皆さん、こんにちは!
生粋のジロリアン兼自称コッテリスト、好きなコールは「ヤサイ少なめニンニクアブラカラメ」、どうもおってぃです!!
最近のコッテリ活動は、裏野中家(画像の4枚目)という家系ラーメン店に通い詰めています。お好みは勿論「カタメ濃いめ多め」です!
好きな二郎TOP3は画像の1枚目から順番に、「ラーメン二郎 ひばりヶ丘駅前店」・「ラーメン二郎 千住大橋駅前店」・「ラーメン二郎 小岩店」です!
ちなみに特技は、二郎の丼顔当て(ラーメンの写真を見て店舗名を当てること)です。
そんな自称コッテリラーメンオタクの私ですが、やはり何か一つの物を追求し続けることは楽しいですよね!!
ラーメンもアニメも、勿論イヤホンも突き詰めていくと充実感あって、終わりがないからこそ楽しい!
今回はラーメン並みににコッテリと!ワイヤレスイヤホンについてお伝えできたらと思います!
(…ちなみにイヤホンの音の好みはサッパリです(笑))
さて、ということで今回はアニソンで聴いてみたシリーズ第三弾です!
今回は、先日新作を発表した老舗ブランドvictorの歴代ワイヤレスイヤホンについて、コッテリとお話できたらと思います!
ちなみに、前回の記事が気になった方はこちらからどうぞ⇒「第一弾」・「第二段」
Victor(ビクター)とは
1927年(当時は日本ビクター蓄音機株式会社)から続いている歴史のあるブランドで、もとは映像機器・音響機器など様々な取り扱いを行ってきた電気メーカーです。
現在は、「株式会社JVCケンウッド 」の中のVictorブランドとして日本国内専用ブランドとして国内展開をしています。
JVC・ケンウッド(KENWOOD)・Victorいずれもイヤホンを出しているメーカーではありますが、
JVCは特にエントリー~ミドル価格帯のイヤホンや他にも映像・音響製品を中心に、
ケンウッド(KENWOOD)は片耳ヘッドセットや比較的コストパフォーマンス重視のワイヤレスイヤホン、他にドライブレコーダーなどで有名な印象です。
他2社は、音は勿論のこと他の幅広い製品を取り扱っているのに対して、Victorはエントリー〜ハイエンドにかけて音響機材中心で力を入れている印象を受けます。
私が担当している1・2階でもワイヤレス製品展開が複数ございます。
今回はそんなVictorブランドの中でも「カナル型・完全ワイヤレス」に絞って歴代モデル含めた7製品をご紹介していきます。
今月6月発売している最新のHA-FX550Tもご紹介していこうと思います。
今回の試聴楽曲
今回の試聴楽曲はズバリ「2000年代名曲アニソン」です!!
個人的な思い出から選抜な節もあるかもしれませんが大目に見てください!(笑)
同世代の方なら刺さるのではないかと思うと王道アニソンを選抜してみました。
各イヤホンとおすすめ楽曲の組み合わせも、一つずつご紹介するので是非参考にしてください!
※俺ガイルと物語シリーズはこれまでの記事で紹介したので省かせていただきます。
〈試聴楽曲一覧〉
- ・GO!!!/FLOW〈2004年頃〉 (NARUTO -ナルト-)
- ・ガーネット/奥華子〈2006年頃〉 (時をかける少女)
- ・God knows…/涼宮ハルヒ(CV.平野 綾)〈2006年頃〉 (涼宮ハルヒの憂鬱)
- ・メグメル~cuckool mix2007~/eufonius〈2007年頃〉 (CLANNAD)
- ・かさなる影 / Hearts Grow 〈2008年頃〉 (銀魂)
- ・again/YUI〈2009年頃〉 (鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST)
- ・GO! GO! MANIAC / 放課後ティータイム 〈2010年頃〉 (けいおん!)
- ・irony/ClariS〈2010年頃〉 (俺の妹がこんなに可愛いわけがない)
- ・INNOCENCE/藍井エイル〈2012年頃〉 (ソードアート・オンライン)
- ・sister’s noise/fripSide〈2013年頃〉 (とある科学の超電磁砲S)
- ・Rising Hope/LiSA 〈2014年頃〉 (魔法科高校の劣等生)
- ・ふ・れ・ん・ど・し・た・い/学園生活部〈2015年頃〉 (がっこうぐらし!)
