皆様こんにちは!e☆イヤホン海外事業課のすずきです!
暑かったり涼しかったり雨が降ったり、天候変化の激しい季節ですが、いかがお過ごしでしょうか?
春~秋は「半袖」と決めている私は、衣替えが終わって久しいです。
今回紹介の商品は、シンガポールが誇るケーブルメーカーEFFECT AUDIOから発売となる、
待望の新シリーズ(新製品)のご紹介です!!
海外の情報解禁を目にした方や、日本橋・名古屋・秋葉原での試聴会でお聴きになった方は、大変お待たせしておりました!
音質、スペック、パーツ、価格など、細部まで力の入った渾身の新製品です。
魅力を余すことなくお伝えできるよう、詳しくご紹介します!
Signature series
■Signature Series(シグネチャーシリーズ) EFFECT AUDIOを代表するイヤホンケーブルPremium Series(プレミアムシリーズ)に代わり、DNAを受け継いだ新シリーズSignature Series(シグネチャーシリーズ)が誕生しました。“Enjoy The Greatness”を掲げて生まれた「Ares S」「Cadmus」「Eros S」の3機種は、エントリー価格帯の常識をくつがえすため、高い品質の実現に心血を注いで開発されました。音・品質・デザインを高い次元でまとめた偉大なニューモデルをお楽しみください。 |
6/17(金)本日より発売!!
Ares S(ConX-2Pin) e☆イヤホン価格 ¥22,000(税込)
Cadmus(ConX-2Pin) e☆イヤホン価格 ¥28,490(税込)
Eros S(ConX-2Pin) e☆イヤホン価格 ¥38,500(税込)
モデル紹介
■Ares S(アレス・エス)
■Technical Specs EPO 24AWG 4Wires |
Greatness of POWER
エネルギッシュかつ滑らか、陶酔するようなボーカルの表現力が、Ares Sの主なハイライトです。リスナーはその魅力に惹き込まれ、音楽に没頭することになります。Ares Sは、アーティスト達がレコーディングへ込めた、より深い感情を解き放つ鍵となります。エレキギターのリフは自然なグリットを持ち、強くインパクトのあるドラムに、シンバルは耳障りな音を抑えつつ明瞭です。全ての楽器の音は、Ares Sによって優れたリアリティを持ちます。「Ares Ⅱ」と比較して改善された周波数応答は、よりクリーンで詳細、豊かで感動的なサウンドを届けます。
Ergonomic Performance Optimization(EPO)
革新的な設計アプローチとして、EFFECT AUDIOオリジナルの人間工学的パフォーマンスを最適化しました。これにより、オーディオ品質を損なうことなく、卓越した柔軟性と操作性を実現し、オーディオエンタメにとって理想的で快適なフィット感を備えた、堅牢で実用性に優れたケーブルが生まれました。
■Cadmus(カドマス)
■Technical Specs EPO 24AWG 4Wires |
Greatness of CLARITY
偉大なギリシャの英雄をモチーフにしたCadmusは、完成されたオールラウンダーとして誕生しました。サウンドの不規則性を微調整し、滑らかで爽やかなパリッとしたクリスピートーンをサウンド全体に提供します。また、全体のバランスに影響を与えることなく、高音域のレスポンスを向上させます。風通しの良さとスムーズでゆったりとしたボーカルの重厚さは、Cadmusの高いクリアネスの裏付けです。
Ergonomic Performance Optimization(EPO)
革新的な設計アプローチとして、EFFECT AUDIOオリジナルの人間工学的パフォーマンスを最適化しました。これにより、オーディオ品質を損なうことなく、卓越した柔軟性と操作性を実現し、オーディオエンタメにとって理想的で快適なフィット感を備えた、堅牢で実用性に優れたケーブルが生まれました。
■Eros S(エロス・エス)
■Technical Specs 26AWG 8Wires |
Greatness of SPACE
Eros Sは、サウンドステージが広くホログラフィックなサウンドが特徴です。低音域のキックの強さや自然な音の減衰は銅線の影響を受けています。ディテール豊かで澄み渡った中音域は、女性ボーカルの存在感を色濃く再現します。極めて巧みに制御され、鋭さを抑えた高音域は、類まれな透明感と解像度によって、サウンド全体に輝くような明るい印象を与えます。Eros Sは、楽器が持つエネルギーを解放します。
UP-OCC Pure Silver Litz and Pure Copper Litz Hybrid
