小岩井さんに連れられてきた桐谷さん。なんと2人でイヤモニをオーダーするとか……?
皆さんこんにちは。
イヤホン・ヘッドホン専門店『e☆イヤホン』のだいせんせいです。
突然ですが僕は今、秋葉原店の地下1階にある補聴器専門店『リスニングラボ』におじゃましています。
あーあ、何か面白いことでも起こらないかなあ。
カツン、コツン……
ん? 誰かが階段を降りてくる……。
カツン、コツン……
この足音は……2人……?
アッ!!?!?
声優の桐谷蝶々さんが、同じく声優の小岩井ことりさんに引き連れられて階段を降りてきました。これは幻覚……? もしかしてピザとか食べにきた……?
こんにちは!
おじゃまします!
喋った……幻覚じゃなかった……。
唐突にいらっしゃいましたが、今日はどうされました?
実は、Westoneのイヤモニ(カスタムIEM)をオーダーしようと思って。
前々からこっこちゃん(小岩井さん)に相談していたんです。
なるほど! それで今回は桐谷さんのイヤモニをオーダーするというわけですね。
いや、私も。
え。
私も作ります!
……ちなみに、小岩井さん、これで何個になるんでしたっけ。
3つめ♡
ペース、すごすぎません?
というわけで(?)、桐谷さんと小岩井さんのお2人がe☆イヤホンにいらっしゃいました。
【カスタムIEM(イヤモニ)って?】
耳の型を採取して製作されるオーダーメイドのIEM(イン・イヤー・モニター/イヤモニ)のこと。ステージ上のアーティストが音を確認するために使われるものですが、近年ではオーディオマニアのリスニング用機器としても注目されています。
今回はWestoneのイヤモニをオーダーされるとのこと。早速お話を伺ってみましょう。
さて、今回は桐谷さん……と一緒に、小岩井さんもオーダーされるということで。まずは、こうしてお越しいただいた経緯からお伺いしてもよろしいでしょうか。
私、常日頃からイヤモニに興味のある方を探していて、「作りたい!」という人がいたら希望を聞いているんです。
(常日頃から……?)
なるほど。
その中で、ちょうちょさん(桐谷さん)からイヤモニに興味があるというお話があって。声質などの相性も色々考えて、今回はWestoneさんをオススメさせていただきました。
もともと、去年の10月くらいからこっこちゃんとイヤホンの話をしていたんです。その後で笑美ちゃん(平山さん)の記事とかを見て「いいな~」ってTwitterでつぶやいたりもしていて。
私もそろそろ自分のイヤモニを作りたいと考えていたので、こういう機会を設けていただけたのはすごくうれしいです!
イヤモニいいなー…!! https://t.co/8EAFU5Cqwa
— 桐谷蝶々 (@choucho0115) 2019年4月8日
ことあるごとに、イベントとか声優さんがいるところへ色んなイヤホンを持っていってオススメしているんです。その中でみんなの趣味嗜好を聞いて、この人にはこのメーカーが合うかも、みたいなことを考えたりして。
いつも、たくさん持ってきてくれるんですよ。イベント当日の朝、「テーブルの上にいっぱいイヤホンが置いてあるな~」って思ったらこっこちゃんがいたりとか(笑)。
もはやコンシェルジュですね……(笑)。
桐谷さんが以前からお使いだったイヤモニは、どれぐらい前に作られたものですか?
3年くらい前に、ライブで使う用に作ってもらったものです。
ただ、ライブ用なので普段から使っているわけではないんです。
なるほど。逆に、自分の物をお持ちの小岩井さんは、普段から音楽もイヤモニで視聴されてますよね。
めっちゃ聴いてます。
イヤモニを着けて歌う機会は多いんですけど、普段からイヤモニを使っているわけではないので、装着した感じや、自分の声がどういう感じで返ってくるか、本番でもなかなか慣れないんです。
それでこっこちゃんに、「普段からイヤモニを使っていたほうが、歌うときの耳の中も慣れるし、自分の声の返りとかも聞きやすくなるよ!」ということを教えてもらって。私も欲しくなっちゃいました。
それでは、完成したら色々聴いてみて慣れていくというのも、楽しみなところですね。
そうして2人は、まずは機種選びをスタート。
ご自身の音源などで試聴を重ね、今回はお2人とも『WST-ES60』をオーダーされることになりました。
続いてデザイン選び。
WestoneのカスタムIEMには豊富なオプションが用意されており、オーダーの楽しみのひとつである反面、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
せっかくのオーダーメイドイヤホンということもあって、お2人もかなり悩んでいた様子。果たしてどんなデザインになるのか……?
![](https://e-earphone.blog/wp-content/uploads/2019/07/DSC09767k.jpg)
ご自身の耳型にいってらっしゃいをするお2人
そして待つこと1ヶ月と少し、ついにオーダーしたイヤモニが到着!
再びお2人にお越しいただきました。
ついに完成したES60が届きました。おめでとうございます!
ありがとうございます~!
