大先生です。
皆さん、ポケットモンスター サン・ムーンはお持ちですか?
僕も一応持ってるんですが、ほとんど遊べていません。僕の中のポケモンがルビー・サファイアで止まっているので、あらゆる情報が進化しすぎてて脳が追いついてないんですかね……。
特にグラフィック面での進化が顕著で、まるで据え置き機で遊んでいるかのような操作感や演出は見事という他ありません。
ポケモンの数も増えすぎて覚えるのも大変(ホウエン地方も怪しい)ですが、折角なので頑張って遊んでいきたいと思います。
個人的には『アローラ!』というついつい真似したくなってしまう挨拶がお気に入りですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は新製品のご案内。
先日解禁となりました、こちらの記事はご覧になりましたか?
WALKMANユーザー待望、4.4mm5極バランスのケーブル!
今一度ご紹介致しましょう……。
はいドドドドド
Beat Audio
Silversonic MKV
– 4.4mm
MMCX/Custom/MDR-EX1000/XBA-Z5
Supernova
– 4.4mm
MMCX/Custom
Vermilion
– 4.4mm
MMCX/Custom/Fit Ear/JH Audio
Signal
– 4.4mm
MMCX/Custom/Fit Ear/JH Audio
Emerald
– 4.4mm
MMCX/Custom/Fit Ear/JH Audio
いっぱいきたー!!
4.4mm5極プラグが少なくて嘆いていたWALKMANユーザーの憂いを吹き飛ばすような大量入荷。もはやリケーブルには困らないといっても過言ではありません。
詳しいスペックなどは解禁ブログをご覧頂くとして、早速試聴していきましょう!
SENNHEISERやAcoustic Researchなど、4.4mm5極プラグの採用を発表しているメーカーはありますが、現状商品として発売しているのはSONYのみ。というわけで、試聴はSONYの『NW-WM1A』を使って行います。
であれば……イヤホンはこれだッ!!
XBA-N3ッ!!
これに各ケーブルを接続し、試聴していきたいと思います。
試聴楽曲には、花澤香菜さんの楽曲『こきゅうとす』を使用。
もはや人知を超えたとも称される天使の歌声に、どこまで迫れるか!?
標準ケーブル(アンバランス)
まずはXBA-N3の標準の付属ケーブルでアンバランス接続。そのままの音質がどれほどのものかチェックします。
…………。
良い。
既に普通に良いぞ。
流石ソニー×ソニーというだけあり、しっかりマッチしたチューニングですね。
低域の沈む感じ、高域までパキッとしっかり鳴り、そこそこの距離感のボーカルも埋もれずに伝わってきます。
メーカーさんが想定しているであろう、言い換えれば力を入れているであろう組合せです。果たしてここからどう変化するのか!?
Silversonic MKV
早速換装していきます。まずはSilversonic MKVにチェンジ。
銀メッキ銅の線材が曇りひとつなく輝いています。
一聴して驚くのは、その透明感の高さ。セパレーションの優秀さゆえか音の濁りのようなものはほとんど感じられず、非常にクリアでスッキリとした印象です。
バランスはN3本来の音から大きくは外れず、どちらかというと低域寄り。中域がわずかにひっこみ気味で、高域は主張が強くないながらもそこそこはっきりしています。
何より耳当たりの良さは特筆すべきところがあり、この曲の『こきゅう』を一番柔らかく感じることが出来るのはこのケーブルかもしれません。
1本目にして既に圧倒的な変化をもたらした、XBA-N3リケーブル。
XBA-N3はリケーブルしてもあんまり音が変わらないなどと世迷言を言っていたのはなんだったのか
きっとバランス接続による恩恵も大きいのでしょう! さあ、どんどん行きますよ!
Supernova
お次はSupernova!
Silversonic MKVと同じ銅線銀メッキケーブルながら、受ける印象は少し違いますね。ところどころにあしらわれているゴールドのパーツが高級感を覚えます。
こちらは没入感が非常に高いです。静寂の表現が巧いのでしょうか。全体的にバランスが良く、特に高域のひたすらに細かい描写力は流石のSupernovaといったところ。
花澤さんのブレス、歌声、リップノイズ、そのすべてが生々しく、なんかもうやたらとドキドキしちゃう組合せですね。
Vermilion
続いてはVermilion。
真っ赤な被膜に身を包んだビジュアルはとてもインパクトがあります! 高純度無酸素銅にミネラルを加えた独自のチューニングで、4.4mm版に限らず異彩を放つケーブルです。
中低域のガッシリとした鳴らし方がすごいです。
花澤さんの声の帯域の中でもより低めの部分にフォーカスされてる感じがあるので、同じ歌、同じボーカルでも印象が結構変わってきますね。
音のキレの良さは流石で、スネアなどのスパンと打ち抜く心地良さはこのケーブルならでは。
また、XBA-N3のような、ドンシャリ系のイヤホンにはやはり相性がいいと思います。
Signal
今度はSignalにしてみます。
WM1A、XBA-N3の本体カラーにもマッチした、引き締まったソリッド・ブラックで統一されたカラーが印象的。
銀線にレアメタルを加えるというこれまた特殊な線材を使用したケーブルです。
何より一音一音がビシッと定まっており、音のセパレーション、はっきりとしたディテール、定位感が見事。
音色としてはやや硬めでカチッとしており、少しモニターライクに寄る感じです。
楽曲そのものを隅々まで楽しむにはもってこいですが、反面、ボーカルなど特定の部分にフォーカスを当てて楽しみたいのであれば好みが分かれるかもしれませんね。
ただ、総じてサウンドメイクのクオリティは高く、こと音質という面ではまず間違いないケーブルのひとつと断言しても良いでしょう。
Emerald
最後にご紹介するのは、同ブランドの最新にして最高のモデル、Emerald!
こちらもSignal同様ソリッドブラックの線材がカッコいいデザインですが、分岐部にきらりと光るエメラルドカラーのセパレートパーツがカッコいい。
銀と銅の圧着線材という、もはや僕のような並のオタクでは理屈を理解できないレベルに達しているこのケーブルですが、そのサウンドはいかに!?
まず、音の伸びの良さで言えばダントツでした。
Signalのカッチリした感じとは打って変わって、『余韻』の描写が非常に巧み。
また、音の強弱によるメリハリ、立体感の表現が凄いです。
決してボヤけた鳴り方ではなく、ハッキリとした輪郭に柔らかさが同居しており、上手く言えませんが一番『声』の感じ、声帯を通して生まれた振動の感触を覚えるのはこれかもしれません。
全帯域通してバランスが良く、もはやN3でここまでの音を鳴らせることがスゴイと感じました。
以上、Beat Audioの新作4.4mm5極ケーブルのご紹介でした。
結論としては、『こきゅうとす』を試聴曲に使うとドキドキして仕事にならなくなることがわかりました。
どのケーブルも多種多様な音の変化が楽しめることが分かって頂けたと思いますので、
WALKMANなど、4.4mm5極プラグに対応したプレイヤーをお持ちの方は是非、ご検討下さいませ。
僕はこれから『タップダンスの音が聞こえてきたら』を聴きながらタップダンスを踊りにいきたいと思います。
お相手は大先生ことクドウでした。それではまた次回。
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