大先生

どうも、僕です。

 

みなさん、非動作品は好きですか?

店頭に飾られている、いわゆるモックアップのことで、携帯電話やゲーム機など、

サイズ感やカラーバリエーションを確認する際に使います。

昔は販売終了したガラケーのモックが安く売られていたりして、

おもちゃ代わりにいじいじ触って遊んでいたものでした。

今でもアキバのお店でiPhoneなどの非正規モックが売られていたりすると、

ついつい手に取ってレジに向かいたくなるものですが、

いかがお過ごしでしょうか。

 


さて、今回は新製品のご案内。

 

本日発売!

 

あのmoxpadが帰ってきました。

moxpad MO-X6

e☆イヤホンでは2015年から販売を開始し、

僅か5,000円を切る価格でありながらMMCXリケーブルに対応するという、

当時はもちろん、現在にしても破格の価格設定を誇るイヤホンでした。

今でいうコスパ系路線の先駆けと言っても良いイヤホンで、

現在となっては隠れたエントリーモデルの名機として知られています。

 

そんなmoxpadがパワーアップ

今ここに新たに登場した新モデルがこちら……。

 

はいドン!!

 

moxpad

MO-X9 BLACK

JAPAN LIMITED

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こ、これはー!!

5,980円!!(2017/02/07現在)

 

そんな風に声を大にして叫びたいところではありますが、

『……って、MO-X6より1,000円上がっとるやないかーい』

そう思われるかもしれません。 

 

ですがこの新モデル、

1000円の価格差に有り余るパフォーマンスがあるのです。

それを早速解説して参りましょう。

 


 

まず、ドライバ構成から。

9.2mm径ダイナミックドライバと、

7mm径ダイナミックドライバのデュアル構成です。

 

…………。

 

デュアルダイナミックドライバ!!?

 

初っ端から飛ばしてくれます。

この価格にして予想外にトリッキーな構成の本モデル。

2基搭載することによる音圧の強化、中低域の力強さは予想以上。

 

そして付属のケーブル

従来のMO-X6のケーブルは(言い方悪いですが)ちょっと安っぽく、

いわゆる中華イヤホン的なぺらっとしたケーブルだったのですが、

今回の付属ケーブルはイヤホンアクセサリブランド、

NOBUNAGA Labsによる厳選されたケーブルを使用。

付属品であっても、より品質が向上しています。

 

それに加えて、イヤーピースもシリコンだけではありません。

同じくNOBUNAGA Labs低反発イヤーピースが付属!

装着感の良さを向上させてくれること間違いなしです。

 

これらの特徴を踏まえれば、

プラス1000円となったことを踏まえても十分なスペック、

そしてアクセサリが付属していることが窺えるでしょう。

 

 

 

実際に装着、試聴してみました。

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デュアルダイナミックとは思えないコンパクトさで、

耳への収まりは非常に良いです。

L字のMMCX端子もあって非常にタイトに装着されました。

 

 

 

try

やはりデュアルダイナミックなあって、非常に元気な低音です。

ただ、ボーカルは結構距離感が近く、

女性ボーカルは特にはっきり分離して聴こえます。

逆に男性ボーカルはやや低域に埋もれてしまうかも。

低域を中心として全体的にやや曇りがちなサウンドで、

結構好き嫌いが分かれやすい音かもしれません。

 


 

しかし、このイヤホンの最大の特徴はリケーブルが可能なこと。

MMCXと言えば、e☆イヤで取り扱いのあるケーブルでも一番種類があります

せっかくなので、いろいろ遊んで試してみました。

 

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『とりあえずビール』みたいなノリで。

とりあえずMarsを着けてみました。

一聴して、明らかに広がりと解像度が一変しており、

特に中高域の描写がすこぶる丁寧になっています。

ケーブルひとつでここまで品質を上げられるのかと、

どちらかといえばMars Cableの凄さに驚きました(ダメじゃん)。

 

ただ、ケーブルを交換して音がしっかり変わるのであれば、

それはリケーブルの余地が十二分にあるということです!

5,980円で膨大なリケーブルを楽しめるのかと思うとワクワクしちゃいますね。

 

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ひたすら取り回しの挙動が男らしいケーブルなので、ねじりっこくんに抑えてもらってます。

ワクワクついでにNIDEONを着けてみました。

これまた良い音!

Marsはやはり耳当たりを柔らかくしてくれる感じでしたが、

こちらは野太く誠実にガツンとグレードを上げてくれます。

やや取り回しに難があるものの、総じて質は高く、

プラグ部などの細かい作りこみの高さも流石の日本製。

フラッグシップクラスのケーブルとして間違いなくオススメが……

 

ゴン

ぼく『何すんだよ!??』

タメスくん『せっかくお求めやすい価格のイヤホンなのに、

      フラッグシップクラスのケーブル勧めてどうするんだ!!

      お客さん引いちゃうでしょ!?』

ぼく『一理あるな』

タメスくん『うるさいよ!!』

 

 

 

そんなわけで、もう少しお求めやすい現実的な範囲で考えてみます。

 

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WiseTech繋がりで、NOBUNAGA Labsの『雷切改』をセレクト。

これはなかなか相性がいいです!

やや全体的にボワつきがちだった輪郭をシャンとまとめてくれました。

銀メッキ系や銀線系とはなかなか相性がいいのかもしれませんね。

 

ということは、あのケーブルも……?

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というわけで、僕がもっぱらオススメしている最強のケーブル、

FinalのLAB02用ケーブルを着けてみました。

LAB02自体は40万をゆうに超えるクレイジーな価格設定ですが、

このケーブルは2万円台

やはり音像のまとまりが非常に良くなり、

バランス接続の恩恵も相まって解像度も高くなった印象です。

もちろん、イヤホン本体と比べるとやや割高ではありますが、

今後MMCX対応のイヤホンを購入されるのであれば流用が出来ますので、

投資という意味では決して高すぎはしない、かと思います。

 


以上、格安MMCX対応イヤホン、

MO-X9のご紹介でした!

 

こちらは本日2/10より発売開始です!!

 

 

 お相手は大先生ことクドウでした! それではまた次回。


↓店舗案内↓

 

 

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