至高のオーディオルームを、ヘッドホンで再現。Victorのスゴいシステムに迫る!

 


 

 

皆さんこんにちは。

イヤホン・ヘッドホン専門店『e☆イヤホン』のだいせんせいです。

 

時に皆さん、『WiZMUSIC』というサービスをご存知でしょうか。

 

 

あたかも目の前のスピーカーから聴こえるような立体感・臨場感のあるサウンドをヘッドホンで再現。

特別なオーディオルームの音場空間を好きな場所に持ち運ぶことで音楽の心地よさをもっと楽しめる新感覚の音場特性カスタムサービスです。

 

JVCケンウッド独自の音響技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」を採用。耳に入る音響特性をお客さま一人ひとり測定し、最適なカスタマイズデータを作成。そのデータをもとに、目の前のスピーカーから聴こえるような自然な音場をヘッドホン再生で実現します。

公式サイトより抜粋)

 

なにやらムツカシイ感じもしますが、とにかくヘッドホンでスピーカーみたいな音場感を実現するシステムということ。

このヘッドホンも専用のものがこだわって開発されており、先日からヘッドホン単体での販売も開始されています!

 

 

価格にして35万円弱という、Victor/JVCケンウッドの歴史においても最高価格帯に位置するこちらのヘッドホン。

このシステムへの気合の入りようが伺えます。

 

 

 

しかしそうは言っても、『まるでスピーカーのように聴こえる』という触れ込みのものは、今まで各社からいろいろなアプローチで発売されてきました。

そしてそのいずれもが「ポータブルオーディオにしては」の範疇を越えてこなかったようにも思えます。果たして、今回は……?

 

そんな疑問を抱いていたところ、なんとVictorさんのご厚意でWiZMUSICを体験させて頂けることに!

 

 

 

 

お招き頂いたのは、都心に居を構えるビクタースタジオ

都内屈指の一大スタジオであり、サザンオールスターズなど多くの著名アーティスト達の名曲が生み出されてきた場所でもあります。

e☆イヤホン的には、名機『HA-MX10-B』や『HA-MX100-Z』などの開発に携わったスタジオとしてもおなじみですね。

 

 

今回はそんなビクタースタジオ内にてサービスを体験させて頂けるとのこと。

プロの現場に立ち入らせて頂く機会はそうそうありません。eイヤスタッフ一同、少し緊張の面持ちです。

 

かなりしっかりと招待されていてビビる

 

 

 


 

さて、このWiZMUSICというサービスがどういうものかを改めてざっくり説明すると、

 

めちゃめちゃ良いオーディオルームのスピーカーを使って音を測定

②測定結果を基に演算処理を行い、ヘッドホン上でオーディオルームを再現

 

というもの。

つまり、前提として『めちゃめちゃ良いオーディオルーム』が必要なのです。

今回の測定で使わせて頂けるオーディオルームとは……?

 

 

 

ビクタースタジオが誇るオーディオ・リスニングルーム、

『EX Room』!

 

通常だと『WiZMUSIC90』という直販定価にして90万円(!)のパッケージでのみ使用出来るオーディオルーム。

なんとこちらのお部屋、ビクタースタジオの方々が実際に音源をチェックする部屋でもあるとのこと。

数々の名盤の誕生を支えてきた一室、信頼の重みが違います。

 

つまりWiZMUSICなら、そんなEX-Roomをもヘッドホン上で再現できてしまうというのです!

これはますます「本当に可能なの……?」なんて思ってしまいますが……。

 

 

 

WiZMUSICの測定手順

それでは、早速測定をして頂きましょう!

 

①椅子の位置&高さを調整

モデル:たにみく

 

まずは、スピーカーに対する自分の位置を調整していきます。

スピーカーに対する椅子の配置位置は決まっておりますが、やや近づけるか、逆に遠ざけるかなどを好みでお選び頂くことも可能。

椅子の位置が決まったら、今度はスピーカーの高さと耳の高さを合わせていきます。

いわゆるバイノーラル録音となるため、最適な状態で耳に音を届けるべく、細部にまでこだわって調整していくわけですね。

 

 

 

②耳内音響マイクシステムを装着

続いて、マイクを装着していきます。

スピーカーで聴いているような音を再現するため、耳に届いた音をそのまま測定出来るよう、独自の耳内音響マイクシステムを使用。

 

一見すると聴診器のような見た目

 

こちらを耳に乗せるような形で装着します。

 

 

カメラで寄っても見えるかどうか? というほど小さな、直径3mm程度のコンパクトなマイク。

これも適当に装着すればOKというわけではなく、スタッフさんにミリ単位で調整して頂けます。ここの精度が要になってくるわけですね。

 

 

 

③スピーカーから再生された音を測定!

