FAudio Major を実際に聴いてみた。
日本橋PR部のかわちゃんです。
今回の記事でご紹介させて頂くのは、日本に最近上陸してきた香港のオーディオブランド「FAudio」の注目の新製品
FAudio Major
ついに発売日が決定致しました!
2018/10/26
発売予定です!
自社開発の 「ダブルレイヤー構造ダイヤフラム」や筐体内のエアーフローをコントロールする 「トリプル・アコースティックチャンバー」、 より忠実な再生を目指した 「無酸素銅素材のサウンドチューブ」 などなど、FAudioだけが持つ独自の技術をふんだんに盛り込んだダイナミックドライバー採用のイヤホン。
新興カスタム IEM メーカー FAudio とミックスウェーブの共同開発により完成した製品です。
製品情報
自社開発のダブルレイヤー構造ダイヤフラム
「Major」には、独自に開発した10.5mm径の「ダブルレイヤー」構造のダイナミック型ドライバーを採用しています。 このダブルレイヤー構造は、メディカルファイバー素材の振動版と、チタニウム素材の振動版の2種類を張り合わせた特徴的な構造をしており、ハイクラスなダイヤフラムに求められる「高剛性」や「高減衰性」「軽量性」などのバランスが絶妙にとられた、FAudioにしかない、特別なダイナミック型ドライバーとなります
トリプル・アコースティックチャンバー構造
「Major」には3つのアコースティックチャンバー(空気室)が搭載されています。 内2つのアコースティックチャンバーは、ハウジング容積を最適化し、イヤホン筐体内の空気の流れをコントロールすることで、搭載されたダイナミック型ドライバーのポテンシャルを引き出すために機能しています。絶妙にコントロールされたダイナミック型ドライバーは、低域から高域まで余すことなく再現し、素晴らしいサウンドを生み出します。 サウンドチューブに採用されたアコースティックチャンバーは、鼓膜へかかる空気圧を軽減し、低域の解像度を向上させるうえで機能しています。
CNC加工で作れたアルミニウム筐体と無酸素銅サウンドチューブ
アルミニウム・ブロックからCNCマシンにより精密加工された堅牢なアルミニウム筐体を採用。サウンドチューブ(音導管)には比重が大きい「無酸素銅」素材を採用し、素材特有の音鳴りを防ぎ、低歪で原音に近いサウンドをつくりだします。
軍需用クリスタル銅ケーブル
「Major」 の純正イヤホンケーブルには、 非常に贅沢な、 軍需用のクリスタル銅ケーブル(高純度銅ケーブル)が付属します。 このケーブルに使用される素材(高純度銅)は日本から輸入しており、Major のポテンシャルを引き出すために十分なクオリティのケーブルを組み合わせています。
独自開発のオリジナルシリコンイヤーチップ
FAudio では、 自社のユニバーサルイヤホン向けに独自開発のシリコンイヤーチップを用意しています。
「FA Vocal」は名称のとおり、ボーカルラインの聴こえを良くするための細工がイヤーチップに施してあり、ノズルの長さや内壁のコーティングを変えることで、 特別なチューニングに仕上げています。
もう一つの 「FA Instrument」 は、 楽器の音にフォーカスしたチューニングに仕上げており、 タイトな低域が特徴的です。
実際に眺めてみた
メーカー様よりサンプルをお貸し出し頂いたので早速開封していきたいと思います。
パカッ
本体。金属筐体を採用しており剛性、高級感共に申し分ないです。
筐体が薄いので装着感はかなり良好。コネクタは2pinを採用しております。音導管には無酸素銅を採用することにより豊かで上質に伸びる音質を獲得。
ケーブルは太めの物を採用しておりますが、とても柔らかく取り回しはかなりいい部類。柔らかい皮膜のおかげでタッチノイズも少ないです。
芯材は軍需用のクリスタル銅ケーブルを仕様。メーカー様曰く、数自体が限られており調達する事自体が非常に難しい芯材をなんとか確保して採用したとのこと。
付属品達
