人気ブランド「Acoustune」からハイパフォーマンスなエントリーモデルが登場


hamachan

イヤホン・ヘッドホン専門店『e☆イヤホン』のはまちゃんです!!

 

遂に発売となりました「Acoustune HS1300SS」。すでにご予約いただけたでしょうか? 本日の記事は「Acoustune HS1300SS」の実機レビューです! 実際にパッケージを開封して、その魅力に迫りたいと思います!

 

 

 

【12/25発売】#Acoustune から改良型第3世代ミリンクスドライバーを搭載した『HS1300SS』登場!

【12/25発売】#Acoustune から改良型第3世代ミリンクスドライバーを搭載した『HS1300SS』登場!

 

 

 

Acoustune HS1300SS

 

 

 

 

Acoustune(アコースチューン)とは?#Acoustuneはいいぞ

2013年、香港で創設されたイヤホンメーカー「Acoustune(アコースチューン)」独自技術「ミリンクスドライバー」と「モジュラーメタルボディ」を武器に、有線イヤホンの人気上位に食い込んでいます。その人気はSNS上でも。「#Acoustuneはいいぞ」を合言葉に愛好家の皆様の意見が飛び交っています。

 

 

 

ミリンクスドライバーとは?

人工皮膚や手術縫合糸などに使われるポリマーバイオマテリアル「ミリンクス」を振動板素材に採用。医療用の合成基材ですが、振動板素材としても非常に高い音響性能を誇る高機能樹脂です。このミリンクスを薄膜化し、ドライバー構造に最適化した10mm径の振動板は、軽量でありながら高い強度と柔軟性を合わせ持ち、過渡特性に優れた高解像度且つ広いダイナミックレンジで音楽を再生します。

 

このミンクスドライバーは、ドライバーを格納する音響チャンバー部と、コネクターを格納する機構ハウジング部を完全分離し相互干渉を防ぐ「モジュラーメタルボディ」に格納することで、さらなる高い応答性を獲得。より正確な低音再生も可能にします。

アユート公式より引用

 

 

 

モジュラーメタルボディとは?

イヤホン本体のハウジングは、音響チャンバー部(ドライバー格納)と機構ハウジング部(コネクター格納)を完全に分離したモジュラー構造を採用。音響部分と機構部分の相互干渉による音質劣化を抑制します。本体ハウジングは全てCNC金属切削加工で製作。強度と精度の両立を可能にし、高い音響特性を持つメタルボディのパフォーマンスを引き出します。

アユート公式より引用

 

 

 

 

Acoustune HS1300SS 実機を開封していく!

Acoustune HS1300SS パッケージ

Acoustune HS1300SS パッケージ

 

早速、実物を開封していこうと思います!

 

 

外装の透明なフィルムを切り、ズズッとパッケージを開けていきます。

 

 

出てきました!

 

 

カラーバリエーションは二色!Azul(読み:アズール 青)、Rojo(読み:ロホ 赤)です!

 

Acoustune HS1300SS

Acoustune HS1300SS

 

少し光沢のある、お上品ルックス。

 

イヤーピース位置を2段階で調整できる「2wayノズル」

イヤーピース位置を2段階で調整できる「2wayノズル」

 

ノズル部にはロング(デフォルト位置)とショート(押し込み位置)、イヤーピース位置を2段階で調整できる「2wayノズル」を採⽤し、様々な⽿形状へ対応します。

 

 

人間工学を考慮した更なるハウジング形状の改良

人間工学を考慮した更なるハウジング形状の改良

 

HS1300SSは、次世代のAcoustuneデザインアイデンティティーを採用。各寸法の最適化と人間工学を考慮した更なるハウジング形状の改良を行ったとの事。また、フィッティング性能を向上させ、より装着しやすいデザインを実現しました。

 

 

 

目で見ても実に美しい!

 

音響チャンバーの素材にはドライバーの性能を引き出す為にステンレスを採用。音響チャンバー部にステンレス、機構ハウジング部にアルミニウムを採用しており、100%CNC切削されたステンレスチャンバーは、チタンに匹敵する高い硬度により、共振抑制効果が向上! HS1300SSでは主に低域のレスポンスと音質劣化を改善し、重厚な音の厚み、高い解像度を獲得しているとの事です!

