どうも、カスタムIEM専門店のじょーだんですお
あけましておめでとうございもち。
新機種どっと増えましたね、カスタムIEM店も窮屈になってきた気がします。
さてさて、今回はですね、先日のポタフェスで解禁された機種で注目されていた
EMPIRE with ADELシリーズ
こちらをさっくりとレビューしていこうと思います!(写真使いまわしで申し訳ないです。)
と、その前に!
今回のADELシリーズ、モジュールが3種類あります。
B1(中音域、高音域)←デフォルトでついているモデル
G1(低音域、高音域)
MAM(B1~G1可変)
こちらの3種類ですね。それぞれ特定の帯域がブーストされ、主張が強くなります。
MAMモジュールではB1からG1の両方の特性を好みで調整できるものとなっています。
実際使ってみると『おっ!(゚∀゚)』ってなります。想像していたより音に変化がありました。
カスタムIEM店では3種類全て試す事が出来ます!是非お試しください。
では、紹介していきますね!今回試聴に使用した楽曲は
『太陽ノック』
『今、話したい誰かがいる』
の2曲です。
(・ω・`)
はい、また乃木坂46です。そろそろアニソンでブログ書きます…すみません。
毎度偏ってますがどうかお付き合いください(´・ω・`)
今回はADEL無しのオリンポスシリーズも一緒に紹介していきます。
比較などのお役に立てればうれしいです。
SUPRA-II
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
2ドライバー特有の一つ一つの線の太さがあり、その中に爽やかさがあるのが他の2ドライバーの機種と違い、少し余裕が感じられます。
高音域、低音域が全体をさりげなく支えているのが爽やかさにつながっているのだと思います。
元気なもの、しっとりめなもの、どちらも対応できます。ただ、激しいものは不得手な印象を受けました。
『太陽ノック』は曲のイメージとバッチリ合い、のびのびと鳴っていたので聴いていて楽しかったです。
SUPRA-II W/ADEL(B1)
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
全体的に音は少し硬めになり、広がるというよりもグイグイ伸びていく印象を受けました。
なのでギターやピアノなどのノリはかなり良く、中、高音域は軽やかになりました。
低音域はタイトで音数の多い物、スピードの速い物が得意になりごちゃごちゃしなくなりました。
ROCKが好きな方は是非一度聴いて欲しい機種です。
ちなみに『太陽ノック』がスピード感があり明るくエネルギッシュに聴こえました。
まさに天真爛漫…若さとは何か、少し分かった気がしました。
CERBERUS-III
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
高、中、低と綺麗に分離していてまとまりがある面白い機種です。
まとまりがある、では無難な機種なのか?と言われるとそうではありません。
ピアノ、ギター、ベースにハリがあり響きをダイレクトに感じることができ、高音域もかなり出ている為聴いていて楽しいです。
合わないかなぁと思っていた『今、話したい誰かがいる』が意外と合っていたので驚きました。
分かりやすいって非常に魅力的だなと思う機種でした。
CERBERUS-III W/ADEL(B1)
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
分離がはっきりとしていて細かいところもしっかりと出ています。
定位もまとまりがあり聴きやすいです。
全体的にシャープで中音域はハリが強いため勢いが良く、独特の表現をしています。
スピードの「MIN」から 「MAX」までの幅が広いです。
ここでバチンっと決まって欲しいところはしっかりバチンっと決めてくれます。
『今、話したい誰かがいる』がタメてから次にグッといく場面が多いので聴いたときビックリしました。
むちゃくちゃかっこいいです。
SPARTAN-IV
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
やれることはきっちりやる堅実なタイプのモデルです。
解像度が高く楽器の抜けが良いです。
低音域はどしっとしていて中、高音域は外に向かって広がっていくのが特徴です。
ただ少々マイペースかなぁと感じました。緩急の表現がもう少し上手ければ完璧でした。
『今、話したい誰かがいる』が非常に魅力的でした。この音が広がる感じは他にはないです。
やはり『太陽ノック』は楽曲の明るさを表現しきれておらず、クオリティは高いのに、惜しいなぁと思ってしまいました。
SPARTAN-IV W/ADEL(B1)
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
他の機種よりも高音域を感じやすい、聴き取りやすい機種です。
解像度が高く特に高音域の鮮明さは目を見張る物があります。一言で言うと、美しいです。
高音域だけ見ると少し華奢に感じてしまう方も居ると思いますがじっくり聴くと全体のバランスが良いことに気づくはずです。
また、女性らしさをしっかり表現できているのも特徴で、それ故に美しいと感じてしまうのかもしれませんね。
『太陽ノック』と『今、話したい誰かがいる』どちらもそれぞれの持つイメージを表現できています。
正直『太陽ノック』大丈夫かなぁと思っていましたがスピーディになった分しっかり対応できていました。
HERMES-VI
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
リスニングという面でまとまりがあり非の打ちどころがない機種です。
