「FAudio」から、創立5周年のアニバーサリーモデルが国内限定120台で販売!
謹賀新年!
あけましておめでとうございます!!!!!皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今年の抱負は英語喋れるようになる
です!
年明けてから最初に大好きな組み合わせ「SP1000×Minor」で聴いた曲は
TrySail「Sail Out」
2021年という未知なる海へと航海していきたいと思います!
それでは今年もよろしくお願いいたします!
さて、今年のオーディオはじめはFAudioのMinorでしたが、FAudioほんとに大好きなメーカーで2020年10月25日には愛機であるMinorの発売1周年記念ツイートしたり、youtubeなどでも「FAudio、FAudio」と何度も言っています。
そんなFAudio大好きな僕が紹介するのはコチラ!
Project Y
創立5周年を記念したフラグシップモデル「Project Y」。イヤホン本体はもちろんですが、付属品に至るまですべてがプレミアムな仕様です。
何度かイベントなどで試作機として展開されることもありましたがついに製品化され販売されました!
今回は「Project Y」を実際に使用した使用感や音質のレビューをしていきたいと思います。
↓スペックなどの詳細は販売開始に伴いあげたブログに詳細があるのでぜひそちらもご一読して頂ければと思います。
FAudioとは
音響設計者とスタジオエンジニアが立ち上げた、香港発の新興カスタムIEMメーカーです。
2014年にLGエレクトロニクスやボーダフォン、オーディオメーカーの「Miniwatt」などでエンジニアとして経験をしてきたFung Wong氏によって設立されました。
また、数々のスタジオでミックス・エンジニアとして活動しているKen Lee氏が経営に参加。世界中のカスタムIEMのリモールドやリシェルを行う一方、大手メーカーとのBAドライバーの設計開発を行い技術面から新しいソリューションを提供してきました。
その後ブランド初となるカスタムIEMをリリースし、高い独自性やサウンドクオリティーが評価されアジア圏でメーカーイメージを強固なものしてきました。
「Your Sound・Our Passion」というスローガンを掲げています!また、FAudioの『F』はFantastic(見事な)、Finess(上質な)と言う意味と創立者のFung Wong氏の頭文字から来ているとの事です!!
カスタムもかなり評判良いですが、Majorはかなり人気だったような記憶があります。(僕も大好きなサウンドです)
↓以前、FAudio聴き比べたブログも他のスタッフが上げているのでぜひチェックしてみて下さい!
さて、どこから触れようか迷ってしまうくらいこの機種は語りたいところが沢山あります。
まずは、外見から行きましょうか。
外見
なんと言っても真っ黒な流線形の筐体が美しいですね。
自動車産業から着想を得たとの事で、素材には超軽量アルミニウム超合金、デザインも高級スポーツカーのようにスタイリッシュ且つ華やかなデザインとなっております。
さらに、超軽量アルミニウム超合金にアルマイト加工と、高い堅牢性だけではなく、無駄な共振を抑えながらこのサラっとした美しデザイン性。この時点でもかなりプレミアム!フラグシップとして、アニバーサリーモデルとしての特別感と貫禄がありますね。
美しいのはシェルだけではなく、フェイスプレートも特別なデザインになってます!
ここに使われている素材は「フォージドカーボン」と呼ばれるカーボン素材を使用しています。派手過ぎず無機質な近未来間のあるデザインがそそられますね!
フォージドカーボンとは
さて、フォージドカーボン使ってますよ~と言っても
何それおいしいの?
って感じの方もいらっしゃると思うので軽く説明させていただきます。
スポーツカーや高級時計などにも使われている素材です。
製造が難しく、生産されたものでも安定した品質で製造できる工場も少なかったり、完成品であっても品質基準を満たす物は、製造したうちの20%未満とかなりプレミアムなマテリアルとなってます。
カーボン繊維がランダムで配置されるので同じデザインは無いので特別感も出ますね!まさに限定販売のアニバーサリー機種。それぞれのProject Yは唯一無二の存在、同じデザインのフェイスプレートは存在しないという訳です。
この世界にあるすべてのProject Yのフェイスプレートを眺めていたいですね。
見る角度や光の当たり方で色んな表情を見れるの良いですよね!
購入された方はぜひProject Yの好きな表情を見つけてみて下さい!!!!!
付属品
今回、アニバーサリーモデルという事で付属品も中々プレミアムです!
なんと言ってもまずは付属ケーブル。
Project Yの為に専用に設計されたSPCシールドイヤホンケーブル。線材にドイツ製の純銀導体とMajorの付属ケーブル「Black Sprite Cable」に採用されている軍需用クリスタル銅を使用した銀メッキ銅導体となっております。
Majorのケーブルと言えば編み込みの太いケーブルもかなり斬新ですが、Majorを聴くと正直リケーブルはオススメしたくない程にマッチした組み合わせです。
少々ケーブルの癖が強いので取り回しがあまり良くなく好みは分かれる印象がありますが、Black Sprite CableはMajor以外と、MajorはBlack Sprite Cable以外は合わないんじゃないかとさえ思ってます。
また、Black Sprite Cableはかなりガチガチな編み込みで太いケーブルの為、取り回しが悪いなと感じる面もありました。が、しかし今回Project Yのケーブルに関しては取り回しもかなり良く、柔らかいので存在感はあるものの変に煩わしさを感じることなく運用出来るので個人的にはかなり好みです。
Black Sprite Cable自体は一般販売されておらず、安定した製品の製造が難しいため行っていないとの事です。製品のクオリティーを追求するメーカーだけあってこだわってますね!