 

 

 

8芯構造の新OFCケーブル「ARC61」

 

HS1300SSには、HS1500シリーズで採用されたOFCケーブルであるARC11に、次世代Acoustuneケーブルの設計思想を掛け合わせた新ケーブル「ARC61」を採用。

 

 

(株)日本ディックスが設計・生産する高音質・高信頼性を誇る新IEMコネクター「Pentaconn Ear(ペンタコンイヤー)」コネクターを採用。

 

 

従来型のMMCXコネクターよりも、プラグ部分とソケット部分がより密接に接触し、伝導性能に優れます。また、脱着の容易性と堅牢性の両立も実現しています。

 

ケーブル分岐部分

ケーブル分岐部分

ケーブル プラグ付近

ケーブル プラグ付近

 

 

 

付属品

Acoustune HS1300SS 付属品

Acoustune HS1300SS 付属品

 

 

 

付属品一覧

イヤーピース4種類

  • AET02 (F)
  • AET06 (S+/M+)
  • AET07 (S/M/L)
  • AET08 (S/M/L)

キャリーケース

 

 

イヤーピースのラインナップが非常に充実しています!

 

 

全部で4種類9組のイヤーピースが付属!

 

AET07

AET07

開発時のリファレンスとしても使用されている「AET07」

 

AET08

AET08

中域から低域の厚みを増す「AET08」

 

AET06

AET06

遮音性重視のダブルフランジ「AET06」

 

AET02

AET02

フォームタイプの「AET02」

 

 

 

ケースはシットリとした手触りの、スマートなケースが付属。HS1677SSやHS1657CUに付属するようなアルミケースは付属していません。

 

 

蓋の部分はマグネットが仕込まれていてピタッと閉まります。内側にはメッシュのポケットがあります。

 

 

ケーブルをまとめるためのアクセサリも入っていました!

 

 

アクセサリを組み合わせてみるとこんな感じ!スマートにまとまります!

 

 

 

実際に Acoustune HS1300SS を聴いてみた!

 

ここ最近すっかりワイヤレスイヤホンばっかり聴いていたので、ガッツリと有線で音楽を聴くと、やっぱりいいですね!

 

第一印象としては「10万円くらいするイヤホンかと思った」という感じです。解像度が高く、分離感もしっかりある、高級オーディオの雰囲気を持ったサウンドです。このクオリティが約3万円って!?やっぱりサウンドのことだけ考えると有線に分がある感じました。

 

 

 

最近のリファレンス、「Radiohead – Paranoid Android」特にラスト1分が好き。単にロックとは言い切れない、オルタナティブな要素を多く含んだ楽曲、Radioheadの世界的な出世作としても有名な「OK コンピューター」に収録されています。

 

低音から高音まで、バランスよく聴こえ、いろいろな音楽にマッチするようなスタンダードなバランス、その実力が備わっていることを感じます。

 

 

全曲好きなアルバムですが、今回試聴の参考にしたのは「The Funeral of Lupe Velez(ルペ・べレスの葬儀)」ウッドベースの動きや、パーカッションの動きが多かったり、ダイナミックなサックスのフレーズがあったりと、大波の多い楽曲です。HS1300SS の高い解像度と、分離感が聴きやすくも迫力をもって表現してくれていると感じます。

 

イヤーピース位置による音の差

イヤーピース位置を2段階で調整できる「2wayノズル」

前述したように、HS1300SSはイヤーピース位置を2段階で調整できる「2wayノズル」が採用されています。まずロング、ノズルの先端付近での位置です。ロングの方がメーカー基準のデフォルト位置で、個⼈的にはこちらの装着感の⽅が⾃然で⼼地よく、サウンドに関してもこちらが基準かなと思います。次にショートは強い密閉感を得やすいと感じました。耳の内部に押し込む形になります。サウンドの変化としてはやや高音域が前に出てきたような、若干のローカットを感じました。

 

 

 

イヤーピースを付け替えてみた

各イヤーピースの聴き⽐べです!

 

開発時のリファレンスとしても使用されている「AET07」は比較すると明るく、スタンダードな印象でした。特に変化させたい事情が無いのであれば「AET07」の使用をオススメします。

 

「AET08」は軸がやや硬く作られていて、サウンドの傾向としては「AET07」よりも重心が低く、ややミッドローが押し出されます。

 

遮音性重視のダブルフランジ「AET06」は「AET07」と近しいものを感じました。ややこもったようにも感じましたが、高い遮音性を得たい時には便利!

