こえます。高出力のDAPで試聴すると、音の歪みが発生する可能性があります。
こちらのANDROMEDAですが、e☆イヤホン各店でご試聴できます!現在展開しているのは「ANDROMEDA現行モデル」「ANDROMEDA MW10」です。
その他の紹介したモデルに関しては中古で在庫があるかもしれません。各店の在庫を要チェックです!
またANDROMEDA用のアクセサリーとして、ハウジングに傷をつけにくくするシリコンカバーもございますので、ご購入の際には併せてご検討ください。
また今週1月25日(土)e☆イヤホン秋葉原店にてCampfire Audio試聴会を開催します。まだ未発表のイヤホンの展示や、ご試聴頂いた方にノベルティのプレゼントもございますので、ぜひご体感ください。
以上ANDROMEDA聴き比べでした。限定や価格にかかわらず、音の好みは人によってそれぞれですので、迷っている方はぜひ一度e☆イヤホンで聴き比べしてみてくださいね!
e☆イヤホンよりかじかじがお送りしました!