こんなに仰々しい開封の儀は初めてですが、早速開封していただきましょう。
業務用チックな梱包がまた、Westoneらしいですね。
イイですねえ~。
こんなにしっかりした箱に入っているんですね!
その箱が、そのままキャリーケースを兼ねているような感じです。
やはり高価な機材ですから、しっかり収納して持ち歩くことは大切なんですよ。
お! おお~!?
すごい! かっこいいー!
本体のデザインも素敵!
色が違うと、全然雰囲気が違いますね。
違うね! かっこいい~。
今回は、お2人とも『プレシャスメタル』というオプションを一緒に選択されていました。
桐谷さんは『ゴールド』、小岩井さんは『シルバー』のプレシャスメタルなのですが、実は今回裏技的なオーダーとして、左右で異なるシェルのお色を指定してみたんですよね。プレシャスメタル自体の色は同じなのに、全く違う印象を受けます。
桐谷さんのES60
![](https://e-earphone.blog/wp-content/uploads/2019/07/DSC_5795.jpg)
右耳 / 左耳
シェルカラー(左耳):ホワイトジン x Precious Metal ゴールド
シェルカラー(右耳):Precious Metal ゴールド
小岩井さんのES60
![](https://e-earphone.blog/wp-content/uploads/2019/07/DSC_5806.jpg)
左耳 / 右耳
シェルカラー(左耳):Precious Metal シルバー
シェルカラー(右耳):ホワイトジン×Precious Metal シルバー
こっこちゃんの方の色、ピンクっぽくてかわいい!
えー、でも、そっちの色もいいな(笑)。発色がすごくきれい。
シェルの色を変えると、こんなに色が変わるんですね!
それぞれのアートワークも特徴的ですね。こちらのお話もお伺いしてよろしいでしょうか?
私は蝶のデザインにしてもらいました!
しかも、左右でちゃんと羽が開いているんです。
ほんとだ! 細かいところまでこだわって作られてますね。
そして私のは、Westoneの『W』のロゴをマネした『K』です(笑)。
めちゃめちゃWestoneっぽい(笑)。純正ロゴをモチーフにしたデザインも面白いですね。
いざ、装着!
では、それぞれの耳の形に合ったイヤモニが完成したということで……ぜひ着けてみてください!
すごい! ピッタリです!
スッと装着できます……。
やっぱり、このフレックスカナルが良いですよね。
フレックスカナル?
ああ、フレックスカナルというのは……。
Westoneさんのイヤモニって、先端のところが体温に反応して柔らかくなる素材で出来ているの。
![](https://e-earphone.blog/wp-content/uploads/2019/07/DSC_5801k.jpg)
先端の半透明な箇所がフレックスカナル
これのおかげで、歌ったりするときに耳の穴の形が変わっても、それに合わせて変形してくれるんだって!
……です。
すごい! 確かに、今までのイヤモニは先端まで硬かったですよね。
作っている会社さんによって、こういう違いがあるんだ。
それでは、ぜひ実際に音を聴いてみてください。
試聴用のDAPを用意しましたが……、小岩井さんはご自分のものをお持ちですね(笑)。
はい! 自分のやつで聴きます!(笑)
ありがとうございます! じゃあ、さっそく……。
すごくクリアに聴こえる……!
やっぱり解像度が高いなあ~!
フィット感が増すと、(試聴機と比べて)低音の迫力もちゃんと届くようになって、しっかり聴こえますね。
そしてもう、フレックスカナルが柔らかくなってます。着け心地が良い。
少し装着しただけでも、かなり柔らかくなるんですね!
何の楽曲でご試聴されましたか?
私が作詞作曲を担当した『inner wave』という楽曲を聴いていました!
自分がどんな音を入れたかを知っているので、自分の曲が一番わかりやすいんです。
自給自足だ……!
いやあ、でも、本当に聴き取りやすいですね。
全部が細かく聴こえる。上までしっかり伸びて、下もしっかりあるっていう。万能ですね。
凄く分析的に聴けるというのもありますし、リスニング用途でも楽しめるような音になっているのではないでしょうか。
ですね~。普段から着けたい。おしゃれだし。
デザインの良さも相まって、普段使いしたくなりますよね!
桐谷さんは、ご試聴されてみていかがでしたか?
当たり前のことかもしれませんけど、自分が普段使っているイヤホンと、全然音が違いますね(笑)。
今、こっこちゃんの歌っている『Sister』を聴いてたんですけど。
ありがとう(笑)。
すごくクリアで、吐息までしっかり聴こえたのが印象的でした……!
ライブのときのイヤモニと、普段音楽を聴くときのイヤホン……となるとなかなか比較しづらいと思いますが、こうしてイヤモニと音楽プレイヤーで再生してみると、その違いがわかりやすいのではないでしょうか。
それこそ、今後の移動時などにスマートフォンで音楽を聴いてみると、じわじわと実感できるかもしれません。
なんなら、今スマホで試してみても良いかも。音ゲーとかやってみる?
音ゲーね! なるほど(笑)。じゃあ、やってみようかな……!
