【2021年版】人気片耳ヘッドセット14機種を比較してみた！【Jabra（ジャブラ）編　パート1】

どもっ！！e☆イヤホンのたっくんです！

コロナウイルスの緊急事態宣言以降、テレワークを取り入れる企業が増えました。「テレワークで使いたいけど、どのヘッドセットを選べばいいのか分からない」という、お問い合わせを多く受け、比較ブログを書こうと考えました。

本来であれば、5月くらいにはアップする予定でしたが…。日々変わる情勢の中で、対応に追われ、中々時間が取れず遅くなってしまいましたm(_ _)m

ヘッドセット選びの参考になれば幸いです。

ということで、今回のブログはこちら！

「Plantronics」＆「Jabra」の片耳ヘッドセット14機種を比較してみた

片耳ヘッドセットの２大人気ブランド「Plantronics」、「Jabra」の製品を紹介していきます！

計5本のブログをアップする予定で

・Jabra（ジャブラ）編　パート1　※このブログ

・Jabra（ジャブラ）編　パート2

・Plantronics（プラントロニクス）編　パート1

・Plantronics（プラントロニクス）編　パート2

・jabra＆Plantronicsハイエンド3機種比較

を予定しています。

Jabra（ジャブラ）とは

Jabra（ジャブラ）はデンマーク・バレルプに本社を構える音響機器メーカーです。

 

GNグループといえば、補聴器メーカーとして大変有名なグループですが、オーディオ事業として「Jabra」ブランドを展開しています。その歴史は古く、創立から150年を誇るヨーロッパでも随一の音響機器メーカーです。

 

ヨーロッパとアジアを結ぶ電信ケーブルを最初に敷設したのは Jabra であり、世界初のウルトラノイズキャンセリングマイクを開発した企業です。また、初めてスポーツ用イヤホンにインイヤー型心拍数モニターを内蔵したのも Jabra です。一般消費者向け、ビジネス向け、および医療グレードのサウンドを一元的に統合した世界で唯一の企業であり、これらの専門知識を組み合わせることで、多くの人に親しまれている Jabra の直感的なソリューションの提供を可能にしています。

 

Jabra の設立者は、世界をつなぐというビジョンを掲げて GN を創立しました。150 年経った今でも、そのビジョンを実現するために、常につながりを維持し、「聞く（聴く）こと」をよりサポートできるよう革新的なテクノロジーの導入に懸命に取り組んでいます。

「Jabra」片耳ワイヤレスヘッドセットのラインナップ

e☆イヤホンでは「Jabra」製品を多く取り扱っています。TWSが人気の「Elite」シリーズが思い浮かぶ方も多いかと思います。「Jabra」の片耳ヘッドセットは、「TALK」というシリーズで展開されています。TALKの後ろにつく数字が大きい方が上位モデルです。

2020年7月現在では、「TALK 5」から「TALK 55」まで、全7機種が展開されています。それではそれぞれのモデルを紹介していきます！

TALK 5

「Talk 5」は、Jabra片耳ワイヤレスヘッドセットの中で、エントリーに位置するモデルです。簡単にスマートフォンなどと接続ができ、1ボタンのみのシンプル使い勝手が魅力のモデルです。

TALK 5 スペック

TALK 5 外観

メーカー公表サイズは、L54.3 mm x W16.3 mm x H25.5 mmです。

上位機種と比較するとサイズは大きく感じます。

TALK 5 付属品

・イヤジェル標準装備1個

・イヤーフック1個

・Micro-USB充電ケーブル

・クイックスタートガイド

・警告および保証リーフレット

TALK 5 装着画像

秋葉原店の「こまちゃん」に協力してもらい、全モデルの装着画像を用意しました。

他モデルと比較すると、TALK 5のサイズの大きさが気になります。特に厚みがあるので、顔から離れた位置に装着している感じです。本体は9.7gと軽量で、装着時に重さは感じません。

TALK 5 レビュー

TALKシリーズをiPhoneと接続し、同じオフィス内の離れた場所でLINE通話をして検証しました。通話相手側はiPhoneをヘッドセットに接続せずに、声の聞こえ方などを相互で確認してレビューをしています。

「TALK 5」はイヤーピースを使用して耳の奥でイヤホンを固定する「カナル型」ではなく、耳の入り口に乗せておくだけの「インナーイヤー型」です。耳の小さい方や女性だと、装着できない方もいるかもしれません。密閉度がないので、装着している耳からも周囲の音を聞くことができます。

