皆様こんにちは!e☆イヤホン海外事業部のすずきです!

 

今回、昨年末に発売したばかりの新製品『AAW A3H+ Noir Edition』について徹底比較をさせていただきました。

純粋に製品の魅力をお伝えするとともに「どんな変化があったのか?」を既に通常版A3H+をお使いの方にお届けできればと思います!

 

 

Contents/目次   *押すと各項目へ飛べます!

 

AAW A3H+について

 

『Flagship performance at entry cost』

 

シンガポールのオーディオブランドAAWの手により「Flagship performance at entry cost」のコンセプトのもとに開発されました。

2×BAドライバー、1×ダイナミックドライバーを搭載したハイブリッドIEMで、エントリーモデルながらにそのハイコストパフォーマンスぶりで、ユニバーサル・カスタムモデル問わず、数多くのポジティブなレビューをいただきました。

A3H+ Noir Edition』としてグレードアップモデルが登場しましたが「バランスの良さを残したまま楽しく聴かせる」という点に置いては共通した特徴・魅力を持つモデルです。

 

カスタムIEMモデルは『2021年 カスタムIEM販売ランキング』において1位に輝きました!

 

A3H+ Noir Edition

 

 

2021年12月27日発売の新製品です!

 

A3H+(通常版)から、デザインサウンド機能面をグレードアップしました。

※ドライバー数などのスペックには変更ございません

 

初めてのちょっと良いイヤホン』をお探しの方に、ぜひお試しいただきたいモデルです!

 

 

 

↓「A3H+ Noir Edition」についてのブログはこちら!! ↓

比較編

 

まずは外観&共通スペックから!

 

 

両機種にドライバー数、クロスオーバーなどのスペックに変更はございません!

強いてあげると本体重量が以下のように変化しています。

 

 

『通常版』約23g → 『Noir Edition』約43g

※ケーブル込みの重量です

 

 

それ以外にどんな変化があるのか?

大きな変更点として3つの特徴が挙げられます!

 

■メタル筐体の採用

 

イヤホン本体の素材にアルミ素材を採用しました!(通常版では樹脂素材)

よほどの力が加わらない限りシェル割れなどの故障とは無縁です。

イヤーピースを取り付けるカナル部分も金属に変わり、かなりガッシリとしっかりした作りに。

耐久性だけでなく、通常版の少し狭めな音場や弱かった空間表現力が改善されるなど、サウンド面にもいい影響を与えました。

また、金属採用による本体重量の増加に、わずかながら筐体の厚みが増したことによる装着感の変化もあり、人によっては通常版の方が収まりが良かった…というケースはあるかもしれません。

 

■スイッチオプションの搭載

 

『Noir Edition』は通常版には無かったスイッチオプションを搭載しています。

付属のツールで切り替えることで、「Normal」「Vocal」「Vocal+」「BASS」の計4種類のサウンド変化をお楽しみいただけます。

 

※スイッチ表記の「ON」側に寄った状態=音域がプラスされている状態です。

 

 

バランスの良さと聴きやすさに優れており、一度「Normal」を聴いてから細かい調整するとより楽しめると思います。上のスイッチで高域、下のスイッチで低域を調整することが出来ますが、最初は「通常版A3H+」と同チューニングにあたる「Normal」がオススメです!

 

 

スイッチ部は強い力を加えると破損の恐れがございます。

画像のように「まっすぐ押す」イメージで操作するとスムーズかつ、スイッチへの負担を軽減することが出来ます。

 

■グレードアップしたケーブル

 

『Noir Edition』は付属ケーブルもグレードアップしました!

付属の「Epsilon OCC copper ケーブル」は、Noir Edition用に新規で開発・採用されたNull Audioの高品質ケーブルです。

 

左:従来のケーブルとの線材比較、右:Epsilonケーブル(プロトタイプ)

 

従来のケーブルは銀メッキ銅導体でしたが、Epsilonには純粋な「銅」を採用しています。

ワイヤー径が増し線材が太くなったおかげで、より高解像度でアタック感のあるサウンドを実現しています。

 

分岐やプラグに高品質なパーツを採用 (上:Noir Edition 下:通常版)

 

また、Epsilonケーブルはコネクタにも特徴があります。

フラットソケットに対し「埋め込み2Pin」コネクタを使用すると耳への装着時に余分な高さが生じますが、それを抑え、耳へのより自然なケーブル回しと快適な装着感を実現するため、Epsilonケーブルには「フラット2Pin」仕様のコネクタを採用しています。

高さを抑えソケットに面している分「横方向からのテンション」にも強く、かっちりハマってる様はデザイン面で統一感が得られる利点があります。

小さな変化ではありますが『Noir Edition』の拘りのひとつです。

 

 

サウンド比較

 

通常版(Universal Fit)

 

聴きやすくノリの良さも楽しめるサウンドです!

全域に渡って満遍なく鳴りますがわずかに低音寄りな印象で、レスポンスよく弾むような低域が特徴です。

高域用にNOVAドライバーを搭載しているおかげか、高域も刺さらない辺りまでくっきりクリアに鳴っています。

特に、ボーカルの息遣いの生々しさなどがリアルに再現されています。

グラフェンダイナミックドライバー&BAドライバーが担当する中低域の土台がしっかりしており、全体のバランスを保ちながらも、各音域の聴いていて「気持ちの良いところ」「美味しいところ」はちゃんと強調されている印象です。

楽曲を選ばないオールマイティなサウンドは価格を超えたクオリティです。

 

Noir Edition(スイッチ:Normal)

 

比較し、一聴して見晴らしのよさを感じるサウンドです。

通常版では丸くまとまっていた音場が広がりを持ち、開放的でよりクリアなサウンドになりました。

高域・低域の量に大きな変化はありませんが、全体的にソリッドに引き締まって解像度が向上しています。

音場が広がったことによる空間表現力と、ソリッドになったことによる音の立ち上がりもパワーアップしました。

モニターな鳴り方ではないですが、本機種もオールマイティに楽しめるサウンドに仕上がっています。

特に「ボーカルもの」や「アコースティック楽器系」の音源との相性がいい印象です。

ブラッシュアップされたサウンドをとことん味わえる確かな変化があります!


 

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

「徹底比較」という形でご紹介しましたが、現在e☆イヤホン全店舗に試聴機がございます。

お立ち寄りの際はぜひチェックしてみてくださいね!

 

以上、e☆イヤホン海外事業部のすずきがお送りしました!

 

 

 

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