![](https://e-earphone.blog/wp-content/uploads/2019/07/DSC_5620k.jpg)
めでたく2周年を迎えた音ゲーをプレイ
ああー! 全然違うー!!(笑)
イヤモニで音ゲーを遊ぶの、絶対良いですよね。まさにプロ向けだ(笑)。
曲が始まる前のセリフの聴こえ方からして、全然違います。めっちゃ良いイヤホンだ!(笑) こんなに違うんですね!
プレイ中の歓声とかも含めて、雰囲気がかなり変わってくるのではないでしょうか。
SEとか、「わー!」みたいな声とか、ひとつひとつの音が凄く綺麗に分かれて聴こえます(笑)。すごい! 楽しい!
ここまで楽しんでもらえると嬉しいですね。
ひょっとしたら、一般の人に一番違いをわかってもらいやすい方法なのかも。
もちろん、先程聴かせていただいたプレイヤーもすごく良い音だったんですけど、普段遊んでいるゲームとかで試したら違いがわかりやすいですね。
きっと、普段聴いてるスマホの音楽とかでもわかりやすいと思う!
どれどれ……。
(スマホで音楽を試聴して)これも全然違う……!
後ろの音とかも凄くハッキリ聴こえて、なんなら別の曲くらいに聴こえる(笑)。
今持ってるイヤホンとの差が激しすぎますね!
今後は、普段からこっちで聴いてみたら良いと思うよ!
イヤモニ自体にも慣れておきたいしね。
ぜひ、普段からイヤモニに慣れていただいて。今後のライブ等でのお披露目も楽しみですね!
終わりに
それでは、最後にこの記事をご覧の皆様へメッセージをお願いします。
私、本当に詳しくなかったので、知らなかったんですけど。イヤモニって、これくらいカラフルな色とか、キラキラしたシェルとか、こんなに細かく選べるものだったんですね。
市販のイヤホンだと黒とかシルバーみたいな色が多いので、男性の方が多くこだわっているイメージですけど、イラストとかも入れられて凄く可愛いですし、女性にもぜひ選んでみてほしいなと思いました。
あと、(普段のイヤホンと)音が全然違うのがかなり衝撃的でしたね。ちょっとびっくりしました。
今までイヤモニっていったら、イヤモニチェック(ライブ前の動作確認)のときとライブのときくらいでしか着けていなかったので。普段の環境で聴いてみると、こんなにすごいものだったんだと改めて認識しました。
これを知ってしまったら、普段用のイヤホンとかもいろいろ探してみたくなっちゃいますね(笑)。皆さんもぜひ見てみてください。
Westoneさんは価格帯が幅広くて、初めてイヤモニを作ってみたいという方から、高級機じゃないと耳が満足できない! という方まで満足していただけると思います。
かつ、音の傾向としてはオールマイティにどんなシーンでもいける、そして解像度が高いという機種が多いので、1個持っておいてもいいんじゃないでしょうか。
ちょうちょさんも言ってましたけど、豊富なデザインから選べるのもうれしいですよね。それこそ、推しキャラとかを意識したものとかも作れると思いますし。
そして何より、フレックスカナル。すっごく気持ちいいですね、これ。元に戻れそうにない(笑)。
諸々全部含めて、すごく万能なイヤモニだと思いました。ユニバーサルモデル(一般向けのイヤホン)にも色々なシリーズがあるので、長い歴史のあるWestone製品をぜひ一度、普段聴いている音楽や遊んでいるゲームで試してみてください!
桐谷さん、小岩井さん、ありがとうございました。
今回のインタビュー記事の公開を記念して、なんと小岩井ことりさんの『K』ロゴを入れたカスタムIEMが期間限定でオーダー可能となります!
こちらはe☆イヤホン秋葉原店にて受付可能。他のe☆イヤホン店舗では受付できませんのでご注意ください。
受付期間は2019年7月13日(土)~ 2019年8月12日(月・祝)限定となっております。
小岩井さんがオーダーした『WST-ES60』の他、WestoneのESシリーズであれば全モデルが対象です。小岩井さんと同じデザインのカスタムIEMがほしいという方は、ぜひこの機会を逃さずにご利用くださいね!
そして、7月13日・14日に秋葉原で開催される『ポタフェス2019 東京・秋葉原』Westoneブースでは、今回お2人がオーダーしたカスタムIEMの実機の展示を予定しているとのこと。
アーティストが実際に使っているイヤモニを近くで見られるのはめったにないチャンス。そしてもちろん、当日に上記のキャンペーンでオーダーしていただくことも可能です。ご来場の際にはぜひWestoneブースまでお越しくださいませ!
また、小岩井さんは今回のポタフェスにて、なんと5つものステージイベントに出演を予定(!)しています!
こちらも忘れずにチェックしてみてくださいね。
お相手はだいせんせいことクドウでした。それではまた次回。
【制作協力】
株式会社ピアレスガーベラ
テックウィンド株式会社
※記事中の商品価格・情報は掲載当時の物です。