白河市にあるD&Mホールディングスの自社工場「白河ワークス」を見学してきました!

 


 

 

だいせんせいです。

 

突然ですが僕は今、福島県白河市に来ています。

 

東京から新幹線で1時間半ほど

 

東北新幹線・新白河駅から車で5分ほど行くと、

DENONMarantzなどの人気ブランドでおなじみ、

D&Mホールディングスの自社工場『白河ワークス』が構えています。

 

白河ワークス・エントランス

 

ここはD&Mの取扱製品のフラッグシップ・モデルをハンドクラフトで製造している工場。

 

なんと今回は、その製造の様子を見学させて頂けるとのことで、おじゃましてきました!

e☆イヤ工場見学、いざスタートです!

 

「作業服が似合いすぎている」と謎の絶賛を受けるだいせんせい

 

 

 


 

 

まず最初にご案内して頂いたのは、据え置きアンプの製造ライン。

基板に小さなチップなどを装着していく、最初の過程から見せて頂きました。

 

 

キーボードより少し小さいくらいのメイン基板には、目視できるかどうかという小さなパーツがズラリ。

 

 

単体で見せてもらうと、これまた驚きの小ささ。

矢印の先にある黒い点が一番小さなパーツ。机の上とかに置いてあっても絶対認識出来ない……。

 

 

そんなパーツたちを機械はしっかり認識し、基板上へ印刷していきます。

白いテープのようなものの上には先程の小さなチップが貼り付けてあり、それを機械が掴んで基板に載せていくという仕組み。

 

 

パーツが正しく印刷されているかは幾重もチェックされ、パスしたものだけが次の工程へ運ばれて行きます。

 

X線による検査装置

 

先へ進むと、今度は職人達の手でひとつひとつ、パーツがセットされていきます。

パーツの位置やセットする順番は機械的にガイドされており、スムーズな組み立てが可能な仕組みになっているのだとか。

 

 

各パーツがセットされた基板は機械により一瞬ではんだ付けが施され……、

 

 

再び人の手で、はんだミスがないかをチェック。

豆粒より小さなはんだを、熟練の腕で素早く正していきます。

 

 

その後、別基板や端子、外装などが装着されていき……。

 

背面を機械でビスどめ。なんとなく見慣れた形に近づいてきた

 

最終的にほぼ完成形となったあと、実際の運用に近い形で動作チェックが行われ、パスしたものだけが梱包されていきます。

 

最後の最後まで入念なチェック

全く無駄のない動きで梱包されていく(ずっと見ていたかった)

 

 

 


 

そして、この工場初となるヘッドホンの製造も、最近になって始まったとのこと。

 

新たに作られたヘッドホンの製造ライン

 

そのヘッドホンとは、DENONから発表されたフラッグシップ・モデル……、

AH-D9200』!

 

 

こちらは組み立てから梱包までが完全に1つのブース、1人の職人によって行われます。

 

細かなパーツのひとつひとつを組み上げるのはもちろん……

音のチェックまでそのまま担当

 

先述の通り、白河ワークスの歴史の中でもヘッドホンの製造は初の試み。

孟宗竹製のイヤーカップなど、こだわりのパーツ達が工場に集められ、『Made in 白河』となるハンドクラフトで手際よく組み上げられていく様は圧巻。

工場の中でも特に腕の立つ職人が選抜され、1つのラインをすべて1人で製造しているというのだから驚きです。

 

梱包までハンドクラフト!

 

ヘッドホン本体のみならず、付属のケーブルの入念なチェックや梱包に至るまで、完全に手作業で進んでいきました。

技術はもちろん、音のチェックなどの感覚・知識なども持ち合わせなければ実現し得ない、まさに『』の技ですね。

 

 

 


 

次にご案内して頂いたのは、レコードプレイヤーのカートリッジ(針)を製造しているところ。

 

 

古くは業務用から始まり、今なお数多くの愛好家たちに支持されるDENONのカートリッジ『DL-103』は、これまた1人の職人によって造られていました。

 

 

専用の機械を使って、針にコイルとなる銅線を巻いていきます。

この銅線、髪の毛の数分の1という極めて細いもの。

コイルに巻くどころか、下手に触れるとすぐに切れてしまうほどの脆い線でした。

 

 

このコイルを重なってしまうこと無く巻いていくという、考えられないような集中力と技術力を持つ職人。

しかもここから、この銅線を溶かすこと無く、はんだ付けなどの処理も行われていきます。

 

 

これもまた『匠』の名に相応しい、高い技術の為せる技。

こういった素晴らしいハンドクラフト技術こそが、DENON製品の高い品質を生み出しているんですね……。

 

 

 


 

そして同工場内には、なんと歴代のDENON&Marantz製品がズラリと立ち並ぶ展示室も!

 

 

オーディオ黎明期から今まで続く珠玉のラインナップが、さながら展覧会のようにズラリと並ぶ様は圧巻。

DENON&Marantz両社の歴史を、心ゆくまで楽しむことが出来るようになっています。

 

『コロムビア』時代のヘッドホンなど、今となっては希少な製品も多数

 

 

 


 

そして最後は、DENON”AVセンター”のフラッグシップ・モデルである『AVC-X8500H』を工場の試聴室で聴かせて頂けることに!

 

 

音響設計者である髙橋さん直々にアテンドして頂き、名盤や映画など様々なソースを用いて、ハイエンド機ならではの上質なサラウンド表現をじっくりと堪能致しました。

髙橋さん曰く「今の製品のチューニングはこの試聴室で行われている」とのことで、いわば100%の意図した音が鳴らせる唯一の場所。製品の魅力を芯まで味わえたのではないかと思います。

 

あと、「皆さんもご自宅にモニタールーム、いかがですか?」という髙橋さんの呼びかけにカメラマンのかわちゃんが揺れてました。完成が楽しみですね。

 

 

 


 

以上、D&Mホールディングス・白河ワークスの見学レポートでした。

 

DENON&Marantz製品、その高品質たる理由の一端が垣間見えた気がします。

皆様もぜひ、両社のフラッグシップ・モデルをチェックする際には、白河ワークスに思いを馳せてみてくださいね!

 

皆が口々に「住みたい」と言っていたエントランスのモデルルーム

 

 

 

お相手はだいせんせいことクドウでした。それではまた次回。


 

※記事中の商品価格・情報は掲載当時の物です。