 

準備が完了したら、いよいよ測定に入ります。

スピーカーから「チッチッチッチッチッ……」という断続的なノイズが再生されて、それを耳の中のマイクが拾っていく形。

これにより、スピーカーから発せられた音がどのような反響効果を帯びて耳に届くかが解析出来るというわけ。

 

 

 

④専用ヘッドホン『HA-WM90−B』で音を測定

つづいて、そのまま専用ヘッドホン『HA-WM90−B』を装着。

同様のノイズ音を、今度はヘッドホン上で再生していきます。

 

 

これで今度は、ヘッドホンから発せられた音がどのように耳(マイク)に届くかが測定出来ます。

これらの差を演算することで、スピーカーの音をヘッドホンで擬似的に再現出来るのです。

 

……とはいえ、口で言う分には簡単ですが、いざ実現するとなると高い技術力が必要になるのは想像に難くありません。

長い歴史とそれに裏付けられた技術、豊富なノウハウが為せる業なのでしょう……。

 

 

 


 

というわけで、これで測定は一通り完了。

測定結果を基にスタッフさんがシステムを調整してくれます。

 

準備が出来たら、すぐに試聴が可能。

まずは普通にスピーカーで音楽を鳴らしてもらいます。

 

〜♪

 

……うん、なるほど。

流石スタジオに構えるリスニングルームだけあり、その響きは極めて誠実ながら、いつまでも聴いていられる安心感がありますね。

音の定位感も明らかにポータブルオーディオとは一線を画しており、この音場表現はスピーカーでしか得られないものです。

こちらのリスニングルームはスタジオ所属のエンジニアさん達によって部屋の隅々までこだわって設計されている一室らしく、同じ機材を揃えたとて、ここまでのクオリティに持っていくことは至難の業でしょう。

それこそがホームオーディオの醍醐味であり、ある種の難易度の高さとも言えます。それをそのままヘッドホンで持ち帰れるなんて、まさかねえ……?

 

 

 

続いて、専用ヘッドホン『HA-WM90-B』で音響効果をかけずに試聴。

 

 

……うん。これも、非常に良い。

WiZMUSICのために技術の粋を尽くして開発された、まさに限定特化型フラッグシップヘッドホン

その性能は通常のヘッドホンリスニングにおいても遺憾なく発揮されており、モニタースピーカーに通ずるナチュラルで精微な響きが楽しめます。

僕も以前お話を聞いた時から「いや、そのヘッドホン単体で売ってくれよ」と思っていただけに、今回の単体販売へ繋がったのも納得。

ただ、これはあくまでヘッドホンの音であり、スピーカーの音とは全く異なるものですが……?

 

 

 

そしていよいよ『EXOFIELD』をONにして、WIZMUSICのシステムをスタートしてもらいます。

 

カチッ……

 

 

 

……あれ?

 

 

 

「ちょいちょ〜い!(笑)これ、スピーカーから音出ちゃってますやん!(笑)『スピーカーの音を再現』つって本当にスピーカーで再生しちゃったら意味無いやないですか〜(笑)」

 

薄ら寒いツッコミをしながらヘッドホンを外すと……。

 

 

 

静寂(サイレント)

 

 

 

ウソだろ……?