- ・みちしるべ/茅原実里〈2018年頃〉 (ヴァイオレット・エヴァーガーデン)
- ・おもいでしりとり/DIALOGUE+〈2021年頃〉 (ひげを剃る。そして女子高生を拾う。)
イヤホン紹介
HA-A20T
〈オススメ楽曲〉
・ガーネット/奥華子〈2006年頃〉 (時をかける少女)
・again/YUI〈2009年頃〉 (鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST)
バランスよい素直な音が印象的です。
音場は若干広めで、まさにワイヤレス入門機としては十分な音質かと思います。
特にギターのパン振り(左右の振り分け)が聴きやすいです。それもあってかベースラインも聴き取りやすかったです。
個性が強い音が苦手な方にはより相性が良いのではないでしょうか。
「ガーネット」のようなシンプルなピアノ楽曲をゆったりと聴くのも良し、「again」のようなギターのフレーズやボーカルのリズミカルな音を楽しむのも良し。
万能さを感じました。
・エントリーモデルが欲しい方
・オールラウンドに聴き疲れ無く楽しみたい方
HA-A30T (※終売→後継機「HA-A30T2」)
〈オススメ楽曲〉
・かさなる影 / Hearts Grow 〈2008年頃〉 (銀魂)
・INNOCENCE/藍井エイル〈2012年頃〉 (ソードアート・オンライン)
やや低域の迫力があるように感じました。
土台としては全体のバランスの良い音ですがHA-A20Tと比較すると低域の押し出しや低域の広がりがしっかりと体感できました。
バスドラムの前後に抜ける空気感を味わえました。
ボーカルのクリアさや、透明感もあったので「かさなる影」のようなボーカルがスッと入ってくるシンプルなバンド曲や、ノリや女性ボーカルのパワーがある「INNOCENCE」のような楽曲との相性も良かったです。
・コンパクト!気軽に持ち運びたい方
・エントリー価格帯で、音質にこだわる方
HA-A30T2 (※「HA-A30T」の後継機)
〈オススメ楽曲〉
・sister’s noise/fripSide〈2013年頃〉 (とある科学の超電磁砲S)
・GO!!!/FLOW〈2004年頃〉 (NARUTO -ナルト-)
HA-A30T2の後継です。初代に比べると音のバランスがよりフラットに寄った印象でした。
特に中音域の解像度や鮮明さが増し、厚みもしっかりしたように感じました。
音粒がはっきりとしたので、ドライブ系の歪みがかかった楽器も綺麗に揃って聴こえました。
個人的には、シンセ音鋭利さや伸びが特徴的な「sister’s noise」や、歪んだギターのカッコ良さが目立つ「GO!!!」で聴くとより楽しさを感じる事ができました。
・コンパクト!気軽に持ち運びたい方
・音質と音のバランス良さを求める方
HA-FX100T (※終売の為中古品の試聴)
〈オススメ楽曲〉
・GO! GO! MANIAC / 放課後ティータイム 〈2010年頃〉 (けいおん!)
・ふ・れ・ん・ど・し・た・い/学園生活部〈2015年頃〉 (がっこうぐらし!)
中音域の厚みや濃さが非常に印象に残りました。
他のVictoの印象とは異なり、低音の押し出しだけでなく、丸みがよく感じられる音でした。
また、全体的に音は近めで特にボーカルはしっかりと強調して聴こえました。
高域もしっかり鳴っている印象で、音の丸みや柔らかを兼ね備えながら、しっかりと迫力感も出せるイメージでした。
ボーカルのやわらかさを残しつつ、特徴的なフレーズやリズム感の「GO! GO! MANIAC」を聴く時や、「推しの声をしっかりと味わいたい時に「ふ・れ・ん・ど・し・た・い」で聴くと最適ではないでしょうか!
・バンド曲等、ノリ感重視の楽曲が好きな方
・ギターや声を近めの距離で聴きたい方
HA-FX150T
〈オススメ楽曲〉
・irony/ClariS〈2010年頃〉 (俺の妹がこんなに可愛いわけがない)
・メグメル~cuckool mix2007~/eufonius〈2007年頃〉 (CLANNAD)
まさにオールラウンダーという印象です!
