カイヤ

どうも、カイヤです。

今回は、2015年8月22日のオーダー開始からたくさんの受注をいただいておりますe☆イヤホンオリジナルカスタムイヤーピース、eA-R38(エアラ38)/eA-R Light(エアラ ライト)の製作現場に突撃取材してきました!

エアラ

 eA-R38/eA-R Lightを製作して頂いているアルトテクス株式会社にて色々お話しをお伺いしてきました!

 

アルトテクス株式会社は補聴器、および関連機器の輸入、製造、販売を行う医療機器メーカーです。

現在は補聴器の技術を応用したeA-R38/eA-R lightの製造にも力を入れてます。

詳しくはこちらをチェック→【アルトテクスオフィシャルホームページ】

杉本社長

お伺いして早々にアルトテクス株式会社の杉本社長にお迎えいただきました。

杉本社長にも色々お話しお伺いしてきましたので後程ご紹介いたします。

 

それでは早速いきましょう!

今回は我等がカスタム店スタッフみなちょのeA-R38をその場で製作していただきました!

まずはインプレッション(耳型)採取から開始です!

インプレ採取

ちなみに彼(みなちょ)はこの2016/04/22の時点でカスタムオーダーを8個している真の漢なのであります。

そのインプレッションを採取する姿も冷たい印象材が耳に入ってこようがまったく動じないベテランの風格を感じさせますね。

インプレ取れた!

うん、嬉しそうですね。もはやインプレッション採取自体に快感を得ているに違いありません。

 

さて、それではここからが本番。eA-R38の製作に取り掛かります。

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先ずインプレッションに不備が無いかどうかを確認します。

細かいところが欠けているくらいであれば画像のように白い印象材で溝を埋めていきます。

えあら2

インプレッションの確認が取れた後は不要な部分をはさみとカッターでカットしていきます。

えあら3

ここからインプレッションのメス型を作成していきます。

通常どのメーカーさんもメス型を作成する際、用材とインプレッションが完全に接合しないようにワックスをインプレッションに付けてメス型製作します。しかし、ワックスだと耳の細かい凹凸にワックスが溜まってしまい厚さが均等ではなくなってしまうため、より正確な厚さを保つ為にeA-R38の製作せはオイルを使用しています。

↓ちなみに赤いワックスにつけると下の写真のように凹んでいる部分に溜まってしまっているのがわかりますね。

えあら4

さて、ここからメス型を作成していきます。

えあら5

シリコンを流し込れます。

しかし時間が経つにつれて、下の写真のように気泡が出てきてしまいます。

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このままだとインプレッション近くにある気泡の為、正確なメス型が作れないので圧力釜に入れ気泡を除去します。

 

完全に気泡が抜けたメス型からインプレッションを取り出します。

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更にメス型の余分な部分をハサミでカットします。

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ここからは出来上がったメス型のインプレッションを使用し、いよいよカナル部分の加工に入ります。

まさに職人技でした!

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メス型で実際の耳にどのようにイヤホンが入るのか、装着されるのかを確認します。

通常のカスタムIEMであれば本体ごと製作するのでそこまで苦労はしませんが、eA-R38の場合だと装着するイヤホンとの兼ね合いで音導管の角度などを調整する必要が出てきます。

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簡単にカットしているように見えますが、実はこの“外耳カット”はここで失敗してしまうとフィット感に大きく影響してしまいますので、業界ではおおよそ10年の経験が必要な技術なのだそう!簡単に出来ることではないそうです。

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カットの後は不要な部分を削っていきます。

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これでようやくeA-R38用のインプレッションのオスの部分が完成しました。

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ここから改めてこのカナル部のメス型を作成していきます。

 

ここでVol.1は終了となります。次回もお楽しみに!

以上、カイヤでした!