SONY IER-Z1Rをレビュー!気になる音質はいかに!


 

 

 

 

 

日本橋PR部のかわちゃんです。

みなさま、先日SONYの新たなハイエンドイヤホン「SONY IER-Z1R」がリリースされたのはご存知でしょうか。

製品のコンセプトは「空気感までも描き尽くす高音質」今までのイヤホンのイメージを覆す様な空間表現を実現。イヤホンの枠組みを超えた広いスケールの音質が特徴の製品を目指したとのこと。

 

 

SONY IER-Z1R

 

 

 

 

 

2019/3/23

発売予定です

 

 

 

 

優れた音質を発揮するためにイヤホンの心臓部とも言えるドライバー部分には3つの異なるドライバーを組み合わせた新しいハイブリッドドライバーユニットシステムを採用。

 

 

 

 

①【低~中高音域】12mmダイナミックドライバーユニット
②【高音域】BAドライバーユニット
③【超高音域】5mmダイナミックドライバーユニット

という少し珍しい構成が特徴となっております。

 

 

 

『IER-Z1R』は、低音域から中高音域、高音域、超高音域と、割り当てられた帯域の異なる3つのドライバーユニットを組み合わせた、「HDハイブリッドドライバーシステム」を搭載しています。また、それぞれのドライバーユニットが出力した音波が最適な位相で合わさるよう、音が伝わる経路を緻密に調整した新開発の「リファインドフェイズ・ストラクチャー」で、楽器やボーカル本来の音色を再現すると同時に、今までにないような音の分離感を実現します。加えて、インナーハウジングにはマグネシウム合金を採用し、不要な振動を極限まで抑えることでクリアな音質を楽しめます。ハウジングには、非常に高い硬度と耐食性を持つジルコニウム合金を採用。

 

 

 

 

 

フェイスプレートには、高級腕時計にも用いられる、地金に研磨で繊細なうろこ模様をつけるペルラージュ加工を施しています。本機の組み立ては、プロフェッショナル向け音響機器を長年生産し、高い組み立て精度と品質を誇るソニー・太陽(大分県)で行われています。

 

コンサートホールの特等席で聞いているような最高の音楽体験を、あらゆるところで楽しんでいただくことを目指した『IER-Z1R』は、演奏が始まる瞬間から終わりの静寂に至るまで、微小な音がもたらす繊細な空気感と、大音量時のスケール感や躍動感を再現し、音楽のダイナミズムが体感できます。

 

詳しい製品情報は解禁ブログをご参照ください。

 

【新製品】空気感までも描き尽くす SONY IER-Z1R 解禁【イヤホン】

 

 

 

今回、メーカーよりIER-Z1Rのサンプルをお貸し出し頂いたので気になる製品の使用感と音質についてレビュー。

SONY渾身の一品ということで個人的にも非常に楽しみです。

 

 

外観

 

 

 

まずは製品の外観から。外箱はハイエンド製品らしい大ぶりなサイズが特徴的。

 

 

内箱はお重の様な構造になっており、本体、ケーブル、イヤーピースなどのアクセサリが別々に梱包されています。パッケージングの仕方が非常にわかりやすく使い手のことをよく考えられていますね。

 

 

ハードケースを開けると本体が。こうして見るとなんだか高級なジュエリーのようですね。鏡のようにピカピカに磨き抜かれたハウジングがとても美しい。

 

 

イヤホン本体。大ぶりなハウジングでかつ金属筐体であるにもかかわらず軽量で驚きました。筐体の素材には非常に高い硬度を誇るジルコニウム合金を採用。長時間の使用にも耐えうる耐久性と耐食性を誇ります。筐体の組み合わせの精度は非常に高く安心して長時間お使い頂けるかと。

 

組み立てはプロフェッショナル機器を長年生産し、高い組み立て精度、品質を誇るソニー・太陽(大分県)で行われています。

 

 

ソニー・太陽工場は同社製のハイエンドヘッドホンMDR-Z1Rや定番中の定番のスタジオ用ヘッドホンMDR-CD900STなどの生産も手がける工場。

組み立ての精度を極限にまで高めるため一つ一つ丁寧にハンドメイドで組み立てられています。

 

【eイヤ本連動記事】ソニー・太陽工場見学に行ってきた!

