たっくん

どもっ!!e☆イヤホン アンバサダーのたっくんです!

 

ドイツ・ベルリンでのIFA視察を終え、次なる目的地ハノーファーに向かいます。

ベルリンからICEというヨーロッパの新幹線で約2時間。

SENNHEISER-1ハノーファー中央駅。

前回訪れた時は日曜日だったので人通りも少なかったですが、人口約50万人の街とあって駅前は活気のあふれる街でした。

 

ハノーヴァー

ハノーファーの市庁舎。

日本でいうところの市役所ですが、立派な教会のような造りでした。

2013年で100年を迎えた歴史ある建物でした。

 

SENNHEISER-1-2

そしてハノーファーといえばハノーファー96!

 

1896年にクラブが設立され、サッカーだけでなくテニスや陸上競技などの部門も持っているそうです。

サッカーチームでは清武選手や酒井選手が所属しており、日本でも人気を集めるチームとなっています。 

 

市街地をぐるっと散策して、いよいよSENNHEISER本社に向かいます。

 

SENNHEISER-1-50

ハノファー市街地からタクシーで約20分ほどいったところにSENNHEISERの本社があります。

周辺にはあまり建物がなく、北海道のような広大な農耕地が広がっています。

 

SENNHEISER-1-4

SENNHEISERは1945年創業。

 

現在では従業員数が約2700人に登るそうです。

従業員の半数がここハノーファーの工場に、他の半数は約60の国で働いてるそうです。

 

SENNHEISER-1-49

3年前に訪れた時にはなかったテックセンターという新しい建物に案内されました。

このテックセンターはショップも併設している2年前に建てられた最も新しい施設だそうです。

 

SENNHEISERの売上は640milion euro(863億円)に登り、ドイツでも有数の音響機器メーカーとして認知されています。

 

SENNHEISER-1-45

テックセンター内のショップ。

 

HD414をモチーフにしたオブジェやMOMENTUMのオブジェなどの展示物や、SENNHEISER製品の展示・販売も行われていました。

 

 

SENNHEISER-1-5

SENNHEISER本社ツアーを案内していただいたのはピーター・アラジンさん。

 

SENNHEISER-1-6

フリッツ・ゼンハイザー氏

SENNHEISERの創立者で、現CEOの祖父にあたるそうです。

 

1912年ゼンハイザー氏はベルリンで生まれました。

ゼンハイザー氏の興味は二つあったそう、一つはガーデニング、もう一つはエンジニアリングだったそう。

金融恐慌などもあり、ガーデニングでは生計を立てられないと考え、大学を卒業すると先生の仕事をしながら電気工学を学んだそう。

1935年にベルリンからハノヴァーに移動し、1945年に会社を起こしました。

現在ではゼンハイザー氏の孫にあたるゼンハイザー兄弟が会社を引き継いでいます。

 

SENNHEISER-1-9

さらに通路を進むと、これまでのSENNHEISER製品が展示されていました。

滅多にお目にかかれない貴重な製品ばかりです。

 

SENNHEISER-1-11

HD414

 

当時のヘッドホンと言えばまだまだ簡素なもので、音質面ではもちろんデザイン性、装着感などにおいて、とても満足のいくものではなかったそうです。

ヘッドホンは構造上、耳のすぐ横でドライバーを鳴らす必要があり、当時の技術では極めて閉塞的なサウンドしか実現できなかったことに加え、装着感も快適とは言い難いものだったのでした。

しかし、HD 414は世界で初めて実現したオープン型のヘッドホンとして、「オーディオ機器としてのヘッドホン」を確立させました。

 

ハウジングを解放型にしたことにより、それまで密閉型で発生していた歪みなどの問題を解決したことで、クリアで自然なサウンドを実現ました。

また、今でも販売されている黄色のイヤーパッドによる装着感も、それまでのヘッドホンとは一線を画すものでした。

 

ヘッドホンの技術が進んでおらず、インピーダンスはなんと1000Ωもあったそうです。

 

SENNHEISER-1-10

unipolar2000

 

1977年に初のエレクトロ・スタティク型のヘッドホンを発売しました。

この時の技術が後のORPHEUSにもつながっているそうです。

 

 

優れた音質を実現するためにSENNHEISERが特に力を入れているのがトランスデューサーです。

これまで多くの賞を受賞してきた背景には、優れたトランスデューサーの技術が大きな影響をもたらしています。

 

 

SENNHEISER-1-14

1945年にSENNHEISER氏が会社を始めたのがこの建物でした。

全ての始まりであるこの建物の中は、現在では資料館のようになっていました。

周辺にはなにもないが、土地が安いのでこの地を選んだそうです。

当時は800名ほどしかいなかった町も、現在ではSENNHEISERの従業員が多く居住しているそうです。

 

ということで、Vol.1はここまで!

次回はSENNHEISERの工場をレポートします!

お楽しみに!

 

PS.ドイツの景観が良すぎる!

 

次の記事はコチラ↓ 

【本社視察】ドイツ・ハノファーのSENNHEISER本社にいってみた!Vol.2