 

フォームタイプの「AET02」が最も遮音性が高く、密閉感も強かったです。「AET07」と比較するとややこもり、高音が少しソフトに変化したように感じます。

 

 

さてここで、イヤーピースを話題の「SednaEarfit XELASTEC」に付け替えてみました。

サウンドの傾向としては「AET08」に近い印象でしたが、全体的な音圧が増えたように感じました。XELASTECの耳にぴったりと密着する感じは、やはりどんなイヤホンに付けてもいい。かなりオススメですね!

 

【6/26発売】新触感!? AZLA #SednaEarfit XELASTEC イヤピをレビュー!

 

イヤホンの装着感は、音楽を楽しむ上では非常に重要な要素です。是非、ご自身に合ったイヤーピースの位置、種類をお選び下さい。

 

 

 

 

HS1551CUとの比較(第3世代ミリンクスvs改良型第3世代ミリンクス)

 

第3世代ミリンクスドライバーを搭載したHS1551CUと聴き比べました。

 

HS1551CUの方がやや低音より、分厚い印象ですが、HS1300SSの方がより精査された描写のように感じます。聴きやすさでいえばHS1300SSの方が一枚上手です。似た傾向にはあるのですが、特にベースラインの質感の差は大きいと思います。HS1551CUがウッドベースなら、HS1300SSはプレシジョンベースの様な明瞭感を持っているように感じます。

 

改良型第3世代ミリンクスドライバーというだけあって、進化を感じる比較でした。

 

 

 

HS1657CU/HS1677SSとの比較(第4世代ミリンクスvs改良型第3世代ミリンクス)

 

第4世代ミリンクスドライバーを搭載したHS1657CU/HS1677SS。HS1300SSの上位機種にあたる先輩イヤホンと比較します。

 

HS1300SSには第4世代ミリンクスドライバーで得られた技術と知見のフィードバックを行いリファインした、「改良型第3世代ミリンクスドライバー」が搭載されています。そう、イメージ的には「北斗の拳」のラオウ/トキ VS ケンシロウって感じの比較です。

 

 

Acoustune 兄弟の魅力的なルックス。

 

 

 

 

聴き比べてみた!

 

HS1677SS と比較すると、細かい分離感や描写力ではおとるものの、HS1677SS に迫る⾼い⾳質を感じます。音の広さというか、レンジに違いがあるように感じます。HS1677SS の方が左右に広く感じます。代わりに、HS1300SSには深さ、上下があると思います。

 

HS1657CU と比較すると、音圧、低音の頼もしさを感じました。そのニュアンスは十分にHS1300SSにもあります。HS1657CU の響きの広がりには温かみがあり、圧や重さにつながる要素かと思います。このあたりはバスドラム、キックがゆったりとした楽曲が分かりやすいですね。低音の量感はHS1300SSもしっかりありますが、やや響きの部分ではクールな印象です。

 

正直なところ、「HS1677SSの高い解像度、繊細な描写力がめちゃ良い!」「HS1657CUの低音の響きがめちゃめちゃ好み!」と、上位機種のすごさに圧倒されましたが、解像度と迫⼒、その両方を低価格で内包しているHS1300SSのコスパが凄い!という結論に至りました。

 

 

 

梅田EST店 しばちゃん(HS1655CUユーザー)が聴いてみた感想

梅田EST店 しばちゃん – https://twitter.com/eear_shibachan

 

DAP:HibyMusic R8SS

試聴曲:花譜 – まほう feat. 理芽

 

全体的にスッキリとしており、メリハリの効いたサウンド。左右の分離感も良く、細かいディテールまで表現されています。

 

ボーカルはほんの少し近めでしょうか。HS1655CUと近しい距離感でした。近すぎず、遠すぎず、絶妙なバランスで聴かせてくれます。最初は中高域が繊細で特徴的に思いますが、低域もかなり面白く、迫力や量感はHS1657CUより控えめで、HS1670SSよりはあると言ったところ。足りないというよりは、どんなジャンルにでも合わせられるようなスッキリとしたサウンドだからこその丁度いい低域でした。

 

私自身、持っているHS1655CUとはまた違ったサウンドが楽しめたので正直欲しいッ!!

 


 

 

 

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上位機種のDNAをしっかりと感じられ、高級感を感じられるサウンド、はじめてのAcoustuneにHS1300SSをオススメしたいと思います。是非、e☆イヤホンでご試聴いただき、「#Acoustuneはいいぞ」とつぶやいてください!

 

以上!

はまちゃんがご案内いたしましたー!

※記事中の商品価格・情報は掲載当時のものです。