現時点で、Signature seriesモデルの中で唯一、標準で8芯の構造を持つケーブルです。厳選されたプレミアム純銀リッツ線、純銅リッツ線を組み合わせたハイブリッド構成は、それぞれの導体のサウンド特徴を併せもち、お互いの長所を伸ばしあう関係にあります。また、単に異なる線材を編むのではなく、1本のワイヤーの中でハイブリッドデザインが完結しているのも、Eros Sの特徴と言えるかもしれません。
ConXコネクターを搭載
ConXコネクターは、ケーブルの可能性を最大限引き出すシンプルでエレガントなソリューションです。選択したコネクタへ手軽に交換可能で、お気に入りのケーブルに最高の汎用性を提供します。最適な材料を調達し、厳格なテストのもとでコネクタの抵抗値を最小限に抑えました。その結果、ConXはEFFECT AUDIOで求められる品質・要素を満たし、市場に出回る全てのコネクタと同等のパフォーマンスを実現しました。
※付属するのは2Pinコネクターのみです。
付属2Pinコネクター以外に、MMCX、IPX(T2)、Ear Connector(Pentaconn互換)、A2DCコネクターがあり、別途購入することで、様々なコネクターに対応可能です。もうイヤホンごとにケーブルを用意する必要はありません。
開封&スタッフレビュー
今回、いち早く新製品サンプルをゲットできました。
パッケージ開封の様子からレビューをお届けいたします。
■開封
メーカーや価格帯によって、ケーブル製品のパッケージ仕様はさまざまですが、多くの製品と比較して、豪華でしっかりとした作りに見受けられます。開封して直ぐ、マニュアルとともに、丁寧に収められたケーブル本体が現れます。収め方、パッケージ仕様は3機種とも共通です。
左右のつまみを引き上げ、内容物の確認を進めると、ケーブル以外に“ケーブルクリップ”と“キャリングケース”が付属していました。クリップとケースのそれぞれに、EFFECT AUDIOロゴが入っており、専用に作られた特別感があります。
特に、私が面白いと感じたのは、クリップとケースの2つを組み合わせ、ひとつのイヤホンケースができあがる仕様になっていた点です。お互いのスナップボタンに合わせ、きちんとハマるように取り付けると、蓋つきのイヤホンケースに変身します。内部は少し狭めですが、Signature seriesの3機種は、コンパクトかつ綺麗に収納可能です。
すべての製品を取り出して並べてみました。音質評価の前に、かっこよくも美しいデザインに目を引かれます。Ares Sの、旧AresⅡを踏襲した「THE銅線」なナチュラルスタイルは、好きな人には堪らないデザインですね。銀メッキ銅線を採用したCadmusは、銀線と勘違いしてしまいそうな上品な色味と艶感があります。唯一8芯のEros Sは、被膜の表面がマットなさらさらした質感で、布巻ケーブルを思わせる高級感と落ち着きがあります。
3機種とも、ケーブルは非常にしなやかで取り回しも良好です。被膜が柔らかいおかげで、変にクセが付いてしまうことも防げそうです。
■音質レビュー
■Ares S
再生環境:Shanling UP5,Vision Ears VE6x2
試聴楽曲:東京日和(古川本舗),ただ君に晴れ(ヨルシカ),鱗(秦基博)
(試聴機には、バランスのいいVE6x2をチョイスしました。)
『メリハリのある爽やか高解像度サウンド』
EFFECT AUDIOのロングセラーモデル「AresⅡ」の後継機が、新シリーズとして登場しました。
全体の傾向としては、上(高音)と下(低音)を強調したメリハリあるサウンドで、一般的に想像されやすい「銅線の音」を期待すると、少し肩透かしをくらうかもしれません。
元気な低域と同じくらい明るい高域が特徴的で、イヤホンの音を1段階華やかにしてくれます。
特に、ボーカルや高音楽器が1歩前へ出る印象で、表面の膜を取り去ったような、くっきりとした表現が得意なようです。
それに付随して、音の輪郭がはっきり浮き出るような、高い解像度も魅力ポイントです。
フォーカスの甘さを感じない、しっかりとした描写力のおかげで、純粋な聴き心地のよさや、一聴した時のわかりやすい音質変化に繋がっているように思います。
これら特徴の中に鋭さを抑えた柔らかいサウンドを併せ持ち、ボーカル、バンド系のエネルギッシュな楽曲はもちろん、バラードやアコースティック、ポップスでも包みまれるような優しい音で構成された楽曲など、さまざまな音楽を楽しめるサウンドに仕上がっています。
ただ、インパクトある表現に振ったためか、やや大味な音質変化と感じられる場合もありそうです。
精細で忠実な描写や、腰を落とした余裕ある空間表現などは、苦手な部類かもしれません。