 

 

 

スピーカーの音を再現出来るという謳い文句、本気(マジ)でした。

もう、『スピーカーで聴いているかのような音』とかそういうレベルじゃなくて、本当に目の前のスピーカーから音が出ているようにしか感じないのです。目をつぶっても、明らかに前から鳴っている。

もちろん、ただ音が前から鳴っているというだけでなく、元のスピーカーが持つ細やかな描写や音の生々しさといったディテールもそのまま。

錯覚の究極形というか、なんというか。ここまで来ると脳が混乱してきます。

 

このシステム自体もさることながら、何より秀逸なのは専用のヘッドホン『HA-WM90-B』だと思います。

 

HA-WM90-B

 

音質の高さは上述の通りですが、加えて筐体の精度と装着感の良さが非常に素晴らしい。

『スピーカーのように』というリスニングを実現するには、音質はもちろん、リスニング時の開放感をいかに再現出来るかが重要になってくるものだと思います。

こちらの『HA-WM90-B』はVictor/JVCのヘッドホンの歴史においてもかなり大型の部類に入り、耳の周りがすっぽり覆われるオーバーイヤータイプのヘッドホン。

イヤーカップのスイーベルや小気味よく刻まれるスライダーなど、細かに作り込まれた筐体はまさにストレスフリーといった完成度で、不快な軋みやグラつきといったものは全く感じません。

 

また、そこまで重くもないので、WiZMUSICの特性も相まって徐々にヘッドホンを着けていないかのような感覚になっていきます。

それはまさにスピーカーリスニングにおける開放感そのもの。まさにこのシステムのコンセプトに100%マッチした、『専用』を冠するに相応しいヘッドホンというわけです。

 

 

ちなみに試聴の場では、用意された音源だけでなく持ち込みのプレイヤーでも再生が可能。

どんな楽曲でも完璧にスピーカー再生を再現してくれるものの、その特性上、打ち込み系の楽曲よりは生音の響きを楽しむほうが向いているかもしれません。

ちょうど手持ちが無かったので試せなかったのですが、ライブ音源なんかを聴いたら昇天してしまいそうです。ご検討の際にはぜひお試しを。

 

 

 


 

そしてもちろん、PRスタッフのたにみくもWiZMUSICを(ちょっと緊張しながら)体験!

 

 

たにみくのコメント

ポタフェスにて一度、体験として4人のデータを採取した「スピーカーで聴いたような感覚」を試聴していたのですが、その時は「4つとも聴こえ方が違うな〜」くらいで正直あまりスピーカーで聴いたような感覚までにはなりませんでした。

データ採取ではわずか3ミリほどのマイクが搭載された聴診器のようなものを使用し、あっという間にデータ採取が終わります。

少〜〜〜〜し半信半疑で自分のデータを採取して頂いた後、ヘッドホンを付けWiZMUSICがONになった瞬間、ヘッドホンをつけているのを忘れるくらい「スピーカーで聴いたような感覚」がありました。

わたしがポタフェス時の体験では「スピーカーで聴いたような感覚」を体感できなかったように人それぞれ聴こえ方の周波数は違っているので、気になる方は是非ご自身専用の「聴こえ方」を体感し、最高峰の環境を手にして頂きたいです!

 

WiZMUSICが凄すぎてブレるたにみく

 

 

 


 

以上、『WiZMUSIC』体験レポートでした。

本サービスの申し込みはVictor直販サイトより行うことが出来ますが、専用ヘッドホンの販売はe☆イヤホンでも行っております。

 

 

また、どのような聴こえになるかというWiZMUSICの体験会も開催決定!!

 

 

 

WiZMUSIC体験試聴会(参加無料)

開催日時:2019年1月12日(土)/ 13日(日)11:00 ~ 18:00

場所:ビクタースタジオ 「EX ROOM」

※参加にはご予約が必要です。応募要項の詳細は下記の特設ページをご確認下さい。

 

↑クリックで特設ページへジャンプします↑

 

新時代のオーディオの在り方とも言えよう、革新的なリスニング体験をぜひ、お試し下さいね!

 

 

 

お相手はだいせんせいことクドウでした。それではまた次回。


 

※記事中の商品価格・情報は掲載当時の物です。

 

だいせんせい
e☆イヤホンPRディレクターのだいせんせいです。
e☆イヤホンTVパーソナリティ。

実力にそぐわぬ大層なあだ名ですが、名前負けしないように頑張ります。
アイドルマスターとゲームのサウンドトラックが好き。

▼愛機
カスタムIEM:UE Pro RR, CT-300Pro
イヤホン:IER-Z1R, IER-M9, IE800, IE80S, IE80, etc.
ヘッドホン:MDR-Z1000, HD700, MDR-1Rmk2, HD25, PortaPro, etc.
プレイヤー:AK300, AK100mk2, SL-XP150, etc.
  

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