大人気ブランド・Astell&Kernより、現行ハイエンドシリーズの新作が登場!
だいせんせいです。
多数の人気DAPが名を連ねる、ポータブルオーディオ界隈の大手ブランド・Astell&Kern。
2012年『AK100』の発売から、ハイレゾシーンを牽引する存在のひとつといっても過言ではありません。
現行のフラッグシップモデル『A&ultima SP1000』は発売当初にして約40万円という超高級機として登場し、
今なお多くのユーザーの羨望の的となっていることは皆様もご周知のことと思います。
今回はそんな『A&ultima』のシリーズに、新モデルがラインナップされることになりました!
早速ご紹介致しましょう……。
はいドン!!
A&ultima SP1000M
こ……これはー!!
SP1000を想起させるエレガントなデザインと、過去のブルーモデル同様にこだわり抜かれた美しい青が目を引きますね。
早速詳細を見ていきましょう。
SP1000との違い
『A&ultima SP1000M』は、ハイレゾプレーヤー最上位モデル「A&ultima SP1000」のサウンドクオリティを可能な限り維持しながら、小型軽量化によるポータビリティの強化と低価格化をコンセプトにしたフォローアップモデルです。
Octa-Core CPUや超低ジッター200Fsを実現するVCXOクロック、そして旭化成エレクトロニクス社製DACチップ「AK4497EQ」のデュアル搭載などSP1000の主要パーツを継承しながら、ディスプレイサイズを5インチから4.1インチに。さらにボディシャーシをステンレススティール/純銅からアルミニウムへ変更することで小型軽量化を実現。フラッグシップモデルのサウンドクオリティを限りなく引き継ぎながら、優れたポータビリティを獲得しています。
「SP1000M」の「M」は、特定の単語の頭文字を指すのではなく「MINI(小型化)」「MOBILITY(携帯性)」「MAXIMUM(最高のオーディオ品質)」など、製品のコンセプトを表現しています。
DSD256と384kHz/32bitのネイティブ再生対応、USB3.0(Type-C)による高速データ転送・充電への対応などの機能もしっかりと継承。Astell&Kernプレーヤーのフラッグシップライン「A&ultima」に、SP1000のフォローアップモデルとしてラインアップされます。
(製品概要より引用)
製品情報によると、主要パーツはSP1000を引き継ぎつつ、素材・サイズなどから小型軽量化が施されているようです。
スペックの比較は下記の通り。
SP1000 | SP1000M | |
CPU | オクタコア | オクタコア |
DAC | AK4497EQ×2(デュアルDAC) | AK4497EQ×2(デュアルDAC) |
ディスプレイ | 5.0インチ | 4.1インチ |
筐体素材 | ステンレススティール/純銅 | アルミニウム |
本体容量 | 256GB | 128GB |
バッテリー | 3,700mAh(約12時間) | 3,300mAh(約10時間) |
出力レベル | 3.9Vrms(バランス)、2.2Vrms(アンバランス) | 4.2Vrms(バランス)、 2.1Vrms(アンバランス) |
SN比 | 122dB(バランス)、120dB(アンバランス) | 123dB(バランス)、120dB |
THD+N | 0.0008%(バランス)、0.0005%(アンバランス) | 0.0006%(バランス)0.0007%(アンバランス) |
クロックジッター | 30ps(typ) | 25ps(typ) |
サイズ | W75.8 × H132 × D16.2(mm) | W67.9 × H117 × D16.9(mm) |
重量 | 386g(Stainless Steel) | 203g |
サイズや重量などは大きく下回っていつつも、同等に近いスペックを備えているのは流石です。
特に重量が386g→203gと、約半分近い軽さになっているのは大きなポイント。
元々の『SP1000』がどちらも非常に重たい機種だっただけに、携帯性を重視する方は嬉しいところではないでしょうか。
開発中のサンプルを触らせて頂ける機会があったので、色々チェックしてみました。
さりげなく新機能らしき、画面左下の戻るボタン。好きな位置に動かせるようです。
過去機種との比較は上の写真の通り。
過去のどの青とも異なる色味であることがお分かり頂けると思います。
あえて言うなら『AK70 TrueBlue』と『AK70MKII MarineBlue』の中間のような色合いでしょうか。
鮮やかながら深みもあり、今回もまた上質な青に仕上げてくれました。
サイズ感としてはコンパクトになっておりますが、ボタンやダイヤルなどのデザインは『SP1000』を踏襲しています。
それでいて、microSDカードは下部に直接挿入する『SE100』などに近い仕様に。
複数のDAPやmicroSDを使い分ける時にも便利ですね。
基本的なサウンドクオリティは『SP1000』を継承しつつも、『SS』『CP』それぞれの味付けが丁度無くなっている、極めてニュートラルな音作りだと感じました。
モニター系のようなカチッとした感じをイメージされるかもしれませんが、どちらかというとやや暖色系で耳当たりの優しい音。
味わい深さという点においては『SP1000 Copper』に譲るものの、そのリアルさ、自然さにおいては非常に高いレベルで実現しています。
ボヤけた感じも全く無く、音の輪郭をしっかりと感じられる明瞭な音は『A&ultima』の名に恥じない仕上がりです。
細かい音までしっかり聴きたいけど、『SS』ほどクッキリさせず、『CP』ほど濃くなく、スッキリした優しい音が欲しいという方。
『SP1000』両機種のフォローアップモデルという位置づけで登場した『SP1000M』ですが、第三の選択肢としての価値は十分にあると思いますよ!
以上、『A&ultima SP1000M』のご紹介でした。
こちらは2,399米ドル(税抜)を予定しているとのことですが、
日本国内での発売日/価格は未定となっております。
続報があり次第こちらのブログでもご紹介させて頂きますので、お楽しみにお待ち下さいね!
お相手はだいせんせいことクドウでした。それではまた次回。
※記事中の商品価格・情報は掲載当時の物です。
※製品のデザインは開発中のため、変更になる可能性があります。