どもっ!!e☆イヤホン アンバサダーのたっくんです!
今回はイヤホン好きなら誰もが気になる?3機種の比較をお届けします。
今回はイヤホン好きなら誰もが気になる!? JH AUDIO TriFi、Ultimate Ears UE900s、Triple Fi10の3機種を比べてみます!
それでは今回比較する3機種それぞれについて簡単におさらいしましょう。
JH AUDIO TriFi
ドライバー構成:バランスド・アーマチュア 3基 (Low×1、Mid×1、High×1)
クロスオーバー:3WAYクロスオーバー
入力端子:3.5mm ステレオミニ端子
コネクタ端子:2pin 端子
2015年12月、10Proの開発者である『Jerry Harvey』氏が、10Proの後継機としてJH AUDIOが発表したモデル。発表されたものの、発売に関するアナウンスがなく、発売日の発表をまだかまだかと待っているイヤホンです。
JH AUDIOの本社を訪れる機会があり、Jerryさんとご飯を食べている時に、もう一度『10Pro』を作ってほしいとお願いした事がきっかけとなり、『TriFi』が作られることになりました。
それから2年が経ち、『TriFi』が日本限定として発売される事となりました。
開発のアイデアを僕たちから提案したので、『TriFi』を世界で一番最初に僕達に見せてくれました。
Ultimate Ears UE900s
ドライバー構成:バランスド・アーマチュア 4基 (Low×2、Mid×1、High×1)
クロスオーバー:3WAYクロスオーバー
入力端子:3.5mm ステレオミニ端子
コネクタ端子:MMCX端子
10Proが生産終了となった後、2013年にUltimate Earsから登場した『UE900』。
『UE900』の基本的な性能はそのままに、4基のドライバーの配置と、バスチューブの設計を見直し2014年にリファインされたモデルが『UE900s』です。
UE900は低域が抑えられた音で、好みが分かれるイヤホンでした。リファインされたUE900sは、量感不足と言われていた低域を強化し、より高い人気を誇るイヤホンです。
Ultimate Ears Triple Fi10(以下10Pro)
ドライバー構成:バランスド・アーマチュア 3基 (Low/Mid×2、High×1)
クロスオーバー:2WAYクロスオーバー
入力端子:3.5mm ミニ端子
コネクタ端子:2pin 端子
2007年に発売されたイヤホン。『3 Studio』、『5Pro』などと同様に、今ではスタンダードとなったケーブル交換が可能で人気を集めました。
ケーブルが交換できるだけでなく、より良い音のするケーブルに交換する『リケーブル』という楽しみ方を築いたイヤホンと言えます。
元々約5万円ほどの価格設定でしたが、モデル末期には約1.4万円という価格がつけられ、圧倒的なコストパフォーマンスでもファンを増やしました。
多くのユーザーに惜しまれながらも生産終了となりましたが、未だ10Proを求めるユーザーもいる人気のイヤホンです。
UE900sとTriFi
UE900sに比べ、TriFiの方が一回り大きいサイズ感となっています。
TriFiはカスタムIEMの様なデザインで、ステムが長い印象です。
耳への収まりはどちらも良く、UE900sが浅いところでボディ全体で密閉する様な装着感で、TriFiは耳の奥深で密閉する様な装着感です。
10ProとTriFi
10ProとTriFiでは大幅に形状が違いますね。
10Proの装着感は、イヤホンの後ろから耳にグッと押し込んでいる様な装着感です。
2つのモデルには実に9年の差がありますが、こうしてみると10Proは現在でも全然通用するイヤホンですね。
TriFiのシェルを見てみましょう。
TriFiは紺色のグロスのシェルに、細かなラメが散りばめられています。
他2機種に比べ、ステム方向に長く伸びるようなデザインで、カスタムIEMと同じような形状です。
UE900sのシェル
UE900sは透明度の高いトランスルーセントブルーのシェルで、ドライバーが見える仕様です。
ドライバーを固定するホットボンドが見えているのが、個人的には少し減点です。
10Pro
ブルーメタリックの鏡面仕上げで、写真撮影の難しい機種の筆頭です。
独特な形状をしていますが、耳への収まりは意外と良い印象です。
この形状により、やや遠い位置にドライバーが配置されているため、左右方向に広く遠くから音が鳴ってくるような独特な音場です。
コネクターは10ProとTriFiが2Pin、UE900sがMMCXです。
10ProとTriFiのコネクター径を調べてみるとほぼ同じ径でしたが、10Proの方がコネクターが若干細い様でした。
ボアの形状もそれぞれ違いますね。
どれも2口のボアを採用しており、開口部が一番大きいのが10Proです。
10Proは横方向に平行にボアがあります。
TriFiは左右同じサイズのボアが2つありますが、装着すると斜め一列にボアが並びます。
UE900sは大きなボアと、針で開けた様な小さなサイズのボアがつけられています。
TriFiをきいてみた。
試聴には青いからという理由で選んだFiio X1を使用しました。
3機種の中ではTriFiが最も解像度が高く、イントロのドラムの音が一番リアルに聴こえます。10Proと比較して、適度に音の角が取れているので、より聴きやすい音だと思います。
また、3機種の中では最も密度感のある音で、音の広がりというよりは中心で濃く音が鳴る印象です。10Proよりも音圧をしっかりと感じる事が出来るので、クラブの中にいるっぽい音でが、キレの良さは10Proに軍配があがります。
UE900s
イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」社長のたっくんこと岡田卓也です。
元々イヤホンが趣味で、e☆イヤホンのお客の一人でしたが、2010年にe☆イヤホンにアルバイト入社し、早いもので十数年。気が付いたら社長として働くことに。
社長になる前は、TBS『マツコの知らない世界』に3回出演するなど、主に広報などPR関連の仕事をしていました。
カスタムIEM「VISIONEARS ELYSIUM」と、モニターヘッドホン「AUDEZE LCD-XC 2021」がお気に入りです。