どもっ!!e☆イヤホン アンバサダーのたっくんです!
いよいよCES2015が開催!今日から3日に渡り現地より最新情報をお届けします!
CESとはコンシューマエレクトロニクスショーの事で、アメリカ最大規模の家電見本市となっています。毎年1月に開催され、多くのメーカーが新製品を発表・展示する場となっています。
ということで、早速会場入り!
会場に入って最初に目指したのはもちろんあのブース…
SONYブース!
CESの中でも最大規模のブース展開!
ドイツで開催されたIFAに引き続き、新製品を多数発表・展示していました!
事前に新製品の情報がリークされていたので、その真意を確かめるべくSONYブースへとやってきました。
開場して間もないのにこれだけの人が集まっていました。
もちろん僕たちのお目当は…
オーディオコーナー。
今回もSONYはハイレゾをテーマにブースを展開していました。
例年のオーディオ関連機器の展示コーナーの倍の規模の展示数となっていました!
ではお待ちかねの新製品を紹介していきましょう。
SONY NW-ZX2
SONYハイレゾ対応Walkmanの最上位に当たる機種です。ZX1よりもさらに高音質を目指したとの事で、Walkmanユーザーがとても気になる製品です。
発売は春頃を予定していて、アメリカドルで1199.99ドルの販売価格を予定しているそうです(^^;ついにWalkmanで10万を超える製品が出てきました。
NW-ZX1との大きな違いは、128GBまでのMicroSDに対応したスロットの搭載を始め、バッテリーの大容量化、Bluetooth転送の新コーデック『LDAC』への対応などが挙げられます。
背面はNW-ZX1と似ていますが、実際に並べてみるとパターンが違います。
また、NW-ZX1で話題になった背面下部のでっぱりも、そのままNW-ZX2に継承されています。
本体の側部に目を向けると、NX-ZX1では小さくて少し操作性が悪かったボタンが、NW-ZX2ではより大型のボタンへと改良されています。
ボタンの配置はNW-ZX1と同じでした。
SONYからNW-ZX2が…と出国前に噂を聞いたので、日本からNW-ZX1を持ち込みました!
新製品が発表されると、比較したい機種が展示されていない事が多く、今回もZX1の展示が無かったので日本から持ち運んだ甲斐がありました!
実際に並べてみると、サイズが一回り大きくなっているのが分かりますね!
NW-ZX2の外形寸法は65.1W×131H×18.5Dmm、重量は235gとの事です。
ちなみにNW−ZX1は約59.7 × 約122.3 × 約13.5 mm、重量は139gでした。
背面も似ているようで仕様は変更されています。
本体にはどちらもアルミのボディが採用されていますが、NW-ZX2はブラックのみでの展開となっています。本体側部がPHA-3のような丸いシェイプに変更されています。手に持った時の持ちやすさも向上しています。
また、バッテリー持続時間は、ハイレゾ(192kHz/24ビット)再生時で約33時間、MP3再生時で約60時間と大幅に向上しています。
厚みもかなり違いますね!
ボタンについても先述のとおり大きく変更されており、操作性が向上しています!
対応フォーマットは、MP3/WMA/AAC/FLAC/AIFF/WAV/ALACとなっています。DSD再生はDSD 128まで対応しています!DSD 5.6MHz音源の再生も可能ですが、DSDはネイティブ再生ではなく、PCMに変換での再生となるとの事です。
NW-ZX1の特徴の一つでもある、円錐の真鍮によるヘッドホンジャックもより大型に変更されています。
比較してみるとサイズの違いが分かりますね。
また、本体下部にMicro SDのカードスロットが搭載されています。128GBまでのMicroSDに対応しているとのことで、内蔵の128GBのメモリと合わせると最大容量
が256GBとなります!
きいてみた。
SONYのWalkmanのサンプルに必ず入っている、DaftPankのGet Luckyをあらかじめ日本から持ち込んだNW−ZX1に入れておきました。同じ音源での比較となります。ClearAudio+はどちらもONとしています。イヤホンにはFitEar MH334を使用しました。
NW-ZX1と比較すると、NW−ZX2では中域の音の厚みが増し、ボーカルがより力強く聴こえます。GetLuckyの特徴でもあるリズムを作っている低域に注目してみると、より重心の下がった音で、ずっしりと響く様な音に感じられました。
NW−ZX1と比較すると音のキレや、レスポンスを全面に押し出しているわけではなく、一つ一つの音をより正確に丁寧に再生し、できる限り誇張なく自然な音の再生を目指している様に感じます。
音の輪郭をはっきり出す対応ではなく、音の輪郭はZX1よりも柔らかく、音圧を感じる押し出しの強い音という印象です。
NW-ZX1と比べ、より音楽的な表現ができている様な印象です。
これも好みにもよる所ですが、聴いていてZX2の方が好みな音と感じました。
カスタムIEMはもちろん、イヤホンでの接続であればしっかりとドライブする出力を持っています。MDR-1Aなどのポータブル向けのヘッドホンはしっかりと鳴らしきれていましたが、MDR-Z7を繋いだ時には、ドライブできていませんでした。
出力の強さはZX1から、大きく変更されているという感じはしませんでした。
その他にも…
MDR-1ABT
同時に発表となったMDR−1ABTでのワイヤレスの接続では、LDACの存在を大きく感じることができました。
Bluetoothの新しいコーデック『LDAC』では、これまでは44.1kHz/16bitでしか伝送できませんでしたが、LDACは96kHz/24bitのハイレゾ音源も圧縮可能としています。
ビットレートが最大で990kbpsとなっていて、ハイレゾ以外の音楽もこのレートでの転送を行います。圧縮による損失が少ない規格となっているそうです。
実際に音質を聞いてみると、MDR-1Aのあの音がワイヤレスで鳴っていました。
ワイヤレスでも有線と遜色ないレベルまで来ているのかと驚かされました。
Walkman Aシリーズと合わせて使用するのにもってこいなサイズのPHA-1Aというデジタル入力に対応したポタアンも発表されていました!
こちらはNW-ZX2と比較すると、とにかく元気の良いサウンドといった印象でした。DaftPankはこちらの方が相性が良いのかもしれません(^^;
ということで、開場となったばりのCES2015の会場からお送りしました!
まだまだCESは続きます!こんなの見てきて!などあれば、@eear_takuyaまでツイートしてください!
以上たっくんでした!
イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」社長のたっくんこと岡田卓也です。
元々イヤホンが趣味で、e☆イヤホンのお客の一人でしたが、2010年にe☆イヤホンにアルバイト入社し、早いもので十数年。気が付いたら社長として働くことに。
社長になる前は、TBS『マツコの知らない世界』に3回出演するなど、主に広報などPR関連の仕事をしていました。
カスタムIEM「VISIONEARS ELYSIUM」と、モニターヘッドホン「AUDEZE LCD-XC 2021」がお気に入りです。