イヤピースも既製品では「FA Vocal」「FA Instrument」の2種類が付属されていましたが、今回はProject Yの為に新しく開発された「FA Vocal+」「FA Instrument+」のそれぞれが付属しています。
FA Vocal+
個人的には「FA Vocal」に比べ更に音の傾向としてはタイトになったように感じました。コーラスまでもしっかりとプッシュされています。また、高域の伸びもよくサウンドもより煌びやかに聴こえました。
FA Instrument+
個人的にはProject Yで聴くならInstrument+派です。全体のバランスが良く、音の深みや厚みをしっかりと感じ取れる。生々しい感じを出すのはInstrument+かなっと思いました。
VanNuys Portable Protective box
5周年記念という事でFAudioのロゴが刺繍されたオリジナルケースが付属してます。
FAudioとVanNuysだとバンナイズ26周年記念でコラボイヤホンを販売されてましたね!
さすがアニバーサリーモデル!付属品たちもプレミアムです!
聴いてみた
見た目もとても美しいのですが、音質もとても綺麗です。
きめ細やかなサウンドはまるで銀河のようで広大なサウンドレンジは宇宙のよう。
奏でるサウンドは星のオーケストラ
一言でレビューするとこんな感じでしょうか。
今回、静電型・BA・ダイナミックと3種類のドライバー構成ですが、各ドライバーの良さとハイブリットの良さが本当にこの1本に詰まってます。
まず聴いた時の第一印象は音場の広さと音の細やかさ、迫力のあるサウンドの中にあるきめ細やかさ、情報量の多さでした。
ベースラインはかなりハッキリと聴きとれるのに荒くない。わりとベースはプッシュされているような感じもしましたが、ドラムが主張し過ぎない為、低域は迫力もあるのにしつこくない。とても聴きやすく感じました。
FAudioのラインナップで行くと「CHORUS」に近いように感じました。しっかりと質量はあるのに全く重くない感じが他にないサウンドですね!
かき鳴らすようなギターもアコースティックの温かさも素直に届けてくれるところは「Majour」や「Minor」に近いように感じ、音の細かさや広さ、ダイナミックドライバーならではの繊細かつ広大なサウンドは新開発された9.2mmベリリウムコーティングされたダイナミックドライバーとT.B.A.C(トリプル・ビルドイン・アコースティック・チャンバー構造)によって作られているのをしっかりと感じ取るとることができました。
T.B.A.Cとダイナミックドライバーの組み合わせ自体は、「Majour」や「Minor」で採用、更にダイナミックとベリリウムは「Minor」でも使用され、それぞれの良いところとポテンシャルを遺憾なく発揮しています!(Minorに関しては心から愛しているので不満が何一つないのですがw強いて言えば装着感…)
また、ミッドレンジの広さもこの機種の特徴でしょう。
広大なサウンドと先ほども書きましたが、左右の広さはまるでホールそのもで音がばらけずにしっかりと表現する中でここまでの広く綺麗なサウンド、さらに音の定位間がはっきりしているため、楽曲を演奏しているところが、ステージが見えました。
何を言っているのか分からないかもしれませんが是非一聴して頂ければ分かると思います。言ってしまえば、BAのイヤホンを初めて聴いた時のどこでどの楽器が鳴っているかわかる!みたいな感じの強化版です。
どこで鳴っているかわかるを超えて観える!Project Yを装着しただけで、もうそこはあなただけのホールが完成します。
定位間とサウンドレンジの広さは紛れもなくフルレンジBAとT.C.T(True Crossover Technology)によって形成されたサウンドなんだなと感じる事が出来ます。
情報量の多さもこの機種の特徴で余すことなく鳴らしきるこのイヤホンはFAudioの集大成と言っても過言ではありません。
フルレンジBA、T.C.Tに関しては「SYMPHONY」を聴いていただけれると分かりやすいかもしれません。
濃いようであっさりしている、情報量もありのままを伝えてくれる「Project Y」ですが、個人的にこの機種で1番感動した部分は高域の鳴り方です。
ピアノやハット、ウィンドチャイム等のサウンドの鳴らし方が非常に丁寧で綺麗です。中域から高域の音のつながり、鳴らし方、音の細かさはほんとに圧倒されました。
荒くなってしまったり、シャリついたりプッシュされ過ぎてたり、物足りなかったり…個人的にしっくりくるものが少なかったのですが、Project Yは見事に一番ベストなバランスで鳴らし表現してくれてます。
FAudio製品として初の静電型がこんなにも素晴らしいサウンドを鳴らしてくれるとは、エンジニアのケン・リー氏を始めProject Yの制作に携わった全ての方に感謝しています。
最後に!
国内120台限定とはとっても惜しいと思ってしまう程とても素晴らしいイヤホンだと感じました。
サウンドが整いすぎて言葉にするとありきたりなレビューになってしまうかもしれないのでどうやって書いたらいいかとても悩みました。正直このイヤホンの良さを知るには聴く以外の方法は無いと思います。これだけのサウンドを当たり前に鳴らしてしまうイヤホンはProject Y以外無いとさえ思ってしまいます。
Project Yを何かに例えるなら僕は「グランドキャニオン」かなって思います!
限定商品なので購入希望の方はお早めに!
最後までお読みいただきありがとうございました!
また書きます。