ノイズキャンセリング機能がついていないモデルで、周囲の音をすべて拾ってしまいます。オフィスでの通話だったので、タイピングの音をかなり拾ってしまいました。騒音下で使用すると、周囲の音をすべて拾ってしまうので、静かな場所での使用をお勧めします。通話音声も必要最低限で、やや籠って聞こえました。とにかくお手頃なヘッドセットを求める方、通話さえできれば良いという方にはお勧めできますが、Jabraヘッドセットの良さがこのモデルでは体感できないと思うので、他モデルをオススメします。

※TALK 5は音楽再生に対応していません。

TALK 15

「TALK 15」は、高品質な通話と音楽再生、ポッドキャスト、GPS ナビゲーションのワイヤレス ストリーミングなど、幅広い用途で使用できるヘッドセットです。

TALK 15 スペック

TALK 15 外観

「TALK 15」は、メッキの加飾がされ高級感のあるデザインです。中央のJabraロゴのある部分から上部のパネル全体がボタンになっています。

TALK 15 付属品

・Micro USBケーブル

・イヤージェル 3 個

・イヤーフック 2 個

・クィックスタートガイド

・保証および警告リーフレット

TALK 15 装着画像

「TALK 15」の装着画像です。「TALK 5」と比較すると、厚みがなく、より顔に近い位置で装着ができています。

スペック上のサイズでは、耳に入れる部分を含めてサイズ表記がされているため、「TALK 5」と「TALK 15」ではあまり差がありません。外側に出ている本体部分で「TALK5」の厚みが約11mmに対して、「TALK 15」では約8mｍに抑えられているので、実際に装着をするとその差を感じます。

TALK 15 レビュー

「TALK 15」もインナーイヤー型に分類されますが、「TALK 5」と比較すると、イヤーパッドがすっぽりとステムを覆っていて、より耳当たりが良く感じます。「TALK 15」はより遮音性が高い印象です。フィンがついているイヤーパッドが同梱されているので、自分の耳に合わせて調整が可能です。

「TALK 5」と比較すると、通話音声がよりクリアに聞こえます。ノイズキャンセル非搭載のモデルのため、周囲の騒音を拾ってしまいますが、「TALK 5]と比べて、声にフォーカスが当たっていて、周囲の騒音が入っても通話音声が聞き取りやすい印象です。タイピングの音なども「TALK 5」と比較してあまり気になりませんでした。「TALK 5」との価格差は約1,000円ですが、価格以上に通話品質に差があると感じます。また、TALK 15では音楽再生にも対応しており、通話だけでなく幅広い使い方ができる事もオススメです。

本体の裏側にスイッチがあり、電源を入れるとバッテリー残量とBluetoothの接続状況が分かるようにLEDが発光します。Bluetooth接続をしていれば、青くBleutoothロゴが発光し、接続がされていなければ発光しないので、簡易な表示ですが非常にわかりやすいです。

パネル上部がスイッチになっていて、押しやすく使いやすいと感じますが、通話中に装着位置を調整しようとした際に、誤操作でスイッチを押して終話してしまう事がありました。押しやすさ故に誤操作をしやすかったのが、唯一気になる点です。総じて言えば、通話品質も十分ですし、価格を考えると非常にバランスの取れた良いヘッドセットだと思います。

TALK 25

Jabra Talk 25 は、ハイデフィニション通話と長時間使用を可能にする製品をお探しの人のための片耳ヘッドセットです。

TALK 25 スペック

TALK 25 外観

「TALK 5」、「TALK 15」は表面に光沢のないマットブラックで仕上げられていました。「TALK 25」では、表面と裏面のパネル部分は光沢のあるブラック、サイドは光沢のないマットブラックが組み合わせられたデザインです。「TALK 25」には、再度に音量調整ボタンがあり、表面パネルのロゴの下が再生停止ボタンになっています。

TALK 25 付属品

・イヤジェル3個(1個は標準装備)

・イヤーフック2個(S & L)

・Micro-USBケーブル

・クイックスタートガイド

・警告および保証リーフレット

TALK 25 装着画像

「TALK 25」はこれまでの2機種と比較して、6mmほど長さが短くなっています。本体部分の厚みは「TALK 15」とほぼ変わらず、顔に近い位置で装着が可能です。

