
どもども
以前e☆イヤホンが主催するポタフェスで行った耳栓総選挙(ライブ用耳栓部門)で1位を獲得し、「ライブ用耳栓として気になっている」という声を多くいただいた人気の耳栓「Loop Experience 2」。
そんな中でふと浮かんだのが、「イヤピースを交換したら、もっと良くなるのでは?」という疑問でした。
イヤホンではおなじみのカスタムですが、果たして耳栓でも同じように“グレードアップ”は可能なのでしょうか。
そこで今回は、Loop Experience 2を使い、純正イヤピースといくつかの社外イヤピースを実際に交換しながら、装着感・遮音性・使い勝手の違いを検証してみました。
先に結論を言ってしまうと…
ただ先にネタバレにはなるんですが、今回いろいろ試した結果、個人的には「純正イヤピースが一番バランスが良い」と感じました。とはいえ、イヤピース交換が無意味だったわけではなく、使い方や好みによっては、別の選択肢がハマることもあります。
では、なぜここまで純正イヤピースの完成度が高いのか。
次に、今回検証した「Loop Experience 2」について簡単に紹介します。
Loop「Experience 2」とは?

Loop「Experience 2」 は、ライブやフェスなどの大音量環境でも快適に音を楽しむための耳栓(イヤープロテクター)です。
特徴
〇ちょうどいい遮音性
大きな音圧をしっかり抑えつつ、音楽の細かい音まで聞き取りやすい設計。
ただ音を「消す」だけでなく、音質バランスを保ちながら安全に楽しめるのが大きな魅力です。
〇長時間の装着でも快適
耳に優しい素材選びと形状設計によって、フェス・ライブのような長時間使用でもストレスが出にくい構造です。
〇スタイリッシュなデザイン
従来のシリコン耳栓とは異なる、ミニマルで洗練された見た目も支持されています。
ファッションとの相性も良く、実用性とデザイン性を両立しています。
なぜ「イヤピース交換」を試そうと思ったのか

正直Loop「Experience 2」は、もともとの完成度が非常に高い耳栓です。実際、ポタフェスで実施した耳栓総選挙・ライブ用耳栓部門でも1位を獲得しており、「このままで十分良い」と感じている人も多いモデルだと思います。
ただ一方で、イヤホンの世界では「イヤピースを交換することで装着感や音の印象が大きく変わる」というのは、もはや定番のカスタム手法です。
そこでふと、こんな疑問が浮かびました。
「これ、耳栓にも当てはまらない?」
このExperience 2は構造的にもイヤピースが交換できる仕様になっており、
見た目だけを見ると、イヤホンと同じ感覚でカスタムできそうにも見えます。
もしイヤピース交換によって、装着感がさらに良くなる、遮音性を自分好みに調整できる、ライブでの快適さが増すといった変化が得られるのであれば、
すでに評価の高いExperience 2を、「より自分に合った耳栓」に進化させられる可能性もあるはず!
とはいえ一方で、耳栓はイヤホンとは用途も構造も異なります。音を「楽しむ」ためのイヤホンに対し、耳栓は「耳を守りながら音と付き合う」ためのものです。果たしてイヤホンと同じ発想でのカスタムが本当に有効なのか。それとも、完成度が高いからこそ「純正のバランスを崩してしまう」結果になるのか。
その点を自分の感覚だけでなく、複数のイヤピースを実際に使い比べながら確かめてみたい。そんな思いから、今回の検証を行いました。
今回の検証条件・前提について

今回の検証では、「イヤピース交換によって、Loop Experience 2の使い心地がどう変わるのか」を確認することを目的としました。
■使用したモデル
Loop「Experience 2」
※すべて同一個体で、イヤピースのみを交換しています。
■想定した使用シーン
ライブ・フェスなどの大音量環境を想定立った状態/体を動かす場面も含めてチェック。
■比較したポイント
・装着感(耳への収まり・圧迫感)
・遮音性(音量の抑え方・こもり感)
・外れにくさ(動いたときの安定感)
・長時間使用時の快適さ
■サイズ選びについて
イヤピースのサイズは、装着して違和感が少ないと感じたサイズを基本に選択しています。今回は、自分が普段使用しているイヤピースサイズがMサイズのため、まずはMサイズを基準として検証を行いました。
■あくまで個人差がある点について
装着時に違和感が少ないサイズを基準に選択。
なお、Loopはイヤホンとは装着感の考え方が異なり、
普段のイヤピースサイズがそのまま合わないケースもありました。
※感じ方には個人差がありますが、今回の検証で見えた傾向が、選ぶ際の参考になればと思います。
厳選して比較したイヤピース一覧
厳選して比較したイヤピース一覧

今回の検証では、Loop「Experience 2」の純正イヤピースに加えて、いくつかのイヤピースを実際に使用し、装着感や遮音性の違いを比較しました。
その中で、装着時に外れやすかったものや、耳への収まりが合わなかったものについては検証対象から除外。
試行錯誤を重ねた結果、実際にほかの耳栓でも使用されている、こちらの2種類のイヤピースに絞って比較を行っています。
AZLA SednaEarfit XELASTEC II Standard