何よりコンパクトサイズ×音質のハイコストパフォーマンス、FXシリーズ故のスパイラルドット(イヤーピース)との相性も抜群です。
各楽器のナチュラルさや、定位(楽器のなってる位置)分けのわかりやすさ、ボーカルの距離感のほど良さ、強すぎず弱すぎずの低音の押し出しなどと言った音に関する点で欠点と言った欠点をあまり感じさせないイヤホンです。
電子系楽器やボーカルエフェクトが入ったような「irony」では、リズミカルに乗りながらキラキラした音を堪能できますし、逆に「メグメル~cuckool mix2007~」では空気感や世界観を落ち着いて味わうことができ、各アニソンの世界観に順応させて楽曲を楽しむ事ができました。
・コンパクトかつ優れた音質を求める方
・中高域も低域もバランスよく聴きたい方
HA-FX550T (★2024/06/27発売)
〈オススメ楽曲〉
・みちしるべ/茅原実里〈2018年頃〉 (ヴァイオレット・エヴァーガーデン)
・おもいでしりとり/DIALOGUE+〈2021年頃〉 (ひげを剃る。そして女子高生を拾う。)
本記事を公開した段階では最新の機種にあたります。
HA-FX150Tの時と比べて、高域の滑らかと伸びが増し各楽器の明瞭感が更に良くなりました。
ノイズキャンセリング性能が格段に上がり、ある程度の環境音なら音楽を鳴らせばほぼ気にならないレベルまで強くなりました。
そういった面で、より楽曲に没頭しやすい仕様になったと言えるでしょう。
また、中低音域の厚みはあるものの滑らかで耳障りの良いな聴きごたえなので、「みちしるべ」のようなボーカルの反響感が心地よい曲との相性も良いですし、「おもおでしりとり」のようにボーカルパートや楽器のパートが複雑な展開な楽曲でも聴き疲れなく正確に聴くことができるイヤホンでした。
・強いノイズキャンセリング性能を求める方
・生楽器系やストリングス~電子系まで、幅広いジャンルで音の再現度を求める方
HA-FW1000T
〈オススメ楽曲〉
・Rising Hope/LiSA 〈2014年頃〉 (魔法科高校の劣等生)
・God knows…/涼宮ハルヒ(CV.平野 綾)〈2006年頃〉 (涼宮ハルヒの憂鬱)
低音楽器の音の響きや深み、旨みをしっかりと味わう事ができるイヤホンです。
まさにVictorワイヤレスのフラグシップモデルといった印象で、アコースティック楽器の箱鳴りや余韻、激しい楽曲の音の太さなど表現力に長けていると感じました。
個人的にアニソンで聴く際は、「Rising Hope」や「God knows…」のような王道系邦楽ROCKな、バンド全体の一体感、ギターリフのカッコよさ、ボーカルの中低域成分を味わうのに最適なのではないかと思いまし
・響きや深みのある低音、全体的な音質のクオリティを重視する方
・生音弦楽器の響きや歪みのあるギターの音の厚みを味わいたい方
まとめ
今回は同じVictorブランドのイヤホンのみで比較してみましたが、私自身としても新たな発見を感じる良い機会となりました。
もとよりVictorといえば…といった音の傾向のイメージは自分なりに持っていましたが、改めて比較してみると、機種一つ一つに個性と良さがあり、Victorサウンドの確かな音の良さを感じて、より一層大好きなブランドとなりました。
ちなみにVoictorワイヤレスイヤホンには専用アプリよりEQ設定が可能な機種があったり、HA-FW1000Tに関しては低域ブーストモードがついていたりします。しかし今回は元の音のみで比較をしました。専用アプリのEQ性能も高いのでまた別の機会にご紹介できたら良いなと思っております。
今回も簡単なスペック表をまとめたのでぜひ参考にしてみてください!
ではまた次回もお楽しみに!!
製品名 | 音の印象 | 本体連続再生/ケース充電仕様可能時間(※ノイキャンOFF時) | 防水防塵機能 |
---|---|---|---|
①HA-A20T | 素直でフラット寄り | 最大7時間/最大17時間(※ノイキャン非搭載) | IPX4 |
②HA-A30T | やや中低域寄り、全体的に分離感がある | 最大9時間/最大12時間 | IPX4 |
③HA-A30T2 | 全体的に解像度が向上、特に中音域の音粒がしっかりした | 最大11時間/最大16時間 | IPX4 |
④HA-FX100T | 低域、中音域が濃い。爽やかにリズミカル | 最大8時間/最大20時間(※ノイキャン非搭載) | IPX4 |
⑤HA-FX150T | すこし中音域が出るが、バランスが良い | 最大9時間/最大12時間 | IPX4 |
⑥HA-FX550T | 中高域の伸び、バランスの良さ◎空気感 | 最大6時間/最大15時間 | IPX4 |
⑦HA-FW1000T | 中低域の存在感◎&少し低音の迫力 さすがフラグシップ。 | 最大9時間/最大18時間 | IPX4 |