低音域、高音域はひろがりつつもしっかりと出ていて迫力があります。
また、中音域が近くハリが強い為音楽にメリハリが感じられました。
情報量も多く、気持ちよく聴くことができます。
高音域の時折見せる煌びやかな音も大きな魅力となっています。
『太陽ノック』は情報量と高音域、『今、話したい誰かがいる』は低音域と中音域が曲の良さを引き出してくれていました。
柔軟な対応力も非常に魅力的ですね。かなり良いです。
HERMES-VI W/ADEL(B1)
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
全体的にアタックが強く、ノリの良い曲にもしっかり対応できます。
また、かなりスピーディに生まれ変わり、音の輪郭がシュッとタイトになったためスッキリしています。
解像度が高いため、中、高音域の情報を余すことなくしっかりと表現し、届けてくれます。
高音域が若干鋭く、音の抜けも良くなりキレが生まれていますが人によっては刺さってしまうかもしれません。
結構挑戦的なサウンドをしています。
『太陽ノック』はパワフルに聴こえました。情報量が多く、それぞれがハッキリと聴こえるので非常に良かったです。
また、『今、話したい誰かがいる』ではリズムを感じやすく、曲中の勢いの変化などを感じ取りやすいため歌がより一層魅力的に聴こえました。
ただ、少しハッキリ聴こえすぎるかも…とも思ってしまいました。広がるような余韻が好きならオリンポスシリーズに軍配が上がります。
ですが、今回のADELシリーズの中で推せる機種です!是非 聴いて欲しいです!
ATHENA-VIII
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
僕が大好きな機種ですね。解像度、音場はトップクラスです!
音の質感が優しいのが特徴で、この質感と高い解像度が出会うことで非常に上品で思わずうっとりしてしまうようなサウンドを実現できています。
また立体感があるため、電子音を多用する楽曲やオーケストラなどの音数の多い楽曲も持ち前の高い解像度でしっかりと処理出来ています。
音が溢れ出てくるように鳴る機種はこのATHENA-VIIIだけかもしれません。
質感で好みは分かれてしまいますが、緩急しっかり対応でき、万能機として十分のスペックです。是非一度聴いてほしい機種の1つです。
『今、話したい誰かがいる』『太陽ノック』共に音が気持ちよく伸びていき清々しい気分で聴く事が出来ます。
そう、これがATHENA MAGICです。
ただ『太陽ノック』は少し優しすぎるかなとも思いました。
ATHENA-VIII W/ADEL(B1)
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
全体を通してハリがあり押し出しが強いです。アップテンポの曲がかなり映えそうなサウンドになっています。
特にボーカル部分が引き締まりアタックが強く迫力がありますが音が硬くなり苦手な人もいるかもしれません。
広がるように伸びる方が良いという方と意見が分かれそうです。
EDM系で電子音がメインでゴリゴリくるのが好き!という人にはこれ以上ない特化した機種だと思います。
残念ながらというかやはりというか『太陽ノック』『今、話したい誰かがいる』共に無個性に聴こえてしまいました….
正直『ポピパッパパー』聴きたいぃぃ!と思ってて、我慢できず聴いたら案の定むちゃくちゃ良かったです。
となるとX’mas Showのメドレー聴きたいですね。CDでないかなぁ|ω・`)
APOLLO-X
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
これまた僕が激推ししている機種です。空間の広さと演出の上手さ、情報量はトップクラスです。
かなり特徴のある機種で質感は優しいのですが緩急の対応力と表現が上手く、かなりアグレッシブです。
10ドライバーということもあり音の繋がりが滑らかで立体感があるためヘッドホンで聴いているような豊かなサウンドを実現できたのではないでしょうか。
また、余韻も素晴らしく鳴り始めから音が消えていくまでをしっかりと感じられます。
『太陽ノック』が素晴らしく、ノリ良く元気に鳴っているのに全く荒くならない。かなりアグレッシブで攻撃的なサウンドなのに音自体は優しく丁寧…唯一無二ですね。
『今、話したい誰かがいる』では独特の艶っぽさがあり楽曲のイメージがより鮮明に浮かんできました。新しい一面を見る事が出来ました。
多種多様な表現を見せてくれる可能性に満ちた機種です。
ほんと、APOLLOさん流石です。
APOLLO-X W/ADEL(B1)
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
音の規模とでも言うんでしょうか、かなり広いのですが鳴ってるところがまた凄いというか…ヘッドホンに近い鳴り方をする不思議な機種です。
解像度は高く、どの帯域もスッキリしています。強いて言えばボーカルが若干鋭く感じます。個人的には不快に感じる手前なのでゾクッときてクセになります。
また、音の勢いが良く明るい楽曲は若々しく聴こえ、ゆったりとした楽曲には程よい歯切れの良さが生まれています。
音のつながりや緩急、伸びの表現が素晴らしく、ピアノやバイオリンを聴かれる方にもオススメです。
個人的な感想にはなってしまいますが、アニソンなどにはぴったりのサウンドバランスではないでしょうか。欠点の無い非常に優秀な万能機だと思います。
もちろん『太陽ノック』『今、話したい誰かがいる』共にバッチリ合います。
『太陽ノック』なんかは今まで聴いた中でトップクラスの相性でした。ドラマのイメージにもバツンと合ってます。
HERMES-VI W/ADEL同様、ADELシリーズの中でオススメしたい機種です!
