大阪日本橋Dr.いっくん (@eear_ikkun)です。
自分の最も好きな音楽として挙げるのが”Drum’n’Bass(ドラムンベース)”という高速なダンスミュージックです。
アーティストによってヒップホップの要素が強かったり、テクノの要素が強かったり、ジャズ、ロック、レゲエっぽかったり….
とにかく色々なジャンルの要素が交差し、アーティストのバックグラウンドが伺える面白い音楽がドラムンベースでもあります。
今日はドラムンベースの中でも異端な「メタル要素」のあるアーティストをご紹介。
ダンスミュージックの中でトップクラスにハードなサウンドを奏でるツワモノ!なんと南アフリカ出身!!!
COUNTERSTRIKEは南アフリカケープタウン出身 Animal Chinと500 Millsによるドラムンベースユニット/DJ。1998年結成。
名門[Moving Shadow][Human Imprint][Barcode]からリリースを重ね、2005年に[Algorythm Recordings]を旗揚げ。
[Boomtown Fair][Therapy Sessions][Cape Town Electronic Music Festival]等といった世界中の大規模なフェスにも出演。
COUNTERSTRIKEの音楽は硬質でハードなドラムンベースサウンドに、メタルギターリフ・ボイスサンプルを取り込んだ、まさにメタリックドラムンベース
先週初のジャパンツアー Block.fm出演から始まり、
大阪・東京とDJ公演を行ったCOUNTERSTRIKE
なんと…e☆イヤホン大阪日本橋本店にもご来店下さいました!
COUNTERSTRIKEの’Animal Chin’ことジャスティンさん |
今回、本邦初!!
COUNTERSTRIKEにインタビューを決行!!!
これ日本のドラムンベース史において相当レアだと思います
ヘッドホンの話も登場♪ではどうぞ
文中
I=いっくん
C=COUNTERSTRIKE
I: e☆イヤホンいっくんです。自己紹介をおねがいします。
C: COUNTERSTRIKEのAnimal Chin。南アフリカはケープタウン生まれ。5年程前からチェコスロバキアのプラハに拠点を移した。
I: 今は南アフリカではないんですね。故郷についても教えて下さい。
C: ヨーロッパツアーが多く、プラハからとても動きやすい。地元のケープタウンは綺麗な海に囲まれた、大自然と都会のハイブリッドな街だよ。君はテーブルマウンテンを知ってるか?ダイヤの採掘所ではなく、自然にこの形なんだ。
↑山頂に注目 通称テーブルマウンテン。自然と水平になっているそう。。 |
C:ケープタウンは1993,1994年位からハードコアレイヴ,ジャングル,ドラムンベースは盛んでドラムンベースのイベント「Pressure.」も行っている。
ローカルで約6000人は踊りに来るよ。他には有名なミュージシャンだとDie Antwoordは知ってるよね。彼らもケープタウン出身。超クレイジーだ。
I: ガガのアレですよね。しかし南アフリカも盛んなのですね。ドラムンベースとの出会いも1993,1994年位?
C: その時代だね。レコード収集,DJに海賊ラジオやイベントもリアルタイムに没頭した。1995年から10年程ケープタウンからロンドンに移住して
伝説的な[Metal Headz][Moving Shadow][Ranagade Hardware]のドラムンベースパーティも体験したよ。1998年から相方の500milesと共に「COUNTERSTRIKE」として動き出し世界中を回っている。
I: COUNTERSTRIKEの音楽はメタルとドラムンベースの融合体。かなり斬新な音だと思いますが、そういった音楽を作り始めたキッカケは?
C: 少年時代のクリスマスにリズムマシンをプレゼントされたんだ。13歳だったかな、ギターやベースも弾いて、当時好きだったGODFLESHやMINISTRYみたいな打ち込みのインダストリアルメタル楽曲を作り始めた。
その後ドラムンベースに目覚め、製作を始めたから必然的というか、自分にしか出来ない音楽をやろうと試みた形だね。
I: 最近好きなアーティストは?
C:1つに絞るのは難しいな、最近のドラムンベースならMEFJUSがヤバいね。メタルは80’sのオールドスクールなデスメタルが好きだよ。
「メタル最高やで!」 |
I: 最初期のCOUNTERSTRIKEの曲「V」にて日本語の声ネタが入っていますが、これは日本のアニメからのサンプリングですか?
C: それかなり古いね。相方の500milesが持ってきたボイスサンプルなので、何かは解らない。当時響きがカッコよくて使っただけだと思う。
日本のアニメに関しては「AKIRA」「Spirited Away(千と千尋の神隠し)」が好きだよ。「ロボテック(タツノコプロ製作)」も南アフリカではかなりポピュラーだよ。
I: AKIRA大好きです。ちなみに楽曲制作はどういったシステムで作られてます?
C: DAWは様々なソフトウェアを駆使した結果Steinberg Cubase 8に行き着いた。楽器はソフトウェアシンセが中心でNative Instrumentsの[FM8][MASSIVE][KONTAKT]など モニター環境はADAM[A7X]とサブウーファーの[SUB7]
I: ヘッドホンへ関心は?どういった機種を使われてますか?
C: DJプレイ時にはSENNHEISER HD25 マジでハードに使っても全然壊れないし、ドラムンベースにこれ以上の物は無いよ。過去にAKG K181 DJやSONY MDR-7506を使ってたよ。
↑自前のSENNHEISER HD25 カールコード仕様の(C-II) ハウジングにはAlgorythm Recordingsロゴが |
C: 楽曲制作時はDENON AH-D2000 デッドストックだから現行品で替わる物も探しているよ。最近ドラムンベースアーティストの多くがAUDEZEのヘッドホン使っているけど、これはかなり気になるね。
↑大阪日本橋本店2FにてAUDEZE LCD-2を吟味 「ドラムンベースには最高の低域のレスポンス、解像度も抜群 これは欲しいね」と談 |
I: 今後のリリース・活動予定は?
C: 今月にオランダのPRSPCT Recordingsから「Crushed/Ready For The Pain」をリリースする。http://www.triplevision.nl/release/PRSPCT029/
あとPANACEA,GEINとのコラボレーショントラック、The Outside AgencyのメンバーEye-Dのリミックスも。お楽しみに!
I: 超楽しみです。最後に日本の皆へメッセージを
C: KANPAI !!! 本当に日本に来れて嬉しいよ!ここには美味しいビールもある。オクトパスボール(たこ焼き)もある。また日本で最高の時間を過ごしたいね。
I: ありがとうございました!これからの飛躍に期待しています!
大阪公演時 記念すべき1st single「Pressure」と記念に一枚 |
いかがでしたか?攻撃的な音楽性とは裏腹に、気さくで温厚なCOUNTERSTRIKEの音楽&ヘッドホントーク。 是非再来日・来店頂きたいですね!
ダンスミュージックもメタルも好きな人はCOUNTERSTRIKE是非チェックを!!
以下リンク:
□Algorythm Recordings Official
インタビュー文中に登場ヘッドホン一覧:
▼SENNHEISER HD25 (e☆イヤホンにはストレートケーブル仕様の1-IIが御座います。)
▼DENON AH-D2000(生産完了品)
またこういったヘッドホンを絡めたアーティストインタビューお送り出来ればと思います♪ 自分はプアな英会話力なので、今回だいちゃん(@eear_daichan)が教えてくれた翻訳アプリやレコーダーアプリも多用しました。相当便利な世の中ですな。。英会話ビディ先生(@eear_biedy)に教えてもらわな〜
では大阪日本橋からいっくんでした!
special thx to : Justin Scholtemeyer/uterozzzaaa/101/pyro3000