 

 

 

ハウジングのフェイスプレートは部分には丁寧にペルラージュ加工がなされ正に高級時計の様な質感。光の当たる角度により輝きが変わり様々な表情を見せてくれる美しい模様です。

 

 

 

ケーブルは3.5mmプラグとソニーお馴染みの4.4mmバランスケーブルが付属。別途ケーブルを購入せずともバランス接続が楽しめます。

ケーブルはやわらかすぎず硬すぎず、芯がある質感で取り回しの快適性も非常に考えられたケーブルだと感じました。

ケーブルの芯材にはOFCに銀メッキを施した芯材を使用。これにより、なめらかな高音域の再生を実現したとのことです。また、シルク編組を採用しタッチノイズを防ぐ一工夫がなされております。

 

 

 

 

 

 

ケーブルのコネクタはMMCXタイプですが奥まった位置にあるため対応しているリケーブルは限られるかもしれません。SONY製品のイヤホン全てに共通するポイントなのですが端子部分の精度が非常に高く、変なガタツキや動きの渋さは皆無です。また端子部分が露出しないので汗などが侵入しにくい構造。こういう細かい部分もしっかりと作り込まれているのがSONYの良さですね。

 

 

高級ケーブルメーカーKIMBER社と協力して開発したケーブルMUC-M12SB1にもちろん対応。更に音質の変化を楽しむ事ができます。

 

 

専用のハードケースは衝撃などからイヤホンをしっかりと守るために天板に金属パネルを採用。耐久性の高い素材を採用することにより安心して外に持ち出すことができますね。マグネットでパカッと閉じるタイプ。質感はまるでリングケースのような高級感です。

 

 

またIER-M9の記事でだいせんせいが絶賛していた専用のシリコン製ケーブルホルダーが本製品にも付属いたします。

これが本当にすぐれものでケーブルまとめてさっと収納可能なのにもかかわらず美しくまとめることができます。

 

 

 

ハウジング同士の接触を防ぐセパレーションも搭載されているのがポイント。ケーブルやハンガーへの負荷を軽減しつつ、コンパクトなサイズに収納できます。

もちろんケーブルホルダーを装着したままハードケースに収納することも可能です。

 

 

イヤーピースはなんと合計13種類も付属。2種類の硬度のシリコンゴムに独自開発のシリコンフォーム素材を組み合わせた、独自開発のトリプルコンフォートイヤーピースを6サイズとハイブリッドイヤーピースは7サイズ同梱し、合計13種類からお選びいただけます。ご自身の耳の形状に併せてサイズの調整が行えます。

 

また、イヤホン本体とのデザインと合わせるためにイヤーピースは専用カラーとなります。

 

 

SONYは快適なリスニングを楽しむために装着感には非常にこだわりのあるメーカー。

かなり大ぶりなハウジングであるのにもかかわらず、ピッタリと耳の中に収まりびっくりしました。

耳へのアタリが少なく長時間装着していても快適です。イヤホンの形状はもちろん耳にかかる圧力が均等に分散するようにドライバーの配置を最適化。重心を最適化させることで快適な装着感を実現しました。

 

そしてケーブルのハンガー部分のカーブが絶妙で簡単に最適な装着をすることができます。

プリフォームドイヤーハンガーと呼ばれるハンガー部分は、適度に柔らかいので耳掛け部分が痛くなることもなくイヤーフックとイヤーピース、ハウジング部分の三点でバランスよくイヤホンをホールドしてくれるような印象を受けました。

 

 

音質

 

さて気になる音質レビュー。

 

だいせんせいのレビュー

 

形状は先行して発売されているIER-Mシリーズに近いながら、垂直方向の厚みが大きく増しています。
ステージモニターとして目立ちにくく設計されたIER-Mシリーズとは対称的な筐体設計ですね。
ややゴツめな形状ながらフィッティングは良好で、この辺の設計力は流石のソニーといったところ。

