こんにちは!オーダーメイドイヤホンを愛し、オーダーメイドイヤホンに愛された男、ムービーです!

 

イヤホンを使用している時、次のような嫌な症状を経験したことはないでしょうか?

 

■イヤホンが耳に合わない時の症状
・イヤホンが耳に入らない
・イヤホンがすぐに外れてしまう
・使用していると耳の中が痛くなってくる
・左右で音の聴こえ方が違うように感じる

 

などなど

イヤホンを使って音楽を楽しむ場合、このような症状に悩むことは少なくありません。しかし、ご安心ください。イヤホンを買い換える以外にも解決方法がありますし、自分の耳に合わせてカスタマイズできるイヤーピースも存在します。イヤホンの専門家としての長年の経験を生かして、イヤホンに関するノウハウを紹介させていただきます。

 

 

目次

  1. 耳にイヤホンが合わない要因と「イヤーピース」
  2. お持ちのイヤホンで出来る装着方法「スライダーで安定させる」
  3. 比較的すぐにできる対策方法①インナーイヤー型イヤホンの場合
  4. 比較的すぐにできる対策方法②カナル型 イヤホンの場合
  5. 人間工学に基づいたイヤホン
  6. 耳に合わせて作れるイヤーピース eA-R
  7. 更なるフィット感!!? フィット感抜群、カスタムIEM(イヤモニ)
  8. まとめ
 

 

耳にイヤホンが合わない要因と「イヤーピース」

耳の形は人によって異なります。耳の入口の大きさだけでなく、耳の中にある音の通り道(耳道)の形も人によって違います。そのため、自分の耳に合ったイヤホンの選び方が重要になります。

 

また、耳の形は左右でも厳密には違うため、自分の耳に合ったイヤホンを自分で探すのは思ったよりも難易度が高いといえます(それだけイヤホンの種類も多く、イヤホンの世界は深いともいえます)。

 

実際のスタッフの耳型です。このように左右でも耳の形がかなり違います。

実際のスタッフの耳型。左右の形が複雑に異なる。

実際のスタッフの耳型。左右の形が複雑に異なる。

イヤホンの先端にあるゴムの部分のことを「イヤーピース」と呼ぶのですが、このイヤーピースが入る耳の入口部分の大きさが、イヤホン選びでは最も重要です。他にもポイントはあるのですが、イヤホンが耳に合っていないケースの多くは、 このイヤーピースに問題があります。

 

イヤホンが耳に合っていない場合、買い換える選択肢もあると思いますが、その前に、いまお持ちのイヤホンでもできる対処方法がいくつかあります。

 

 

 

お持ちのイヤホンで出来る装着方法「スライダーで安定させる」

お手持ちのイヤホンには、すでに装着感を安定させることが出来る「ヒント」が存在しているかもしれません。

まずご確認いただきたいのはスライダーというイヤホンの分岐を調節するパーツ。

 

 

イヤホンを耳に付けて頂いた後にこのスライダーを顎の下の方に移動させる事でケーブルが動きにくくなり、イヤホン本体の装着感を安定させる事が出来るようになります。

 

分岐部分のスライダー

分岐部分のスライダー

 

短く調整することでケーブルのまとまりをよくする

短く調整することでケーブルのまとまりをよくする

 

合わせて使いたい シュア掛け

このスライダーで安定させる方法ですが、シュア掛けといわれる耳の上にケーブルを掛ける装着方法に対応しているイヤホンだとより効果的です。シュア掛けをすることで、衣服や頬にケーブルがぶつかって発生するノイズ「タッチノイズ」も軽減することが出来ます。

 

*シュア掛け対応機種での使用例。(わかりやすくする為にケーブルを少し浮かせています。)

シュア掛け対応機種での使用例。(わかりやすくする為にケーブルを少し浮かせています。)

シュア掛けに対応していないイヤホンでの使用例

シュア掛けに対応していないイヤホンでの使用例

 

 

注意点として、どの機種でもシュア掛けすれば良いという事ではございません。

シュア掛けのメリットは?イヤホンの正しい付け方とは?イヤホンが外れる人必見!装着感UPのコツを解説!

シュア掛けのメリットは?イヤホンの正しい付け方とは?イヤホンが外れる人必見!装着感UPのコツを解説!