TALK 25 レビュー

「TALK 15」と装着感はあまり変わらない印象ですが、個人的には、イヤーフックを使用せずに、付属のリング付きイヤーパッドで使用するのが一番装着感が良く感じました。「TALK 25」もインナーイヤー型なので、遮音性は高くなく、装着している方の耳からも周囲の音を聞くことが可能です。

「TALK 15」と比較すると、通話品質はほとんど同じ様に感じました。「TALK 15」との相違点では、ボリュームコントロールがついて「3ボタン」での操作が可能になっていること、Bluetoothのバージョンが「TALK 15」の3.0に対し、「TALK 25]では4.0に対応していること、動作範囲が30mまで拡大されている点です。「TALK 25」は、「TALK15」から機能面を強化したモデルだと感じます。「TALK 15」と「TALK 25」の価格差が約500円であることを考えると、この「TALK 25」を選ぶ方が良いかもしれません。

TALK 30

「Talk 30」 は、優れたサウンドと終日装着可能な快適さ、そして高級感のあるデザインを兼ね備えた製品をお探しの方のための片耳ヘッドセットです。

TALK 30 スペック

TALK 30 外観

「TALK 30」では、マイク部分が細く伸びているデザインが採用されています。他のヘッドセットには見られない高級感のあるデザインです。

イヤーフックは穴に挿す様に固定されいます。イヤーフックの高さが調整可能です。

イヤーパッドを外したところです。爪でイヤーパッドひっかけて固定しています。

TALK 30 付属品

・Micro USB ケーブル

・イヤージェル 2 個

・イヤーフック 1 個

・USB 充電ケーブル 1 本

・クィックスタートガイド

・保証および警告リーフレット

TALK 30 装着画像

マイク部分まで含めると全長が一番長いモデルになりますが、重心が耳に近い位置にあり安定した装着が可能です。

TALK 30 レビュー

「Jabra」のヘッドセットの中で、特にデザインに優れたモデルだと思います。装着感が独特で、これまでの3機種が耳に乗せるような装着方法だったのに対し、「TALK 30」は耳に添えるような装着感です。イヤーパッドで固定するというよりも、イヤーフックで位置を調整し、イヤーパッド部分で支えるように装着します。これまで紹介した4機種の中で、最も長時間装着していても痛みが出にくく、ズレにくいヘッドセットだと思います。

装着感の良さに加え、通話品質も非常に良好です。ノイズキャンセリングは入っていませんが、声の帯域にしっかりとフォーカスがあっているので、周囲の雑音がほとんど聞こえませんでした。マイク部分が長く、より口に近い場所で声を入力している事が、影響しているのかもしれません。

価格は約5,000円とヘッドセットにしては、高価格の製品だと思いますが、高級感のあるデザイン、優れた装着感、優れた音質と、基本的な部分では非の打ちどころのない製品だと思います。強いて難点を上げるとすれば、連続通話時間が4機種の中で一番低い約5時間という点です。約5時間連続で通話することはあまりないかと思いますが、上位機種であればバッテリーの持続時間は、下位モデルよりも優れていてほしいと思います。

TALKシリーズ スペック比較表

今回ご紹介した、「TALK 5」、「TALK 15」、「TALK 25」、「TALK 30」の4機種のスペック比較表です。

おすすめのモデルは「TALK 30」

「Jabra」製品4機種を比較してみましたが、「TALK 30」の完成度の高さは、群を抜いているように感じました。

価格は「TALK 5」の約2倍ですが、その価値はある製品だと思います。

ご紹介した製品のご購入はこちらから

ということで、Jabraの片耳ヘッドセット4機種を比較しました！

次回は『Jabra編 パート2』で、TALKシリーズの上位3機種を比較しようと思います。

以上たっくんでした！

たっくん

イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」社長のたっくんこと岡田卓也です。

元々イヤホンが趣味で、e☆イヤホンのお客の一人でしたが、2010年にe☆イヤホンにアルバイト入社し、早いもので十数年。気が付いたら社長として働くことに。

社長になる前は、TBS『マツコの知らない世界』に3回出演するなど、主に広報などＰＲ関連の仕事をしていました。

カスタムIEM「VISIONEARS ELYSIUM」と、モニターヘッドホン「AUDEZE LCD-XC 2021」がお気に入りです。