どもっ!!eイヤホン アンバサダーのたっくんです!
先日、新人さん歓迎会をしました。僕が入ったときは12名だったスタッフも、4年間で70名近くまで増えました(^^;
一日中商談や取材で外出してたりと、殆ど席にいないので、アイツだれやねん…と思われていそうです(^^;
さて、先月はお隣の国『韓国』に行ってきました!
その理由はこれだっ!!!
Astell&Kern iriver本社視察にいってみた!
という事で、韓国・ソウルにあるiriver本社に行ってきました!
視察レポートブログ第1弾はこちら↓
【海外視察】Astell&Kern iriver本社視察にいってみた!~Vol.1~
では続きに行ってみましょう!
Audio Precision
製品の仕様を決めていく上で必要な性能や、耐久性のテストが行われます。
iriverの本社内には様々な機械が導入されていました。
例えば、写真に写っているAudio Precision社製のオーディオアナライザ。
世界中の多くの企業がスタンダードとして用いているオーディオアナライザで、試作品の性能を数値化し、比較評価するのに用います。
ダミーヘッド。
実際にヘッドホンから出てくる音をテストするためにダミーヘッドを使用します。
audio-technicaのヘッドホンがこの時は使用されていましたが、テストには様々なメーカーのヘッドホンが使用されているそうです。
デスクの周りで見かけただけでも、かなり多くのブランドのイヤホン・ヘッドホンが用意されていました。
顕微鏡。
Astell&Kern AK240の特徴の一つ 『カーボンパネル』
カーボンパネルのパターンや仕上げをチェックしたり、組み上げた製品の組み立て精度をチェックしたりおするのに使用するとの事です。
車でチリを均等に合わせる作業がありますが、それに近しい工程ですね(^^;
Astell&Kernの製品のデザイン、品質に対する想いを感じます。
防磁室。
この部屋は、周囲の電磁波を遮断する特殊な壁面で囲まれています。
周囲の電磁波の影響を受けずに、本体の性能を計測できるそうです。
続いて向かった部屋は…
耐久性のテストをする地下にある部屋。
この部屋では、製品の耐久テストが行われています。
本体はもちろん、付属品までもがテストされていました。
例えば、Astell&Kern製品に付属しているUSBケーブル。
重りを付け、角度を変えながら何度も引っ張ったり、ねじったりする機械でテストがされていました。
一見地味なテストですが、ユーザーの視点に立った大切なテストです。
Astell&Kern製品も中古品の取り扱いをしていますが、ケーブルの不具合を見たことがありません。
そういった高い耐久性の背景には、こういう細かいテストがしっかりと行われているんですね。
静電気のテスト。
ポータブルデバイスを使用する上で、静電気への耐性を持たせることはとても重要です。
Astell&Kernの製品テストでは、弱い静電気から、強い静電気まで、様々な部位に当ててテストをしているそうです。
また、落下テストもあります。
AK240を1Mの高さから様々な角度で落としたり…。AK240の上に鉄球を落としてみたり…。
実際に使用する際に起こりうる様々なトラブルを想定し、テストが行われていました。
多くのテストを気が遠くなるほど繰り返し行うことで、Astell&Kern製品は高品質で高耐久な製品へと作り上げられていきます。
今後登場する新製品も紹介して頂きました!
AK240 Bluenote Edition
AK240がブルーノートとコラボした限定商品です。
CDケース型のラックに、75枚のハイレゾ音源が入ったMicro SDカードが収納されています。
AKT5p
beyerdynamicの人気製品T5pをAstell&Kern向けにチューニングしたモデルです。
本体のチューニングだけでなく、Astell&KernのプレイヤーにもAKT5p用のイコライザーを搭載する予定です。
実際にβ版のイコライザーを使用して試聴してみましたが、T5pでは少し物足りなく感じる低域側の音圧が出ていますし、高域側のクリアさや広がりが増していました。
音のバランスはよりフラットになっており、より様々なカテゴリの音源に使用できるヘッドホンとなっていました。
もちろん開発には、AK240のチューニングを担当した方が携わっており、何度も何度もトライアンドエラーを繰り返したそうです。
発売時期や価格等はまだ未定だそう。
発売がとても楽しみな製品です。
また、Astell&Kernの今後の製品展開として…
CASTOR
音楽の楽しみ方はポータブルだけではなく、AKを中心としたホームオーディオを楽しむ提案をしていきたいとのこと。
その一つとして、スピーカーも展開していきたいとのこと。
CASTORは、フロントパネルが金属で作られています。
これブックシェルフか…と思うほど重量があり、専用の金属製のスタンドと合わせると、制振性能が尋常じゃない高さに…。
また、AK240に通じるカーボンが本体側面に用いられています。
ツィーターには人工ダイアモンドが用いられており、ダイアモンドツィーターの原価だけでペアで1,000USDするらしいです(^^;
このスピーカーは一体いくらになるんでしょう…。
試聴室ではなく、会議室での試聴となりました。反響の多い部屋だったのでスピーカーには向かないな…と思っていたのですが、CASTORのポテンシャルの高さに驚かされることになりました。
まずは定位の良さ。当たり前ですが、しっかりとあるべきところに音が定位します。
合わせて試聴したのがこのアンプ。
Astell&Kernの真空管アンプです。製品名などはまだこれからとの事です。
アンプの前にAK第2世代で使用するラインアウトケーブルがあります。
これを使えば、AKに内蔵されたDACを使用して、ホームユースでもしっかりとしたオーディオシステムで音楽を楽しめます。
Astell&Kernのスピーカーやアンプも今後の登場が楽しみですね!
と言う事で、Astell&Kern本社視察レポートはここまで!
Astell&Kernの製品づくりに対する想いが少しでも伝われば幸いです。
以上!たっくんでした!
視察レポートブログ第1弾はこちら↓
【海外視察】Astell&Kern iriver本社視察にいってみた!~Vol.1~
イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」社長のたっくんこと岡田卓也です。
元々イヤホンが趣味で、e☆イヤホンのお客の一人でしたが、2010年にe☆イヤホンにアルバイト入社し、早いもので十数年。気が付いたら社長として働くことに。
社長になる前は、TBS『マツコの知らない世界』に3回出演するなど、主に広報などPR関連の仕事をしていました。
カスタムIEM「VISIONEARS ELYSIUM」と、モニターヘッドホン「AUDEZE LCD-XC 2021」がお気に入りです。