お久しぶりでございます!!
カスタムIEM専門店の ターシー(@eear_tashi) です。
実はこの前、お医者さんから外耳炎と診断されました。
もう完治したのですがイヤホンを装着出来ない期間はつらかったです…
これからは、五体満足で音楽が聴ける事のありがたみを感じながら毎日を過ごしたいです。
※少しでも耳に痛み・痒み・異変を感じたらすぐ耳鼻科で診てもらう事をお勧めします。
そんな僕ですが実は先月、注文していたカスタムIEMが到着致しました!!
Westoe ES60でございます!!!
オーダー内容ですが
・シェル
両耳 Opaque Gun Metal
・フェイスプレート
右 Carbon Red 左 Carbon Blue
・ロゴ
右 Wロゴ カラー ホワイト 左 W+Westoneロゴ カラー ホワイト
こちらの条件で作成していただきました!!!
今回は僕にとっての初カスタムIEMであるこの子を紹介したいと思います。
~装着感~
カスタムIEMでかなり重要なポイントである装着感ですが。僕の場合は一発目からgoodでした!!
最初先端がちょっとだけむず痒い感じがしましたが、ほんのちょっと時間が経つと耳に馴染み最高のフィット感を得る事が出来ました。
それの正体はきっと…
先端部分がシェルとは違うクリアになっています。
こちらフレックスカナルと言われる部分です。
どういった役割を持っているかといいますと
温まると柔らかくなり、各自の外耳にフィットしやすくなるというものです。
ステージ上で歌う方などに特にオススメですね。顎が動くと耳の中の形は変動しますのでそこを見据えた賢い機能です!!
~遮音性~
初めて装着した時は遮音性の良さにびっくりしました。
遮音性と装着感だけみるとさすがカスタムIEM…
ユニバーサルのイヤホンとは比べものになりません。 今まで市販のイヤーピースがあまりうまくフィットした事がなかったので本当に感動しました…
※カスタムIEMの遮音性は約-25db程度です。人の話声などは普通に聞こえますのでご注意下さい。
~音~
肝心な音ですが、ざっくり言うと… モニターです。
ウォームで角がない優しい音に解像度が加わったWestone最高峰の音と言い切ってもいいぐらいの機種です。
“すべてのミュージシャン、すべてのオーディオファン”に向けたカスタムIEM”です。
WestoneはユニバーサルでもUMproシリーズやWシリーズを出していますが、個人的にES60はUMProとWシリーズの良いところがうまく混ぜ合わさっているように感じました。
UMProシリーズのモニターライクなサウンドにWシリーズの優しい音が加わったような… まさしくWestoneの集大成ですね!!
各帯域ごとの感想↓↓
低域:最低限でているイメージです。 人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、個人的にはgoodでした。
生楽器(ドラム、ベース)との相性が良いです。
中域:いろんな楽器が被りやすい帯域ですが、ES60はうまくさばいてくれてます。
よくバンドサウンドなんかを聴くと中域がごちゃごちゃとだんごになって聴こえる事はありませんか?
ES60はそこをうまく分離させてくれるのでスムーズに音が入ってきます。 ボーカルはそこまで前にでてきませんが程よい距離感です。
高域:とにかく優しいです。鋭さがないですね。 女性ボーカルにありがちな”刺さり”等も目立たちません!!
あくまでも優しく、綺麗に出ています。
~聴いてみた~
実際に自分の大好きな曲をES60で聴いてみました!!
試聴に使用したプレイヤーはAstell&KernのAK320です。
the HIATUSの3rdアルバム「A World Of Pandemonium」より「Deerhounds」です。
試聴する前からアコースティックな音に合うだろうなーと予想はしていたのですが的中しました笑
初っ端のアコギが優しく曲の始まりを告げ、ドラム、ベース、メインギター、ボーカルへとつないでいきます。 サビで優しく爆発するのですが、どの楽器もひりつかせる事なくスムーズに鳴っています。
このアルバムほぼ全曲アコースティックよりなのでES60との相性ばっちしでした!!
日本のメタルコアバンドCRYSTAL LAKEの3rdアルバム「The Sign」より「Prometheus」です。
最初に聴いた時一発目に思ったのが… 「スネアが気持ちぃぃ…」です。個人的にバスドラよりスネア派なので僕得でした。
ゴリゴリのギターが入るのですが、ボーカル等と余り被ってないのでいろんな楽器を平等に楽しめた感じがします。
少しスピード感のある曲なのですが、ES60自体そこまで音の立ち上がりが早い方ではないと思いますので、メタルや速い曲を聴く方はVISION EARSなんかもお勧めです。
個人的にはメタルコアとの相性はgoodだと思います!!
日本のシンガーソングライターのさユりの配信限定EP「るーららるーらーるららるーらー」より「来世で会おう-弾き語りver-」です。
弾き語りなのでボーカルとアコースティックギターだけのシンプルな構成な曲です。
個人的にボーカルがきつい印象があったのですが、ES60で聴いたら見事に解消されてにやけてしまいました笑
ボーカルは心地よく聴こえて、アコースティックギターはコードをかき鳴らしている情景が浮かぶぐらいに余韻がしっかりしてます。 素晴らしい!!ほんとずっと聴いていられます。
弾き語りと相性がいいのかもしれませんね。
~まとめ~
初めてのカスタムIEMがES60で本当に良かったと感じています。
基本がモニターの音なのですが、ここまで解像度が高く尚且つ音が柔らかく優しいのはES60だけだと思います。
この時点で他のモニターイヤホンとは差別化が出来るので強い、強いです。 今までモニターの音と言えばちょっと硬めの音を勝手に想像していましたが、ES60がそれを覆してくれました笑
今のところ、装着感良し!遮音性良し!音良し!なので文句なしです!
よく、店舗でお客様から
「バンドをやっているのでモニター用のイヤホンを探しにきました。」
「あまり味付けのないフラットなイヤホンはないですか。」
といったご相談をされますが、是非一度ES60を試聴してみてください! ES60だけではなくWestoneのイヤホンは全てモニター向けではあるのでどれもお勧めです。
WestoneのカスタムIEMですが
でご試聴可能です!!
ご試聴の際はお近くのスタッフにお声かけ下さいませ。
これからもっとこの子(ES60)を可愛がっていきたいと思います。
それでは、カスタムIEM専門店スタッフ ターシーがお送りしました!