手頃な価格で高品位な低音を楽しめるオーテクの新しいワイヤレスイヤホンを聴いてみた
イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホンのかわちゃんです。
今回の記事でご紹介をさせて頂くのは、先日発表されたばかりのBluetoothイヤホンです。
手頃な価格で高品位な低音を楽しめるaudio-technicaの新しいワイヤレスイヤホン
audio-technica ATH-CKS660XBT ATH-CKS330XBT
ATH-CKS660XBT
ATH-CKS330XBT
ATH-CKS660XBTとATH-CKS330XBTはオーディオテクニカが誇る重低音モデル『SOLID BASS』シリーズの新機種です。
手頃な値段で強靭な重低音をワイヤレスで楽しめるというコンセプトで開発された製品のようですね。ノリノリの音楽を聴きながらこれからの暑い夏を乗り切るにはピッタリの製品なのではないでしょうか!
両製品ともに最大20時間の連続再生を実現したのも大きなポイント。長時間バッテリー切れを気にせず音楽をお楽しみ頂けます。
また、Bluetoothワイヤレスイヤホンではどうしても気になってしまう音の遅延を抑える低遅延モード「Low Latency Mode」も搭載しています。
再生機器側がaptXなどのコーデックに対応していなくてもお使い頂けるのでiPhoneなどでも遅延の少ない再生をお楽しみ頂けるのは大きなポイントですね。
外観と機能
ATH-CKS660XBT ATH-CKS330XBTの外観は見ての通りネックバンド型のBluetoothワイヤレスイヤホンです。
ネックバンド型のワイヤレスイヤホンは完全ワイヤレスイヤホンと比べて筐体のサイズが大きくなってしまう一方、安定した接続性、長時間再生、耳からイヤホンが落ちてしまう心配がない、などのメリットがあります。
両モデルの違いは搭載されているハウジングや振動板の大きさ、仕様だけで、他の部分や機能面などはすべて共通の仕様のようです。
ATH-CKS660XBTは9.8mmのSOLID BASS HDドライバー搭載に加え、ハウジングには切削無垢アルミニウムエンクロージャーを採用。メタルボディとの相乗効果により強靭な重低音を実現したとのことです。
一方、ATH-CKS330XBTは5.8mmのSOLID BASS HD ドライバーを搭載。メリハリの効いた、キレのある重低音サウンドを楽しめる製品のようですね。
2機種のネックバンド部分はかなり柔らかく、しなやかな素材でできており装着時は首周りへ自然にフィットしました。つけている感じの少ない快適な装着感で楽ちんです。
また柔らかいネックバンド部分のおかげで使わないときは、かなりコンパクトにしまえるのもポイントと感じました。気軽に持ち運ぶ事が可能で、ワイヤレスイヤホンの良さをしっかりと引き立てる設計なのではないでしょうか。
重量に関してはATH-CKS330XBTは24g、ATH-CKS660XBTは26.5gと、ネックバンド型イヤホンの中では軽量なのも特徴です。
ケーブル部分にはマグネット内蔵のクリップが搭載されているので、簡単にパチっとケーブルをくっつける事が可能。首から下げる時になどハウジングがブラつく事なく快適ですよ!不要な時はケーブルから外して運用することも出来るので好みに合わせてお使いいただければと思います。
またスライダー部分は任意の場所に移動できるので、自分の体格や好みに合わせて止めておく場所を変えられるのも便利ですね。
4サイズのイヤーピース(XS、S、M、L)が同梱されています。
リモコンは物理ボタン式を採用。大きめなボタンなので押しやすく、形状が『-・-』の形でならんでいるので手探りでボタンを操作しやすく感じます。
リモコンの側面にはUSB充電ポートを備えます。端子の規格は裏表関係なく接続が可能なUSB-Cを採用しているのがポイント。
ネックバンド型Bluetoothイヤホンの利点の一つでもある大容量バッテリーを搭載しているおかげで、最大再生時間はなんと約20時間。加えて約10分の充電で約2時間の連続再生が可能なので外出前などに充電忘れに気付いた時も安心ですね。
またリモコン部分に搭載されているLEDは充電状態を確認するインジケーター機能も兼ねています。
充電中は赤、充電が完了すると自動的に消灯するので、ひと目で充電状態を判別することができました。
ATH-CKS660XBT ATH-CKS330XBTのペアリング方法
ATH-CKS660XBT ATH-CKS330XBT を手持ちのiPhoneとペアリングしてみました。
1.ペアリングモード
真ん中の・型ボタンを約三秒長押しするとLEDインジケーターが白く点滅し、ペアリングモードに入ります。
2.スマートフォンのBluetooth設定を開く
iPhoneの設定→Bluetoothの項目を開くと『ATH-CKS660XBT』及び『ATH-CKS330XBT』が表示されるので選択。
3.ペアリング完了
するとスマートフォンとのペアリングが完了。
接続が完了するとLEDのインジケーターは自動的に消灯いたします。
一度ペアリングすると次回は本体の電源をONにするだけで自動的に接続してくれる仕様でした。
ペアリング時や、再接続する際もキビキビと動作。わかりやすい音声ガイダンスも搭載しているのもポイントと感じます。
装着感
ATH-CKS660XBT、ATH-CKS330XBTはどちらも快適な装着感を実現するために、ハウジング部分が耳に当たり過ぎないようにノズル部分に角度をつけるなどかなり工夫がされている印象を受けました。