▼AZLA SednaEarfit XELASTEC II Standard e☆イヤホン オンラインストア価格¥1,980 (税込)
■純正との比較
(左=純正 右=SednaEarfit XELASTEC II Standard)


■使ってみた感想
遮音性はしっかりとしていて、外音を抑えつつ音楽や環境音を自然に聞き取りやすい印象でした。ただ、装着時に 耳への収まり感がやや弱いと感じました。指で押さえるとフィットするのですが、自然装着だとズレる感覚があり、ライブでの長時間使用では不安が残ります。価格を含めても、「純正より確実に良い!」と断言できるポイント は少なく、交換する決定打には至りませんでした。
■評価ポイント

radius ディープマウントイヤーピース

▼radius ディープマウントイヤーピースe☆イヤホン オンラインストア価格¥1,980 (税込)
■純正との比較
(左=純正 右=ディープマウントイヤーピース)



■使ってみた感想
遮音性は高く、音圧が高い環境でも外音が適度にカットされる安心感がありました。ただし イヤピースが純正よりも高さがややあり、耳の凹みに収まりきらない感覚がありました。特に Loop「Experience 2」との相性 では、装着しているうちにズレやすい・外れやすい印象がありました。ただ単体としては遮音性が高く良いモデルですが、装着安定性という点で現状は純正から変えるまでではないかなぁと感じました。
■評価ポイント

どちらも性能は悪くないのですが、Loop「Experience 2」と組み合わせたときの総合バランス(装着感・外れにくさ)では、純正イヤピースを越えるまでには至りませんでした。
それでも、遮音傾向の違いは体感として面白いので、「遮音の傾向を変えたい」「好みの耳栓に近づけたい」という検証意欲がある方には参考になるかと思います。
Loopを使っているスタッフに聞いてみた
検証を進める中で、「実際にLoopを使い続けている人は、イヤピースをどうしているのか?」が気になり、普段からLoopを使用しているスタッフに話を聞いてみました。
すると、複数のスタッフから返ってきたのが、「NUARLのイヤピースを使っている」という回答でした。

▼NUARL Track Ear+ e☆イヤホン オンラインストア価格¥1,650 (税込)
理由としては、
・純正よりも音の圧迫感が少なく感じられる
・長時間使っても疲れにくい
・フィット感が合えば、外れにくさも問題にならない
といった声が多く、「誰にでも合うわけではないが、ハマる人にはかなり良い」という評価でした。
中には、「NUARLがなかったら、ここまでLoopを使い続けていなかったと思う」
という声もあり、イヤピース交換が“使い続けるための調整”として機能しているケースがあることも分かってきました。
NUARL Track Ear+

▼NUARL Track Ear+ e☆イヤホン オンラインストア価格¥1,650 (税込)
■純正との比較
(左=Track Ear+ 右=純正)




■使ってみた感想
NUARL / Track Ear+ を Loop「Experience 2」に装着して使ってみると、まず感じたのは 音の圧迫感がやわらぐ という点でした。
純正イヤピースと比べると遮音性はやや下がりますが、音がこもりにくい、ライブ音の抜けが良く感じられる、自分の声や足音などの内音が自然といった変化があり、「遮音しすぎないライブ用耳栓」 という印象になります。
一方で、サイズが合っていないと、わっか(リング)部分が浮く、イヤピースの圧だけで支える形になり、耳が痛くなるといった点も感じました。そのため、普段より1サイズ下を選ぶなど、サイズ調整が重要です。
■評価ポイント

■こんな人に向いている
・純正だと遮音が強すぎると感じる人
・ライブ音の抜け感をもう少し残したい人
・長時間でも疲れにくい耳栓を探している人
逆に、
・できるだけしっかり遮音したい
・サイズ選びを試行錯誤したくない
という場合は、純正イヤピースの方が安心です。
まとめ
Loop「Experience 2」をイヤピース交換で検証した結果、個人的に総合的なバランスでは、やはり純正イヤピースが基準だと感じました。
AZLA や radius のイヤピースは遮音性でプラスに働く場面もありましたが、装着感や安定感、Loop 本体との相性まで含めると、「純正を超えた」と言える決定打には至らなかったのが正直な印象です。
一方で、NUARL / Track Ear+ は、遮音を少し抑えたい、音の圧迫感を減らしたいといった目的がある場合には、使い心地を調整する選択肢として十分アリだと感じました。
Loop「Experience 2」は完成度が高いからこそ、まずは純正、物足りなければイヤピース交換という順番で考えるのが、一番失敗しにくい耳栓だと思います。
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今回いろいろ試してみたことで、自分自身にとっても多くの気づきがあり、良い勉強になりました。
なお、ここで紹介している内容や感想は、あくまで個人の意見ですので、ひとつの参考として受け取っていただけたら嬉しいです。
実際のフィット感は人それぞれなので、気になる方はぜひ店頭で試してみてください。
大阪日本橋のイヤホンヘッドホン専門店eイヤホンで働いています。DJやトラック作ってます。あとスケボー好きです。イヤホンやヘッドホン以外にもDJの大会や機材に関してのちょこっとした情報もつぶやきます。宜しくお願いします。
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