ZEUS-XIV
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
音場がかなり広く、ゆっくりしっかり音が伸びるので表現に余裕があります。
楽曲によっては激しかったり大人しかったりキャラクター迷子なところがありますがこれもZEUSの広大な音場があるからこそ。
細かい表現の再現が上手く、サビに向かって盛り上がる様子がしっかりと感じられます。流石14ドライバー!
透明感があり聴いてて自然と心まで落ち着いてしまいそうなほど。
『太陽ノック』が優しく壮大に聴こえ、感動しました。後半は必聴ですよ!!!
ZEUSはまだまだ可能性を秘めている気がしますね….!
ZEUS-XIV W/ADEL(B1)
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
中音域の爽やかさを中心に音を展開している機種です。
ギターがとにかくキレッキレでおしゃれです。聴いてすぐかっこいいと思いました。
これでもかというくらい余韻がしっかりと出ますがくどくなく意外とすんなり聴く事が出来ます。
そのため音がグッと集まってくるような場面の迫力はピカイチです。圧倒的解像度だからこそ成せる技ですね!
ボーカルも多少優しく鳴っていますが前に出るところはしっかり前に伸びてくれるので楽曲の展開が分かりやすいです。
オリンポスシリーズでは破天荒なイメージでしたがADELシリーズでは若干ZEUS-R寄りになってます。
ZEUS-XIVとZEUS-Rを足して割った感じような、非の打ちどころの無い機種です。
『今、話したい誰かがいる』が全体通して臨場感があり、映画館で聴いた感覚とどこか似ていました。
作品知っている前提ではありますが、主題歌感半端じゃなかったです。一度試してみて下さい!
ZEUS-R
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
ZEUSのもうひとつの姿ですね。
ZEUSと比べてかなりキャラクターは定まっていて質感は大人しい印象を受けました。
ですが、表現の仕方、クオリティが非常に高いです。
低音域を中心に音楽を展開しています。そこを中心に高音域が駆け抜けていくのでかなりカッコいいです!
ボーカルなどの中音域は質感との相性もありかなり丁寧に鳴っています。
またリズムを感じやすく、他の機種とは比べ物にならないくらいノリ良く聴くことが出来ます。
何かに特化した機種には劣るかもしれませんが、どのジャンルも高い満足度を得られるはずです。
『今、話したい誰かがいる』を聴いたときに広がりを感じやすく繊細さの中にメリハリがあり自分の中では新しい感覚でした。
ZEUSもそうでしたが、ZEUS-Rもなかなか底が見えない機種です。恐るべし…
ZEUS-R W/ADEL(B1)
高音域:★★★★★
中音域:★★★★★
低音域:★★★★★
解像度:★★★★★
音 場:★★★★★
オリンポスシリーズとは違い、中音域を中心に展開しているように感じました。
総合的なクオリティですが、個人的にはオリンポスシリーズのZEUS-XIV、ZEUS-R超えたと思ってます。
情報量、解像度も凄まじく、細かい音や小さい音もしっかりと表現しています。
定位も若干腰高になり聴きやすく、音がすんなり入ってくる、流れてくるとでもいうのでしょうか。独特の雰囲気を持っています。
最初は無個性に聴こえてしまいますがそうではなく、なんにでもなれてしまう、対応できてしまうという恐ろしいポテンシャルを秘めています。
『今、話したい誰かがいる』では楽器の余韻が艶っぽく、ボーカルの魅力を最大限に引き出してくれます。
他の楽曲でも歌詞のイメージがすぐに浮かんできます。強い、強すぎる!
例外はありますがどの機種も基本タイト、シャープになり、スピーディなサウンドに変化しています。
中にはオリンポスシリーズとは個性がまるっと変わってしまったモデルもあるので是非比べてみて下さい!
もちろん、全てカスタムIEM店 で試聴可能となっています!
ご来店お待ちしてまーす。
以上、じょーだんでした。
プゥーーーーーーーー!
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