装着した感じは耳にスっと収まるような軽めの装着感。イヤーピースだけではなくハウジング全体を使って支えるような感覚で、長時間装着していても痛くなりにくく快適性重視の設計のようです。ハウジングの部分が軽く耳に引っかかるようなデザインなのでポロッっと外れる心配もなく、しっかりと耳に収まってくれます。
高い密閉感も特徴で耳全体に対して軽く蓋をするような感覚で、持ち味である迫力のある低域を逃さずしっかりと楽しめる頼もしさを感じました。
快適な装着感と高い密閉感を同時に実現している絶妙な設計は、長年イヤホンを製造し続けているaudio-technicaならではですね。
音質
お次はATH-CKS660XBTとATH-CKS330XBTの音質に関してです。
ATH-CKS660XBT
重低音モデル『SOLID BASS』シリーズなだけあって低域は骨太で押しが強くパワフルな印象。
低域の量感自体は多めにも関わらず、横方向への広がりは抑えられておりボワつきの無い弾力のある質感が好印象です。アタック感もそこそこ強くビシッっとしたキックが特徴のTrapやHiphopとの相性は抜群です。
また、しっかりとした奥行きと深みが感じられ、低いレンジの部分にかけてズシッとした沈み込みが感じられるのも特徴。量感だけじゃなく『質』にもちゃんとこだわった製品と感じました。
中高域が低域にあまりマスクされずクリアに聴こえるのもポイントです。ボーカルラインはややクッキリとした質感でベースラインからしっかりと分離して聴けるバランスです。
高域は刺さりの少ないマイルドな印象です。サ行の発音や金属音が刺さりにくく聴いていてストレスの少ない音質に感じます。
パワフルな低域とクッキリとしたボーカルラインがしっかりと独立しておりどんな曲でもノリよく楽しく聴けるワイヤレスイヤホンに仕上がっていると感じました。
ATH-CKS330XBT
一方ATH-CKS330XBTはATH-CKS660XBTと比較すると中高域寄りなバランス。低域の質感はよりタイトで引き締まった印象を受けました。
量感がやや控えめな分キックは鋭く感じられキビキビとした低域が特徴的です。厚みのある低域が持ち味のATH-CKS660XBTと比較すると、ATH-CKS330XBTの低域は立ち上がりの素早さが際立つスピーディーさが売り。輪郭がクッキリと浮き立つような質感で、複雑なビートやテンポの早い曲との相性がいいと感じられました。他の低域重視モデルと比べると、比較的落ち着いたバランスのチューニングなのでどんなジャンルの楽器とも相性よく楽しめるのではないでしょうか。
一番のポイントは5,000円を切る価格でありながらクリアで解像感が高くクッキリとしたボーカルラインが楽しめるという点。
中高域の傾向は低域の量感がやや控えめなおかげで分離感が引き立ち、スッキリクリアな中高域を楽しめました。より細かいニュアンスや歌い分けなど聞き取りやすく感じたので、歌物をよく聴かれる方はATH-CKS330XBTがおすすめです。
低遅延モード
ATH-CKS660XBTとATH-CKS330XBTには低遅延モードが搭載されています。リモコンの『・』型の中央ボタンを3回押す事で低遅延モードへと簡単に切り替えが行えました。
低遅延モードを有効化して動画を試聴した際、口の動きと音声のズレはほとんど気にならなくなるレベルで、快適に動画を視聴することができました。ゲームに関してもタイミングにシビア過ぎる音ゲーでなければ快適に楽しめるレベルの遅延ですよ!
迫力のある低域は動画視聴やゲームで遊ぶ際にかなり相性がよく、しかも低遅延を実現。音楽以外にも様々な用途でワイヤレスイヤホンを使いたいという方にもかなりおすすめな製品といえるでしょう。
また再生機器側がaptXなどのコーデックに対応していなくてもお使い頂ける機能なので、iPhoneなどをお使いで低遅延なBluetoothワイヤレスイヤホンをお探しの方にもかなりおすすめ。
まとめ
ATH-CKS660XBT ATH-CKS330XBTのポイント
・大型ドライバーを搭載する事で迫力の低域を実現。
・低遅延モードを搭載しているので映画やゲームなどとの相性も抜群。
・最大約20時間の長時間再生に対応。
・ピッタリと耳にフィットし快適な装着感。
・両製品ともに一万円を切るお求めやすい価格。
・厚みのある深い低域が持ち味のATH-CKS660XBT
・タイトでキレのあるアタック感を楽しめるATH-CKS330XBT
傾向は違えど両機種ともかなり魅力的な低域が楽しめ加えて機能面もバッチリ抑えた製品に仕上がっていると思います。
ご紹介した2機種は、ただ単に上位下位機種という関係ではなく、明確に音の傾向を変えており好みの音質に合わせてお選び頂くといったラインナップなのではないでしょうか。
一万円以下で低域重視のワイヤレスイヤホンをお探しの方はぜひ一度、ATH-CKS660XBT&ATH-CKS330XBTをお試しください!
動画でも紹介しています
今回の記事でご紹介をさせて頂いたATH-CKS660XBTとATH-CKS330XBTはe☆イヤホン全店で試聴機を展開予定。
ぜひ一度お試しただければと思います。
以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。
e☆イヤホンのPRスタッフかわちゃんがお送りいたしました。
日本橋本店PR部のかわちゃんです!写真を撮ることが大好きなので、写真を通してイヤホンヘッドホンの魅力をお伝えしていきたいと思います!よろしくお願いします(`・ω・´)b