カスタム初心者から既に数機種お持ちの方まで、多くのユーザーから人気のAAWからユニバーサルモデルとして販売しておりましたAXHがカスタムIEMとしてオーダーして頂ける様になりました。
ユニバーサルモデルの評価がお客様とスタッフ共に非常に高くカスタム化をお待ちの方も多いのではないでしょうか。
初めてのカスタムIEMにもおすすめ出来る機種ですのでユニバーサルモデルと比較し紹介させて頂きたいと思います。
目次
・簡単なメーカーの紹介
・機種の紹介
・ムービーのオーダー内容
・ユニバーサルと実機を聴き比べてみて
■簡単なメーカーの紹介
Advanced AcousticWerkes(AAW)は、ポータブルオーディオ向けの高品質ケーブルで人気のNull Audioの創設者であるKevin Wang氏によって2014年1月に設立されたシンガポールのメーカーです。音響エンジニアリングと人間工学の広範な経験と専門知識による独創的なイノベーションにより、最高のインイヤーモニター市場をリードし続けています。独自開発のドライバー、聴き入るような良質のサウンド、洗練されたクオリティーは熟練の技術者によって手作りされ、多くのプロミュージシャン、オーディオエンジニア、そしてオーディオファンから顧客を獲得しています。
今回紹介するAXHもハイブリット構成の機種です。
■機種の紹介
●SPEC●
・ドライバー構成::10mm Dynamic Driver + 4 x Balanced Armature Driver
・クロスオーバー:TruXross 4 Way Crossover
・再生周波数帯域: 18 Hz – 23000 Hz
・感度: 106.3 dB SPL @ 1mW
・インピーダンス: 16 Ohm @ 1kHz
AXH展開図
4基のバランスド・アーマチュアドライバーは一列に配置されています。
バランスド・アーマチュアはSuper Highx2とmid/highx2の4基で構成されています。
ダイナミックドライバーはLowに当てられています。
カスタム化する事でユニバーサルモデルに使用されていた銅製のステムではなくなりましたが、ボアの数は同じ3ボアになっていてそれぞれの音が干渉する事なく出口まで運ばれます。
ボアがしっかりと分けられているのでダイナミックドライバーの深みのある低域とバランスドアーマチュアドライバーによる繊細なボーカルや高域の音が埋もれる事なく楽しめます。
■ムービーのオーダー内容
フェイスプレート:右/AT18 左/AT18
シェルカラー:右/CT15/Smoked Black 左/CT01/Clear
カナルカラー:右/CT15/Smoked Black 左/CT01/Clear
ロゴ:右/Side/レーザー彫刻/Gunmetal 左/Side/レーザー彫刻/Silver
指先に輝く一列に配置されたBAドライバーが見えますでしょうか。
これが見たくて片側のシェルの色をクリアで選びました。
綺麗に並んだ4つのBAドライバーの後ろにはダイナミックドライバー配置されています。
イヤホンの中身が見えているのが好きな方など、こういった配置のイヤホンなかなか無いと思いますので見ているだけでも楽しめるかと思います。
そして付属のケースがカッコいい!!
青色が好きな自分としてはかなり好みのケースでした。
反射で見にくくなってしまいましたが、ケースの左下のプレートに『AAW』のロゴが入ってます。
ケースを開けるとこの様にイヤホンが収まっています。
中にあるスポンジなどを取り出していただくと全ての付属品を取り出す事が出来ます。
付属品一覧:ケーブル,クリーニングツール,クリーニングクロス,標準変換プラグ,航空機用プラグ,シリアルカード
■ユニバーサルと比較
・ユニバーサルモデル
ユニバーサル機の時点で非常にバランスが良く聴くジャンルを問わない万能機の印象です
ボーカルがしっかりと出ていて、低域は深いところからしっかりと出ている様に感じましたが、しつこさは感じませんでした。
個人的には全体的に過不足なく聴けましたが、聴く人によっては高域の音が刺さるという方もいらっしゃいますので不安な方は良く試聴をして頂くことをおすすめ致します。
・カスタムIEM実機
バランスが良く優等生なのは変わらずです。
ただボーカルは更にしっかりと聴けるようになったと感じました。
音の輪郭がしっかりとしていて、ユニバーサルより更に少し前に出たように感じました。
低域の量感も十分にあり、音楽を楽しめますし、音の響きが感じられるので空間も広めに感じました。
ユニバーサルモデルとカスタム化された実機を聴き比べてみて
ユニバーサル機でもフィット感が良いという意見も多く、音のバランスも良いので高評価をいただけています。
価格もまだミドルクラスの価格帯に含まれると思いますので価格と音とのバランスも人気の理由だと感じました。
一方のカスタムIEMの実機としてみると見ると10万円以内の機種なので初カスタムとして候補に入ってくる機種の1つになると思います。
バランスも非常に良く、特にボーカルはグッと前に出てきましたのでボーカル曲を良く聴かれる方にもおすすめです。
こちらでもスタッフのレビューや機種の構成など書かれていますのでよかったらご覧ください。
再びゲーミング担当へ!!