皆さんおはこんばんちは。
e☆イヤホンのりょう太です!
数多くのハイレゾ対応製品が続々発売となっている昨今。
なんとSoftBank SELECTIONからハイレゾ対応をうたうイヤホンが発売となりました。
カラーは3色。
このSE-5000HR、再生周波数帯域が5Hz-45,000Hzと優秀なカタログスペックを誇りながらもアンダー10,000円といういかにもコストパフォーマンスが高そうな匂いがプンプンします。
<このイヤホンをオススメしたい人>
・洒落たデザインのイヤホンを探していた人
・手頃なハイレゾ対応イヤホンを探していた人
・10,000円未満で音の良いイヤホンを探していた人
このイヤホン、VGP(ビジュアルグランプリ)の金賞およびコスパ賞をダブル受賞という快挙。箱のデザインも落ち着いているのでギフトにも良さそう。
ケーブルブーツ、シャフト、そこから独立したハウジングをもつFloating Cabinet構造。ノイズを減らすことを目的としたデザイン。その分、風変わりで少し長めのボディになっています。
ボイスコイルを振動板に直結させたDirect Fixing方式を採用。伝達ロスとノイズを軽減して高音域の伸びを実現しています。
一見大きくて耳への収まりが心配になりますが、実際に装着するとフィット感は良好。金属製のハウジングですが耳から外れやすいということもありません。
ソフトバンクの製品らしく、スマホなどに対応したリモコンも搭載しています。
再生停止などが可能な1ボタンとハンズフリー通話ができるマイクも搭載!ハイレゾ対応のスマホも増えてきているのでリモコンマイクがあると何かと便利です。
プラグはスマホユーザーに好まれるL字型。プラグのハウジングもスマホをケースに入れていてもケースと干渉しにくい細めの作りになっていて、スマホユーザーへの配慮は流石。
良好なフィット感、リモコン、ケースに干渉しにくいプラグの構造、絡まりにくいケーブルと極めて使いやすい作りになっています。
「ハイレゾ対応」や「高音質」をうたいながらも、優秀なユーザービリティを獲得しているイヤホンなのです。
▼音質
「ソフトバンクが本気で作った音」
ソフトバンクがいままでどれぐらいの期間どれぐらいの数のイヤホンを手がけてきたのか…見当もつきませんが、少なくともオーディオ製品に強いイメージはハッキリ言って微塵もありません。
そんな同社が自社ブランドで「本気で取り組んだ」というイヤホン。若干ながらも眉唾にならざるをえません。
パッと聴きで…お、これは高まるぞ!一瞬でガッカリするようなクオリティには程遠い、洗練された音に驚かされました。最初のハードルを軽々とクリアしてくれたのです。
中高音のスピード感とキレが良く、例えば上原ひろみさんのMove、SOIL&”PINP”SESSIONSのSuffocationなどではスピーディーな曲の情報が雪崩のように耳へ流れ込んできます。低音域の量感はほどほどで、ハリとコシの強めな躍動感のある印象。バスドラの音がドスッとタイトに鳴ります。欲を言えばもう少し深みが欲しいところですが、強めのアタック感でノリが良く聴いていて気分がハイになります。
ギュッと凝縮された濃厚なサウンドなので音の広がりは少し弱く、サウンドステージもそれほど広くはありません。反面、頭の中央から前にかけて音像がハッキリと見えてくるタイプなので臨場感もあり、これは確かにハイレゾ音源を楽しむのにはうってつけです。
例えば外行き用のオシャレなイヤホンとして買っても、思わずじっくり聴きこみたくなるような音なので”初めて高価なイヤホンを買う”方にとっても「良い買い物をした」と思わせるだけのクオリティを十分持っています。
10,000円でお釣りがくるイヤホンとしては極めて真面目で優等生、本当に音が良いイヤホンです。
このイヤホンを買った方はきっと周りの人にも「良いイヤホンがあるよ!」と勧めたくなるのではないでしょうか?