 

 

試聴してまず印象的だったのが、中低域の奥行きの広さ。
非常にのびのびと響くにも関わらず、ファットな印象は全く無く、極限まで整えられた『色付け』の巧みさを覚えます。
楽器本来の音色の美しさに加え、弦楽器の胴鳴りやピアノのハンマーが落ちる音など、細かな音を強調することなく、それでいて確かな定位感もあり、一音一音の存在をしっかりと感じられます。
また、高域にかけての緻密な解像感も見事。極めて細やかに描写されつつも、いわゆるワザとらしさは皆無。
ハイハットやウィンドチャイムのように潰れがちな音もひとつひとつ粒立ち良くクリアに鳴らしてくれるので、広大な音場表現のどこに意識を寄せても、全く違和感がありません。

 

 

そして何より素晴らしいのは、これらの各要素が驚くほど自然に繋がっていること。
ハイブリッドであることを感じさせない完成度は、あらゆる音源を生々しく、かつゴージャスに鳴らしてくれます。
苦手なジャンルを探してやろうと色んな楽曲を再生する度に返り討ちに遭っているうちに、気付けばこのイヤホンの虜になっていました。
ソニーならではの作り込まれた音色と、ナチュラルな再生感が違和感なく同居する、正に渾身のフラッグシップ・モデル。ぜひ皆様もご体感下さい。

 

 

【試聴環境】
Sony NW-WM1Z
Astell&Kern ACRO L1000
【試聴音源】
Honesty / Billy Joel(24bit/96kHz)
ホトハシル / ORESAMA(32bit/96kHz)
The Beginning / ONE OK ROCK(16bit/44.1kHz)
ヴァイオリン協奏曲 四季より「冬」 / 石川綾子(24bit/96kHz)
AIN’T NOTHIN’ LIKE A FUNKY BEAT / HIDEKI NAGANUMA(16bit/44.1kHz) 他

 

 

 

かわちゃんのレビュー

 

 

まず最初に印象に残ったポイントは音の広がり。スケール感が非常に大きくイヤホンとは思えないような広い空間をお楽しみ頂けます。壁を感じさせない広大な音場は正にイヤホンの枠組みを超えた音質だと感じました。まさにメーカーが目指した「コンサートホールの特等席で聞いているような」感覚です。

 

それに加えイヤホンが得意な分野である緻密で繊細な表現も両立しています。ボーカルの息遣いや唇の動き、楽器の胴のなり部分まで手に取るようにつかめ気品あふれる音色は正にハイエンドオーディオ。

 

微細な音もしっかりと表現してくれるのですがチリチリとしたいわゆる「わざとらしい」表現ではなく自然に再生してくれるのがポイント。これもあえて超高域部分にダイナミックドライバーを採用したおかげなのでしょうか。レンジも非常に広く、湧き上がる様な超低域や一片の曇りもない伸びやかな超高域を楽しめます。

またハイブリッドドライバーにもかかわらず音のつながりが一つのドライバーで鳴らしているかの如く滑らか。違和感がなく自然な音質なので聴き疲れも起こしにくく長時間のリスニングも疲れずにお楽しみ頂けるかと思います。

 

 

 

 

イヤホンの枠組みを超えた驚きのスケール感とイヤホンならではの繊細で緻密な表現力が見事に合わさった製品だと感じました。

DAPはNW-ZX300で試聴を行ったのですがこの音質をこれまでコンパクトなサイズで実現できるなんて。

ぜひ一度ご試聴して頂きたい素晴らしい製品だと思います。

 

 


 

もし20万円代のハイエンドイヤホンをご検討されるならまず候補に上がってくるのではと思うほどの高い完成度を誇る製品。

新たな定番のイヤホンになること間違いないでしょう。

 

 

以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。

日本橋PR部よりかわちゃんがお送りいたしました!

 

 

関連記事

 

 

【eイヤホン/買取り】SONYのIER-Z1Rへ買い換え検討ですか?SONYのイヤホンの買取上限金額はこちらです!【2019年3月7日時点】