Astell&Kernの展望と話題の新製品についてCEOに実際に聞いてきました!


 

皆様こんにちは、PR部のゆーでぃです!

 

 

このブログではAstell&Kernの今後の方向性とSP4000を含めた3つの新製品についてご紹介します!

 

先日ドイツで行われた世界有数のオーディオイベント「HIGH END munich 2025」に行ってきました。

 

 

会場では数々のオーディオ製品が展示されており一日では回り切れないほどの規模感でした。

 

その中でも一際目立っていたのが私たちも良く知るAstell&Kernでした。

 

 

とにかくかっこよくてブースの装飾にもAstell&Kernらしを感じることができ、いちAstell&Kernファンとして非常にテンションが上がりました!

 

既に出ている情報ではありますが、このHIGH ENDで世界初お披露となった製品が3つありました。

 

SP4000

Astell&Kern×64 AUDIO 「XIO」

LUNA

 

この3製品です。

 

Astell&Kernといえは最近親会社が変わったことを知っている方もいると思います。

 

そこで今後どのようなブランドになっていくのかと、この3製品についての疑問をCEOの方に聞いてきましたので今回はその内容についてまとめた内容になります!

 

 

 

 

Astell&Kernの親会社について

 

Astell&Kernは2025年3月から「mee wang」という会社が母体になっています。

 

mee wangには2つの事業があります。

 

一つ目は不動産事業。

 

そしてもう一つがデバイス事業となるIRIVERです。

 

このこのIRIVERの中にIRIVERAstell&KernACTIVOのブランドと枝分かれしているとのことです。

 

消費者として気になるのは親会社が変わってなにか製品に変化がでるの?というところだと思います。

 

 

 

今後のAstell&KernとACTIVOの展望について

 

結論からいうとAstell&Kernの製品(DAP)は従来のシリーズをほぼ一新する予定です

 

“ほぼ”というのは、フラッグシップシリーズのA&Ultimaはそのままで、それ以外の「A&norma」、「A&futura」、「KANNシリーズ」は現行の製品が最後になります。

 

理由としてはそれぞれのシリーズにはコンセプトが決まっているため、作るものが制限されるからとのことです。

 

A&normaならコンパクトなDAP、A&futuraならプレミアムな内容にしなければいけないというような感じです。

 

このシリーズを撤廃することによって新しい自由なコンセプトで製品を作っていきたいとのことです。

 

その先駆けとなる製品が先日発売された「PD10」です。

 

 

いきなりどのシリーズにも属さない製品が出てきたなーと思いましたが、それにはこういった背景があったわけです。

 

PD10の詳細はレビュー動画をご覧ください!

 

 

また、最近のAstell&Kernは素材違いの製品がとても短いスパンで出ており、「いつ買えばいいの?」と思っていた方もいると思います。

 

ただ、今後は出すとして年単位とのことです。

 

さらにまだ発売していない素材なども実験中とのことです!!

 

 

ACTIVOについて

 

そしてAstell&KernのサブブランドであるACTIVOについてですが、Astell&Kernよりも安く、ライフスタイルスタイルに合わせやすいような製品を今後も発売していくとのことです。

 

また、何にも縛られず自由な発想で製品を発売していくとのことです。

 

 

 

A&Ultima SP4000について

 

 

Astell&Kernの”究極”の高級DAP「SP3000」が発売してから3年。

 

遂に待ちに待った後継機「SP4000」が登場します。

 

ここではSP3000から変わったところを重点的に説明していきます。

 

SP3000についてはレビュー動画をご覧ください!

 

変化したポイントは大きく分けて6つです。

 

 

デザイン

 

1つ目はデザインです。

 

SP3000

SP4000

 

ぱっと見た感じはそこまで違いはありませんが、微妙に形が変わっています。

 

光の反射などを考えてデザインされているとのことでSP3000よりもさらにラグジュアリーなデザインになっていました。

 

また、SP3000が5.46インチだったのに対してSP4000は6.0インチなので少し大きくなっています。

 

 

Full Android OS 搭載

 

近年Android搭載のDAPが増えてきていることもあり、「Androidを搭載して欲しい!」という要望が多かったようで、SP4000はFull Android OSになっています。

 

Xのポストでも記述していますが、基本的なUIは今までのAK DAPとほとんど変わりはありませんでした。

 

ただ、「Google Play Store」へのアクセスが出来たり、「Qobuz」などのストリーミングサービスも使えるようになってます。

 

SP3000でもストリーミングサービスを使うことは出来ましたが少し使いづらかったり、DAP単体ではアプリがダウンロード出来なかったり不便な部分がありました。

 

それを払拭しつつ今まで通りのUIを継承したような非常に使いやすいUIになっていました。

 

また、このUIは今年中にPD10でも使用できるようにする予定とのことです!

