皆さんこんにちは!!

 

最近また機材欲が高まりつつある e☆イヤホン仙台駅前店のつじです!!

 

突然ですが、皆さんは『愛機』ありますか?

 

お気に入りのイヤホン、ヘッドホン、プレイヤー、アンプ……等々。

 

今回は僕が音楽制作をする上で手放せない愛機のヘッドホン、audio-technica『ATH-M50X』ガチで紹介します!!

・目次

 

◎スペック
□形式:密閉ダイナミック型
□ドライバー:φ45mm、CCAWボイスコイル
□出力音圧レベル:99dB/mW
□再生周波数帯域:15~28,000Hz
□最大入力:1,600mW
□インピーダンス:38Ω
□質量(コードを除く):285g
□プラグ:φ6.3mm標準/φ3.5mmミニ 金メッキステレオ2ウェイ
□コード:OFCリッツ線1.2mカールコード(伸長時約3m)/OFCリッツ線3mストレートコード/OFCリッツ線1.2mストレートコード
□付属品:
・φ6.3mm標準/φ3.5mmミニ 金メッキステレオ2ウェイプラグ
・ポーチ
・カールコード(着脱式):片出し1.2m
・ストレートコード(着脱式):片出し3m、1.2m

■選んだ理由

 

「圧倒的低域の再生力」

 

「原音を忠実に再現する解像度」

 

楽曲において最重要と言っても過言ではない低域を正確に描写してくれるという点が購入に至った理由です!

 

楽器のレコーディングでは、ぼやけてしまうことが多い5弦ベースなどの低域をしっかりと輪郭を保ち、オケを流しながらの録音でも埋もれずに聴き取れます!

 

楽曲のMIXではキックのアタック感、量感を正確に捉えることができます。やや低域は強調されているような印象はありますが、多すぎたり不自然といったことはなく他の帯域とのバランスを保った印象で、見通しの良いサウンドです!

 

また優れた解像度でボーカルのブレスの量感などを正確に描写し、MIXでの用途でもおすすめです! 特にリバーブなどの残響音の表現が秀逸で、どこまでかかっているのかなど判別できる解像度があります!

 

■ここが好きなポイント

1.見た目

ゴツい、いかにも業務用といったクールな見た目!

 

DJプレイでの片耳モニタリングを想定した90度の反転モニター機構も最高にかっこいい!(DJはやったことないです……)

 

海外の制作風景などで必ずと言ってもいいほど登場するATH-M50X。装着しただけで気分はプロミュージシャン! やはりテンションの上がるルックスは重要です。

 

2.付属ケーブル

3種の着脱式ケーブルが付属しており、利用シーンに合わせて気軽に変更できる点がGOOD!

 

カールコードは1.2mm ストレートコードは3mと1.2mと3種類付属。

 

あまり長さのいらない自宅では1.2mm、スタジオ練習や録音では余裕をもって使える3mと柔軟に対応できます!

 

特に1.2mのカールコードは使い勝手がよく、少し遠くに立て掛けてある楽器を取りに行くときや機材の入れ替えなど、装着したまま行動ができるのでストレスフリーで作業に集中できます!

 

3.サウンド

最後に肝心なサウンド!

 

全体的な音の感想としましてはモニターらしく原音に忠実で、硬質かつスピード感のあるサウンドです。やや低域は強めに感じますが多すぎるということはなく、見通しの良さを感じました。

 

超低域では深く沈み込むような印象で、EDMなどでは欠かせないサブベースをしっかりと鳴らしてくれます。中低域は出すぎず丁度いいバランスで、キックやベースのアタック感をクリアにモニターすることができます!

 

中域は非常にフラットに出ており、ボーカルをバランスよく再生。他のイヤホン、ヘッドホンまたスピーカーなどで聴いたときにボーカルだけ大きすぎたり埋もれてしまったりなどが少なく、効率の良いMIXが可能です。

 

高域部分も低域同様にやや強調されたようなサウンドで、元気なキャラクターです。

 

シンバルの金物系、ブラス、カッティングギターの鈴鳴り感などをしっかりと描写するため、全体的な楽曲の印象が派手になりすぎずバランスが取りやすいです!

 

特にギターの表現力が素晴らしく、エッジ感を正確に再生するため細部まで徹底的な音作りが可能です!

