どもっ!!e☆イヤホン アンバサダーのたっくんです!
オーディオ好きならみんな知ってる(?)アメリカの人気オーディオブランド…
McIntosh!
昨年、ミュンヘンで開催された『HIGH END』で、McIntoshのヘッドホンMHP1000とヘッドホンアンプMHA100が発表されました。
今回はその2機種をお借りする機会があったので、レビューしてみたいと思います!
McIntoshは、1949年にフランク・H・マッキントッシュによって創立されたピュアオーディオブランドです。
特にアンプが有名で、 左右にブルーに発光するメーターは『ブルーアイズメーター』と呼ばれ、多くのオーディオファンに親しまれています。
▼【お取り寄せ】McIntosh MHA100 e☆特価¥486,000-
と言う事で、まずはDAC搭載ヘッドホンアンプのMHA100から!
MHA100は長い歴史を持つMcIntosh初めてのヘッドホンアンプです!
フルサイズのMcIntoshのアンプと比べると、半分くらいのサイズとなりますが、ヘッドホンアンプとしては十分すぎる程大きな筐体です。
また、重量もヘッドホンアンプとしては重く、12kgもあります。
撮影時に箱から取り出すのも一苦労でした(^^;
寸法:W292×H141×D387mm (突起部含む)
重量:12kg
ボリューム
前後で二つの操作が可能となっています。
ACアダプタ―のプラグの極性の表記と同じ、デザインで同軸のボリュームの操作が表記されています。
手前の軸に当たる部分がボリュームで、外周の方はプロファイルの変更です。
ボリューム横の赤いボタンが電源ボタンです。
本体中央には、小さなディスプレイが設けられています。ディスプレイはメーターと同じ色で表示されます。
この小さなディスプレイに、入力、出力、ボリューム、インピーダンス、プロファイルと全ての情報が表示されます。
操作に慣れると、4つのつまみを使用して操作すのは扱いやすいと感じます。
背面
放熱用のフィンが設けられているのが分かりますね!
フィンの横にはスピーカー用の出力端子があり、ヘッドホンアンプとしてだけでなく、スピーカーも鳴らすことが出来ます。
フィンの下は鏡面仕上げとなっています!
入力はUSB、OPT、COAX、AES/EBU
出力は6.3mmのヘッドホン、50W×50W(8Ω)のスピーカー、XLRバランス、RCAアナログ×2
豊富な入出力を持ち、ヘッドホンアンプとしてだけでなく、プリメインアンプとしてスピーカーも鳴らせてしまう万能さを持ち合わせています。
さて、続いては…
▼【お取り寄せ】McIntosh MHP1000 e☆特価¥256,500-
MHA100同様に、Mcintosh初のヘッドホンとなります。
どこかで見たことがある外観…
実は、お馴染みのドイツbeyerdynamicと協力して開発したヘッドホンです。
バスポートが空いていますが、密閉型のヘッドホンです。
雰囲気はどことなくbeyerdynamicのヘッドホンと似ていますが、殆どのパーツが専用に起こされたものです。
撮影に使用しているスタンドも付属しています!
ハウジングにはMcIntoshのロゴ!
ハウジングには円形に小さな溝が掘られており、光を当てると写真の様に反射します!
本体には金属を多用していますが、実際の重量は約385gとの事で、見た目ほど重くないという感じでしょうか。
また、beyerdynamicのヘッドホンと比較すると、角ばっているためかハウジングの嵩が高い印象を受けます。
※実測する前に郵送してしまったので、間違えていたら申し訳ないです…
ヘッドバンドはナチュラルレザーで作られています。
クッション性が高く、 長時間の使用でも頭が痛くなさそうです。
また、T5pのヘッドバンドに皮脂が着くとシミになってしまい気になりますが、この素材は皮脂も気にならなそうです!
イヤーパッドもナチュラルレザーが採用されています。
beyerdynamicのヘッドホンだと、T5pのイヤーパッドが最も近いと思います。
低反発で密度のあるイヤーパッドで、遮音性が非常に高いパッドです。
アームとスライダーはbeyerdynamicのヘッドホンと同じ使用感です。
テスラ・テクノロジーを採用した40mmのネオジウムマグネットドライバーを採用しています。インピーダンスは200Ωと高めに設計されています。
ケーブル着脱可能!
MHP1000は、左右に3.5mmモノラルのコネクタを採用し、ケーブルの着脱を可能としています。
付属のケーブルには、McIntoshの青いメーターをイメージしたケーブルカラーを採用しており、3.35Mの標準プラグのケーブルと、1.35Mのステレオミニプラグのケーブルの計2本が同梱されています。
聴いてみた。
MacからUSBケーブルでMHA100と接続し、MHP1000での試聴です。
入力切替がわかりやすく設定も容易です。
ヘッドホン用に合わせたインピーダンス切替機能が搭載され、8-40Ω、40-150Ω、150-600Ωの3つを切り替えて使用します。MHP1000は200Ωなので、一番出力を強くして試聴しました。
まず一聴して感じるたのは、安定感のある音だなという点。
一切の揺らぎ、不安定さ、破たんの無い音を鳴らします。アンプのMHA100が圧倒的に高性能・高出力でどのヘッドホンを繋いでも、ヘッドホンの本領を発揮させるような高い完成度を誇っています。
MHA100はどちらかと言うと、どっしりとした音で歯切れの良い音と言うよりは、柔らかく余韻を残すような音の印象です。JAZZとの相性は最高です。
反対にMHP1000はどちらかと言えば歯切れの良い音で、特に高域側に重きが置かれているように感じます。低域の暴れやすい密閉型のヘッドホンですが、適度に低域の量が抑えられているのが好印象です。
また、密閉型にしては音の広がりをしっかりと感じることが出来ますが、HD800などの開放型のヘッドホンと比べると劣る印象です。
金管系の楽器との相性が良く、クリアでどこまでも抜けるような高域が印象的です。
この個性の違う2つを組み合わせると、絶妙な塩梅でとても気持ちの良い音を鳴らします。ハイからローまで、どこを聴いても聴きごたえのある音だなと思います。
絶対的な価格は高価ですが、その分の価値は感じられると思います。個人的には、MHA100の方が完成度が圧倒的で、使っているHD650と組み合わせでJAZZを聴いたらどうなるんだろう…とか妄想が膨らみます。
2015年3月29日(日)にワークピア広島で開催する、『ポタフェス in 広島』にてMcIntoshの2機種を展示します!
ぜひ、ポタフェス会場でMcIntoshの音を聴いてみてくださいね!
以上たっくんでした!
イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」社長のたっくんこと岡田卓也です。
元々イヤホンが趣味で、e☆イヤホンのお客の一人でしたが、2010年にe☆イヤホンにアルバイト入社し、早いもので十数年。気が付いたら社長として働くことに。
社長になる前は、TBS『マツコの知らない世界』に3回出演するなど、主に広報などPR関連の仕事をしていました。
カスタムIEM「VISIONEARS ELYSIUM」と、モニターヘッドホン「AUDEZE LCD-XC 2021」がお気に入りです。