 

DAC

 

 

SP3000はAK4191×2+AK4499EX×4だったのに対してSP4000はAK4191×4+AK4499EX×4になっています。

 

これまでノイズなどの課題から不可能とされてきた真のクアッドDACを実現しています。

 

この新しい構造では、1つのAK4191デジタルプロセッサに対して1つのAK4499EX DACが対応しており、デジタル信号を1つのDACに正確に伝送することが可能となり、ノイズの分配を避けながら信号の分離性と処理精度を向上させています。

 

 

出力の違い

 

SP3000の特徴として”究極の無音表現”があげられます。

 

ノイズがとにかく少なく、音が鳴っていない時の静寂さにびっくりさせられました。

 

ただ、近年高級DAPはかなり高出力なものが多く、SP3000も「もう少し出力が欲しい!」といった声があったようです。

 

そこでSP4000には「High Driving Mode」が搭載されています。

 

通常、出力を上げると供給電流が増加してTHDに影響し、逆にノイズを減らすと出力が不足するという長年の問題がありました。

 

その問題を自然に解決するため、SP4000はSP3000の約2倍のOP AMPを搭載しています。

 

OP AMPを水平に並列配置し、High Driving Mode専用のディスクリートスイッチを開発しました。

 

OFFモードでは全OP AMPの半分しか使用しませんが、ONモードでは車の四輪駆動システムのように並列に配置された全OP AMPを使用します。

 

これによりHigh Driving Modeでは、より深く奥行きのあるパワフルなサウンドを、Nomal Modeではパワーとクリーンさのバランスが取れたパフォーマンスを両立しています。

 

これによってSP3000と比べて約20%の出力アップに成功しています。

 

実際に聴いてみた感想ですが、SP3000の時のようなノイズの少なさは感じられつつ、SP3000よりもパワーを感じることが出来ました。

 

「パワーのあるSP3000」という言い方が一番近いかなと思います。

 

 

第二世代のDAR

 

SP4000には第二世代のDARが搭載されています。

 

DAR(Digital Audio Remaster)はAstell&KernのDAPやドングルDACに搭載していた機能で、音源をより高いサンプリングレートに変換します。

 

これにより、音の滑らかさや情報量が増し、より原音に近いサウンド表現が可能になります。

 

第二世代のDARでは、これまで以上に原音に近い、より深く没入感のあるサウンドを楽しむことができるような機能にアップグレードしております。

 

 

2.5mm端子の廃止

 

SP3000では2.5mmバランス端子が搭載されていましたがSP4000では廃止になっています。

 

理由としては端子が増えることで回路がごちゃごちゃするのが嫌だからとのことです。そうなるともちろん音にも影響してくるので、今後2.5mm端子を使うことはないそうです。

 


 

以上がSP3000からの変更点になります。

 

また、価格についてですが、SP3000の販売価格とほとんど変わりはないそうです!!

 

かなりの値上がりを覚悟していましたが、これは有難いです!!

 

 

 

XIOについて

 

 

XIOは冒頭でも先述しましたが、64 AUDIOとのコラボイヤホンになります。

 

コラボした経緯

 

Astell&Kernと64 AUDIOがコラボに至った経緯ですが、1年前くらいからAstell&Kern側が64 AUDIOのユーザーにアプローチしたいと思っていたとのことです。

 

そして偶然にも64 AUDIO側はAstell&Kernのユーザーにアプローチしたいと思っていたそうです。

 

 

製品の特徴

 

 

XIOは64 AUDIOの「Volür」をベースにして作られたモデルになります。

 

Volürとの変更点は5つあります。

 

ボディ

 

XIOはSP4000とのマッチングを考えて作られているため、SP4000と同じ 904L stainless steelを採用しています。

 

そのためVolürと比べると少し重くなっています。

 

デザイン

 

ボディと似たような部分ではありますが、Volürはアバロンシェルを使った紫のフェイスプレートです。

 

 

XIOは少し立体的になっており、Astell&Kernらしいデザインになっています。

 

ロゴも右側64 AUDIO、左側Astell&Kernになっています。

 

ケーブル

 

ここもSP4000とのマッチングを考えられたケーブルになっています。

 

また、端子は4.4mmバランスのみになっていました。

 

チューニング

 

筐体の素材、ケーブルが違うのでお気づきかもしれませんが、SP4000のマッチングを考えてチューニングをしています。

 

聴いた感想としては、Volürよりも輪郭がはっきりとした印象で少し元気のあるサウンドに変化していました。

 

 

Apexモジュール

 

XIOでは64 AUDIOのすべてのモジュール(M15,M20,M12,MX)が付属します。

 

そしてM15はSP4000、XIOのボディと同じ904L Stainless steelで出来ており、DLC(Diamond-Like Carbon)コーティングされています。

 

もちろんApexモジュールも素材が変われば音も変わるので、ボディ、ケーブル、Apexモジュールを変えたうえでSP4000に合ったチューニングがされています。

 

 

 

LUNAについて

 

 

 

LUNAはAstell&KernオリジナルのIEMになります。

 

LUNAはチタンを採用した筐体でプラナードライバーを1基搭載したイヤホンになります。

 

LUNAについてはレビューブログを公開しているのでそちらを見ていただければと思います。

 

https://e-earphone.blog/?p=1523783

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

 

個人的にAstell&Kernは昔から大好きなので、新しいAKになるのはワクワクします。

 

SP4000、XIOともにとてもいい製品で期待度も非常に高いと思います。

 

特に自分は64 AUDIOが好きなのでXIOはかなりテンションが上がりました!

 

発売も近いと思うので期待して待っていましょう!!

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

以上PRスタッフのゆーでぃでした!

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