 

ひとつの例として iPhone付属の『EarPods』をシュア掛けするというお話がありますが、シュア掛けする為には EarPods の形ではL・Rを逆にしないとシュア掛けで装着する事ができません。左右で逆の音が流れ不自然に聴こえてしまいます。

 

 

 

 

比較的すぐにできる対策方法①インナーイヤー型イヤホンの場合

シュア掛けの場合、コードがあるイヤホンでしか対応できませんが、コードのないインナーイヤー型のイヤホンの場合でも対応策はあります。

インナーイヤー型のイヤホンとは耳の奥まで入れるわけではなく、耳の凹凸や入り口の部分にはめ込む様に装着するタイプ。iPhoneなどに付属しているイヤホンをイメージしていただけるとわかりやすいですね。

たとえば、写真はAirPods。

写真はAirPods。

写真はAirPods。

イヤーピースのように大きさの調節が出来る様な製品が少なく、音が好きなのにフィット感がよくないから使えないなどの悩みが多いです。そこでスタビライザーという部品を使います

 

 

イヤホンのスタビライザーとは?

スタビライザーは耳の内側からシリコン素材の反発力などで支える物でイヤーピースの様にサイズを選べる製品もあります。

イヤホンの形状でスタビライザーが使用できる物と出来ない物がございます。

 

このスタビライザーを使って耳の内側からイヤホンを支え、耳から落ちにくくします。

対策方法:スタビライザーの装着

関連リンク:イヤフック製品 e☆イヤホンWEB本店

 

スタビライザー使用例。

スタビライザー使用例。

 

 

 

比較的すぐにできる対策方法②カナル型 イヤホンの場合

カナル型イヤホンとは?

イヤホン本体にシリコン製などのイヤーピースを取り付け、そのイヤーピースを耳の穴にしっかり押し込んで耳を塞いで装着する耳栓型のイヤホン。特徴としては周りの音を遮る、遮音効果が高いタイプです。

耳の奥まで入りしっかりと遮音してくれる物が多いです

耳の奥まで入りしっかりと遮音してくれる物が多いです

 

カナル型イヤホンの装着

カナル型イヤホンの装着

 

 

対策方法:イヤーピースの交換

カナル型イヤホンで耳に合わない場合、イヤーピースの交換ができます。先端に付いているゴムの部分がイヤーピースといわれているパーツで、ここが取り外し・交換が可能です。イヤピースを適切な物へ変更することで耳から落ちづらくなりイヤホンの装着感が向上します。

 

イヤーピース単体で販売されている商品も数多く有り、eイヤホンでも多くのイヤーピースを取り扱っています。お試しが出来るイヤーピース製品も多く、耳に合う製品を探しやすくなっています。イヤーピース製品の特徴も様々でイヤーピースの大きさ、長さ、材質の違いによって交換した時の効果も変わります。

 

店頭の試聴機もスタッフに声をかけて頂ければイヤーピースを交換する事が出来ますので、お気軽にお声掛け下さい。

 

左側:シリコン素材のイヤーピース 右側3つ:低反発素材のイヤーピース

左側:シリコン素材のイヤーピース 右側3つ:低反発素材のイヤーピース

 

 

 

大きさ:イヤーピースの大きさが選べる様に何種類か付属しているイヤホンがほとんどです。

サイズはS.M.Lの3種類で用意されている事が多いかと思います。

イヤホンを使用していて音が抜けてしまう感覚や、使用していて耳の中が圧迫される様な症状があれば、まずは耳の大きさに合うイヤーピースを見つける事が大事です。

 

長さ:耳の中には外耳道という音の通り道があり、耳の中でカーブしています。人によってカーブまでの長さが違うため、カーブまでの長さにや角度に合った物でないと音の通り道を塞いでしまったり、痛みが出たりします。

 

素材:付属でついてくるイヤーピースですとシリコン素材の物が多いですが、シリコン素材以外にも低反発素材の製品もあります。

 

シリコン素材

・そのまま耳に入れる事が出来て装着が楽
・販売されている製品が多い
・遮音性が低反発素材の製品に比べ低くなりやすい

 

低反発素材

・耳の中で膨らませる事で隙間を埋め遮音性を確保できる
・耳の中で膨らませる時に音の通り道も一緒に埋めてしまう可能性がある

低反発素材のイヤーピースは、耳に装着する前に小さくつぶします

低反発素材のイヤーピースは、耳に装着する前に小さくつぶします

しばらくすると元の大きさに戻ろうとします

しばらくすると元の大きさに戻ろうとします

 

イヤピースに関して、詳しくは下記のブログをご覧ください!

■【初心者ガイド】イヤピース入門 - イヤホンのゴム・イヤホンの先っちょ –

■イヤホンが耳に合うようになる!? イヤホンの先っちょ 低反発イヤピース”コンプライ”!

 

 

 

人間工学に基づいたイヤホン

以上のようなイヤーピースの変更では解決出来なかった場合、イヤホン本体の形状やイヤーピースの装着部の太さなどがあっていない可能性がございます。

 

買い換えるならお勧めしたいイヤホンが『SHURE SE215SPE-A』!

