名古屋大須店 なかたく

どうも。

最近はオールドレンズにどっぷりな日々です。

最近の高性能なものにはない、独特な魅力がありますね。

おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。

名古屋大須店店長なかたくでっす!

 

また新しいイヤホンを購入したのでレビューしていこうと思います!

過去のレビュー記事はこちらから↓

ONKYO E700M編

Marshall MODE編

カナルワークス CW-L02編

 

今回購入したのは…

 SIMGOT01

SIMGOT EN700

SIMGOTは確かな技術力を持った

中国の新規ブランドで、

このEN700がデビュー作となります。

パッケージも非常にしっかりとしていて、

本気度合いが伝わってきます。

 SIMGOT05

付属品のケースもレザー調で高級感があり素敵です。

一目見て感じたこと…

『かっこいい』

 

金属筐体特有の質感と、個性的なデザインが

上品な印象を与えます。

開放型に見えますが、フェイスプレートは塞がれており

遮音性もしっかり確保。

 

SHURE掛けタイプのケーブルは着脱式ではないですが、

0.05mmの高密度線材を25本を編み込んだ銀メッキ加工の4芯ケーブルを採用しており、

非常に質の良いものとなっています。

SIMGOT04

 注意して見るとジャック部付近にもブランドロゴが…。

 

ステムは若干太めで、

実際に試したところコンプライだと400シリーズが丁度良さそうです。

 SIMGOT03

では実際に聴いてみましょう。

最初の印象は『高音の張りが気持ちいい』。

エレキギター、特にテレキャスタータイプの表現がとても理想的です。

サスティーンは曇りなく伸び、カッティングは残響なくタイトに聴かせてくれます。

『太さ』よりは『細さ』の表現が上手だと感じました。

ギブソンよりはフェンダー

マーシャルよりはジャズコ

といった感じでしょうか。

 

空間表現は横に広く、立体的なものとなっています。

ギターの主張がやや強いですが、

ボーカルと他の楽器もしっかり分離しており明瞭。

ベースラインは深みがありつつ主張しすぎず、

バランスの良さが楽しめます。

個人的な感覚なのであまり参考にならないかもしれませんが、

中高音と低音が違うドライバーから出ているような聴こえ方がしました。

複合振動膜を採用した10mmダイナミックドライバーのせいなのか興味が出ます。

 

ここからは実際に聴いてみて相性が良いなと感じた楽曲を紹介していきます。

キーワードは『トレブリィ』『録音らしい音』

 SIMGOT02

ラスカ/ゲスの極み乙女。

イントロはセンターで聴こえる鍵盤の音にスポットが当たっており、

両サイドから弦楽器が、後ろからドラムが包むような構造になっていますが、

各楽器の距離感を上手に表現してくれていると思います。

雑味がなくメインになっている鍵盤のフレーズを引き立たせてくれていました。

Aメロでボーカルが入り楽器の距離と位置がスッと変化していく様子もしっかりと

聴きとってもらえるかと思います。

サビのボーカルがトレブリィですが、その魅力を最大限に活かしてくれると思います。

 

 

はなびら/back number

イントロからAメロに入った瞬間の音圧変化がメリハリ良く表現されています。

また、ボーカルがより『生々しい音』ではなく

『録音らしい音』に聴こえてくるのもこのイヤホンの魅力ではないでしょうか。

Bメロ以降、ドライでやや歪んだエレキギターがサイドから響き、

サビに向かって緊張感を増していきます。

サビは音圧が一気に上がっていく中で各楽器の音が混ざることなく

一体感を演出してくれます。

ギターソロでの強いアタック感が刺激的に耳に残ります。

曲終わりのキメもシンバルだけ微かに残響し、余韻を残すところまで

しっかりと再現してくれます。

 

 

The Pan Piper/Miles Davis

これは聴く前から絶対に相性が良いと自身があった曲。

トランペットのピーク音で出る緊張感と良い意味での刺さりが見事に

表現されています。

また、人間らしさが音源以上に出ていないのも特徴かと思います。

楽器だけしかない空間の真ん中で曲を聴いているような印象。

JAZZを生演奏で聴いている時とは確実に違う、

録音後のJAZZを楽しむイヤホンかと思います。

 

 

テレキャスターの真実(2015 mix)/凛として時雨

EN700と一緒にトレブリィの魅力を伝えてくれる曲です。

トレブリィの魅力は

ただ高音が出ているだけではなく、適度なエグさも重要だと僕は思います。

イントロからエレキギターのスライドとカッティングの嵐。

Aメロはボーカルにも薄くエフェクトがかかり、雰囲気を演出してくれます。

空間表現の広さと、定位の的確さが

ドラムの手数とベースの余裕感も的確に耳に届けながらも、

メインはギターという構成を保ってくれます。

ボーカルのハイトーンシャウトはしっかり刺さり、

ここでも『録音らしい音』が活きてきます。

マイクを通ったからこそ出るエグさがしっかりと再現され、

変に聴きやすくならないところが個人的にとても好きです。

 

 

まだまだ試聴できる環境が少ないイヤホンだとは思いますが、

チェックして欲しいイヤホンです!

見かけた方はぜひ一度聴いてみてください!!

ではでは、名古屋大須店より店長のなかたくでした!!

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