 

また打ち込み系の音楽との相性も良く、キックのアタック感や欠かせないサブベースのピッチの動きまでもが分かるような解像度があります!

 

定位感もバランスがよく、楽器の配置、コーラスのPAN振りなど正確に聴くことができます。

 

音場はモニター用途なので狭く近い印象がありますが、そのおかげで細かな音も捉えることができ、MIX時のノイズチェックにも非常に役立ちます!

 

■楽曲別レビュー

1.EDM

Avicii – Wake Me Up

 

ダンスミュージックを普段聴かない方でも一度は耳にしたことがあるかもしれないEDMの名曲、Aviciiの『Wake Me Up』をリファレンスにATH-M50Xをレビュー!

 

ポイント1「生々しさを感じる解像度」

 

まずは冒頭のカントリーやブルーグラス的なアコースティックギターサウンド!

豪快なストロークは左右に振り分けられ、ピックが弦に触れるニュアンスを生々しく描写。

ボーカルが入る直前のフィルターもカーブの形やフリケンシーのブースト具合が目に見えるようで、そういった細部の動きも正確に聴きとることができます!

ボーカルが入ってからはブレスの位置やリバーブのかかり具合、ボーカリストの口の動きまでもが見えるような描写力で、制作時の意図が伝わるかのようです。

 

ポイント2「低域の再生力」

 

メインのフレーズからキックとベースが入ります。やはりこういった打ち込み系のジャンルとの相性がよく、力とスピード感のあるキックをタイトに鳴らします。

深く沈み込む低域ですが輪郭ははっきりと保ち、他のパートを邪魔することなくクリアにリスニングできます。

 

ポイント3「定位感」

 

裏で鳴っているクラップの定位や強弱が明確で、レイヤーされた楽器の位置関係をしっかりと聴きとれます。

特に多数のシンセサイザーやライザーやスウィープなどのFXが洪水のようにレイヤーされた中でもそれぞれの動きや位置が分かりやすく、優れた定位感を持っています。

 

2.Rock

Mr. Big – Daddy, Brother, Lover, Little Boy

 

アメリカのロックバンドMr. Bigより、ライブパフォーマンスでも盛り上がるドリル奏法が特徴的な名曲『Daddy, Brother, Lover, Little Boy』をリファレンスにATH-M50Xをレビュー!

 

ポイント1「ニュートラルな中域」

 

イントロのザクザクとブリッジミュートで刻むギターと張りのあるスネアドラムは出すぎずフラットに再生。ギターがアルペジオに移行するフレーズでもコード感を失わずにクリアに鳴らしてくれます。

 

ボーカルが入ってからは力強くもハスキーな歌声を粒立ちの良いサウンドで心地よく鳴らし、楽器隊とのバランス感も◎

 

ポイント2「残響音の表現」

 

全体的にリバーブ感が強めの楽曲ですが、特にスネアやタム等のドラム、ボーカルの残響感がとても綺麗に聴こえます。

 

歌い終わりの箇所やギターソロパートでの表現力に優れており、MIX時にその実力を発揮してくれます!

 

ポイント3「生楽器の表現」

 

ギターのピッキング、ドリル奏法の荒々しさやドラムのアタック感を生々しく表現し、細かなニュアンスを正確に捉えます。

 

特にギターのピッキングハーモニクスなどのテクニックを明確に表現するため、楽曲を耳コピする際にも役立ちます!

唸るベースラインも輪郭をはっきりと保ち、豪快なドラムやギターが鳴る中でもしっかりと耳で追うことができます!

■最後に

モニターヘッドホンの大定番「ATH-M50X」

 

ここまで音楽制作用途としてご紹介しましたが、音楽を作ったり演奏したりする方はもちろん、リスニング用途でもおすすめのヘッドホンです!

 

低域が若干強めなこともあり、リスニング用途でも気持ちよく聴くことができ、映画などの動画鑑賞にも臨場感あふれるサウンドなのでそういった用途にもおすすめの機種です!

 

個人的に相性が良いなと思うジャンルは「EDM」「Rock」などで、迫力のある低域が好きな方におすすめです!!

 

ぜひお試しください!!

 

以上、愛機のヘッドホン、audio-technica「ATH-M50X」のガチ紹介でした!!

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