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e☆イヤホンのはまちゃんです!

本日はポタフェス初日!毎回毎回多くのお客様にご来場いただき誠にありがとうございます!

ポタフェス2017 | PORTABLE AUDIO FESTIVAL 2017

 

明日、最終日には、なんと日髙のり子さんの『ポタフェスラジオ』もあります!最高だな!

【ステージのご案内】「ELECOM presents 意外にいい声 日髙のり子のポタフェスラジオ」ご入場について

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さて!

本日のブログはこちら!

 

遂に!

あの”ソニー・太陽工場”に行くことができました!

最新のe☆イヤ本にも記事を上げさせていただいてます!

ブログの最後に実際の”ソニー・太陽工場”の工場見学映像もご用意させていただきましたので、

是非、最後までご覧になってくださいね!

 

 

ソニー・太陽工場見学

ソニーのものづくりを支える、大分のソニー・太陽工場。その内部を見学させていただきました!

 

工場に入りましてすぐに目に飛び込んできたのはこれ!

おお!見た事ありますよ!このマイク!

超有名コンデンサーマイク、C-38Bです!

通称漫才マイクですね!関西人らしく反応してしまいました!

 

 

 

ソニー創業者がソニー・太陽を設立した理由

社会福祉法人太陽の家創設者 中村 裕 博士

「世に心身障がいはあっても仕事に障害はありえない。身障者に保護より働く機会を。」

 

 

ソニー創業者 井深 大

「障がい者の特権無しの厳しさで健丈者の仕事よりも優れたものを……」

 

 

 

という2つの言葉がソニー・太陽株式会社の理念となっています。

 

ソニーの製品で、僕たちe☆イヤスタッフが真っ先に思い浮かぶのが、スタジオモニターヘッドホンの金字塔「MDR-CD900ST」です。ここ、ソニー・太陽ではその「MDR-CD900ST」の製造が行なわれている工場なのです!

 

ソニー・太陽とは?

全社員の約70パーセントを障がい者が占める大きな工場で、1978年、障がい者の社会参加を支援する“社会福祉法人「太陽の家」”の運営に賛同したソニー株式会社ファウンダーの故 井深 大がソニー・太陽株式会社を設立した会社です。様々な障がいのある社員が個性や能力を生かし、各部門で活躍しているソニー株式会社の特例子会社です。

 

ソニー・太陽は大分県の速見郡日出町大神にあります。建物の面積は約 4,700 ㎡で敷地面積は約 12,000 ㎡!サッカーのコートが、105m×68mで、7140㎡なので、かなり大きな工場だとお分かりいただけるでしょう。自然の多い環境だったので、普段、大阪浪速区で働いている自分からすると、非常に癒される場所でもありました。

 

世界の音をソニー・太陽から

「SONY」の由来は、音「SOUND」や「SONIC」の語源となったラテン語の「SONUS(ソヌス)」と、小さいとか坊やという意味の「SONNY」から来ていることから、オーディオ(音響機器)はソニーを象徴するカテゴリーの一つです。ソニー・太陽では前述いたしました、モニターヘッドホン「MDR-CD900ST」の他、通称”サンパチ”、”漫才マイク”と呼ばれるコンデンサーマイク「C-38B」や、現在のフラッグシップヘッドホン、「MDR-Z1R」も製造されています。

 

CSR活動

ソニーは、「ユーザーの皆様に感動をもたらし、人々の好奇心を刺激する会社であり続ける」というミッションのもと、イノベーションを通じて持続的に高収益を実現し、社会に新たな価値を提供する企業を目指し、事業活動を行っています。

 

ソニー・太陽では、障がいの有無に関わらず、誰もが科学に触れる機会を提供するために、特別支援学校や地域の小中学生を対象に、ソニー・サイエンスプログラムのキット製作に挑戦し、様々な実験や授業を通して科学の面白さを体感するワークショップを開催しています。「ペットボトルと牛乳パックでつくるヘッドホン」はポータブルオーディオ業界ではよく知られたワークショップです。ものづくりと音楽に触れ、学んでいく子供たちの笑顔も、ソニー太陽が生み出した価値ある仕事だと感じますね。「ペットボトルと牛乳パックでつくるヘッドホン」も展示されていました。

 

工場入り口 展示スペース

 

何故が鉄のお箸が展示されていました!

実は、この鉄のお箸は『明珍火箸(みょうちんひばし)』といって、風鈴になっています!

 

火箸の需要が落ちた現在では、風鈴として作られているそうです。その火鉢の音色は「東洋の神秘の音色」とスティービーワンダーさんも絶賛した、柔らかく、消え行く音です。その音までも届けることを心に常に刻む為に、正面に置いてあるそうです。実際に触れて、音を鳴らさせていただきました。

 

見た目以上にずっしりと重たい火箸で、一度ぶつかりあって音が鳴ると、澄んだ大きな音で響きます。かなり残響の滑らかな、長いトーンの音でした。

 

また、同じソニー・太陽工場で作られているショットガンマイクや、記録メディアが展示されていました。業務用、プロフェッショナル用の機材がずらりと並ぶのはなかなかに迫力のある光景でした。

 

 

 

工場見学

ヘッドホンの製造ライン

先ず最初に見学させていただいたのはフラッグシップヘッドホン「MDR-Z1R」の組み立てブースです。

 

バラバラのパーツが、見る見るうちに見知ったヘッドホンの形になっていきます。

 

1つのハウジング、バンド、ドライバー部分、それらの作業工程が細かく分類され、各々の作業が職人技です。

 

この積み重ねがSONYのハイクオリティなヘッドホンを作り上げているんですね。

 

パッケージの外側、納品時の段ボールの工程まで進んだ頃には、遂に完成し、ついつい驚嘆の声をあげてしまいました!

 

 

 

イヤホンの製造ライン

また、EX1000と思われるイヤホンの製造セルも見学させていただきました。イヤホンはヘッドホンよりもさらに小さいパーツです。

接着剤は注射のような治具で使用されていました。また。多数の細かい部品を取り間違えないようにする工夫も随所にみられました。

 

 

また、マイクの製造もおこなわれており、より精密な印象の強い作業所です。音質を左右する重要なデバイスである「マイクカプセル」は、恒温・恒湿に管理されたエリアで熟練技能者による卓越したスキルを駆使したものづくりが行われています。目にすら見えない気温や湿度に対応する神業が、ここでは日常なのです。

 

車椅子で入っても検査が可能な無響室や、段差のない通路等が印象に強く残りました。

 

いずれの製造スペースにも無駄がなく、作業するための工夫があります。

 

専用の治具のほか、ボールペンと磁石を改造して合体させたオリジナリティのある道具も見せていただきました。

 

一人ひとりに合わせた作業台、カスタムセルがカッコよくてちょっとわくわくしましたね。車椅子でも、円滑に作業ができるように、作業台がデザインされていました!

 

 


 

ソニー・太陽工場見学映像!

 

工場、というか、たくさんの職人が集まった、モダンな「工房」といった感じでした。高いクオリティを維持し、それを超えていく意識の高さに胸を打たれました。非常に働きやすそうな環境で、こんな良い環境なかなか無いと思いました。音の入り口(マイク)と音の出口(ヘッドホン)強い関係性を持つ2つの製品を作るソニー太陽。今後も進化していく職人技とテクノロジーに注目していきたいですね。

 

以上!

ソニーの音の秘密に迫る、工場見学でした!

それではまたどこかで!

大阪日本橋本店より、はまちゃん(eear_hamachan)がご案内いたしましたー!