それでも価格帯を考慮すると、純正ケーブルからの乗り換えや、キャラの変化を楽しむためのリケーブルでも、ハイクオリティなサウンドやデザインを楽しんでいただける製品になっていると思います。
一例ですが、「AresⅡ」が合うイヤホンとは、基本相性がいいように感じました。
■Cadmus
試聴楽曲:東京日和(古川本舗),アカシア(BUMP OF CHICKEN),最愛(福山雅治)
『あっさり爽やか、透明なフラットバランス』
Signature Seriesの中間にあたるモデルで、サウンドもそれに倣った傾向に感じます。
音像の真ん中を中心として、爽やかで自然な音の広がりがあります。
上下の伸びは必要十分ですが、派手な印象を与えないくらいの、中高音域のキラキラとした煌びやかさが特徴的です。
また、定位感に優れているため、フラットモニターバランスなイヤホンに合わせるのもオススメです。
爽やかさや余韻、ほどよい音の厚みなど、モニターの傾向を崩さずにリスニング的要素を付加できます。
ピンポイントですが、中域に厚みを持つイヤホンとの組み合わせも、ぜひお試しいただきたいです。
かまぼこ特有の窮屈になりやすい音を、空気感を残したまま絶妙にほぐし、高解像度で爽やかな聴きやすい音に昇華してくれます。
(試した中で抜群に相性がよかったのはVision EarsのELYSIUMでした)
楽器や電子音などの再生より、ボーカルの表現力に長けており、全体のバランスの良さとは裏腹に、分析的なモニターサウンドというよりも、落ち着いたリスニングサウンドという印象を持ちました。
ただ、色々試す中で、少しイヤホンとの相性を選ぶケーブルという感想を抱きました。
相性が合わない場合は、抜けの弱い閉塞的な音になり、印象がガラリと変わってしまいます。
また、相性の良いイヤホンの場合、目を見張るような開放的で気持ちのいい音になるため、この辺りはトレードオフの側面もあると感じました。
ぜひ試聴などで、色々な組み合わせを試してみてくださいね。
■Eros S
試聴楽曲:東京日和(古川本舗),deep in(エルセとさめのぽき),最後の歌(DoD3 OST)
『柔らかく高解像度、聴き応え抜群なサウンドステージ』
現時点でのSignature Series最上位モデルなこともあり、全音域で隙のないサウンドに仕上がっています。
自然に伸びつつ、刺さりなどの刺激を抑えられた高域、まったりとした聴き心地の良さと、ちょうど良い距離感で定位する中域、主張は控えめながら、適度な広さと深さのある低域は、他の音域への被りはなく、全音域を支える土台のような余裕と安定感があります。
キャッチフレーズとして掲げる「Greatness of SPACE(空間)」を体現するような、ひらけつつ散らばりすぎない、聴き応えのあるサウンドステージが最大の魅力と言えそうです。
また、全体的に濃密で情報量豊かな音ですが、暑苦しさや窮屈さは感じません。
純銀&純銅のハイブリッド8芯構成を最大限活かし、各要素の長所を遺憾なく伸ばしている印象を持ちました。
オールジャンル聴けるバランスですが、音作りに広がりのある楽曲、音数や定位がはっきりとした楽曲(インスト含む)などが、より気持ちよく聴けると思います。
大きな弱点はないですが、音の好みという観点で、あっさりシンプルな音を好む方には、少しくどさを感じるサウンドかもしれません。
併せて、8芯という特性上、4芯ケーブルよりも重量・存在感が増すので、その辺りで好みが分かれると思います。
ただ、ケーブルは非常に柔らかくしなやかなため、取り回しは良好です。
音以外の特徴として、Eros Sにはケーブル皮膜にも秘密があります。
EFFECT AUDIOケーブル上位モデルである「CHIRON」で採用された、さらさらした感触の、マット加工を施したケーブル皮膜を採用しています。
光の当たり具合でキラキラ光るラメが入ったような上品なデザインと、布被膜のような触り心地とが相まって、ケーブル全体の高級感を演出してくれています。
音・デザイン・使用感、すべて妥協なく創られたSignature seriesを、ぜひお試しください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
EFFECT AUDIO今作・今シリーズ、かなり力の入った新製品が登場しました!!
旧プレミアムシリーズを、今持てる技術やノウハウを駆使してリファインしたような印象を持ちました。
e☆イヤホン全店に試聴機ご用意ありますので、お越しの際はぜひ試してみてくださいね!
以上、e☆イヤホン海外事業課のすずきがお送りしました!
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