イヤーピースは3種類付属します。イヤーピースを変更することによって音質を調整することが可能。
実際に聴いてみた
FAudio Majorを実際に聴いて見ました。
DAPはダイナミックドライバーのイヤホンと相性のいいQuestyle QP2Rを使用。
女性ボーカル、男性ボーカルのR&B、ヒップホップ、ジャズなどを中心に試聴しました。
音質
明瞭でクリア。ダイナミックドライバーとは思えない中高域のクリアさと伸び、ダイナミックドライバーならではのワイドレンジ、低域の空気感を実現。
音場はあえてそこまで広げない事によってより密度感を重視したチューニングだと感じました。
Majorの一番のチャームポイントはズバリ素晴らしく上質な低域。重心がかなりしっかりとしており、ややタイトでグッと沈み込む豊かな低域に全体支えられるようなサウンドバランスが特徴的です。このバランスが絶妙で今までにない上質な音楽体験が可能。
今まで聴いてきたイヤホンの中でもトップクラスに上質な低域。タイトで沈み込む低域が好みの方はメロメロになること必須です。
そんな低域に邪魔される事なく、滑らかでつややかに響く中域。ボーカルとの距離感は近くが耳元で囁かれるかのようなエロく艶めかしい表現。この響きの美しさは「無酸素銅素材のサウンドチューブ」のおかげでしょうか。量感の多い低域とクリアで美しくボーカルを両立したイヤホンはなかなかないかと。
高域はやや綺羅びやかで繊細。金物系の響きや、歯切れのよいギターサウンドなどをお楽しみ頂けるかと。
また付属するイヤーピースで音質の変化を変えられるのも楽しいです。
FA Vocalは、全体的にほんのり腰高になりボーカルがよりカリッと明瞭に。
FA instrumentは、Majorのチャームポイントである低域の沈み込み、震えなどを重視したサウンドバランスになります。
より上の価格帯の機種をも脅かす程の上質で、個性的なサウンドのイヤホンだと思います。ぜひ一度聴いてみてください!
また一緒に試聴して感動したe☆イヤホンスタッフくるの素晴らしいレビューも併せてご紹介。
FAudio Majorのレビューです。
目を引く黄金の筐体、ゴツリとした軍需用クリスタル銅ケーブルは非常にオーラがありますね。
ケーブルは見た目に反して取り回しがよく、タッチノイズも少ないです。
低域の鳴り方に特徴を感じました。
「トリプル ・ アコースティックチャンバー」という空気室の設置で空気の流れをコントロールする技術が起因しているのか、制動の効いた上質な低域にうっとりします。
量感もどっしりとあってズンッと響かせてくれます。
ワイドレンジで上から下まで非常に滑らか。ダイナミックの良さを痛感します。
高域はきめ細かく伸びやかで、ボーカルはやや近くタッチが柔らかいので聴きやすいです。
音場はそこそこといったところ。開放的というよりは密度を感じます。
イヤーピースが3種付属しており、中域にフォーカスの当たる「FA Vocal」、
キュッと低域にキレが出る「FA Instrument」、そして高密閉度のフォームチップのラインナップ。
「FA Instrument」が個人的に好みで、これで聴く郷ひろみはマジで最高にかっこいいです。
男性ボーカルをかっこよく聴いてほしいイヤホンだと思いましたが、
「FA Vocal」で聴く女性ボーカルもまたいいんですよね。なかなか優等生です。
他のハイエンドダイナミックを脅かす存在だと思います。
是非ご試聴ください。
あぁ。ダイナミックドライバーのイヤホンってやっぱりいいよなぁ。
当たり前の事を再認識させてくれる、そんなイヤホンです。
発売日は2018/10/26。待ちきれないですね。
以上、FAudio Majorのご紹介でした。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
日本橋PR部よりかわちゃんがお送りいたしました。
日本橋本店PR部のかわちゃんです!写真を撮ることが大好きなので、写真を通してイヤホンヘッドホンの魅力をお伝えしていきたいと思います!よろしくお願いします(`・ω・´)b