SHURE SE215SPE-A

SHURE SE215SPE-A

『SHURE SE215SPE-A』だけではなくSHUREというメーカーのSEシリーズの形は、人間工学に基づき多くの人に装着し易い大きさと形になっているため非常にオススメです。イヤーピースの装着部も細く比較的耳の小さい方でも装着しやすいのとケーブルを耳に掛ける方法もしやすく非常にイヤホンが安定しやすくなっています。

SHURE SE215SPE-A を装着した筆者

SHURE SE215SPE-A を装着した筆者

 

 

 

耳に合わせて作れるイヤーピース eA-R

 

イヤーピースの種類は豊富で自分に合ったもうのを見つけることも可能ですが、それでも中々耳に合う製品が見つからない。そういったお悩みをお持ちの方におすすめしたいのがこちらです。

エアラ(eA-R)オーダーメイドイヤーピース

エアラ(eA-R)オーダーメイドイヤーピース

 

 

 

eA-Rというオーダーメイドイヤーピースで、こちらの商品は一人一人の耳型を採取し、耳型に合わせて作るイヤーピースです。フィット感のきつさやノズルの長さを選べるので、お客様の好みな使用感に合せて作成できます。

 

 

標準カラー10色に加えた豊富なデザインオプションで、イヤホンに合わせたデザインを選択できるのもいいですね。

詳しい商品情報や対応機種についてはこちら

 

 

更なるフィット感!!? フィット感抜群、カスタムIEM(イヤモニ)

先ほどご紹介いたしましたeA-R、こちらも付属のイヤーピースに比べフィット感の向上が見込める製品なのですがイヤホン自体が耳に収まりにくい方におすすめさせて頂きたいのがカスタムIEMです。

 

カスタムIEMとは?

耳型に合わせて作るオーダーメイドのイヤホンです。音楽番組やライブなどでアーティストが耳につけているイヤホンをイヤモニと呼びますが、そのほとんどがカスタムIEMなんです。

 

 

 

カスタムIEM の特徴

・イヤホンの一部だけではなく全体を耳の形に合わせて作る事ができる
・イヤホン全体がフィットしている為、イヤホンがずれ難く音楽に集中できる
・音楽を聴いている時は外の音がほとんど耳に入ってこない為、普段より音量を下げても音楽が楽しめるので耳に優しい
・耳の奥に入る部分の大きさや形も耳の形に合わせるのでイヤーピースを必要としない
・イヤーピースを必要としないので音の変化・音漏れ・圧迫による痛みなどが出にくい

 

実際の耳型とカスタムIEMの比較。

実際の耳型とカスタムIEMの比較。

 

私の耳型とカスタムIEMです。しっかりと耳型の特徴がカスタムIEMにも反映されています。

 

 

カスタムIEMがおすすめできる理由

カスタムIEMのおすすめポイントとしてはイヤホン全体の形を合わせる事が出来る部分にございますイヤホンの形や大きさを耳に合わせる事でこのブログで書かせて頂いた多くの症状を改善できる可能性がございます今ではデザイン性も非常に高く、各メーカー様々なデザインを用意していますので他の人と違った自分だけのイヤホンをオーダーして頂く事ができます。

 

悩みが解決できてデザインも好みの物で作れる世界にたった1つのイヤホン、それがカスタムIEMです。

デザインの例としてスタッフの愛機の一部です。初めてカスタムIEMを知った!という方は、ぜひ下記記事をご覧ください!

 

■予算5万円以下から買える 憧れのオーダーメイドイヤホン カスタムIEMのすすめ

 

アーティストの皆様にも好評です!

 

 

まとめ

  1. お持ちのイヤホンで出来る装着方法「スライダーで安定させる」
  2. 比較的すぐにできる対策方法①インナーイヤー型イヤホンの場合
  3. 比較的すぐにできる対策方法②カナル型 イヤホンの場合
  4. 人間工学に基づいたイヤホン
  5. 耳に合わせて作れるイヤーピース eA-R
  6. 更なるフィット感!!? フィット感抜群、カスタムIEM(イヤモニ)
  7. まとめ
 

 

 


 

みなさん、是非自分の耳にピッタリ合わせて楽しい音楽ライフを過ごしましょう!

今回ご紹介した製品はe☆イヤホン実店舗で、実際にお試しいただけますので、是非ご来店ください!

お持ちのイヤホンで使用できるかわからなければeイヤホンスタッフにお問い合わせ下さい。

店舗情報はコチラから!

 

以上、ムービーでした!